更新日:2026年10月30日

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
水光注射に興味はあるものの、その効果や値段、デメリットについて気になっている方がいるかもしれません。水光注射は肌の浅い層に薬剤を届けてうるおい・ハリ・キメの印象に働きかける施術で、持続期間に限りがあるため繰り返し受けることが前提になります。本記事では施術を決める前に確認したいポイントや注意点、ほかに検討できる美容皮膚治療の選択肢について解説します。悩みに合う方法を選ぶため、医師への相談もあわせて検討しましょう。
※この記事で紹介するトラネキサム酸・シナール・ハイチオール・ユベラ・グルタチオンは、いずれもシミ(老人性色素斑・そばかす・肝斑など)への承認適応を持ちません。ただし、自由診療では、これらの医薬品が持つ作用に着目し、シミへのアプローチとして選ばれることがあります。なお、レバクリを通じた提携医療機関で取り扱う美容皮膚治療で承認適応外として処方している薬は、トラネキサム酸・シナール・ハイチオール・ユベラ・グルタチオンの内服薬5種類です。
水光注射は、肌の表面に近い浅い層へ、ヒアルロン酸をベースとした薬剤(悩みに合わせて複数の成分をブレンドすることも可能)をスタンプのように均一に注入して、肌の状態に働きかける施術です。うるおいやハリ、キメや毛穴の印象といった肌質の変化が期待できるとされ、使う薬剤によってその働きが変わります。ここでは、水光注射で期待できる効果を3つの角度から紹介します。
水光注射は、乾燥によるつっぱり感やごわつきを整え、肌のうるおいとハリの変化へ働きかけるとされています。ヒアルロン酸のように水分を抱える性質のある成分を浅い層に届けることで、肌が水分を保ちやすい状態づくりをサポートする働きがあります。化粧水や乳液で表面から補うケアとは成分が届く場所が異なる点が特徴です。 一方で、注入した成分は時間とともに体内へ吸収されていくため、変化が続く期間には限りがあります。1回で完結する施術ではなく、間隔をあけてくり返し受けることを前提として考えておくと、施術後のイメージとのずれが起こりにくくなると考えられます。
毛穴の悩みには、注入する薬剤の組み合わせを変えて対応することがあります。皮脂の分泌に働きかける薬剤を混ぜる方法では、肌のべたつきやテカリの変化が期待でき、毛穴が目立ちにくく見える状態を目指します。肌表面のキメが整うことで、光の反射が変わって毛穴の影がやわらぐという考え方です。 ただし、毛穴の数や大きさそのものを変える施術ではありません。開いた毛穴の形が気になる場合や、ニキビ跡による凹凸が主な悩みの場合は、別の治療が適している場合もあります。まずは自分に合った方法を医師と相談することが大切です。
乾燥による小じわや、肌がくすんで見える印象にも水光注射が用いられます。水分が不足して細かいしわが目立つ状態では、うるおいを補うことで肌表面がなめらかに整う変化が期待できるためです。抗酸化に関わる成分を組み合わせるメニューもあり、悩みに応じて薬剤が選ばれます。 反対に、皮膚のゆるみによる深いしわや、シミや肝斑(かんぱん)の色そのものには届きにくい施術です。

色ムラが主な悩みであれば、内服薬や外用薬、レーザーなど働きかける層の違う治療が検討されます。悩みの種類を整理してから相談すると、方法を選びやすくなります。
水光注射の効果は、施術直後よりも数日たってから感じられることがあり、変化が持続する期間にも限りがあります。注入した成分が肌にとどまっているあいだの変化なので、いつまでも持続するわけではありません。効果が出るまでの期間や持続期間、推奨される頻度、注入をやめたあとの変化については以下が目安です。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 効果が出るまで | 数日〜数週間後 |
| 持続期間 | 数ヶ月程度(成分が吸収されるまで) |
| 推奨される頻度 | はじめは短期間、その後は間隔をあける |
| 注入をやめたあとの変化 | 徐々に施術前の状態へ戻る |
水光注射の直後は薬剤による小さな膨らみや赤みが残っていることがあり、施術当日ではなく数日後から変化を感じ始める場合があります。何日後に変化を感じるかには個人差があり、肌の状態や注入した薬剤によっても変わります。 施術直後の見た目で判断せず、数日から数週間の経過をみるようにするのが変化を確かめやすくなるポイントです。気になる副作用などがあるときは、次の来院を待たずに施術を受けた医療機関へ相談してください。
水光注射の効果が続く長さは、薬剤の種類や量、肌の状態によって変わります。ヒアルロン酸のように分解・吸収される成分を使う場合、時間の経過とともに肌にとどまる量が減り、変化も少しずつ薄れていくのが一般的です。 医療機関では、数ヶ月単位で次の施術を案内される場合があります。効果の実感には個人差があるため、気になる場合は持続の目安と再施術の考え方を医師に確認しておきましょう。
水光注射は、1回だけでは注入できる量が限られるため、はじめは短い間隔でくり返し、その後は間隔をあけて続ける方法を案内されることがあります。複数回に分けて肌の状態を整えていく考え方が一般的です。回数や間隔は医療機関の方針や薬剤によって異なります。 自己判断で間隔を詰めて受けると、赤みや内出血が重なったまま次の施術を受けることになりかねません。頻度は必ず医師の指示に従い、肌の状態をみながら調整してもらいましょう。
水光注射を終了したあとは、注入した成分が吸収されるにつれて、施術前の肌の状態に近づいていきます。急に肌が悪くなるわけではなく、施術で得られていた変化が少しずつ元に戻るのが特徴です。ただし、やめたことで悪化するという医学的な報告はありません。 続けるかどうかを迷ったときは、費用や通院の負担も含めて考えてみてください。また、状態によっては注入以外の方法を検討できるケースもあるため、悩みがあるときは水光注射をやめる前に医師へ相談してみましょう。
水光注射は施術の総称で、使う薬剤と注入方法の組み合わせによって内容が変わります。

同じ名前でも、注入する成分や機器が違えば期待できる働きや注意点が変わるため、プランを選ぶ際はメニュー名だけで判断しないことが大切です。ここでは、薬剤の種類と注入方法の違い、注意点を整理します。
水光注射で使われる薬剤は、うるおいを目的としたヒアルロン酸が基本です。目的に応じてほかの成分を組み合わせることができ、小じわや毛穴の開き、エイジングケアといった悩みに対しては、ボツリヌス毒素製剤などをブレンドする方法がよく選ばれます。 ただし、ボツリヌス毒素製剤の中には、特定の表情じわに対して国から承認されている医薬品もあります。しかし、毛穴や小じわの改善を目的に皮膚の浅い層へ注入する使い方は、本来の承認された目的とは異なる適応外使用となります。
参考: 厚生労働省「医療広告ガイドラインの改訂」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「Q3 救済の対象となる健康被害とはどのようなものですか。」
成長因子(グロースファクター)とは、細胞の増殖や分裂を促すタンパク質のことです。美容医療では、肌の再生や若返りを促す目的で以下のような種類が用いられます。 コラーゲンやエラスチンを生成する細胞(線維芽細胞)などを活性化させることが主な目的です。

このようにエイジングケアにおいて魅力的な働きを持つ成長因子ですが、水光注射などに組み合わせる治療では合併症の報告もあり、慎重な判断が必要です。 特に、細胞を増やす働きが過剰に現れると問題になります。具体的には、bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を加えたPRP療法について、注入部のしこり・盛り上がりといった合併症が報告されており、使用について推奨されていません。肌のふくらみやしこりは、いったん起きると自然に戻るのを待つことが難しい場合もあります。成長因子を含むメニューをすすめられたときは、期待できることと起こりうる変化の両方を確認し、急いで決めずに検討してください。
参考:厚生労働省「令和3年度厚生労働科学研究補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)分担研究報告書」
水光注射には、有針・無針タイプがあります。無針タイプは、針を刺さずに薬剤を肌へ届ける方法です。細い噴射や圧力を使って成分を浸透させる仕組みで、針を使わないため針あとや点状の出血が残りにくい方式といえます。 ただし、無針タイプの届く深さや一度に入る量は方式によって異なり、有針タイプと同じ結果になるとは限りません。使用する機器が国内で承認を受けているかどうかも方式によって変わるため、施術前に医療機関へ確認してください。
水光注射の手打ちは医師が1ヶ所ずつ手で注入する方法で、部位ごとに深さや量を細かく変えられます。機械注入は決めた設定で自動的に注入するため、広い範囲へ同じ条件で入れやすい方法です。 どちらが合うかは、悩みの範囲や部位によって異なり、
水光注射を検討する際は、ダウンタイムや費用の負担など、あらかじめ留意しておきたいことがあります。

水光注射の細い針を多数刺す方法では、ダウンタイムとして赤みや点状の跡がみられることがあります。メイクで隠せる程度に収まる場合もありますが、いつから通常どおり過ごせるかには個人差があるため、あらかじめ留意しておきましょう。施術後の洗顔やメイク、入浴の可否は医療機関の指示に従ってください。
ダウンタイムには内出血や腫れが長引くケースもあり、まぶたの周りなど皮膚の薄い部位では、腫れが目立ちやすいこともあります。 腫れや痛みが強いとき、思っていた期間を過ぎても引かないときは、我慢せず施術を受けた医療機関へ相談してください。自分でマッサージをしたり市販薬で対処したりする前に、医師の指示を確認しましょう。
厚生労働科学研究の報告書では、顔のしわに対するヒアルロン酸製剤の注入について、軽微な合併症がほとんどとされています。ただし、アレルギー反応による赤みや痛みのほか、皮膚にしこりができるといったケースも報告されているため、気になる場合は医師に相談しましょう。さらに、報告書ではヒアルロン酸注入をはじめとするフィラー治療の合併症(皮膚壊死や失明)についても記載があります。浅い層に少量ずつ入れる水光注射でも、皮膚に針や薬剤を入れる施術である点は変わりません。施術内容とリスクの説明を受けたうえで判断することが大切です。
参考:厚生労働省「令和3年度厚生労働科学研究補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)分担研究報告書」
水光注射は1回で完結しないため、複数回の通院が前提となります。注入した成分は吸収されていくので、状態を保ちたい場合はくり返し施術を受ける必要があり、回数が増えるぶん費用がかかる点に留意しましょう。 美容医療をめぐる相談は増える傾向にあり、国民生活センターには2024年末までに10,744件、2025年末までに7,944件の相談が寄せられたと公表されています。その場で契約を決めず、総額と回数を確認してから判断するようにしてください。
参考:独立行政法人 国民生活センター「増加する美容医療サービスのトラブル」
水光注射は保険が使えない自由診療にあたるため、値段は医療機関ごとに異なります。同じ「水光注射」という名前でも施術のプランによって費用の幅があり、金額と内容を比較しながら自分に適した内容を選ぶことが大切です。ここでは、値段の考え方と確認しておきたい点を紹介します。
水光注射で1回あたりの費用に違いが出やすいのは以下のようなポイントです。
また、うるおいを目的とした基本的な薬剤だけの場合と、ほかの成分を組み合わせる場合では1回あたりの費用に差が出ます。1回あたり1万円台から数万円程度まで幅があり、医療機関によって設定が異なるため事前確認のうえで継続する回数も含めて検討しましょう。
水光注射は美容を目的とした自由診療なので、公的医療保険は適用されません。費用は全額自己負担となり、複数回受ける場合はその分が積み上がります。カウンセリングでは、1回の料金に加えて想定される回数、追加費用の有無をあわせて確認してください。厚生労働省が注意喚起しているとおり、美容医療を受ける前にリスクやほかの選択肢の説明を受け、金額も含めて納得できる方法を選ぶようにしましょう。
参考:厚生労働省「確認してください!美容医療の施術を受ける前にもう一度!」
水光注射で効果を実感しにくいと感じる場合、悩みと施術の組み合わせや回数が適していなかったり、日常のケアが理由になっていたりすることがあります。ここでは、効果を感じにくくなりやすい3つのケースを紹介します。
水光注射では、トラネキサム酸やビタミンCなどの成分を追加することで、肌全体のくすみを払ったり、透明感をサポートしたりすることは可能です。しかし、レーザー治療のようにすでに定着しているシミや肝斑の色素にアプローチする方法とは異なります。皮膚の深い層の衰えが原因であるたるみも同様に、浅い層に働きかける水光注射では届きにくい悩みと言えます。 シミには老人性色素斑や肝斑、そばかす、炎症後色素沈着などの種類があり、必要な対処も変わります。何が気になっているのかを整理してから相談すると、施術選びのずれを防げます。
水光注射は一度に注入できる量が限られるため、複数回に分けて続ける前提の施術です。1回受けただけで判断すると、効果がないと感じてしまうこともあります。 一方で、回数を重ねても施術内容が悩みに合っていなければ思うような変化にはつながりません。数回受けても手ごたえがないときは、続ける前に医師へ相談し、ほかの方法も含めて検討してみてください。
水光注射を継続しても、日頃からスキンケアが不十分だと変化を感じにくくなる場合があります。内服薬などを使う以外に、日常のなかで取り組めるスキンケアを紹介します。

シミや肝斑、炎症後の色素沈着はいずれも紫外線で目立ちやすくなるため、日焼け止めや帽子などの対策は肌ケアの土台になります。また、洗顔時の洗いすぎや強い摩擦も、肌の乾燥や刺激につながるため控えましょう。バランスの良い食生活や十分な睡眠で肌の生まれ変わりをサポートすることも重要です。 毎日のケアだけで肌悩みが解決するわけではありませんが、紫外線対策は治療と並行して続けたいケアです。どこまで気をつけるべきかは、肌の状態に合わせて医師に確認してください。

カウンセリングでは「どの部位の、何が、どのくらい変わってほしいのか」を明確に伝えることが大切です。また、肌の色ムラの中には自己判断が難しいものもあり、シミに見えて別の皮膚の変化である場合もあります。目的と悩みを整理したうえで医師に相談し、実際の原因と自分に合った治療法を確認しましょう。
水光注射に似た施術として、ヴァンパイアフェイシャルや白玉注射(しらたま注射)の名前を目にすることがあります。いずれも肌に働きかける方法ですが、アプローチ方法や法律上の扱い、狙う層が異なります。ここでは、それぞれの違いを整理します。
| 施術名 | 主な使用物・アプローチ | 仕組み・目的 | 法律・適応上の扱い・留意事項 |
|---|---|---|---|
| 水光注射 | 薬剤(注入) | 薬剤を肌に届け、成分の働きをダイレクトに活かす | ダーマペンやレーザーとは作用の仕組みや狙う層が異なる |
| ヴァンパイアフェイシャル | 自分の血液(PRP:多血小板血漿) | 血液から抽出したPRPを肌に投与する | 再生医療等安全性確保法(第三種)の対象。厚生労働省への届出済み医療機関か要確認 |
| 白玉注射 | グルタチオン(注射・点滴) | 成分を直接体内に届ける | 美白目的は承認適応外。内服薬(飲み薬)という選択肢もある |
| ダーマペン | 細い針 | 微細な傷をつけ、肌の自然回復・再生過程に働きかける | 肌に物理的刺激を与えて修復を促す |
| レーザー | 光エネルギー | 光の照射により特定の色素や皮膚の深層を狙う | 使用する機器によってアプローチする層やターゲットが異なる |
ヴァンパイアフェイシャルは、自分の血液から取り出したPRP(多血小板血漿)を肌に使う方法です。血液を採って加工したものを身体に戻すため、再生医療等安全性確保法の対象になります。PRPを使う治療は第三種再生医療等に位置づけられ、医療機関は提供計画をつくって認定再生医療等委員会の審査を受け、厚生労働大臣へ届け出る必要があります。受ける前に、届け出のある医療機関かどうかを確認しましょう。
参考:厚生労働省「再生医療等の安全性の確保等に関する法律について」「令和3年度厚生労働科学研究補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)分担研究報告書」
白玉注射(しらたま注射)は、グルタチオンという成分を注射で届ける方法です。グルタチオンの注射薬には承認された効能・効果がありますが、美白を目的として使う場合は承認適応外の使用となります。 グルタチオンには内服薬もあり、自由診療の美容皮膚科では、メラニンの色の変化に関わる働きに着目して用いられています。注射と内服薬では身体への入り方が違うため、同じ成分でも期待できることは同じとは限りません。どちらが合うかは医師に相談して選んでください。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「タチオン注射用100mg・200mg 添付文書」「グルタチオン錠100mg『ツルハラ』 添付文書」
水光注射には、悩みの内容や皮膚の状態、どの部位に使うかによって向き不向きがあります。また、施術内容に関する十分な説明や資料を用意している医療機関であるかどうかも注目したいポイントです。ここでは、施術を検討する際に確認しておきたいポイントを解説します。
水光注射を検討する際は、期待されることと限界を整理しておくとミスマッチを防げます。
| 項目 | 作用対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 期待されること | 肌質の底上げ | 慢性的な乾燥、ごわつき、くすみ、小じわの改善。肌の奥に直接成分を届けるため、ハリ・ツヤの土台づくりに適している |
| 限界 | 深いたるみ・ほうれい線 | 皮膚の深い層の衰えが原因のたるみには届かない。引き上げが最優先なら、ハイフ(HIFU)など別のアプローチや併用が適している |
また肌のターンオーバー(生まれ変わり)には時間がかかるため、1回で変化を求めず、「数ヶ月単位で肌を育てる」見通しを持つことが大切です。施術後はバリア機能の回復も遅れがちなため、徹底した保湿と紫外線対策が効果を引き出し長持ちさせる鍵になります。
首は顔よりも皮膚が薄く、日常の動きが多い部位のため、注入する深さや量の設定が顔と同じにはなりません。ダウンタイムで内出血が起きたときは目立ちやすい部位でもあります。その点を踏まえたうえで検討することが大切です。 また、横向きの首のしわが気になる場合、原因が乾燥なのか、皮膚のゆるみや姿勢の影響なのかによって向いている方法が変わります。首の施術に対応しているかどうかも医療機関によって異なるため、カウンセリングで確認してください。
施術効果のイメージをするために用意されているビフォーアフター写真を見るときは、説明が添えられているかを確認してください。医療広告のルールでは、説明が足りない治療前後の写真を掲載することが認められていません。写真と一緒に以下のような説明書きがきちんとされているか確認しましょう。
写真の見た目は、撮影の光や角度、メイクの有無でも変わります。写真だけで期待を固めず、説明の中身を確認するようにしてください。
参考:厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第5版)」
肌悩みへのアプローチは注入だけではなく、内服薬や毎日のケアという選択肢もあります。通院の負担や費用、ダウンタイムを考えて、続けやすい方法から始める考え方もできます。ここでは、水光注射以外に検討できる方法を紹介します。
内服薬は、身体の内側から肌の状態に働きかける方法です。レバクリを通じた提携医療機関で取り扱う美容皮膚治療では、保険適用外の自由診療として以下の医療用医薬品を用いています。
5種類の内服薬が、自由診療の範囲で肌の悩みに対してどのような働きが期待されているのかを整理します。

うるおいやハリなどに関わる働きが着目されているのはシナールで、コラーゲンの生成を促し肌のハリを保つ働きが期待されています。前述のとおり、くすみには自由診療でユベラやグルタチオンが処方されることがあり、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を助ける目的ならハイチオールも選択肢になります。
参考: 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トラネキサム酸錠「YD」 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シナール配合錠・シナール配合顆粒 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ハイチオール錠40mg・ハイチオール錠80mg・ハイチオール散32% 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ユベラ錠50mg 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「グルタチオン錠100mg『ツルハラ』 添付文書」
肌の悩みについて受診を検討していて、通院の時間をとりにくい場合は、オンライン診療を利用する方法があります。オンライン診療は、ビデオ通話で医師の診察を受けられるサービスです。スマートフォン1つで診察から処方、薬の配送手続きまで対応できます。

ここでは、水光注射について多く寄せられる質問にお答えします。
韓国で受ける水光注射は日本と違いがありますか?
使われる薬剤や機器、施術後のフォロー体制が国内と異なる場合があります。海外で受けた施術で健康被害が生じたときは、日本国内の相談窓口で対応できないことがあるため、受ける前に説明とフォローの体制を確認してください。
生理中や妊娠中でも水光注射は受けられますか?
医療機関の方針や身体の状態によって判断が変わるため、事前の確認が必要です。妊娠中や授乳中は受けられない場合もあります。妊娠の可能性があるときや体調に不安があるときも同様に医師に申告しましょう。
水光注射とヒアルロン酸注入はどう違いますか?
届ける層と目的が異なります。水光注射は肌の浅い層に少量ずつ入れて肌質に働きかける方法です。一方、しわやボリュームに働きかけるヒアルロン酸注入は、より深い層にアプローチする方法もあります。悩みによって向いている方法が変わります。
水光注射は、肌の浅い層に薬剤を届けてうるおいやハリ、キメの印象に働きかける施術です。注入した成分は少しずつ吸収されていくため効果が続く期間には限りがあります。効果を持続させたい場合は通院を継続することが前提となるほか、自由診療のため保険が適用されません。事前に期間の目安や費用を確認しておきましょう。また、水光注射はダウンタイムで赤みや腫れが起こることもあります。アレルギー反応の報告もあるため、あらかじめそのリスクについて説明を受けましょう。医療機関を選ぶ際には、十分な説明つきの資料があるかどうかを確認することもポイントです。 肌の悩みが色ムラなのか、乾燥やキメなのかによって、向いている施術法が変わります。まずは医療機関に「どの悩みにどうアプローチしたいか」を明確に伝え、より適したプランを検討することが大切です。注入以外にも内服薬という選択肢もあるため、気になる方は医師に相談してみましょう。
厚生労働省「医療広告ガイドラインの改訂」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「Q3 救済の対象となる健康被害とはどのようなものですか。」 厚生労働省「令和3年度厚生労働科学研究補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)分担研究報告書」 独立行政法人 国民生活センター「増加する美容医療サービスのトラブル」 厚生労働省「確認してください!美容医療の施術を受ける前にもう一度!」 厚生労働省「再生医療等の安全性の確保等に関する法律について」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トラネキサム酸錠「YD」 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シナール配合錠・シナール配合顆粒 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ハイチオール錠40mg・ハイチオール錠80mg・ハイチオール散32% 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ユベラ錠50mg 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「グルタチオン錠100mg『ツルハラ』 添付文書」 厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第5版)」
記事を読んで美容皮膚(メディカルスキンケア)に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
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美容皮膚(メディカルスキンケア)治療は、主に内服薬で行われます。市販の化粧品やサプリが肌の表面にアプローチするのに対し、内服薬は体の内側からターンオーバーを整え、肌悩みの根本にはたらきかけます。
治療期間について
肌のターンオーバー周期に基づき、1~2ヶ月後から効果が実感できることが多いです。効果の実感には個人差があるため、定期的に医師の評価を受けながら継続を判断します。
費用について
美容皮膚治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代のほかに初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
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水光注射が薬剤を届けるのは、肌の浅い層です。真皮の上層あたりまでを目安に、細い針や機器で少量ずつ入れていくため、皮膚の深い部分まで一度に届く施術ではありません。深さの設定は皮膚の厚みや目的に合わせて調整され、肌表面の質感やうるおいには働きかけやすい一方で、皮膚のゆるみのように深い層が関わる悩みには届きにくくなります。深さの設定について不安がある場合は施術前に確認しておきましょう。
ダーマペンは細い針で肌に小さな傷をつけて、肌が回復する過程に働きかける方法です。レーザーは光のエネルギーを使い、機器によって色素や皮膚の深い層に狙いを定めます。 一方、水光注射は肌の浅い層に注入した成分の働きに期待する施術です。狙う層と仕組みが違うため、悩みによってどの方法が適しているかが変わります。組み合わせて受けるかどうかも含め、医師と相談しながら決めてください。