更新日:2026年10月28日

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
フェイスラインのもたつきが気になり、ハイフを検討している方もいるかもしれません。ハイフは超音波の熱で肌の土台に働きかける治療ですが、美容目的の機器で国内承認されたものはなく、神経の障害といった事故も報告されています。この記事では、ハイフの効果とデメリット、ダウンタイム、値段の目安、やめたほうがいい方の特徴を紹介します。受けるか迷っている方は、リスクまで確認したうえで医師に相談してみてください。
※レバクリの提携医療機関で取り扱う美容皮膚治療で承認適応外として処方している薬は、トラネキサム酸・シナール・ハイチオール・ユベラ・グルタチオンの内服薬5種類です。その他の医療用医薬品や治療法については、一般的な情報提供として掲載しています。
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ハイフ(HIFU)は、超音波の熱を肌の深い層に集めて、たるみに働きかける美容医療です。切らずに受けられる治療として期待されていますが、機器の承認状況や施術者による差など、事前に知っておきたい点もあります。まずは仕組みと、医療機関とエステサロンの違いから整理します。
ハイフは、超音波のエネルギーを一点に集め、その熱で肌の深い層に働きかける仕組みです。虫めがねで日光を集めるように、皮膚の表面を傷つけずに、狙った深さにだけ熱を集められます。熱が加わった部分は縮み、時間をかけてコラーゲンが作られる反応が起こると考えられています。 どの深さに焦点を合わせるかで、働きかける層が変わります。皮膚の浅い層に当てれば肌の質感、深い層に当てればフェイスラインの印象に向けたアプローチになります。ただし、超音波の熱は皮下の神経や血管にも届くため、照射の深さや出力を調整する知識が求められます。
参考:消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」
医療ハイフとエステハイフの違いは、医師の診察と管理のもとで行われるかどうかです。医療機関では医師が肌の状態や既往歴を確認し、照射の深さや出力を決めたうえで施術します。 一方、エステサロンでの施術については、消費者庁の消費者安全調査委員会が事故を調査し、報告書を公表しました。報告書では、施術者の約12.3%が研修や説明会を受けずに施術を始め、64.3%が医師の監修を受けていなかったとされています。ハイフ施術が医行為に該当するかどうかについては、統一した基準が示されていないとも指摘されています。料金の差だけで選ぶのではなく、誰がどのような体制で行うのかを確かめておくと安心です。
参考:消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」
美容目的で使われるハイフ機器は、日本国内で医療機器としての承認を受けていません。消費者安全調査委員会の報告書でも、前立腺がんの治療などに使う医療用のハイフ機器には承認例がある一方、美容医療を目的としたハイフ機器で承認されている例はないとされています。厚生労働省も2023年3月の通知で、美容目的のハイフ機器について薬機法上の承認を受けたものはないと示しました。 国内で承認された機器がないため、医療機関で使われる機器は、医師の判断のもと海外から個人輸入する形で入手されています。機種によっては米国FDA(アメリカ食品医薬品局)の販売許可を受けているものもありますが、日本の承認とは審査の枠組みが異なります。 また、未承認の医療機器による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度などの公的な救済制度の対象になりません。受ける前に、この点まで説明を受けておくことをお勧めします。
参考: 厚生労働省「HIFUに関する監視指導の徹底について」 消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「Q3 救済の対象となる健康被害とはどのようなものですか。」
ハイフに期待できるのは、フェイスラインのもたつきやほうれい線など、たるみによる変化へのアプローチです。ただし、変化の出方には個人差があり、悩みの原因がたるみ以外の場合は実感しにくいこともあります。ここでは部位ごとの働き方と、変化を感じる時期の目安を整理します。
顔のたるみに対してハイフが選ばれるのは、皮膚を支える深い層まで熱を届けられるためです。年齢とともに、皮膚の下にある支持組織や脂肪の位置が変化し、輪郭のもたつきとしてあらわれます。ハイフでは、狙った深さに熱を集めて組織を引き締める反応を狙います。 皮膚の表面を切らずに、土台にあたる層へ働きかけられる点が特徴です。一方で、たるみの程度が進んでいる場合や、皮膚のゆるみが大きい場合には、変化が見られないこともあります。どこまで期待できるかは、施術前の診察で確かめておくと納得して受けられます。
ほうれい線は、たるみが原因のものであれば、ハイフによる変化を感じやすいとされています。頬の組織が下がることで溝が深く見えている場合、土台を引き締めることで印象が変わることがあります。反対に、乾燥による小じわや、表情のくせでついた線が主な原因のときは、変化が見られない場合もあります。 同じほうれい線でも、原因によって向く治療は変わります。気になる線がどのタイプなのかは、自分では判断しにくい部分です。カウンセリングで原因を確かめてから、施術を選ぶことが推奨されます。
ハイフの変化は、施術直後ではなく、数週間から数ヶ月かけてあらわれるとされています。熱が加わった組織が縮む反応は施術直後から始まりますが、コラーゲンが作られる反応には時間がかかります。持続の目安は半年程度とされ、その後は少しずつもとの状態に近づいていきます。 一度受ければずっと続く治療ではなく、間隔をあけて繰り返す前提の治療です。ただし、持続する期間は年齢や肌の状態、照射した深さや出力によって変わります。次に受ける時期は、自己判断ではなく医師と相談して決めてください。
ハイフのビフォーアフター写真は、変化を判断する材料としては十分ではありません。撮影の角度や照明、表情の作り方によって、輪郭の見え方は変わります。医療広告ガイドラインでも、術前術後の写真は、治療内容や費用、主なリスクなどの詳しい説明を添えずに掲載することが認められていません。 写真を見るときは、説明が添えられているかどうかを確認してみてください。同じ機器を使っても、照射の深さや出力、もとの肌の状態によって結果は変わります。ビフォーアフターの写真だけで判断せず、自分の肌に対してどこまで期待できるかを診察で聞くことが大切です。

ハイフのデメリットは、施術後の赤みやむくみといったダウンタイムに加え、熱傷や神経の障害が起こりうる点です。切らない治療といっても、皮下に熱を加える施術であることは変わりません。ここでは起こりうる症状と、公的機関が注意を呼びかけている内容をまとめます。
ハイフの施術後は、赤みや腫れ、ヒリつきといった症状があらわれることがあります。超音波の熱が加わることで、肌に一時的な反応が起こるためです。数日程度でおさまるとされていますが、症状の程度や続く期間には個人差があります。 施術当日からメイクや入浴ができる場合もありますが、指示は施術先によって異なります。赤みや色の変化が長く残った事例も報告されています。気になる症状が続くときは、我慢せず施術を受けた医療機関に相談してください。
参考:消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」
ハイフの痛みは、骨に近い部位ほど響くように感じられるとされています。超音波の熱が骨の近くで反射し、鈍い痛みとして伝わるためです。こめかみやフェイスライン、あご下などは痛みを感じやすい部位として挙げられます。 痛みの感じ方は、機種や照射の深さ、出力の設定によっても変わります。痛みが強いときは、その場で伝えて出力を調整してもらう選択もあります。無理に我慢せず、施術中も遠慮なく声をかけてください。
ハイフの施術では、熱傷や神経の障害といったトラブルが報告されています。国民生活センターは、エステサロンなどでのハイフ機器による施術で、熱傷や神経損傷を生じた事例があると公表しました。 消費者庁の消費者安全調査委員会の報告書では、2015年11月から2022年12月までに事故情報データバンクへ135件の事故情報が登録され、そのうち97%が女性だったとされています。報告書には、施術後に顔の片側が動かなくなった事例や、唇の痺れが3年経っても残った事例、施術の数時間後に目が曇り手術が必要になった事例が記載されています。超音波の熱は皮下の神経や血管にも届くため、解剖の知識にもとづいた調整が求められます。受ける前に、どのようなリスクがあるのかを説明してもらい、同意書の内容も確かめておきましょう。
参考:消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」
ハイフで変化を感じにくいのは、悩みの原因がたるみ以外にある場合です。シミやそばかす、くすみ、ニキビ跡などの色の悩みは、メラニンや炎症の跡が関わっています。ハイフは組織に熱を加えて引き締める治療のため、色の悩みそのものには働きかけません。 顔の印象がぼんやりする原因は、輪郭のゆるみだけとは限りません。鏡を見て気になっている変化が、輪郭なのか肌の色や質感なのかを切り分けると、選ぶ治療も変わってきます。判断が難しいときは、診察で相談してみてください。

ハイフを検討される方の中には、「なんとなく顔の印象が変わってきた」という漠然としたお悩みで来られる方もいらっしゃいます。まずは、気になっている変化が輪郭のゆるみによるものか、シミやくすみといった肌の色や質感によるものかを分けて考えてみてください。カウンセリングでは、使用する機器が国内で承認されたものかどうか、照射の深さと出力をどう決めるのか、施術後に症状が出たときの対応まで確かめておくと、判断の材料が増えます。
「ハイフはやめたほうがいい」と言われるのは、皮下脂肪への影響や、繰り返し受けることへの心配が語られているためです。ここでは言われている内容と、実際に注意しておきたい点を分けて整理します。
ハイフで将来たるむと言われるのは、熱が皮下脂肪にも加わることが背景にあります。顔の脂肪は輪郭のふくらみを支えており、減りすぎると頬がへこんで見えることがあります。皮下脂肪が減ることで、かえって輪郭が寂しく見えるのではないかという指摘です。 ただし、ハイフを受けると将来必ずたるむと結論づけられるデータは確認されていません。一方で、照射の深さや出力が肌の状態に合っていない場合、意図しない層に熱が加わることは起こりえます。心配な点は、施術前に医師へ具体的に伝えて相談してください。
ハイフをやりすぎると、肌への負担が積み重なります。熱が加わった組織が回復する前に次の照射を受けると、赤みや痛みが長引くことがあります。同じ部位に繰り返し高い出力で照射した場合、熱傷や色の変化につながった事例も報告されています。 受ける間隔は自己判断で決めず、医師の指示に従ってください。効果が続く期間には個人差があるため、前回からどのくらい空けるべきかも人によって変わります。変化を急ぎたい気持ちがあっても、間隔をつめるのは避けましょう。
参考:消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」
ハイフを受けないほうが良い方には、妊娠中の方や、施術部位に金属や糸が入っている方が挙げられます。妊娠中は体調が変わりやすく、美容目的の施術で安全性が確かめられているとはいえません。施術部位に金属のプレートや医療機器が入っている場合、超音波の熱が予想と違う伝わり方をすることがあります。ここでは、事前に相談が必要になりやすい状況を挙げます。
上記に当てはまる場合は、施術前に必ず申し出てください。当てはまらなくても、持病や服用中の薬がある方は、診察で伝えておくと判断がしやすくなります。
ハイフの値段は、照射する範囲や機種、照射数によって幅があります。金額だけを比べると判断を誤ることもあるため、何にいくらかかるのかを確かめる視点が役立ちます。ここでは費用の目安と、選ぶときに見ておきたい点をまとめます。
医療ハイフの費用は、1回あたり2万円から9万円程度が目安とされています。全顔か部分か、照射数がどれくらいか、どの機種を使うかによって金額が変わります。あご下や目元だけの部分照射であれば、全顔よりも金額は抑えられます。 美容目的のハイフは自由診療のため、公的医療保険は使えず全額自己負担になります。持続の目安が半年程度とされることから、繰り返す前提での費用も見ておくと計画が立てやすくなります。総額でどれくらいかかるのかを、事前に確かめておきましょう。
施術先を価格だけで選ばないほうが良いのは、説明や体制に差があるためです。消費者安全調査委員会の報告書では、施術を受けた方の74.0%が事前の説明がなかったと回答し、58.8%が危険な箇所や照射方法を知らなかったとされています。金額の安さは、説明や体制の充実と結びつくものではありません。 機器の承認状況や照射の深さと出力の決め方、症状が出たときの対応の3点は、契約前に確かめておくことが大切です。カウンセリングでその場での契約を強くすすめられたときは、一度持ち帰って考える選択もあります。急いで決めず、納得できるまで質問してみてください。
参考:消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」
顔のたるみは、年齢による支持組織の変化と、紫外線によるダメージ、日常の習慣が重なって起こります。原因が分かると、ハイフが自分の悩みに向いているかを考えやすくなります。ここでは主な3つの原因を整理します。
顔のたるみの背景には、年齢とともに肌を支える力が変わることがあります。皮膚の内側にあるコラーゲンやエラスチンは、肌のハリを保つ役割を担っています。年齢を重ねるとこれらが減り、皮膚を支える組織や脂肪の位置も変わっていきます。 輪郭のもたつきは、皮膚の表面だけでなく土台側の変化としてあらわれます。だからこそ、深い層に働きかける治療が選ばれることがあります。まずは自分の悩みが土台側の変化なのかを知ることが、治療選びには大切です。
紫外線は、たるみとシミのどちらにも関わる悪化の要因です。紫外線を浴びると、肌の内側でコラーゲンを傷める反応が進み、ハリの低下につながります。同時に、シミやそばかすのもととなるメラニンを作る細胞も刺激されます。 紫外線対策は、どの治療を選ぶ場合でも土台になるケアです。日焼け止めは季節を問わず使い、日傘や帽子も組み合わせると負担を減らせます。施術を受けたあとも、紫外線を避ける習慣は続けてください。
日常の表情のくせや姿勢も、輪郭の印象に関わります。同じ表情を繰り返すと、その部分に線が残りやすくなります。うつむいた姿勢が続くと、あご下や首まわりの印象が変わることもあります。 習慣を見直すだけでたるみがなくなるわけではありませんが、悪化の要因を減らす意味はあります。頬を強くこするような洗顔やマッサージは、肌への刺激になるため控えめにしてください。気になる変化が続くときは、自己流のケアを重ねる前に医師へ相談しましょう。
ハイフは輪郭のゆるみに働きかける治療で、シミやくすみといった肌の色や質感には作用しません。肌そのもののコンディションを整えたい場合は、内服薬という別の選択肢があります。ここでは内服薬でできることと、5種類の薬がどの悩みに関わるのかを整理します。
美容皮膚科で使われる内服薬は、シミやくすみ、肌のハリに向けたアプローチが中心で、たるみには作用しません。たるみは皮膚を支える組織のゆるみによるもので、飲み薬で組織を引き上げることはできないためです。一方、シミやくすみはメラニンや炎症の跡が関わるため、身体の内側から働きかける余地があります。 ハイフと内服薬は、向き合っている悩みが違う治療です。どちらかが優れているという関係ではなく、気になっている悩みに合わせて選ぶものと考えてください。なお、これらの内服薬をシミやくすみの目的で使う場合は、国が承認した効能とは異なるため、自由診療(保険適用外)の範囲で用いられています。
5種類の内服薬が3つの悩みにどう関わるかをここでは整理します。以下の表で「作用あり」としているのはその悩みに直接働きかける作用が期待されているもの、「間接的にサポート」は抗酸化や肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を通じて支えるもの、「作用なし」はその悩みに働きかける作用が期待されていないものを指します。


トラネキサム酸は、シミの中でも肝斑(かんぱん)に対して働きかける作用が期待されています。承認された効能は、止血、赤み・腫れ・かゆみ、喉の痛みや腫れ、口内炎です。自由診療では、シミのもととなるメラニンの生成を抑える作用や、ニキビ跡などの色素沈着をケアする抗炎症作用に着目して用いられています。メラニンの生成が抑えられることで肌のトーンを整えるサポートも期待されます。コラーゲンを作る作用は期待されていないため、ハリには作用しません。

副作用として、食欲不振や悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、胸やけ、発疹、眠気があらわれることがあります。また、ピルを服用中の方や血栓症の既往がある方は処方の対象外となるため、診察で必ず申し出てください。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トラネキサム酸錠「YD」 添付文書」

シナールは、シミとハリのどちらにも関わる作用が期待されている薬です。承認された効能は、ビタミンC不足の予防・治療と、ニキビ跡ややけど、けがの跡といった炎症後の色素沈着です。自由診療では、メラニンの生成を抑えて淡色化する作用や、コラーゲンの生成を促し肌のハリを保つ作用に着目して用いられています。
5種類の中で、ハリに対して作用が期待できるのはシナールです。メラニンへの働きかけを通じて肌のトーンを整えます。

副作用として、胃不快感や悪心、嘔吐、下痢などがあらわれることがあります。添付文書では、効果がないのに月余にわたって長く使い続けることを避けるよう注意されているため、定期的に医師の診察を受けて継続を判断してください。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シナール配合錠・シナール配合顆粒 添付文書」
ここでは、ハイフについて多く寄せられる質問にお答えします。
ハイフの施術後に気をつけることはありますか?
施術後は紫外線対策を続け、肌をこすらないようにしてください。赤みやヒリつきがあるときは、刺激の強いスキンケアや長時間の入浴、激しい運動を控えましょう。当日の過ごし方は施術先の指示が優先されるため、事前に確かめておいてください。
ハイフと糸リフトはどのように違いますか?
ハイフは超音波の熱で組織に働きかける施術で、糸リフトは皮下に糸を入れて物理的に引き上げる施術です。糸リフトは皮膚に針や糸を通すため、ハイフとは身体への負担や回復の過程が異なります。どちらが向くかは、たるみの程度や希望する変化によって変わるため、診察で医師に相談してください。
ハイフを受ける前後に内服薬を続けても問題ありませんか?
服用中の薬がある場合は、施術前に医師へご相談ください。薬の種類によって、施術の可否や注意点の判断が変わることがあります。美容目的の内服薬についても、自己判断で中断したり再開したりせず、処方を受けている医師に確認してください。
ハイフは、超音波の熱で肌の土台に働きかける治療です。ただし、美容目的の機器で国内承認されたものはなく、熱傷や神経の障害といった事故も公的機関から報告されています。変化への期待だけでなく、ダウンタイムや値段、自分が受けないほうが良い方に当てはまらないかまで確かめてから決めると、あとから迷いにくくなります。 鏡を見て気になっている変化が、輪郭のゆるみなのか、シミやくすみといった肌の色や質感なのかで、向き合う方法は変わります。たるみに飲み薬は作用しない一方、シミやくすみ、肌のハリには内服薬という選択肢もあります。どちらを選ぶか迷ったときは、一人で調べ続けるよりも、医師に肌の状態を見てもらうほうが判断しやすくなります。気になる悩みを言葉にして、オンライン診療も含めて相談してみてください。
厚生労働省「HIFUに関する監視指導の徹底について」 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」 消費者庁 消費者安全調査委員会「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トラネキサム酸錠「YD」 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シナール配合錠・シナール配合顆粒 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ハイチオール錠40mg・ハイチオール錠80mg・ハイチオール散32% 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ユベラ錠50mg 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「グルタチオン錠100mg『ツルハラ』 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「Q3 救済の対象となる健康被害とはどのようなものですか。」
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美容皮膚(メディカルスキンケア)治療は、主に内服薬で行われます。市販の化粧品やサプリが肌の表面にアプローチするのに対し、内服薬は体の内側からターンオーバーを整え、肌悩みの根本にはたらきかけます。
治療期間について
肌のターンオーバー周期に基づき、1~2ヶ月後から効果が実感できることが多いです。効果の実感には個人差があるため、定期的に医師の評価を受けながら継続を判断します。
費用について
美容皮膚治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代のほかに初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
オンライン診療とは、スマホやPCを使い、ご自宅など好きな場所から医師の診察を受け、お薬を配送してもらえるサービスです。従来の美容皮膚治療(メディカルスキンケア)における「通院の負担」「待ち時間」「人目」といった課題を解決します。
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ハイチオールは、シミやそばかすの予防に関わる作用が期待されています。承認された効能は、湿疹、中毒疹、薬疹、じん麻疹、尋常性ざ瘡(ニキビ)、多形滲出性紅斑です。自由診療では、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを淡い色に導く可能性があることと、ターンオーバーを助ける作用に着目して用いられています。 ターンオーバーが整うことで肌のトーンにも作用すると考えられます。コラーゲンや支持組織に働きかける作用は期待されていないため、ハリには作用しません。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ハイチオール錠40mg・ハイチオール錠80mg・ハイチオール散32% 添付文書」
ユベラは、抗酸化作用を通じてシミとくすみを抑えることが期待される薬です。承認された効能は、ビタミンE欠乏症の予防および治療、末梢循環障害の改善、過酸化脂質の増加防止です。自由診療では、抗酸化作用によってメラニンの過剰な生成を抑える働きや、ターンオーバーを助ける働きに着目して用いられています。
メラニンに直接働きかけるのではなく、酸化を抑えることで支えるため、シミも間接的にサポートします。肌のハリに働きかける作用は期待されていません。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ユベラ錠50mg 添付文書」
グルタチオンは、肝臓の働きを支えることを通じて、シミやくすみに関わるとされる薬です。承認された効能は、薬物中毒、アセトン血性嘔吐症、金属中毒、妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群です。自由診療では、肝臓の働きをサポートする作用と、メラニンが黒色へ変化するのをブロックして淡い色のメラニンへ切り替える作用が期待されています。
ハリに働きかける作用は期待されていません。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「グルタチオン錠100mg『ツルハラ』 添付文書」
紫外線対策と優しいスキンケアは、どの治療を選ぶ場合でも前提になります。シミも肝斑も炎症後の色素沈着も、紫外線を浴びることで悪化するためです。摩擦もメラニンの生成を促す刺激になるため、洗顔やクレンジングでこすらない習慣が役立ちます。 食事や睡眠、スキンケアは、健やかな肌を保つための土台づくりです。生活習慣を整えるだけでシミやたるみがなくなるわけではないため、気になる症状があるときは治療も含めて相談してください。市販のビタミンCやトラネキサム酸を含む製品は、処方薬との重複で摂りすぎになることもあるため、服用中は控えることが推奨されます。