更新日:2026年10月28日

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
鏡を見るたびに鼻やほっぺの毛穴が気になっている方もいるかもしれません。結論として、毛穴そのものをなくすことはできませんが、原因に合ったケアで目立ちにくく整えることはできます。この記事では、毛穴が目立つ4つのタイプと部位別の原因、今日からできる簡単なセルフケア、毛穴ケアに使われる成分、医療機関での内服治療まで紹介します。
※この記事で紹介するトラネキサム酸・シナール・ハイチオール・ユベラは、いずれも毛穴の開きや黒ずみへの承認適応(国から正式に認められた効能・効果)を持ちません。自由診療では、これらの医療用医薬品が持つ作用に着目し、毛穴や黒ずみへのアプローチとして選ばれることがあります。なお、レバクリの提携医療機関で取り扱う美容皮膚治療で承認適応外として処方している薬は、トラネキサム酸・シナール・ハイチオール・ユベラ・グルタチオンの内服薬5種類です。
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毛穴は肌に必要な器官のため、なくしてしまうことはできません。ただし、毛穴の目立ちには原因があり、原因に合わせたケアで整えていくことはできます。ここでは、毛穴の役割と、毛穴対策で目指したいゴールを見ていきましょう。
毛穴は、毛が生えてくる出口であると同時に、皮脂を肌の表面へ届けるための通り道でもあります。毛穴の奥には毛包という組織があり、そこにつながる皮脂腺から皮脂が分泌されています。皮脂は肌の表面をうるおいの膜のように覆い、乾燥や外からの刺激を和らげる働きを担っています。 毛穴は顔だけでなく手のひらと足の裏を除く全身にあり、なくすことはできません。毛穴をなくす方法を探すよりも、目立ちにくい状態に整えるという考え方に切り替えると、必要なケアが見えてきます。
顔が穴だらけに見えるときは、毛穴そのものの大きさよりも、毛穴のくぼみにできる影と、肌のキメの乱れが重なっていることがあります。毛穴のふちが厚くなったり、まわりの肌にハリがなくなったりすると、くぼみが深く見えて影が濃くなります。 また、肌が乾燥してキメが粗くなると、光が均一に反射せず、毛穴だけが浮いて見えやすくなります。鏡を近づけて見ると余計に気になりますが、実際の見え方は光の当たり方にも左右されます。まずは自分の毛穴がどのタイプなのかを知ることが、毛穴対策の第一歩です。
毛穴ケアのゴールは、毛穴をなくすことではなく、毛穴が目立ちにくい肌のコンディションに整えることです。皮脂の分泌、角栓のつまり、ハリの低下、色素沈着といった要因は、それぞれ対処の方向が違います。 そのため、やみくもに洗顔を増やしたり、強い刺激で角栓を取ったりしても、思うような変化につながらないことがあります。自分の毛穴がどのタイプかを見きわめて、必要なケアを選んでいきましょう。次の章では、毛穴が目立つ4つのタイプを紹介します。

毛穴の目立ちは、大きく4つのタイプに分けて考えると整理しやすくなります。ここでは、開き毛穴・詰まり毛穴・たるみ毛穴・メラニン毛穴のそれぞれについて、見た目の特徴と原因を紹介します。
開き毛穴は、皮脂の分泌が増えることで毛穴の出口が丸く広がって見える状態です。皮脂腺が発達している鼻やおでこ、小鼻のまわりに出やすく、肌がテカりやすい方に見られます。 皮脂の分泌には、ホルモンバランスや季節、食生活などが関わっています。皮脂を落とそうとして洗浄力の強い洗顔を繰り返すと、肌の乾燥や刺激につながり、かえって肌のコンディションが乱れることがあります。開き毛穴のケアを考えるなら、まずは皮脂を落としすぎない洗い方に見直すことがポイントです。
詰まり毛穴は、皮脂と古い角質が混ざってできた角栓が毛穴に詰まった状態で、角栓の表面が空気に触れて酸化すると黒ずんで見えます。鼻の頭や小鼻に多く、いちごのような見た目になることから気にする方が少なくありません。 角栓は皮脂と角質が主な成分のため、皮脂の分泌が多い部位ほどできやすくなります。黒ずみ毛穴に効く成分を探す前に、角栓をためこまない洗顔と、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を保つケアを土台に置くことが大切です。
たるみ毛穴は、肌のハリが低下し、毛穴が縦長の楕円に伸びて見える状態です。ほっぺや口もとに出やすく、指で肌を軽く引き上げると毛穴が目立ちにくくなるのが特徴です。 背景には、加齢や紫外線によって真皮のコラーゲン・エラスチンが減り、肌を支える力が弱まることがあります。皮脂を抑えるケアだけでは変化を感じにくいため、紫外線対策と保湿を続けながら、肌のハリに関わるケアを取り入れていきましょう。
メラニン毛穴は、毛穴のまわりにメラニンがたまり、黒っぽい点のように見える状態です。角栓が詰まっていないのに黒ずんで見える場合は、このタイプの可能性があります。 メラニンは、紫外線や摩擦などの刺激から肌を守るために作られる色素です。ゴシゴシ洗ったり、毛穴パックを繰り返したりすると刺激が加わり、色素沈着につながることがあります。日焼け止めを使い、肌をこすらないことが、詰まり毛穴とは違うアプローチになります。

同じ顔の毛穴でも、部位によって目立つ理由は変わります。ここでは、鼻・おでこ・ほっぺの3箇所について、原因と対処のポイントを紹介します。顔の毛穴ケアについて部位別に整理したい方は、気になる部位から確認してみてください。
鼻の毛穴が目立つ主な理由は、皮脂腺が多く集まっていて角栓ができやすいことです。鼻は顔の中でも皮脂の分泌が多い部位のため、皮脂と角質が混ざった角栓が毛穴にたまりやすくなります。 鼻の毛穴の目立ちを抑えたい場合、角栓を無理に押し出すのではなく、日々の洗顔でためこまないことを優先しましょう。ぬるま湯で洗い、洗顔料をしっかり泡立てて、指が肌に触れないように洗うだけでも刺激を減らせます。
おでこの毛穴が目立つときは、皮脂の分泌に加えて、前髪やヘアケア剤の刺激が重なっていることがあります。おでこは鼻と同じくTゾーンにあたり、皮脂腺が集まっている部位です。 前髪が触れ続けたり、洗い流しきれなかった整髪料が残ったりすると、肌への刺激やつまりにつながります。おでこの毛穴ケアとして、髪を上げて過ごす時間をつくる、洗顔の前にシャンプーを済ませて洗い残しを防ぐといった見直しから始めてみてください。
ほっぺの毛穴は皮脂の分泌に加えて、たるみ毛穴として縦長に見えているケースが多い部位です。肌のハリが低下すると毛穴が涙の形に伸びて見えることがあります。 ほっぺの毛穴ケアでは、皮脂を抑えることよりも、紫外線対策と保湿を続けてハリを保つ方向が中心になります。プチプラの化粧品でも、日焼け止めと保湿を毎日続けることが大切です。まずは続けやすいアイテムで、ケアの習慣をつくることを目指しましょう。

手や腕、足の毛穴が気になる場合は、顔の毛穴とは原因が違うことがあります。ここでは、二の腕や太もものブツブツと、足や手に見られる黒いブツブツについて、考えられる背景を紹介します。
二の腕や太ももの外側にざらざらとしたブツブツがあるときは、毛孔性苔癬(毛孔性角化症)という皮膚の状態である可能性があります。毛穴に角質がたまって小さく盛り上がるもので、体質的な要因が関わるとされています。 思春期ごろから目立ち始め、年齢を重ねるにつれて目立ちにくくなっていくと考えられています。ただし、赤みやかゆみをともなう場合や、自己判断が難しい場合もあります。腕や足の毛穴ケアで自己流のケアを続ける前に、医師に相談して状態を確かめることが大切です。
足や手の毛穴が黒く見えるときは、カミソリや毛抜きでの自己処理による埋没毛や毛嚢炎が関わっていることがあります。埋没毛は、毛が皮膚の中で伸びてしまい、黒い点のように透けて見える状態です。 毛嚢炎は、毛穴に細菌が入り、赤いブツブツや膿をともなうことがあります。処理の頻度を減らす、剃る前に肌を温めて保湿する、力を入れずに剃るといった工夫で刺激を減らせます。赤みや痛みが続くときは、自分でつぶさずに医師へ相談してください。
毛穴に効く成分を知りたい方に向けて、毛穴ケアで話題になりやすい成分を整理します。成分には、内服薬として医師の診断のもとで使われるものと、化粧品として肌の表面を整えるものがあります。役割が異なるため、分けて考えると選びやすくなります。
ビタミンC(アスコルビン酸)は、抗酸化の働きを持ち、コラーゲンの生成にも関わる成分です。医療用医薬品では、ビタミンCとパントテン酸(ビタミンB5)を配合したシナール(ビタミンC・ビタミンB5)があり、ビタミンC不足の予防・治療と、ニキビ跡ややけどの跡といった炎症後の色素沈着に承認された効能を持ちます。 自由診療では、過剰な皮脂の分泌を抑える働きやコラーゲンの生成を促す働きに着目し、皮脂による「詰まり毛穴」やハリ不足による「たるみ毛穴」のケアとして処方されることがあります。また、メラニンの生成を抑える働きがあるため、摩擦や紫外線による色素沈着で黒ずんで見える「メラニン毛穴」への作用も期待されます。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シナール配合錠・シナール配合顆粒 添付文書」
L-システインは、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)に関わるアミノ酸の一種です。医療用医薬品ではハイチオール(L-システイン)があり、湿疹や尋常性ざ瘡(ニキビ)などの肌トラブルに承認された効能を持ちます。 自由診療では、メラニンの生成を抑える働きやターンオーバーを助ける働きに着目し、シミやそばかす、色素沈着のケアをサポートする目的で処方されることがあります。毛穴の角栓は古い角質も材料になるため、ターンオーバーを整える働きは「詰まり毛穴」の予防につながります。さらに、肌に沈着したメラニンの排出を促すことから、摩擦や紫外線による色素沈着で黒ずんで見える「メラニン毛穴」のケアとしても重宝されています。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ハイチオール錠40mg・ハイチオール錠80mg・ハイチオール散32% 添付文書」
ビタミンEは、酸化を抑える働きと、末梢の血のめぐりに関わる働きを持つ成分です。医療用医薬品ではユベラ(ビタミンE)があり、ビタミンE欠乏症の予防・治療、末梢循環障害の改善、過酸化脂質の増加防止に承認された効能を持ちます。 自由診療では、抗酸化の働きによってメラニンの過剰な生成を抑えたり、ターンオーバーを助けたりする目的で処方されることがあります。毛穴の角栓が黒くなる原因には皮脂の酸化が関わるため、酸化を防ぐアプローチは「詰まり毛穴」のケアに有効と考えられています。また、紫外線ダメージによる酸化を防ぐことで、色素沈着による「メラニン毛穴」の改善をサポートする目的でも選ばれることがあります。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ユベラ錠50mg 添付文書」
トラネキサム酸は、出血を止める働きと、赤みや腫れを鎮める働きを持つ成分です。承認された効能は、止血、赤み・腫れ・かゆみ、喉の痛みや腫れ、口内炎です。 自由診療では、メラニンの生成を促す物質の働きを抑える作用に着目し、肝斑(かんぱん)やニキビ跡などの色素沈着のケアを目的に処方されることがあります。抗炎症作用によって毛穴まわりの赤みケアに用いられるほか、メラニンの生成指示を初期段階でブロックするため、摩擦や紫外線による色素沈着で黒ずんで見える「メラニン毛穴」の改善を目指す際の選択肢の一つとして検討されることがあります。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トラネキサム酸錠『YD』 添付文書」
化粧品に配合される毛穴ケア成分は、肌の表面の角質やうるおいを整えることが役割です。サリチル酸やAHA(フルーツ酸)は古い角質にアプローチする目的で、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドは肌を整える目的で配合されています。 化粧品は法律上、肌を清潔に保ったり、うるおいを与えたりするものと定められており、毛穴そのものを小さくするものではありません。詰まり毛穴の有効成分を探している方も、化粧品と医療用医薬品では目的が異なる点を押さえたうえで選んでみてください。

毛穴対策は、毎日のスキンケアと生活習慣の見直しから始められます。ここでは、毛穴を目立たなくするために続けたい5つのケアを紹介します。どれか一つだけを頑張るより、無理のない範囲で組み合わせて続けることが大切です。
毛穴ケアの土台は、こすらず、必要な皮脂を残す洗い方です。洗顔料はしっかり泡立てて、指が肌に触れないように泡で包み込むように洗い、32度前後のぬるま湯ですすぎましょう。 皮脂が気になるからと1日に何度も洗ったり、熱いお湯で洗ったりすると、肌の乾燥や刺激につながります。過度な洗浄は肌のバリア機能を低下させ、赤みやざらつきを招くことがあります。朝晩の2回を目安に、優しく洗うことを続けてみてください。
毛穴の角質取りをしたいときは、一度に取り除こうとせず、日々の洗顔と保湿で少しずつ整えることが大切です。角栓は皮脂と古い角質が混ざったもののため、ターンオーバーが整うと排出されやすくなります。 酵素洗顔やピーリング用の洗顔料を使う場合も、毎日ではなく週に1〜2回など頻度を決め、使用後は保湿を丁寧に行いましょう。使ったあとに赤みやヒリつきを感じたときは、使用を中止して肌を休ませてください。
保湿は、毛穴のタイプを問わず取り入れたい基本のケアです。肌の水分が不足するとキメが粗くなり、毛穴のくぼみが目立ちやすくなります。化粧水で水分を与えたあと、乳液やクリームで水分を閉じ込めるイメージでケアしましょう。 脂性肌の方は油分を避けたくなりますが、うるおいが不足すると肌のコンディションが乱れやすくなる場合があります。テクスチャーの軽い乳液やジェルを選ぶなど、続けやすい形で油分も補ってみてください。
紫外線対策は、たるみ毛穴とメラニン毛穴の両方に関わる大切なケアです。紫外線は肌を支えるコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、メラニンの生成も促します。 日焼け止めは、曇りの日や室内で過ごす日も含めて一年を通して使いましょう。塗る量が少ないと表示どおりの効果は得られにくいため、顔全体にムラなくのばし、日中は塗り直すことが大切です。帽子や日傘を組み合わせるのも取り入れやすい方法です。
参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル」
睡眠と食事は、肌の生まれ変わりを支える土台です。厚生労働省の資料では、成人の睡眠時間はおおよそ6〜8時間が目安とされています。夜ふかしが続くときは、寝る前のスマートフォンの使用を控えるなど、眠りやすい環境を整えてみましょう。 食事では、特定の食品だけを増やすのではなく、主食・主菜・副菜をそろえてバランスを意識することが基本です。生活習慣を整えるだけで毛穴が目立たなくなるわけではありませんが、肌のコンディションを保つ支えになります。
参考:厚生労働省「良い睡眠の概要(案)」

毛穴が気になると、自己流のケアを重ねてしまうことがあります。ここでは、よく話題になるケアについて、期待できることと注意したい点を整理します。続けても変化を感じられないケアがあれば、この機会に見直してみてください。
ワセリンで毛穴が目立たなくなるかというと、肌の表面から水分が逃げるのを防ぐ働きはありますが、角栓を取り除いたり毛穴を小さくしたりする働きは期待されていません。ワセリンは石油由来の油分で、皮膚の保護を目的に使われています。 乾燥が気になる部分にごく少量を使うのは、肌を守る方法の一つです。一方で、皮脂の分泌が多い鼻やおでこに厚く塗ると、べたつきやつまりが気になることがあります。毛穴を目立たなくする目的でワセリンを使うのではなく、保湿の一手段として考えると良いでしょう。
毛穴をなくすクリームを探している方に知っておいてほしいのは、化粧品で毛穴の構造そのものを「完全に消し去る」ことはできないという点です。 しかし、化粧品でのケアが無意味なわけではありません。ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドなどが配合された優秀なスキンケア製品は、皮脂のバランスを整えたり肌にふっくらとしたハリを与えたりすることで、毛穴を引き締めて目立たなくすることが期待されています。 毛穴ケアで結果を左右するのは、価格の高さよりも、自分の毛穴悩みに合った成分を選び、毎日の保湿と紫外線対策とともに根気よく継続できるかどうかです。ただし、効果を焦って無理に使用するとかえって毛穴が悪目立ちしてしまうため、赤みやかゆみが出た場合はすぐに使用を中止してください。
角栓を一度に取り除ける毛穴パックや、指での押し出しは、肌への刺激が強く、赤みや色素沈着につながることがある方法です。取れた角栓は目に見えるためすっきりしますが、毛穴の入り口が広がったままになったり、まわりの肌を傷つけたりすることがあります。 刺激が加わるとメラニンが作られ、メラニン毛穴として黒ずんで見える一因にもなります。どうしても気になるときは、頻度を減らし、使用後の保湿を丁寧に行いましょう。

毛穴が気になると、洗浄力の強いアイテムを使ったり、角栓を押し出したりと、刺激の強いケアに向かいがちです。ただ、刺激は毛穴を目立たせる方向に働くことがあります。セルフケアを2〜3ヶ月続けても変化を感じられないときや、赤み・痛みをともなうときは、自己流のケアを重ねる前に医師へご相談ください。肌の状態によっては、内側からのケアを含めた選択肢を検討できる場合もあります。

毛穴の悩みは、年代や性別によって背景が変わります。ここでは、中学生・高校生、男性、40代以降の3つのケースについて、原因と向き合い方を紹介します。自分に近いケースを参考にしてみてください。
中学生や高校生の毛穴が気になるときは、思春期にホルモンの働きで皮脂の分泌が増えることが主な原因です。皮脂が増えると毛穴の出口が広がって見え、角栓もできやすくなります。 この時期は、洗いすぎず、保湿と紫外線対策を続けることが基本になります。なお、美容目的の内服薬は年齢の制限があり、10代の方は対象にならないことがあります。ニキビや赤みをともなう場合は、保護者と相談したうえで医療機関を受診してください。
男性の毛穴が目立ちやすい背景には、皮脂の分泌に加えて、ひげ剃りによる肌への刺激が重なることがあります。男性ホルモンには皮脂腺の働きを高める作用があるとされ、Tゾーンや鼻のまわりがテカりやすくなります。 ひげ剃りのときは、肌を蒸しタオルなどで温めてからシェービング剤を使い、力を入れずに剃ると刺激を減らせます。剃ったあとは化粧水や乳液で保湿しましょう。メンズ向けの毛穴ケアも、洗いすぎず保湿するという基本は変わりません。
40代以降で毛穴が縦長に見えるときは、皮脂よりも肌のハリの低下が関わっているたるみ毛穴が中心になります。加齢に加えて、長年蓄積した紫外線のダメージがコラーゲンやエラスチンに影響します。 このタイプでは、皮脂を抑えるケアだけでは変化を感じにくくなります。日焼け止めを一年を通して使い、保湿でうるおいを保ちながら、肌のハリに関わるケアを続けていきましょう。セルフケアで変化がないときは、医師に相談して選択肢を確認する方法もあります。
ここでは、毛穴のケアについて多く寄せられる質問にお答えします。気になる項目から確認してみてください。
毛穴のケアはどれくらい続ければ良いですか?
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は一般的に28〜56日程度とされ、年齢によって異なります。そのため、スキンケアも内服薬も、一定期間続けたうえで様子を見ることになります。変化の実感には個人差があるため、内服薬の場合は定期的に医師の評価を受けながら継続を判断してください。
妊娠中や授乳中でも毛穴が気になるときの内服薬は飲めますか?
妊活中や妊娠中、授乳中の服用については、美容目的での安全性が確立されていないため、自己判断は避け、必ず医師にご相談ください。美容目的の治療は緊急性の高いものではないため、この時期は治療を見合わせる選択肢も含めて相談することが推奨されます。なお、レバクリの提携医療機関で取り扱う美容皮膚治療では、妊娠中・授乳中の方への処方は行っておりません。
市販のビタミンCのサプリメントと一緒に飲んでも大丈夫ですか?
市販のビタミンCやトラネキサム酸を含む製品は、内服薬と成分が重なり過剰摂取につながる場合があるため、服用中のサプリメントや市販薬がある場合は、診察時に医師へご相談ください。飲み合わせは服用中の薬や体調によって判断が変わります。
毛穴をなくす方法を探していた方にとって、「毛穴はなくせない」という結論は少し残念に感じられたかもしれません。それでも、毛穴の目立ち方には開き・詰まり・たるみ・メラニンという原因があり、原因に合わせたケアを選べば、目立ちにくい状態へ整えていくことはできます。 まずは、こすらない洗顔と保湿、一年を通した紫外線対策から始めてみてください。鼻やおでこは皮脂と角栓、ほっぺはハリの低下というように、部位ごとに向き合い方が変わることも把握しておきましょう。 セルフケアを続けても変化を感じられないときや、赤みや痛みをともなうときは、一人で悩まず医師に相談してみましょう。肌の状態を確かめたうえで、内側からのケアを含めた選択肢を一緒に考えることができます。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トラネキサム酸錠『YD』 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シナール配合錠・シナール配合顆粒 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ハイチオール錠40mg・ハイチオール錠80mg・ハイチオール散32% 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ユベラ錠50mg 添付文書」 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「グルタチオン錠100mg『ツルハラ』 添付文書」 環境省「紫外線環境保健マニュアル」 厚生労働省「良い睡眠の概要(案)」
記事を読んで美容皮膚(メディカルスキンケア)に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
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美容皮膚(メディカルスキンケア)治療は、主に内服薬で行われます。市販の化粧品やサプリが肌の表面にアプローチするのに対し、内服薬は体の内側からターンオーバーを整え、肌悩みの根本にはたらきかけます。
治療期間について
肌のターンオーバー周期に基づき、1~2ヶ月後から効果が実感できることが多いです。効果の実感には個人差があるため、定期的に医師の評価を受けながら継続を判断します。
費用について
美容皮膚治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代のほかに初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
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皮脂の分泌が著しく多い重度の開き毛穴や詰まり毛穴に対しては、皮膚科などで皮脂腺の働きを抑える「イソトレチノイン」などの内服薬が選択されることもあります。ただし、乾燥や赤ちゃんの身体へ重い異常が起こる危険性などが報告されています。
参考:U.S. Food and Drug Administration「ABSORICA/ABSORICA LD (isotretinoin) capsules Prescribing Information」