更新日:2026年07月28日

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
ステンドラのジェネリックについて気になっている方もいるかもしれません。有効成分アバナフィルを含むED治療薬は、米国において「ステンドラ」の製品名で承認・販売されています。ただし、「ステンドラジェネリック」として流通している個別製品は、米国FDAなどの承認を受けているとは限らない点に注意が必要です。 日本では未承認となっており、個人輸入でも入手できますが、品質管理の状況が確認できない場合や、偽造品・不純物が混入しているリスクがあります。
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海外では、アバナフィルを含有すると表示された複数の製品が流通しています。ただし、日本では承認されておらず、ステンドラとの品質や生物学的同等性が日本の規制当局によって確認された後発医薬品ではありません。
先発薬は2012年に米国食品医薬品局(FDA)で承認されており、「ステンドラ」や「スぺドラ」という製品名で流通しています。
海外で流通する製品の価格は、製造会社、用量、販売国、流通経路によって異なります。価格の安さだけで品質や安全性を判断することはできません。
なお、ステンドラおよびそのジェネリック医薬品は、いずれも日本国内では承認されていません。当クリニック「レバクリ」では、ステンドラおよびそのジェネリックの取り扱いはありません。
ステンドラジェネリック(海外製アバナフィル製剤)は、臨床試験において、服用15分後の性行為機会から有効性が認められた報告があります。ただし、効果発現には個人差があり、性的刺激が必要です。
持続時間の目安となる半減期(体内で薬の成分が半分になる時間)は約5時間と報告されています。明確な持続時間の定義はありませんが、タダラフィルと比べると、作用時間が比較的短いPDE5阻害薬として位置づけられます。
なお、ED治療薬の長時間作用型には、持続時間が約30〜36時間のシアリスがあります。
ステンドラジェネリックの作用は、陰茎海綿体にあるPDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素を選択的に阻害することです。
そもそも勃起は、性的刺激によって一酸化窒素(NO)が放出され、陰茎海綿体内で「cGMP(環状グアノシン一リン酸)」が増加することで起こります。cGMPの働きで海綿体の平滑筋が弛緩し、陰茎への血流が増える仕組みです。性的刺激が落ち着くと、PDE5によってcGMPが分解され、勃起が治まります。
EDには、血管や神経の障害、糖尿病などの持病、心理的なストレスや薬剤の影響など、さまざまな原因が関与しています。ステンドラジェネリックなどのED治療薬は、PDE5によるcGMPの分解を抑えることで、性的刺激に伴う勃起反応を補助する働きを持っています。
なお、ED治療薬は性的刺激がない状態では効果を発揮しません。常に勃起状態が続くわけではないことを理解しておきましょう。
| ステンドラ | バイアグラ | シアリス | |
|---|---|---|---|
| 有効成分 | アバナフィル | シルデナフィル | タダラフィル |
| 効果が出るまでの時間 | 約15〜30分 | 約30分~1時間 | 約30分~1時間 |
| 半減期 | 約5時間 | 約3時間 | 約14時間 |
| 食事による影響 | 受けにくい | 受けやすい | 受けにくい |
ステンドラジェネリックは、ほかのED治療薬であるバイアグラ(シルデナフィル)やシアリス(タダラフィル)とは違い、服用後15分程度から変化が見られる場合があります。また、食事による影響を受けにくいとされています。
ED治療薬の代表であるバイアグラは、服用後約30分〜1時間で効果が現れ始め、半減期は約3時間です。食事による影響を受けやすいデメリットがあります。
一方、シアリスは服用後約30分で効果が現れ始め、最大36時間という長時間の効果持続が期待できます。それに加え、食事による影響を受けにくいのが特徴です。
ステンドラジェネリックは、100mgや200mgの場合、性行為の約15〜30分前に服用しましょう。服用は1日1回を超えてはいけません。効果が不十分でも、同じ日に追加服用しないでください。
食事による影響は受けにくいものの、過度な飲酒は勃起力を弱める原因になります。アルコールとアバナフィルはいずれも血管拡張作用を持つため、併用により血圧低下、めまい、立ちくらみなどが生じやすくなる可能性があります。服用時の飲酒については医師の指示に従ってください。
ステンドラジェネリックの100mgや200mgを飲むタイミングは、性行為の約15〜30分前といわれています。なお、50mgの場合は性行為の約30分前です。
飲む用量に関しては医師による判断が前提ですが、一般的にステンドラジェネリックに推奨されている開始用量は100mgです。効果や副作用に応じて、医師の指導のもと最大200mgへ増量できます。体質や副作用の出方によっては、50mgに減量が可能です。
服用頻度は1日1回までとし、次の服用まで24時間以上の間隔をあける必要があります。
ステンドラジェネリックは食事による影響を受けにくい薬です。
ED治療薬は腸から成分が吸収されるため、腸に内容物があると吸収を妨げる場合があります。バイアグラなどは食事による影響を受けやすく、空腹時の服用が基本です。
しかし、ステンドラジェネリックは食後の服用でも、吸収や作用への影響が少ないと報告されています。そのため、食事のタイミングを気にせずに服用できます。
ステンドラジェネリックの服用前後に過度な飲酒を行うと、勃起力の低下やめまい、立ちくらみなどの影響を与える可能性があります。服用時の飲酒についてはご注意ください。
過度な飲酒は中枢神経を麻痺させ、勃起を妨げる原因の一つです。また、薬とお酒の相互作用により副作用を高める場合があります。
しかし、飲酒自体が悪いのではありません。大切なのは飲み過ぎに注意することです。
ステンドラジェネリックの主な副作用は、以下のとおりです。なお、副作用の出方には個人差があります。
これら副作用は、薬に含まれる血管拡張作用によって生じることがあります。頭痛が生じた場合は、自己判断で市販薬を追加せず、処方医または薬剤師に相談してください。持病や併用薬によっては使用できない鎮痛剤があります。また、ステンドラジェネリックの処方時に医師へ相談すると、併用可能な鎮痛剤を一緒に処方してくれる場合があります。
もし副作用が出たら、無理をせず安静に過ごすことが大切です。副作用が強い場合、すぐに医師へ相談してください。
アバナフィルには併用できない薬があります。また、心血管疾患や肝・腎機能障害などにより、使用が推奨されない場合や慎重な判断が必要な場合があります。禁忌薬との併用や、重い心血管疾患がある状態での使用では、重度の血圧低下などの重大な健康被害につながる可能性があります。
ステンドラジェネリックの併用禁忌薬は、以下のとおりです。
ステンドラジェネリックと硝酸剤やsGC刺激剤を併用すると、急激な血圧低下を招く恐れがあります。また、CYP3A4阻害薬の併用でステンドラジェネリックの分解が阻害され、血中濃度が上昇する可能性があります。
いずれも危険なので、服用中の薬がある方は必ず医師へ報告してください。
ステンドラジェネリックの服用禁忌は以下のとおりです。
心血管疾患がある場合は、疾患の安定性、性行為に伴う心負荷、血圧、併用薬などを踏まえて、医師が使用の可否を判断します。過去にかかった疾患も含まれているため、現在治療中でなくても注意が必要です。
また、女性や18歳未満の小児は安全性が確立されていないため、服用できません。
ED治療を希望する場合は、医療機関を受診し、まず国内承認薬を含む治療選択肢について医師に相談してください。未承認薬を使用する場合は、承認国、製造会社、入手経路、品質情報、副作用、公的救済制度について十分な説明を受ける必要があります。
ステンドラジェネリックは未承認薬のため、ドラッグストアなどで市販品の販売は行っていません。個人輸入サイトで販売されているケースもありますが、偽造品のリスクがあり、推奨できません。
ステンドラやそのジェネリック医薬品は、日本国内で承認されておらず、ドラッグストアなどの市販薬として購入できません。
ステンドラは、医師の処方が必要な処方箋医薬品に該当します。そのため、店頭だけでなく通販での販売も行われていません。インターネット上で医師の診察なしに販売されているケースは、個人輸入サイトである可能性があります。
個人輸入サイトで流通しているステンドラジェネリックは、医療機関を通じた処方と異なり、品質管理の状況が確認できない場合や、偽造品・不純物が混入しているリスクがあります。
厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」でも、個人輸入した医薬品には健康被害などの危険性があると注意喚起を行っています。
偽造品の場合、有効成分が全く入っておらず、効果がないことがあります。また、有効成分が過剰に入っていたり、有害な不純物が混入していたりすると、非常に危険です。
個人輸入の医薬品で重篤な副作用が生じた場合、国の公的補償である「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。個人輸入した未承認薬による健康被害では、医薬品副作用被害救済制度による医療費や障害年金などの給付を受けられません。なお、実際の診療に公的医療保険が適用されるかどうかとは別の問題です。
参考:厚生労働省「医薬品・医療機器」
ステンドラジェネリックを含むED治療薬は、持病や併用薬によって命に関わる可能性があるため、必ず医療機関を受診して医師から処方を受けてください。
医師を通さずにED治療薬を入手することは、偽造品を購入するリスクだけでなく、自己判断での服用となる危険性があります。ED治療薬には服用禁忌が複数含まれており、自身で把握しきれない可能性もあります。必ず医師に自身の健康状態を伝え、服用禁忌に該当していないかを確認してください。
できるだけ人目につかずに入手したい場合は、オンライン診療という方法もあります。当クリニック「レバクリ」では、ステンドラジェネリックの取り扱いは行っていません。ただし、ほかのED治療薬の取り扱いはあるため、EDにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ステンドラジェネリックに関する質問と回答をまとめました。疑問がある方はぜひ参考にしてください。
ステンドラジェネリックは、毎日服用しても大丈夫?
ステンドラジェネリックは、性行為に応じて必要時に服用する薬であり、自己判断で毎日連続して服用することは推奨されません。服用は1日1回を超えず、効果が不十分でも同じ日に追加服用しないでください。服用頻度については必ず処方医の指示に従ってください。
ステンドラジェネリックを服用しても効果が出ない場合はどうしたらいい?
まずは、服用方法を見直して、それでも効果がなければ医師へ相談しましょう。効果が出ない、または弱いと感じる場合は飲むタイミングを誤っている可能性があります。性行為の約15〜30分前に服用できているかを確認しましょう。
もし効果が出なくても、自己判断で増量することは避けるべきです。医師に相談することで、用量調整やほかの治療薬への変更など適切な対応が期待できます。
ステンドラのジェネリック医薬品とは、有効成分アバナフィルを含むED治療薬です。海外の臨床試験では、服用15分後の性行為機会から有効性が確認された報告がありますが、効果発現には個人差があり、性的刺激が必要です。それに加えて、食事による影響を受けにくいとされています。
アバナフィル製剤「ステンドラ」は米国で承認されていますが、海外で流通する個別のジェネリック製品がFDA承認を受けているとは限りません。入手するには、医療機関で処方を受ける必要があります。主な副作用は、頭痛や顔のほてり、鼻づまりなどです。
また、ステンドラジェネリックには、持病や併用薬によって服用できない人がいます。さらに、個人輸入での入手は偽造品や粗悪品による健康被害のリスクがあるため、避けるべきです。安全に服用するために、医師の診察のもとで処方を受けましょう。
なお、当クリニック「レバクリ」ではステンドラジェネリックの取り扱いはありません。ほかのED治療薬は取り扱っているため、お困りの方はお気軽にご相談ください。
厚生労働省「医薬品・医療機器」
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ED治療は、「シルデナフィル」・「パルデナフィル」・「タダラフィル」などの成分を含む内服薬で行うのが一般的です。
治療の必要性について
EDは生活習慣病が原因の場合もあるため、放置せず早期に専門医へ相談することが推奨されます。
費用について
ED治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1錠500~2,000円ほど)の他に初診料や診察料がかかる場合があります。
ED治療は専門医への相談が不可欠ですが、デリケートな悩みであるため、通院の待ち時間や人目が心理的ハードルとなる場合も少なくありません。
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