更新日:2026年03月18日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
スーツの肩に白い粉が付いていたり、頭皮がかゆくて気になったりする方がいるかもしれません。フケや頭皮のかゆみが発生する主な原因は頭皮環境の乱れで、適切なケアをすると改善できる可能性があります。
この記事では、フケの種類やその見分け方、発生原因、効果的な対策方法を解説するので、フケや頭皮のかゆみにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
スーツの肩や枕に白く「フケ」が付いていると気になるものです。フケとは、頭皮の古くなった角質が剥がれ落ちたもので、新陳代謝で頭皮の表面が剥がれ落ちることによって起こります。健康な人の場合、約28日周期で頭皮の細胞が生まれ変わり、古い角質は自然と剥がれ落ちるのが通常のサイクルです。
通常は頭皮の古い角質が目立つことはありませんが、フケとして目に見える状態が続く場合は、何らかの頭皮トラブルが生じている可能性があります。また、フケには「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があり、それぞれ特徴や原因が異なります。
乾性フケと脂性フケの主な特徴と原因は以下のとおりです。
| フケの種類 | 特徴 | 多く見られる時期 | 主な原因 |
|---|---|---|---|
| 乾性フケ | 白く細かい粉状で、 パラパラと落ちる | 秋~冬(空気が乾燥する時期) | 頭皮の乾燥、洗浄力の強すぎるシャンプー、過度な洗髪 |
| 脂性フケ | ベタベタした感触で、 髪に絡みつく | 梅雨~夏(湿度が高い時期) | 過剰な皮脂分泌、シャンプーのすすぎ残し、脂質の多い食事 |
自分のフケがどちらのタイプかを知ることで、効果的に対策できるでしょう。ここでは、乾性フケと脂性フケについて詳しく紹介します。
乾性フケは、白く細かい形状でパラパラと肩や枕に落ちるのが特徴です。触ると乾いた感触があり、特に空気が乾燥する秋から冬にかけての寒い時期に多く見られます。
乾性フケの主な原因は頭皮の乾燥です。空気が乾燥する季節になると、頭皮も水分を失い乾燥しやすくなります。また、洗浄力の強いシャンプーを使用したり、1日に何度も洗髪したりするなど過度な洗髪も、頭皮の必要な油分まで取り除いてしまい、乾燥を引き起こす原因になります。
乾性フケを改善するためには、頭皮の保湿が重要です。頭皮用の保湿ローションを使用したり、アミノ酸系の洗浄力がやさしいシャンプーに切り替えたりするなど、乾燥対策を心掛けましょう。
脂性フケは、髪と髪の間にベトベトと絡みつくのが特徴です。乾性フケとは対照的に、湿度の高い梅雨から夏にかけて多く発生します。
脂性フケの主な原因は、ホルモンバランスの乱れやストレスによって起こる頭皮の過剰な皮脂分泌です。そのほか、過剰な洗髪も原因の一つです。頭皮を過度に洗うと、皮脂が過剰に分泌されるようになり、それがマラセチアと呼ばれる頭皮の常在真菌の増殖を促進します。マラセチア菌が皮脂を分解する際に出す物質が頭皮を刺激し、フケの原因となるのです。
また、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しも雑菌の繁殖を促すため、脂性フケの原因となります。脂質の多い食事も皮脂分泌を増やす要因になるため注意が必要です。
脂性フケを対策するには、皮脂をコントロールするシャンプーを使用し、すすぎを十分に行うこと、洗髪後はすぐにドライヤーで髪を完全に乾かすことが大切です。併せて食生活の見直しも効果的でしょう。
フケが多く乾燥した状態が続くと、頭皮のバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になるため、かゆみが出ることがあります。また、脂性フケの場合、マラセチア菌が分解した皮脂の副産物が頭皮を刺激し、かゆみの原因となることもあります。
掻くことで皮膚が傷つき、症状が悪化する可能性があります。また、掻き続けてしまうと頭皮の角層が薄くなり、外部刺激に対する抵抗力が低下し、痛みを伴う炎症を誘発しかねません。
かゆみを感じた際は、爪を立てて掻くのではなく、指の腹で優しくマッサージするのがおすすめです。頭皮用の保湿ローションや抗炎症成分配合のシャンプーの使用も検討してみましょう。改善が見られないときは保険適用の皮膚科を受診し、ステロイド外用薬を処方してもらうことで、かゆみや掻き壊しを抑えられるでしょう。
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AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。
フケは、セルフケアで改善できる場合があります。適切な頭皮環境の整え方を知り、継続的にケアを行うことが大切です。
しかし、症状の深刻度によってはセルフケアだけでは治らない場合もあります。その際は皮膚科の受診が必要になるケースもありますが、まずは自分でできる対策から始めてみましょう。
フケ対策の第一歩として、現在使用しているシャンプーの見直しをおすすめします。一般的なシャンプーから薬用シャンプーに切り替えることで、フケの症状が改善することがあります。
薬用シャンプーには、余分な皮脂や汚れを落としながら、フケの原因菌であるマラセチア菌にアプローチする成分や、かゆみを抑える成分が配合されています。ピロクトンオラミンやサリチル酸、亜鉛ピリチオンなどの有効成分が含まれたものを選ぶと良いでしょう。
乾性フケには、頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーがおすすめです。洗浄力が穏やかで、必要な皮脂を残しながら汚れを落とせます。一方、脂性フケには皮脂コントロール効果のあるシャンプーが適していますが、強過ぎる洗浄力は逆効果になる可能性があるため、注意が必要です。薬用シャンプーは2週間ほど継続使用してみて、変化を確認してみましょう。
正しい洗髪方法は、フケ対策を行ううえで重要なポイントです。
まずは頭全体を40℃以下のぬるま湯でよくすすぎ、地肌の汚れを浮かせることから始めましょう。シャンプーは適量を手のひらで泡立て、指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージします。このとき、爪を立てたり強くこすったりすると頭皮を傷つける原因となるため注意が必要です。
すすぎは特に丁寧に行い、シャンプーやトリートメントの成分が頭皮に残らないよう気を配ります。耳の裏側や頭頂部はすすぎが不十分になりがちなので、意識的に確認しましょう。また、乾かす際は頭皮から20センチほど離してドライヤーを使用し、髪の根元からしっかりと乾燥させることがポイントです。そのほか、頭皮の状態に合ったシャンプーを使い、なるべく朝ではなく夜に洗髪しましょう。
頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進し、頭皮環境を整えるのに効果的です。血行が良くなることで、栄養素が頭皮に行き渡りやすくなり、健康な頭皮の維持に役立ちます。
マッサージのタイミングは、洗髪の前または就寝前がおすすめです。頭皮が乾燥している人は、保湿ローションを付けながら行うとマッサージの刺激を和らげることができて良いでしょう。
頭皮マッサージの方法は以下のとおりです。
頭皮マッサージを行うときは、力を入れ過ぎないように注意しましょう。強いマッサージは頭皮を傷つけ、かえってフケやかゆみを悪化させる恐れがあります。爪を立てず、必ず指の腹を使ってマッサージするよう心掛けましょう。
マッサージを継続することで、頭皮の血行が改善され、健康な頭皮環境づくりに役立ちます。ただし、頭皮に炎症や傷がある場合は、マッサージを控えるか、その部分を避けて行うようにしましょう。
セルフケアを続けても症状が改善しない場合は、皮膚科の受診をおすすめします。特に以下のような症状がある場合は、専門医の診察を受けるべきです。
フケの原因は、単なる乾燥や皮脂の過剰分泌だけでなく、真菌の増殖や炎症などさまざまな要因が関わっています。そのため、間違ったケアを続けると、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。セルフケアで改善しない場合や、フケの症状が急に悪化した場合は、早めに専門医に相談しましょう。
皮膚科では、頭皮の状態を専門的に診断し、症状に適した薬用シャンプーや塗り薬などを処方してもらえます。

フケや薄毛が気になる場合は、まずは保険診療の皮膚科にかかるのも良いでしょう。頭皮環境の悪化は、毛髪の成長に間接的に影響することがあります。健康な髪の毛を育てるためには、フケの対策とあわせて、頭皮ケアを行うことが大切です。
フケや頭皮のかゆみに悩まされないためには、日常的な予防が大切です。適切なケア方法を継続することで、健康な頭皮環境を維持できます。ここでは、フケや頭皮のかゆみを予防するための具体的な方法をご紹介します。
健康な頭皮環境を維持するためには、規則正しい生活習慣が欠かせません。特に睡眠は頭皮の健康に重要な役割を果たします。睡眠中に肌の細胞修復が行われるため、毎日6~8時間の質の良い睡眠を心掛けましょう。
また、食事内容も頭皮の状態に影響を与えます。ビタミンB群やビタミンE、亜鉛、鉄分などの栄養素を含むバランスの良い食事を意識することが大切です。脂性フケに悩む方は、脂質や糖質を控えめにし、野菜や果物、良質なたんぱく質を中心とした食生活を心掛けましょう。
さらに、適切な水分補給は体全体の水分バランスを整え、頭皮の乾燥予防にもつながります。特に乾性フケに悩む方は、こまめに水分摂取をしましょう。
ストレスは頭皮のトラブルを引き起こす要因の一つです。ストレスを感じると、体内でコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、ホルモンバランスが乱れます。このホルモンバランスの乱れは肌トラブルの一因となり、フケの増加やかゆみを引き起こす可能性があります。
ストレスを完全に取り除くのは難しいですが、上手に管理することは可能です。自分に合ったストレス解消法を見つけ、定期的に実践することが大切です。たとえば、軽い運動やヨガ、深呼吸、瞑想などがストレス軽減に役立ちます。趣味に没頭する時間を持つことも、良いストレス解消法になるでしょう。
また、適度な休息を取りながら、仕事や生活のバランスを整えましょう。ストレスを感じたら無理せず、意識的に休息を取る習慣をつけることが、頭皮の健康維持には欠かせません。
紫外線は頭皮にもダメージを与えます。紫外線により頭皮の皮脂が酸化すると、地肌に刺激を与えやすくなり、フケやかゆみの原因になることがあります。外出時には帽子や日傘を使って、直射日光から頭皮を守りましょう。特に夏場や紫外線の強い時間帯(午前10時~午後2時ごろ)の外出時は、紫外線対策が重要です。帽子を選ぶ際は、通気性の良い素材のものを選ぶと、蒸れによる頭皮トラブルを防げます。
また、髪や頭皮専用の日焼け止めスプレーを使用するのも効果的です。これらの製品は、頭皮に負担をかけずに紫外線から保護する役割を果たします。使用する際は、頭皮に直接スプレーするタイプのものを選び、均一に塗布しましょう。
紫外線対策は一年を通して行うことが理想的ですが、特に紫外線が強くなる春から秋にかけては、より意識して対策を行いましょう。
フケと乾燥は、日常ケアを見直しましょう。シャンプーは、乾性フケには保湿成分が豊富なもの、脂性フケには皮脂コントロール効果のあるものがおすすめです。
また、正しい洗髪方法と頭皮ケアも大切です。頭皮マッサージは血行を促進し、健康な頭皮環境づくりに役立ちます。
十分な睡眠やバランスの取れた食事、適度な水分摂取、ストレス管理など生活習慣も整えましょう。
フケは体質や季節のせいだと思われがちですが、脂漏性皮膚炎などの病気が隠れていることも少なくありません。また、慢性的な頭皮の炎症は、結果的に毛髪の成長サイクルを乱す要因にもなります。
セルフケアで2週間以上改善が見られない場合は、早めに専門的なチェックを受けることが、将来の健康な髪を守ることにつながります。
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