更新日:2026年06月01日
お役立ち情報
病気や治療による外見の変化にお悩みの方へ、メイクを通じて心身をサポートする取り組みをご紹介します。この記事では、学術研究に基づいた「臨床化粧療法」を提唱し、当事者の自己尊厳を守る伴走サポートを行う団体をご紹介します。スキンケアのアドバイスや心に寄り添う資格講座についても詳しく紹介するので、メイクを通して医療や福祉の現場で活躍することに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
一般社団法人日本臨床化粧療法士協会(JCTA)は、病気や治療による外見の悩みに寄り添い、メイクを通じた心のサポートを行う「臨床化粧療法」の普及や専門家の育成を行っている団体です。同協会は、難病と向き合ってきた代表自身の経験を背景に、2017年に設立されました。長期の闘病生活において、身だしなみを整える意欲が社会復帰への支えになったという想いから、「悩みのある方が安心して専門美容を受けられる社会」を目指しています。
▲画像提供:一般社団法人日本臨床化粧療法士協会(JCTA)
同協会が提唱する「臨床化粧療法」は、単に見た目を美しくするだけでなく、化粧を通じたコミュニケーションを重視し、困難な状況から少しでも解放へ向かってゆくことをサポートするケアです。商品販売を目的とせず、その方に合ったメイク手法を伝えることで、「自分でできた」という喜びを引き出します。こうした寄り添いの姿勢が当事者の不安を和らげ、自分らしく生きるための大きな安心感へとつながる手助けをしています。
一般社団法人日本臨床化粧療法士協会(JCTA)の主な活動の一つとして、「臨床化粧アドバイザー」や「臨床化粧療法士®」といった専門人材の育成が挙げられます。肌トラブルや病気の治療に伴う副作用など、外見的なお悩みを抱える方に対し、スキンケアのアドバイスや心に寄り添うカウンセリングを行うための資格講座を定期的に開催しているのが特徴です。
▲画像提供:一般社団法人日本臨床化粧療法士協会(JCTA)
この講座では、皮膚の役割や関連法令といった基礎知識のほか、メイクがもたらす心理的・身体的な影響を学び、さらには実践的なカウンセリング手法までを幅広く習得できます。 受講される方の背景は幅広く、医療従事者や介護職員、美容分野の方々はもちろんのこと、ご自身がご病気を経験された方までさまざまです。どのような立場からでも、この学びを通じてご自身の経験を活かし、誰かを「支援する側」として社会で活躍できる道を用意しています。 専門資格を取得した方々は、地域の交流拠点やがんサロン、認知症カフェでスキンケア教室を開いたり、介護の現場で整容支援を行ったりと、全国各地で活動の輪を広げています。それは単なる美容技術の提供に留まらず、医療や福祉と手を取り合いながら、その人が願う「在りたい姿」への意欲をそっと後押しする大切な役割です。外見の不安に寄り添い、心を通わせる専門家が少しずつ増えていくことで、誰もが安心して自分らしく過ごせる温かな社会づくりに貢献しているといえるでしょう。
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臨床化粧アドバイザー資格講座