更新日:2026年07月03日

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「シアリスが市販されるって本当?」と気になる方もいるのではないでしょうか。シアリスは2026年5月に市販化が承認されましたが、一般的な市販薬とは購入方法が異なります。 本記事では、市販されるシアリスの購入方法や注意点を解説します。勃起不全(ED)の原因を把握したい場合は医療機関での処方がおすすめですが、何を重視するかは人それぞれです。自身にとって市販と処方のどちらが良いのか、検討してください。
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シアリス(有効成分:タダラフィル)は2026年5月に厚生労働省により市販化が承認されました。これにより、処方箋なしで薬局での購入が可能になる予定です。
ただし、市販化されても一般的な市販薬のように自由に購入できるわけではなく、薬剤師による指導や管理のもとでの販売となります。購入を検討している方は、販売ルールを事前に理解しておきましょう。
市販されるシアリスは「要指導医薬品」に分類されます。要指導医薬品とは、薬剤師から情報提供や指導を受けなければ購入できない薬のことです。
要指導医薬品として分類される理由は、シアリスが血管や心臓に影響を与える可能性があり、適切な使用方法や注意点について専門的な説明が必要であるためです。
また、ほかの薬との飲み合わせや、服用してはいけない方についても、薬剤師が直接確認する必要があります。
購入時には、薬剤師から以下のような説明を受けることになるでしょう。
なお、購入の可否については薬剤師が判断します。
シアリスの市販化は承認されたものの、実際の価格や販売が開始される時期は2026年5月現在、まだ決まっていません。
販売開始時期が決まらないのは、以下の準備が必要なためです。
販売開始時期については、厚生労働省や製薬会社からの正式な発表を待つ必要があります。
薬局やドラッグストアで市販のシアリスを購入する際は、薬剤師による対面での情報提供と指導が義務付けられています。事前の準備や確認をせずに店舗に立ち寄っても、購入できない可能性があるため注意が必要です。
要指導医薬品は薬剤師が不在の時間帯や、登録販売者しかいない時間帯には購入することができません。
ドラッグストアは深夜まで営業していても、薬剤師の勤務時間は「19時まで」「土日は不在」など、短く設定されているケースがあるため注意が必要です。
確実に購入するために、以下を実践することをおすすめします。
これらによって、「せっかくお店に行ったのに買えなかった」というタイムロスを防げるでしょう。
薬局でシアリスを購入する際は、薬剤師との対面での服薬指導と、法令で定められたチェックシート(確認書)への記入が必須です。この指導では、安全に使用するための重要な情報が共有されます。
服薬指導で確認・説明される主な内容は以下のとおりです。
| 指導および確認項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 服用方法 | 1日1回、性行為の約1時間前に服用 |
| 服用間隔 | 前回の服用から24時間以上空ける |
| 注意事項 | グレープフルーツなどフラノクマリン類を含む柑橘類との同時摂取を避ける |
| 主な副作用 | 頭痛、ほてり、消化不良、背中の痛みなど |
| 禁忌(購入不可) | 心疾患がある方、特定の降圧薬や硝酸剤(ニトロなど)を服用中の方など |
面談では、服用している薬やサプリメント、持病などについて正確に伝える必要があります。確認をスムーズにするため、お薬手帳を持参するのも良いでしょう。薬剤師はこれらの情報をもとに、シアリスを安全に使用できるか判定します。
なお、シアリスの代理購入はできず、服用する本人が店舗へ足を運ばなければなりません。年齢や本人確認のため身分証明書の提示を求められる可能性があるので、運転免許証やマイナンバーカードなどを持参しましょう。
市販のシアリスと医師が処方するシアリスでは、購入できる用量や錠数に違いがあります。また、シアリスは性欲を高める薬ではなく、勃起をサポートする薬であることを理解して使用することが大切です。
シアリスの市販薬は安全性を最優先するため、用量は10mgのみとされており、1回に購入できる錠数も1箱(4錠)までと決められています。
一方、処方薬は5mgや20mgも選択肢となり、医師の判断によりまとめ買いも可能です。
| 比較項目 | 市販薬 | 処方薬 |
|---|---|---|
| 用量の選択肢 | 10mgのみ | 5mg、10mg、20mgから選べる |
| 安全管理 | 薬剤師によるチェックシート確認と服薬指導 | 医師による診察と、個人の健康状態に合わせた処方 |
| 一度に購入できる錠数 | 1回につき1箱(4錠)まで | 医師が判断した必要数 (まとめ買いの選択肢もあり) |
| 購入手続き | 薬剤師のいる時間帯に対面、またはオンライン面談 | 医師の診察(対面、またはオンライン診療) |
| 購入できる場所 | 要指導医薬品を扱う薬局またはドラッグストア、公認ECサイト | 医療機関(院内処方)、または調剤薬局 |
対面またはオンライン診療の処方薬でも、10mgからスタートするのが原則です。しかし医師の診察があれば、「5mgから慎重に始めたほうが安全」「10mgでは効果が足りないから20mgに増量」といった、個人の状態に合わせた調整が可能です。
自分に合った適量を知りたいという場合は、一律の用量しか選べない市販薬よりも、医師に相談できる処方薬のほうが良いでしょう。
シアリスは性欲を高める薬ではなく、自然な勃起をサポートする薬です。有効成分のタダラフィルは性的な刺激を受けた際に勃起を得やすくしますが、性的欲求そのものを増加させる作用はありません。シアリスを服用しただけで勃起が起こるわけではないことを理解しましょう。
シアリスの作用メカニズムは、陰茎の血管を拡張して海綿体への血流を改善することです。性的刺激を受けると、cGMP(環状グアノシン一リン酸)という、海綿体の血管を緩めて血流を増やす物質が作られます。通常は、役目が終わるとPDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素によってこの物質が分解され、勃起が収まります。
しかし、EDの状態ではcGMPの分泌や血流が不足し、血管が十分に広がりません。シアリスは、PDE5の働きをブロックすることで、勃起の維持を助けます。
シアリスが市販されてもオンライン診療がおすすめなのは、EDの根本的な原因を把握し、複数の選択肢から最適な治療法を選べるためです。EDの根本的な原因がほかの疾患や過去のトラウマなどである場合、シアリスだけでは症状が改善しない可能性があるでしょう。
まずはEDの原因を明確にするために、オンライン診療での相談を推奨します。
オンライン診療では、ビデオ通話による問診を通じて、EDの根本的な原因を調べます。医師は、EDの発症時期など医学的な質問から、原因が体の問題(生活習慣病など)なのか心の問題(プレッシャーなど)なのか、あるいはほかの薬によるのかを見分けるでしょう。 EDの原因は大きく分けると以下の3種類に分類され、これらが複合的に関わっている可能性もあります。
| EDの主な種類 | 主な原因 | 主な要因 |
|---|---|---|
| 器質性ED (体調が原因) | 加齢や病気によって、陰茎へ血液を送り込む血管や神経が物理的にダメージを受けている状態 | 糖尿病、高血圧、脂質異常症(動脈硬化)、肥満、前立腺肥大の組織損傷など |
| 心因性ED (気持ちが原因) | ストレスやプレッシャーにより交感神経が優位になり、興奮(勃起信号)が体にうまく伝わらない状態 | 仕事のストレス、妊活のプレッシャー、過去の失敗によるトラウマ、うつ傾向など |
| 薬剤性ED (ほかの薬が原因) | ほかの病気の治療で服用している薬の作用が、中枢神経や血管系に影響を与えて勃起を阻害している状態 | 降圧剤(血圧を下げる薬)、抗うつ薬、精神安定剤、胃潰瘍の薬、前立腺肥大症の薬など |
薬局で市販薬を購入する場合は薬剤師から服薬指導は受けられますが、EDの分類や原因についての診断を受けることはできません。
一時的な対処ではなく、長期的な視点でEDを克服したい場合は、医師によるオンライン診療をおすすめします。
オンライン診療では、シアリス以外にもバイアグラ(シルデナフィル)やレビトラ(バルデナフィル)など、複数のED治療薬から選択できます。シアリスで効果が実感できなかった場合に、医師と相談してほかのED治療薬を試すことも可能です。
ED治療薬は、以下のように「即効性」「硬さ」「持続時間」などの特徴が異なります。
| レビトラ | バイアグラ | シアリス | |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 即効性がある 硬さが出やすい | 知名度・実績がある 初めての人も使いやすい | 持続性 自然な勃起 副作用が起きにくい |
| 持続時間 | 4~8時間 | 3~5時間 | 30~36時間 |
| 効果発現 までの時間 | 15~30分 | 30~60分 | 30~60分 |
シアリスは市販化が承認されましたが、2026年5月時点で価格や販売時期は未定です。市販されるシアリスは要指導医薬品に分類されるため、薬剤師による対面での服薬指導が必須となります。市販薬は10mgのみで1回4錠までの購入制限があるのに対し、医療機関の処方薬では5mg、10mg、20mgから個人の状態に合わせて選択可能です。
市販化後もオンライン診療がおすすめな理由として、EDの根本的な原因を医師に診断してもらえることや、シアリス以外にもバイアグラやレビトラなど複数のED治療薬から最適なものを選択できることが挙げられます。
また、プライバシーを守りながら継続的な治療を受けられるのもメリットの一つです。市販のシアリスを検討している方も、EDの原因を把握するためまずは医師に相談することを検討してみてください。
記事を読んでEDの治療に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
オンライン診療サービス「レバクリ」なら、医師の診察からお薬の処方まで、すべてスマホひとつで完結できます。
ED治療は、「シルデナフィル」・「パルデナフィル」・「タダラフィル」などの成分を含む内服薬で行うのが一般的です。
治療の必要性について
EDは生活習慣病が原因の場合もあるため、放置せず早期に専門医へ相談することが推奨されます。
費用について
ED治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1錠500~2,000円ほど)の他に初診料や診察料がかかる場合があります。
ED治療は専門医への相談が不可欠ですが、デリケートな悩みであるため、通院の待ち時間や人目が心理的ハードルとなる場合も少なくありません。
オンライン診療とは、スマホやPCを使い、ご自宅など好きな場所から医師の診察を受け、お薬を配送してもらえるサービスです。従来のED治療における「通院の負担」「待ち時間」「人目」といった課題を解決します。
「レバクリ」は、ED治療の「始めやすさ」と「続けやすさ」を重視し、オンライン診療のメリットを最大限に活かしたサービスを提供しています。
| あまり受けない |
| 受けやすい |
| ほとんど受けない |
なお、レビトラは2026年5月現在、日本国内での販売は中止となっており、同じ有効成分を含むジェネリック品「バルデナフィル錠」が発売されています。

オンライン診療をおすすめするもう一つの理由は、診察から薬の受け取りまでを自宅や指定の場所で完結できる点です。
薬局へ足を運ぶ必要がないため、以下のようなメリットがあります。
さらに、オンライン診療では医師と継続的な関係を築けるため、服用後の効果や副作用についても相談しやすいでしょう。

「ED治療薬の購入を周りに知られたくない」という人も、オンライン診療であればプライバシーを守って処方してもらえます。医師との相談もビデオ通話によって個別に行えるので、恥ずかしさを感じることなく、率直に相談しやすいでしょう。また、継続的なフォローにより、根本的な改善を目指せるのもメリットです。