EDの原因①:心の問題による心因性ED
心因性EDは、ストレスや不安といった精神的な要因で起こるEDです。
勃起は自律神経の働きに支えられている反応で、緊張や不安が強い状態では起こりにくくなります。幼少期の経験や体へのコンプレックスが背景にある場合、本人が原因に気づいていないこともあります。
EDの原因②:体の問題による器質性ED
器質性EDは、血管・神経・男性ホルモンのいずれかに問題が生じて起こるEDです。
勃起は陰茎の血管に血液が流れ込むことで成り立つ反応のため、その経路のどこかが妨げられると症状として現れます。主な3つの経路は、次のとおりです。
血管の障害:動脈硬化や生活習慣病により、陰茎海綿体への血流が滞る
神経の障害:脳卒中や脊髄損傷、糖尿病による神経障害、前立腺がんなど骨盤内の手術による神経の損傷
男性ホルモンの低下:加齢や運動不足、睡眠不足によってテストステロンが減少する
器質性EDは、体からのサインになっているケースもあります。
EDの原因③:薬の影響による薬剤性ED
薬剤性EDは、服用している薬の副作用によって起こるEDです。

神経の伝達やホルモンの働きに影響する薬では、勃起に必要な反応が起こりにくくなる場合があります。影響しうる薬として知られているのは次のような種類です。
降圧薬(血圧を下げる薬)
抗うつ薬や精神安定剤
前立腺の治療に使われる薬
薬を飲み始めた時期と症状が出た時期が重なる場合は、薬剤性EDの可能性があります。
ただし、自己判断で服用をやめるのは避けてください。まずは、処方している医師に、いつからどんな症状が出ているかを伝えて相談しましょう。
EDの原因④:心と体が絡む混合性ED
混合性EDは、器質性・薬剤性・心因性の要因が重なって起こるEDです。加齢とともに複数の要因が重なりやすくなるため、年齢を重ねた層に多く見られます。
EDの間接的な要因:生活習慣の乱れ
日々の生活習慣は、血管や男性ホルモンの状態を通じてEDに関わってきます。生活習慣そのものが直接EDを引き起こすというより、体の状態を変えることで間接的に影響する形になります。ここからは4つの生活習慣について、どのように関わるのかを見ていきましょう。
運動不足:心血管機能の低下が勃起に影響する
運動する習慣がない状態が続くと、心血管の機能が低下して勃起に必要な血流を保ちにくくなる場合があります。勃起は陰茎に血液が流れ込むことで起こる反応のため、全身の血流を送り出す力が関わるからです。
食生活の乱れ:動脈硬化が血流を妨げる
高カロリー・高脂肪の食事に偏った状態が続くと、動脈硬化が進んで血流が妨げられる要因になります。血管の壁に脂質がたまることで血液の通り道が狭くなり、陰茎への血流も届きにくくなるためです。
喫煙:ニコチンの血管収縮作用で血流が滞る
喫煙は、血管の状態を通じてEDに関わる要因の一つです。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、喫煙と虚血性心疾患や末梢動脈硬化症などの循環器疾患と関係しているとされています。たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、一酸化炭素は血液が運ぶ酸素の量に影響します。
勃起は血流に支えられている反応のため、血管への負担を減らすことが対策につながります。
参考:厚生労働省「喫煙と循環器疾患」
過度な飲酒:生活習慣病の発症リスクが高まる
お酒の量が多い状態が続くと、生活習慣病を通じてEDに関わる可能性があります。高血圧については少量の飲酒でも発症リスクが上がるとされています。
参考:厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」
EDの原因への対策:治療薬という選択肢もある
ED治療薬は、勃起そのものを引き起こす薬ではなく、性的な刺激を受けたときに起こる血流の変化を助ける薬です。勃起では、陰茎の血管でcGMPという物質が増えて血管が広がります。ED治療薬は、cGMPを分解するPDE5の働きを妨げることで、cGMPが増えた状態を保ち血流を促します。
国内で承認されているのはバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類で、効果が続く時間や食事の影響の受けやすさが異なります。国内未承認薬としては、ステンドラが挙げられます。
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「バイアグラ錠 添付文書」
参考:独立行政法人医薬医療機器総合機構「バルデナフィル錠 添付文書」
参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シアリス錠 添付文書」
参考:U,S. FOOD&DRUG ADMINISTRATION「ステンドラ 米国添付文書(FDA)」
■海外製シルデナフィル(バイアグラ同一成分)25mg
シルデナフィルは、ED治療薬として世界で最初に開発されたバイアグラと同じ有効成分を含むお薬です。服用後30~60分で効果が現れ、1~2時間後にピークに達し、約3〜5時間効果が持続します。
比較的併用禁忌薬が少なく、安心して使用できますが、食事後の服用は効果が低下することがあります。服用は性行為の約1時間前が理想です。
■海外製バルデナフィル(レビトラ同一成分)10mg
バルデナフィルは、服用後すぐの15分で効果が開始し、1〜2時間でピークに達し、約4〜8時間持続します。
併用禁忌薬はシルデナフィルより多いですが、高脂肪食以外の食事やアルコールの影響は受けにくいため、飲食後に服用することも可能です。
■海外製タダラフィル(シアリス同一成分)10mg
タダラフィルは、服用後およそ30〜60分で効果が現れ始め、服用から約3時間後にピークに達します。効果は最大で約36時間持続します。
4つのED治療薬のなかでは最も食事やアルコールの影響を受けにくいとされており、作用がマイルドで長時間続くことが特徴です。性行為の2〜3時間前の服用が理想的です。
■海外製シルデナフィル(バイアグラ同一成分)25mg
原則1日1錠までの服用を守りましょう。
食前に服用することで高い効果を期待できます。
効果が実感できない場合や、体調の変化がある場合等は医師にご相談ください。
■海外製バルデナフィル(レビトラ同一成分)10mg
原則1日1錠までの服用を守りましょう。
食前に服用することで高い効果を期待できますが、高脂肪食以外の食事やアルコールの影響は受けにくいため、飲食後に服用することも可能です。
効果が実感できない場合や、体調の変化がある場合等は医師にご相談ください。
■海外製タダラフィル(シアリス同一成分)10mg
原則1日1錠までの服用を守りましょう。
食前に服用することで高い効果を期待できますが、4つのED治療薬のなかで最も食事やアルコールの影響を受けないとされています。
効果が実感できない場合や、体調の変化がある場合等は医師にご相談ください。
■海外製シルデナフィル(バイアグラ同一成分)25mg
ED治療薬の副作用として、次のような症状がみられる場合があります。
例)ほてり、頭痛、動悸、めまいなど
※個人差はありますが、一般的に問題なく服用いただける方がほとんどです。
■海外製バルデナフィル(レビトラ同一成分)10mg
ED治療薬の副作用として、次のような症状がみられる場合があります。
例)ほてり、頭痛、動悸、めまいなど
※個人差はありますが、一般的に問題なく服用いただける方がほとんどです。
■海外製タダラフィル(シアリス同一成分)10mg
ED治療薬の副作用として、次のような症状がみられる場合があります。
例)背部痛、筋痛、ほてり、頭痛など
※個人差はありますが、一般的に問題なく服用いただける方がほとんどです。
■海外製シルデナフィル(バイアグラ同一成分)25mg・海外製バルデナフィル(レビトラ同一成分)10mg・海外製タダラフィル(シアリス同一成分)10mg
・以下に該当する方は絶対に服用しないでください。
硝酸剤、一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、硝酸イソソルビド等)を使用中/心筋梗塞・脳卒中(脳梗塞等)・狭心症の既往がある/肺高血圧症治療薬アデムパスを服用中
・心疾患及び脳梗塞の既往歴がある方は医師とご相談ください。
・HIV治療薬、抗生物質(クラリスロマイシン、エリスロマイシンなど)、抗真菌薬(イトラコナゾール、ケトコナゾールなど)、α遮断薬(高血圧症、前立腺肥大症の治療薬)を服用されている方は医師にご相談ください。
・グレープフルーツなどのフラノクマリンを含む食品を摂取した際は服用しないで下さい。
・お酒を飲まれる場合は飲み過ぎに注意し、適量にしてください。
<保存方法について>
お手元のお薬は湿度50%以下かつ日光のあたる場所を避け、常温(15~25°C)保存をするようにお願いいたします。
海外製シルデナフィルについての明示
■未承認医薬品等の明示
本診療に用いる海外製シルデナフィルは、国内未承認の医薬品です。
■入手経路等の明示
日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師が輸入をしたものです。
個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html■同一成分・同一性能の国内承認医薬品の有無
同一成分および同一効能・効果を持つ国内承認薬(シルデナフィル錠等)が存在します。
勃起不全治療薬として承認されている国内製シルデナフィルの取り扱いもございます。
なお、本診療に用いる海外製シルデナフィルにはビタミンB12が含まれており、国内承認薬と完全同一成分ではありません。
■諸外国における安全性等に係る情報
諸外国で安全性に関する重篤な報告はございませんが、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
■医薬品副作用被害救済制度の対象外であることの明示
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
海外製バルデナフィルについての明示
■未承認医薬品等の明示
本診療に用いる海外製バルデナフィルは、国内未承認の医薬品です。
■入手経路等の明示
日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師が輸入をしたものです。
個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html■同一成分・同一性能の国内承認医薬品の有無
同一成分および同一効能・効果を持つ国内承認薬(バルデナフィル錠等)が存在します。
勃起不全治療薬として承認されている国内製バルデナフィルの取り扱いもございます。
なお、本診療に用いる海外製バルデナフィルにはビタミンB12が含まれており、国内承認薬と完全同一成分ではありません。
■諸外国における安全性等に係る情報
諸外国で安全性に関する重篤な報告はございませんが、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
■医薬品副作用被害救済制度の対象外であることの明示
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
海外製タダラフィルについての明示
■未承認医薬品等の明示
本診療に用いる海外製タダラフィルは、国内未承認の医薬品です。
■入手経路等の明示
日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師が輸入をしたものです。
個人輸入された医薬品などの使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html■同一成分・同一性能の国内承認医薬品の有無
同一成分および同一効能・効果を持つ国内承認薬(タダラフィル錠等)が存在します。
勃起不全治療薬として承認されている国内製タダラフィルの取り扱いもございます。
なお、本診療に用いる海外製タダラフィルにはビタミンB12が含まれており、国内承認薬と完全同一成分ではありません。
■諸外国における安全性等に係る情報
諸外国で安全性に関する重篤な報告はございませんが、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
■医薬品副作用被害救済制度の対象外であることの明示
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
まとめ
EDの原因は、心因性・器質性・薬剤性・混合性の4つに分けられます。心因性EDはストレスや不安、過去の失敗経験が引き金となり、若い世代にも多く見られます。器質性EDは血管や神経の障害、男性ホルモンの低下が背景にあり、薬剤性EDは降圧薬や抗うつ薬などの副作用として現れます。混合性EDは複数の要因が重なった状態で、加齢とともに増えていきます。あわせて、運動不足や食生活の乱れ、喫煙、過度な飲酒は血管や体の状態を通じて間接的な要因になります。
原因がどのタイプであってもED治療薬という選択肢があり、生活習慣の見直しと並行して進められる場合があります。
EDの原因に関してよくある質問
ここからは、EDの原因について検索されることの多い質問に回答します。年齢との関係やなりやすい人の特徴を確認して、自分の状況を整理する参考にしてください。
A
年齢による決まりはありませんが、加齢とともに悩む方は増えていきます。一方で、20〜30代でもEDは起こります。若い世代では、ストレスや緊張といった心理的な要因、睡眠不足や運動不足といった生活習慣が関わっているケースが多く見られます。年齢を理由にEDの改善をあきらめる必要はありません。
A
EDになりやすい人の特徴は、次のとおりです。
・糖尿病や高血圧、心血管疾患がある
・肥満傾向で運動する習慣がない
・喫煙習慣がある
・テストステロンが低下している
・睡眠時無呼吸症候群がある
・強いストレスや不安を抱えやすい
ただし、複数当てはまる場合でも、必ずEDになるわけではありません。
Q
医薬品の服用がEDの原因になることはありますか?
A
薬の副作用でEDが起こる場合はあります。降圧薬や抗うつ薬、精神安定剤など、神経の伝達やホルモンの働きに関わる薬で報告されています。
ただし、持病の治療に必要な薬であることが多いため、自己判断での中止は避けてください。処方している医師に相談すれば、量の調整や別の薬への変更を検討できる場合があります。