更新日:2026年03月24日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「ミノキシジルで性欲が低下する?」と不安な方もいるかもしれません。ミノキシジル外用薬の使用で性欲低下は副作用として報告されていないため、疲労やストレスなど他の原因を確認することが大切です。
本記事では、ミノキシジル外用薬の効能や副作用、性欲低下の原因を確認したい場合の対処法について解説します。他のAGA治療薬の副作用との違いも解説するので、ぜひご一読ください。
ミノキシジル外用薬の使用において、性欲低下は副作用として報告されていません。製薬メーカーが作成したミノキシジル外用薬の添付文書(薬の説明書)でも、起こりうる副作用として記載されているのは頭皮の発疹や発赤などです。もし性欲の低下を感じた場合はミノキシジルの副作用と自己判断せず、医療機関へ相談するのが良いでしょう。
性欲の低下は、ミノキシジル以外の原因で起こっている可能性があります。性欲低下が起こる原因として、身体的な疲労やストレス、抑うつ、加齢による男性ホルモン(テストステロン)の減少、他の治療薬の副作用などが考えられるでしょう。性欲の低下について悩んでいるときは、医師に相談して対策を検討しましょう。

ミノキシジル外用薬の添付文書には、性機能低下の副作用は記載されていません。性機能の変化は体調やストレス、加齢の影響も考えられるため、自己判断で薬の使用を中断するのではなく、医療機関を受診してください。医師に相談することで性欲低下の原因を検討でき、AGA治療への不安を軽減できる可能性があるでしょう。
ミノキシジルには頭皮に直接塗布する外用薬と、口から摂取する内服薬(ミノタブ)があり、厚生労働省がAGA(男性型脱毛症)の治療薬として認可しているのは外用薬のみです。一方で、内服薬はAGA治療薬としては2026年2月時点で国内未承認であり、あくまで専門医の管理下で行われる適応外使用となります。内服薬は成分を体内に取り込むため、外用薬よりも全身性の副作用のリスクが高いとされる点に注意しましょう。
以下では、国内で認可されているミノキシジル外用薬について解説します。
大正製薬の「リアップEXジェット説明書」によると、ミノキシジル外用薬の効能・効果は、壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防です。厚生労働省に認可されている正式な効能・効果の名称は「壮年性脱毛症」ですが、これは思春期以降にみられるAGA(男性型脱毛症)も含まれています。
ミノキシジルの作用機序は完全には解明されていませんが、血管拡張作用により毛包周囲の血流を改善すると考えられています。これにより毛根に栄養や酸素が届きやすくなることで、発毛を促進する効果が期待できるでしょう。また、毛包に作用しヘアサイクルの成長期を延長する作用も考えられており、これにより髪が太く長く育ちやすくなることが期待できます。
参考:大正製薬「製品情報サイト」
大正製薬の「リアップEXジェット説明書」によると、ミノキシジル外用薬を使用する際に注意すべき主な副作用は、以下のとおりです。
上記の症状が現れた場合は、ただちに使用を中止して医師または薬剤師に相談しましょう。
ミノキシジル外用薬の副作用は局所の皮膚炎が中心となりますが、成分が循環器系などにも作用することで全身性の副作用が起こる場合もあります。特に心臓や腎臓に障害がある方や高血圧の方は、使用前に医師や薬剤師に相談しましょう。
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AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。
参考:大正製薬「製品情報サイト」

ミノキシジル外用薬の副作用は頭皮のトラブルだけでなく、動悸といった循環器系や頭痛・めまいなどの精神神経系に関連する症状などにも注意が必要です。副作用だと感じた場合は、ただちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。副作用について不安がある場合、早めに相談することで、不安を軽減してAGAの治療ができるでしょう。
「ミノキシジルで性欲がなくなった」という言葉をインターネット上で目にすることもあるかもしれません。しかし、体験談はあくまで個人の主観であり、他の要因や思い込みが関連している場合もあります。まずは自身の体調や生活習慣に原因がないか考えてみることが大切です。
性欲は、感じ方に個人差があり、体調など主観的な要因に左右されやすいといわれています。性欲が低下した原因としてミノキシジル以外の要因がないか確認してみましょう。
チェック項目は以下のとおりです。
これらの項目は、性欲を低下させる原因になる可能性があります。当てはまった場合、生活環境を整えることで改善する可能性があるでしょう。
性欲の低下を感じたときは、いつからどのような変化があったのか、時系列で切り分けて把握することが大切です。以下の項目について整理しておきましょう。
このように時系列で情報を整理してメモを作成しておくと、受診時に医師が原因を検討しやすくなるでしょう。

性欲低下の原因が仕事のストレスや睡眠不足といった生活習慣であることも考えられます。悩みが出た時期や生活の変化を時系列で整理しながら、まずはご自身の状況をチェックしてみてください。受診時に原因の検討をよりスムーズに行えるでしょう。
AGA治療薬であるフィナステリドやデュタステリドの添付文書には、副作用として性欲減退や勃起機能不全が記載されています。ミノキシジル外用薬の添付文書には副作用として性機能低下といった記載がないため、混同しないように注意しましょう。
ミノキシジル以外に、フィナステリドやデュタステリドといった5α還元酵素阻害薬もAGA治療に使われているため、ネット情報で副作用に関する情報を混同しやすい傾向があります。ミノキシジルとフィナステリド・デュタステリドは作用機序が異なり、副作用にも違いがある点を理解しておくことが大切です。
ミノキシジルは、血管拡張作用による毛包周囲の血流改善で酸素や栄養の供給が増え、発毛が促進されると考えられている薬です。一方、フィナステリドやデュタステリドは5α還元酵素を阻害し、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを抑制します。DHTはAGAの原因とされているため、DHTの生成を抑えることで抜け毛を抑制する効果が期待できるでしょう。
それぞれの治療薬の添付文書を確認し、どのような効果や副作用が考えられるのか、理解しておくことが大切です。
AGA治療薬を併用している場合、もし性欲低下などの変化を感じても、自己判断ですべての薬を中止するのは避けましょう。AGA治療薬の効果を得られなくなり、AGAによる薄毛が再び進行する恐れがあります。処方を受けた医師に症状を時系列で共有し、原因を検討しましょう。医師は情報をもとに必要に応じて薬の量を調整したり、副作用の可能性が高い薬を別のものへ変更したりします。

複数の治療薬を併用している場合は、どの薬が性機能に影響を与えているのかを慎重に見極める必要があります。自己判断で薬の服用を止めると効果を実感しにくくなる可能性があるため、処方医に相談するのが良いでしょう。症状に合わせて薬の量や種類を調整してもらうことで、副作用の不安を抑えながら治療を続けられる可能性があります。
もしミノキシジル外用薬の使用中に性欲低下や体調の変化を感じたら、症状を把握し、それに合わせて対応することが大切です。性欲低下にくわえて急な胸痛・めまいなどがある場合は薬の使用を中止し、速やかに医療機関を受診しましょう。性欲や勃起などの性機能低下の悩みも医師に相談し、専門的な視点からアドバイスを受けるのがおすすめです。
また、生活習慣の改善によって性欲低下の症状緩和につながる場合もあります。十分な睡眠や栄養バランスの整った食事、適度な運動、ストレス解消など、生活習慣を見直すことがおすすめです。
ミノキシジル外用薬を使用した後に以下の症状が現れた場合は注意が必要です。
ミノキシジル外用薬の副作用は局所の皮膚症状が中心といわれています。しかし、もし心臓に関わる副作用が現れた場合には、薬の使用を中止し、速やかに受診・相談しましょう。
副作用の症状が気になって受診したい場合、何科に相談したら良いか迷う方もいるかもしれません。服用・使用しているAGA治療薬に不安があれば処方されたクリニック、それ以外で性機能について相談したい場合は泌尿器科など、状況によって相談先を検討するのが良いでしょう。受診する時間がとりにくい方も、スマートフォンやパソコンを使って自宅から医師の診察を受けられるオンライン診療を利用する選択肢もあります。自身の生活スタイルに合った方法を選んで受診・相談しましょう。

性欲や勃起に関する不安は一人で抱え込みやすいですが、医師へ相談することで改善方法を早く見つけられる可能性があるでしょう。薬の種類による副作用の違いだけでなく、生活環境の見直しも含めてアドバイスを受けられます。
ミノキシジルや性欲に関して、よくある質問をまとめました。不安を軽減してAGA治療を続けるためにぜひ参考にしてください。
副作用が出る時期には個人差がありますが、頭皮のかゆみや赤みなどの皮膚症状は、使用を始めた初期に出やすい傾向があります。また、ミノキシジルの利用初期に一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。初期脱毛はミノキシジルの作用によるものと考えられており、初期脱毛が現れてから3ヶ月ほど経つと落ち着くと考えられています。 初期脱毛の症状が出てから3ヶ月以上経っても抜け毛が続く場合は、他の原因で脱毛が起こっている可能性もあるため、受診して相談しましょう。また、急な体調変化を感じたときも、早めに医師に相談すると安心です。
性欲低下の原因が加齢やストレス、他のAGA治療薬にある可能性が考えられるため、ミノキシジルの使用を中止するだけでは改善しない場合もあるでしょう。自己判断で中止する前に医師に相談し、原因を検討することが大切です。個人差はありますが、ミノキシジルは4~6ヶ月の継続使用で効果を実感しやすいといわれています。原因を特定せずにミノキシジルの使用を止めてしまうと、薄毛が再び進行してしまう恐れがあります。不安を軽減してAGA治療を継続するためにも、性機能に関する悩みは医師に相談し、その後の対応を判断するのが良いでしょう。
ミノキシジル外用薬の使用において、性欲低下は副作用として報告されていません。製薬メーカーが作成したミノキシジル外用薬の添付文書にも、副作用として記載されているのは頭皮の発疹や発赤などです。性欲低下を感じる場合、疲労やストレス、加齢で起こる男性ホルモン(テストステロン)の減少、他の治療薬の影響など、ミノキシジル以外の要因が考えられます。
特に注意したいのは、フィナステリドやデュタステリドといった他のAGA治療薬の副作用との混同です。フィナステリドやデュタステリドなどの5α還元酵素阻害薬は性欲減退などの副作用が報告されていますが、ミノキシジル外用薬とは作用機序と副作用のどちらも異なります。AGA治療薬を併用している場合は、何が性欲低下に影響しているのか医師に判断してもらうことが大切です。
性欲低下を感じたら自己判断で治療を中止せず、症状が現れた時期や薬の使用を始めた時期、生活環境の変化などを時系列で整理し、医療機関を受診しましょう。医師に相談することで、不安を軽減してAGA治療を継続していきましょう。
参考:大正製薬「製品情報サイト」
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