更新日:2026年05月12日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「AGA治療中にどんなシャンプーを使えば効果的なのか」と、お悩みではありませんか?抜け毛が増えたり髪のボリュームが気になったりする中で、シャンプー選びに迷う方は少なくありません。とくに、ミノキシジルが配合されたシャンプーがあるのか気になる方もいるでしょう。
本記事では、ミノキシジル配合シャンプーの有無を明らかにしながら、頭皮環境を整える成分やシャンプーの選び方、正しい洗い方について詳しく解説します。
結論、ミノキシジルが配合されたシャンプーは市販されていません。ミノキシジルは髪の成長を促す治療薬で、日本では頭皮に直接塗る外用薬のみ販売されているのが現状です。
なお、ミノキシジルを含まないスカルプシャンプーでも、AGA治療中の頭皮ケアには役立ちます。頭皮を清潔に保ち、肌荒れを防ぐ成分が配合されていれば、発毛に適した頭皮環境を維持できます。
スカルプシャンプーには、余分な皮脂や汚れを落とすだけでなく、頭皮の状態を整える成分が含まれています。ここからは、発毛をサポートするシャンプーの成分について解説します。
頭皮の炎症はフケやかゆみだけでなく、髪の成長を妨げる原因にもなります。そこで役立つのが抗炎症成分です。
たとえば「グリチルリチン酸2K」は、紫外線や整髪料、シャンプーなどの刺激による炎症を鎮める成分で、多くのスカルプシャンプーに配合されています。炎症を抑えることで頭皮のバリア機能が保たれ、発毛しやすい状態を維持できます。
また、乾燥しやすい頭皮には保湿成分を配合するシャンプーもおすすめです。ヒアルロン酸やコラーゲン由来の成分がうるおいを与え、健やかな頭皮環境の維持をサポートします。
髪のしなやかさや強さを保つには、髪の内部を補修する成分を意識して選ぶとよいでしょう。一部のシャンプーには、髪の主成分であるタンパク質を補う成分が配合されており、毛髪にハリとコシを与えます。
髪に弾力や強度が戻ることで、根元から立ち上がりやすくなり、全体的にふんわりとしたボリューム感が生まれます。髪質が整えば、見た目の印象も若々しくなるでしょう。
代表的な成分として挙げられるケラチンは髪を構成するタンパク質の一種で、ダメージを受けた部分に吸着して強度を高め、しなやかで切れにくい髪にしてくれます。
また、アミノ酸も髪と頭皮の健康維持に役立つ成分です。とくに保湿効果に優れたアミノ酸は、髪のパサつきを抑え、まとまりやすい状態を保つのに効果的です。
ミノキシジルなどでAGA治療を行っている方は、次のポイントを意識してシャンプーを選びましょう。
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ミノキシジルなどでAGA治療をしている方は、洗浄力の強すぎるシャンプーは避けましょう。
とくに、「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」など、石油系界面活性剤を含むシャンプーは、必要以上に皮脂を取り除いてしまう可能性があり、頭皮の乾燥やバリア機能の低下につながるおそれがあります。
洗浄成分としては、アミノ酸系やベタイン系のものがおすすめです。これらの成分は洗浄力が比較的穏やかで、頭皮のうるおいを保ちながら汚れを落とすため、頭皮の負担を軽減できます。
シャンプーを選ぶ際には、香りや使い心地にも目を向けたいところです。香りが好みに合わなかったり、泡立ちや手触りに違和感があったりすると、毎日のケアが負担に感じて続けにくくなります。
アミノ酸系シャンプーの多くは植物由来の洗浄成分を使用しており、人工的で強い香りではなく、控えめでやさしい香りが特徴です。使用感もすっきりしています。
香りやテクスチャーの好みには個人差があるため、購入前に少量サイズやサンプルを試してみるのもよい方法でしょう。
スカルプシャンプー選びでは、コストパフォーマンスにも注目することが大切です。
スカルプシャンプーは一般的なシャンプーより価格が高めで、1,000円台の手頃なものから5,000円以上する製品まで幅があります。価格が高ければ効果も高い、というわけではないため、洗浄成分や保湿・補修成分が自分の肌質や髪質に合っているかどうかを基準に選ぶことが大切です。
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AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。
AGA治療では継続的なケアが求められるため、続けやすい価格帯かどうかも確認しましょう。
頭皮環境を整えるには、シャンプーの種類だけでなく、洗い方も重要です。毎日何気なく行っているシャンプーでも、方法を間違えると頭皮に刺激を与えたり、汚れが落ちきらなかったり、髪の成長を妨げる原因になります。
丁寧に洗っているつもりでも、気づかないうちに頭皮トラブルを招いていることも少なくありません。
ここからは、頭皮と髪に負担をかけない正しいシャンプーの仕方を紹介します。
髪と頭皮の汚れを落とすためには、シャンプー前の予洗いが欠かせません。お湯で丁寧に流すだけでも、汗やホコリ、整髪料を除去でき、その後の洗髪がより効果的になります。
お湯の温度は、38度前後が適温です。熱すぎると頭皮のうるおいが奪われ、乾燥やかゆみの原因になるおそれがあります。予洗いには少なくとも1分はかけ、髪の根元までまんべんなくお湯を通すことを意識しましょう。また、予洗いの後に髪が濡れすぎていると、シャンプーが泡立ちにくくなるため、手で軽く水気を切ってから洗い始めるのがポイントです。
シャンプーは、手のひらでしっかり泡立ててから使いましょう。泡立てずに直接髪につけると、頭皮への刺激が強くなったり、汚れが十分に落ちなかったりすることがあります。
500円玉ほどの量を手に取り、空気を含ませるように泡立てましょう。泡立てネットを使えば、さらにきめ細かく仕上がります。十分に泡立ったら、頭皮にのせて指の腹でやさしくマッサージするように洗います。爪を立てて洗うと肌を傷つけるおそれがあるため、力を入れすぎず丁寧に行うのがポイントです。
髪の汚れは泡で落とせるため、無理にこすり合わせる必要はありません。髪の内側に指を通し、泡を毛先へと移すようにすれば、髪の汚れも落とせます。
シャンプーをした後は、泡が残らないよう丁寧にすすぎましょう。洗い流しが不十分な場合、頭皮に泡が残り、かゆみや炎症、フケなどのトラブルにつながるおそれがあります。とくに耳の裏や襟足、生え際はすすぎ残しが起こりやすい箇所であるため、意識して流すようにしましょう。
すすぎには、シャンプーの倍の時間をかけるのが目安です。泡がなくなったように見えても、頭皮や髪に成分が残っていることがあるため、時間をかけてすすぐ必要があります。
ミノキシジルが配合されたシャンプーは市販されておらず、頭皮に直接塗る外用薬としてのみ販売されているのが現状です。ただし、ミノキシジルを含まなくても、頭皮環境を整えるスカルプシャンプーはAGA治療中のケアに有効です。
たとえば、抗炎症成分の「グリチルリチン酸2K」や、保湿効果のあるヒアルロン酸・アミノ酸、髪にハリやコシを与えるケラチンなどが含まれたシャンプーが適しています。
シャンプー選びでは「洗浄力が強すぎないこと」「香りや使用感が好みに合うこと」「コストパフォーマンスが優れていること」といったポイントを押さえましょう。さらに、正しいシャンプーの仕方を身につけることも大切です。
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