更新日:2026年03月18日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「頭皮のかゆみや赤みが気になる」とお悩みの方もいるかもしれません。頭皮の湿疹の主な種類として脂漏性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎が挙げられます。脂漏性皮膚炎など慢性化しやすい疾患もあるため、早めに受診しましょう。
本記事では、頭皮の湿疹があるときに考えられる疾患や原因について解説します。頭皮に湿疹がある場合の対処法についても紹介しているので、ぜひご一読ください。
頭皮の湿疹とは、髪の生え際から首筋、耳の裏など、頭部のどこかに湿疹症状が生じている状態を指します。
頭皮の湿疹として考えられる主な症状は、以下のとおりです。
頭皮に起こる湿疹の炎症が悪化し、長期間持続した場合に、一時的な脱毛が起こることがあります。特に忙しくて洗髪できない日がある場合や、生活リズムが崩れている場合には注意が必要です。頭皮の状態を確認し、適切なケアを検討しましょう。
頭皮に湿疹の症状があるときに考えられる疾患は、大きく分けて4つあります。どの疾患が考えられるのか、頭皮の状態から確認してみましょう。
考えられる疾患の4種類について、以下の表にまとめました。
| 頭皮の状態 | 考えられる湿疹の種類 | 考えられる原因 | 誘発・悪化しやすい状況 |
|---|---|---|---|
| 黄色みの帯びたフケ・赤み | 脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹) | 皮脂の過剰分泌・カビの繁殖 | ストレス・洗髪不足 |
| かさつき・白いフケ | 皮脂欠乏性皮膚炎(乾燥性皮膚炎) | 頭皮の乾燥・バリア機能の低下 | 洗いすぎ・空気の乾燥 |
| 赤み・ヒリヒリした痛み | 接触皮膚炎 | 特定の製品の刺激(かぶれ) | 新製品の使用・流し残し |
| 強いかゆみ・慢性的な炎症 | アトピー性皮膚炎 | アレルギー体質によるバリア機能の低下 | ダニ・不規則な生活など |
これはあくまで目安であり、確定診断は医師による診察が必要であるため、医療機関を受診しましょう。
それぞれの疾患が起こるしくみや背景について、以下で解説します。
脂漏性皮膚炎は、皮脂分泌が過剰になると発生しやすい疾患です。脂漏性皮膚炎は、以下の原因が重なって起こると考えられています。
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AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。
さまざまな環境や生活習慣などが重なって発症するといわれていますが、完全には解明されていないのが現状です。
脂漏性皮膚炎には、乳幼児にみられる「乳児型」、思春期以降に発症する「成人型」の2種類があります。乳児型は一過性のもので適切なスキンケアで自然に治りますが、成人型は一度発症すると慢性化しやすいため、症状が出た場合は早めに受診しましょう。
皮脂欠乏性皮膚炎は、皮脂が不足することで起こる疾患です。皮脂は薄い膜をつくって頭皮を守っていますが、バリア機能が低下すると少しの刺激でもダメージを受けやすくなります。その結果、頭皮環境が悪くなり、パラパラとした乾いたフケや赤み、かゆみをともなう湿疹が起こります。
乾燥性の皮膚炎は、もともと肌の脂分が少ない体質の人や皮膚機能の低下しやすい高齢者、間違ったヘアケアをしている人に起こりやすいでしょう。たとえば、洗浄力が強いシャンプーを使用し擦り洗いをすると皮脂が不足しやすくなります。また、アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬といった皮膚疾患や糖尿病・慢性腎臓病といった全身性疾患に起因するものもあると考えられています。
接触皮膚炎は「かぶれ」と呼ばれ、シャンプーやリンス、育毛剤、染毛剤など、頭皮に直接触れた特定の物質に対して、体の拒絶反応が起こって発症する湿疹です。また、接触皮膚炎は免疫反応を含む場合があります。特定の製品を使用した後にかゆみや赤みが現れるのが一般的な特徴です。
シャンプーを変えたタイミングや、髪を染めた時期に症状が出た場合、使用製品に合わない成分が含まれていることも考えられるでしょう。症状が出た場合には使用を速やかに中止することが大切です。
アトピー性皮膚炎は、肌のバリア機能が低下し、外部刺激が肌に入り込むことで炎症が起こる疾患です。ダニやカビ、汗、皮膚常在菌の異常増殖などのさまざまな刺激により、赤みや湿疹、かゆみなどの症状が現れやすくなります。
アトピー性皮膚炎は、症状が良くなったり悪化したりを繰り返し、慢性的な経過をたどるのが特徴です。もともと肌のバリア機能が低下しやすい体質を持っている場合、外部刺激が皮膚内部に入り込むことで強い炎症が起こります。頭皮にアトピーの症状が出た際、激しいかゆみにより無意識にかいてしまい、さらにバリア機能が壊れて症状が悪化する悪循環に陥りやすくなります。
頭皮の湿疹に悩んでいるなら、症状がひどくなる前に早めに受診すると良いでしょう。皮膚科などの専門クリニックを受診すれば、疾患や症状の程度に応じた薬を処方してもらえます。たとえば、皮膚に炎症がある場合にはステロイド剤、かゆみが強いときは抗ヒスタミン薬など、症状に応じて適切な薬を処方してもらえるでしょう。また、脂漏性皮膚炎などのように菌の関与が考えられる場合、抗真菌薬を用いて治療します。
忙しくて受診できない場合や症状が軽いと感じる場合は市販薬で対処する方法もあります。ただし、市販薬の添付文書に記載された用法・用量を守って使用しても症状が改善しないときや悪化した場合には、早めの受診をおすすめします。
専門のクリニックで診断を受けた後は、治療しながら適切なセルフケアを行い、症状を悪化させないことが大切です。
まずは、適切なシャンプー方法で洗髪することが大切です。フケが出ているからとゴシゴシこすることはよくありません。脂漏性皮膚炎なら抗真菌成分が含まれたシャンプー、そのほかの疾患はマイルドな洗浄成分を使ったシャンプーなど、肌の状態に合わせた製品を使います。洗浄成分が頭皮に残ると症状が悪化するおそれがあるため、すすぎ残しがないように心がけましょう。
また、食事で頭皮や髪に必要な栄養をしっかりとることも大切です。「菓子パンだけ」「インスタント食品だけ」という生活は避け、バランスのとれた食事をとることが大切です。外食でもサラダを追加するなど、主食・主菜・副菜を意識し、ビタミンやミネラルなどもとるよう心がけましょう。
頭皮の湿疹を引き起こす疾患として、脂漏性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎が考えられます。それぞれ原因や症状が異なり、かゆみや赤み、フケの発生などさまざまな症状を引き起こします。
かゆみが強い場合や炎症が広がっている場合は、早めに医療機関を受診するのがおすすめです。医師の診断により、症状に合った治療薬の処方を受けられます。治療と並行して洗髪方法の見直しやバランスのとれた食事などのセルフケアも行い、症状の改善を目指しましょう。
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