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更新日:2024年05月31日

中折れの原因とは?世代ごとの主な原因や改善する方法を解説

この記事のまとめ
  • 中折れとは、勃起はするものの維持するのが難しく、挿入中にしぼんでしまう状態を指す
  • 20代〜30代は、ストレスや疲労によって中折れすることが多い
  • 40代〜50代は、動脈硬化が中折れの主な原因とされている
  • 60代以降は、加齢によって中折れが生じることが多い
  • 中折れの改善方法には、食生活の見直しやストレスの解消、ED治療薬の服用などがある

性行為の際に、挿入はできるものの途中で萎えてしまうことに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。中折れはどの世代にも見られる症状であり、放置すると早漏や女性を傷つけるリスクがあります。

この記事では、世代ごとの中折れの主な原因について紹介します。中折れを改善する方法についても説明するので、中折れについて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

そもそも中折れとは

中折れとは、勃起はするものの維持するのが難しく、挿入中に少しずつ萎えていってしまう状態を指します。

そもそも勃起は、性的興奮による刺激が、脳から交感神経を介してペニスに伝わることで、ペニスに血液が流れ込み、その血液がペニスに留まることによって維持されます。しかし、加齢や動脈硬化、精神的なストレスなどによって、性的刺激が脳にうまく伝わらなかったり、血流が妨げられたりすると中折れ症状が生じてしまうのです。

中折れは、40代前半から徐々に経験することが多くなり、50歳になる頃には男性の6割以上が経験すると言われています。しかし、中折れはどの世代にも見られる症状であり、20代~30代の若い世代でも経験する可能性があります。

中折れを放置していると、症状が悪化したり、病気が原因となっている場合は病気が進行したりする危険性があるので注意しましょう。

世代ごとの中折れの主な原因

中折れの主な原因は世代によって異なります。 ここでは、世代ごとに多いとされる原因を紹介します。

20代〜30代:ストレスや疲労

20代〜30代の中折れは、ストレスや疲労などの心理的な原因によって引き起こされることが多いです。ストレスや疲労が溜まっていると、性欲が減少したり、神経に性的刺激がうまく伝達されなかったりする可能性があります。

また、性行為に対するトラウマによる不安感からも、中折れを引き起こす可能性があります。下手に場数を踏んで改善しようとすると、余計に症状が悪化してしまうおそれがあるため注意が必要です。

40代〜50代:動脈硬化

40代〜50代の中折れは、動脈硬化によって起こることが多いとされています。

動脈硬化によって血管が狭くなると、陰茎に十分な血液が流れ込まなくなり、勃起しづらくなってしまうのです。動脈硬化は、糖尿病や高血圧といった生活習慣病によって引き起こされることが多いです。生活習慣病は中高年が発症する割合が高いため、40代から50代の中折れの主な原因となっています。

60代~:加齢

60代以降の中折れは、加齢が原因であることが多いです。人間は年を重ねると、血管そのものの機能が低下し、勃起するのに充分な血液を陰茎に送り込むことが難しくなってしまうのです。

さらに、加齢によって性欲自体が落ち、性行為の時に性的刺激を受けづらくなるのも中折れの原因になります。

中折れを放置することにはリスクがある

中折れは勃たないわけではないので、治療を放置してしまう方もいらっしゃいますが、早漏になったり女性を傷つけたりするリスクがあるため、放置しないほうが良いでしょう。

下記で詳しく説明します。

早漏になる

中折れを放置すると、早漏になるリスクがあります。中折れを何度か経験すると、途中で萎えてはいけないと思い、射精するタイミングが早くなってしまうことがあるのです。

早漏になると、パートナーが性行為に十分に満足できず、パートナーとの関係性が悪化する可能性があります。また、膣の外で射精してしまうほどの極度の早漏は、治療を行わないと妊活が難しくなる可能性があります。

女性を傷つける

中折れは自分自身だけでなく、パートナーの女性も傷つけてしまう可能性があります。

女性のなかには、男性の中折れに対して「自分に魅力がないのではないか」「自分のことを好きじゃなくなったのではないか」とショックを感じてしまう方がいるためです。

女性が自信を喪失してしまうと、早漏と同様に二人の関係性が悪化してしまう可能性があります。

中折れを改善する方法

中折れは放置していると、パートナーとの関係悪化や、自信の喪失につながり、負のループに陥る可能性があります。ここでは、中折れを改善する方法を紹介します。

  • 食生活を見直す
  • ストレスを解消する
  • 運動習慣をつける
  • 十分な睡眠時間を確保する
  • ED治療薬を服用する

それぞれについて詳しく紹介します。

食生活を見直す

中折れを改善するには、食生活の見直しが有効です。偏った食事によって栄養バランスが悪くなっていると、血流が悪化し、勃起の際に陰茎へ十分な血液が流れ込みにくくなるおそれがあります。

また、性欲や性衝動を引き起こすテストステロンの分泌力の低下にもつながる可能性があります。

特に、塩分が高い食事や高カロリーな食事は、高血圧や肥満などの動脈硬化の原因となり、中折れのリスクを高める可能性があるため、なるべく控えるようにしましょう。

下記はEDに効果的な栄養素です。これらの栄養素が含まれている食材を積極的に摂るのがおすすめです。

栄養素効果主な食材
亜鉛テストステロンの分泌量を増加させる牡蠣、レバー、チーズ、豚肉 など
シトルリン勃起に必要なNO(一酸化窒素)の生成を助けるスイカ、メロン、冬瓜、へちまなど
DHA/EPA血流を促進させるサバ、サンマ、イワシ、サケなど

ストレスを解消する

中折れの原因が精神的なものである場合は、ストレスを解消することで改善できる可能性があります。

ストレスを解消するためには、自分のストレスの原因がなにかを把握したうえで、原因に合ったストレス解消法を選ぶのが大切です。

たとえば、疲労が溜まっている方や睡眠が不足している方は、家でゆっくり休む時間を確保するのがおすすめです。普段デスクワークで外で過ごす時間が少ない方は、親しい友人たちと旅行やドライブに行ったり、散歩しながら日光浴をしたりして、外に出てリフレッシュするのがおすすめです。

運動習慣をつける

運動習慣をつけることは、男性ホルモンの分泌や血流を促すため中折れの改善に効果的です。EDの診療ガイドラインによると、週に合計2.5時間以上の運動をすることで、EDのリスクが30%低下するという研究結果があると明記されています。

運動習慣をつけたい方は、有酸素運動や筋トレを行うのがおすすめです。ジョギングやランニングなどの有酸素運動は血液の循環を促進させ、中折れの原因となる血流の悪化を改善できる効果が期待できます。筋トレは、血流を改善する効果のほかにも、テストステロンの分泌を促す効果が期待できます。

参考:日本性機能学会/日本泌尿器科学会「ED診療ガイドライン

十分な睡眠時間を確保する

中折れを改善するには、十分な睡眠時間を確保するのも大切です。性欲や性衝動に関わるテストステロンは睡眠中に多く分泌されるためです。海外の研究によると、1週間の睡眠時間を毎日5時間以下とした場合、男性ホルモンの分泌量が10〜15%程度低下したとの報告がされています。

睡眠時間を確保するには、寝る前にPCやスマホの操作をしない、早めに部屋の照明を落とす、などの行動を意識的に行うのがおすすめです。

参考:UChicago Medical「Sleep loss lowers testosterone in healthy young men

ED治療薬を服用する

中折れを改善するには、ED治療薬を服用するのも一つの手です。ED治療薬には、男性の勃起を抑制する効果を持つPDE-5を阻害したり、体の血管を拡張したりする作用があり、勃起をサポートする効果が期待できます。

ED治療薬には、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類があります。種類によって効果が持続する時間や、効果が出るまでの時間が異なるので、目的やシチュエーションに合わせて治療薬を選びましょう。

また、それぞれのジェネリック医薬品があるので、価格を抑えたい方はジェネリック医薬品を選ぶのがおすすめです。

種類バイアグラレビトラシアリス
ジェネリック医薬品シルデナフィルバルデナフィルタダラフィル
作用時間約4時間約5時間約20~24時間
効果が出るまでの時間服用後30分~1時間服用後15分から30分服用後30分から1時間
食事の影響受けやすいやや受けにくい受けにくい

ED治療薬を入手するには、医師の診察を受けたうえで処方してもらう必要があります。個人輸入で入手する方法もありますが、個人輸入したED治療薬には偽造薬が紛れている可能性があるため危険です。偽造品には、有効成分が含まれていないものや、思わぬ健康被害を引き起こすものがあります。個人輸入を検討している方は危険性と必要性をよく考えてから行いましょう。

参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

まとめ

中折れはどの世代にも起こりうる症状であり、20代や30代といった若い世代の方にも起こることがあります。中折れの主な原因は世代ごとに異なりますが、主な原因としてはストレスや疲労、動脈硬化などがあります。

中折れを放置していると、パートナーとの関係が悪化したり、早漏になったりするリスクがあるので、頻繁に中折れをしてしまうようであれば、早めに治療を行うのがおすすめです。

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