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更新日:2026年03月10日

AGA治療薬の種類と各種効果・副作用を解説します

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この記事のまとめ
  • AGA治療薬には主にフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3種類がある
  • フィナステリドやデュタステリドは5αリダクターゼを阻害することでDHTの生成を抑え、抜け毛を抑制する
  • ミノキシジルは頭皮の血流を改善し発毛を促進する効果が期待できる
牧野 潤

この記事の監修

牧野 潤医師

慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。

<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)

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「AGA治療薬にはどのような種類があるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。AGAによる薄毛の治療には主に「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」という3種類の薬が処方されます。

この記事では、この3種類のAGA治療薬について、それぞれの効果や副作用、費用を分かりやすく解説します。自分の薄毛の状態や生活スタイルに合った薬の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
  • AGA治療薬3種類の効果・副作用・費用は?
    • 1.プロペシア(フィナステリド):抜け毛の進行を止める
    • 2.ザガーロ(デュタステリド):より強力に抜け毛を抑制する
    • 3.ミノキシジル:頭皮の血流を改善し発毛を促す
  • AGA治療薬を手に入れる方法
    • クリニックを受診して処方してもらう
    • オンライン診療で医師より処方してもらう
    • 個人輸入はリスクを伴うため避ける
  • まとめ

AGA治療薬3種類の効果・副作用・費用は?

AGA治療に使われる主な薬剤は、プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルの3種類です。それぞれ特徴や効果が異なるため、自分の症状や希望に合った薬を選ぶことが大切です。

プロペシア(フィナステリド)ザガーロ(デュタステリド)ミノキシジル
主な効果II型5αリダクターゼを阻害することでDHT生成を抑制し、抜け毛を予防するI型およびII型5αリダクターゼの活動を阻害することでDHT生成を抑制し、抜け毛を予防する頭皮の血流改善による発毛促進
効果実感までの期間3〜6ヶ月程度3〜6ヶ月程度外用薬:3〜6ヶ月
内服薬:2〜3ヶ月
主な副作用性欲減退、勃起不全性欲減退、勃起不全外用薬:頭皮炎症・かゆみ
内服薬:血圧低下・動悸・むくみ
使用方法1日1回、1錠服用1日1回、1錠服用外用薬:1日2回、患部に塗布
内服薬:1日1回、1錠服用
月額費用の目安3,000〜10,000円10,000〜15,000円外用薬:5,000〜8,000円
内服薬:5,000〜15,000円

いずれのAGA治療薬を選んだ場合も、治療の効果を得られているかは3〜6ヶ月程度継続してから判断するのが一般的です。すぐに効果が出ないからと中止したり、自己判断で別の薬に切り替えたりすると、効果を感じられない可能性があります。最低でも半年程度は同じ治療を続けることを心掛けましょう。

なお、副作用は通常服用を止めれば落ち着きますが、まれに服用を中止した後も症状が続く場合があります。

ここでは、AGA治療薬の効果や副作用について紹介します。

1.プロペシア(フィナステリド):抜け毛の進行を止める

プロペシア(フィナステリド)は、AGAの原因となるII型5αリダクターゼを阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を抑制することで薄毛の改善を目指す薬です。日本では、2005年10月に厚生労働省の認可が下りました。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の「5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎フィナステリド錠」によると、副作用としては、リビドー減退が1~5%未満、勃起機能不全、射精障害、精液量減少が1%未満であると記載されています。また、プロペシア(フィナステリド)は男性ホルモンに作用することから、妊娠中の女性が触れることでお腹の子どもに影響を与える可能性があるため、取り扱いに注意が必要です。

プロペシアの後発薬はフィナステリドで、プロペシアと同様の効果・副作用があります。

費用面では、先発品とジェネリック医薬品のどちらを選ぶかによっても異なりますが、月額3,000〜10,000円程度で処方を受けられるクリニックが多いようです。

プロペシア(フィナステリド)について詳しくは「プロペシアの効果とは?効き目が出るまでの期間や副作用を解説」の記事でも解説しています。

参考:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎フィナステリド錠」

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AGAの治療について

AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。

代表的な成分分類主な効果
フィナステリド・デュタステリド内服薬抜け毛の進行を食い止める
ミノキシジル内服薬・外用薬毛包を活性化させ発毛を促す

治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。

費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。

治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。

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2.ザガーロ(デュタステリド):より強力に抜け毛を抑制する

ザガーロ(デュタステリド)は、プロペシア(フィナステリド)よりさらに強力に5αリダクターゼの活動を阻害することでAGAを改善する薬です。5αリダクターゼにはI型とII型の2種類があり、プロペシア(フィナステリド)がII型の5αリダクターゼの働きを阻害するのに対し、ザガーロ(デュタステリド)はI型とII型両方の働きを阻害します。日本では、2015年に厚生労働省の認可が下りました。

プロペシア(フィナステリド)と比較して作用が強力である分、副作用のリスクも若干高くなる点に注意が必要です。独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の「5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル」によると、勃起機能不全や射精障害、リビドー減退といった性機能不全の副作用の頻度は1%以上とされています。

ザガーロの後発薬であるデュタステリドも、効果・副作用はザガーロと同じです。

費用面では、プロペシア(フィナステリド)より高額になることが多く、月額10,000〜15,000円程度が一般的です。

ザガーロ(デュタステリド)について詳しくは「ザガーロの効果はいつから?副作用やプロペシアとの違いを解説」の記事でも解説しています。

参考:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル」

3.ミノキシジル:頭皮の血流を改善し発毛を促す

ミノキシジルは、血管を拡張させて血流を改善し、栄養素を毛根に届きやすくすることで発毛を促進する効果があると言われています(具体的な機序はまだ明らかになってはいません)。

ミノキシジルには外用薬(塗り薬)と内服薬があり、内服薬の方が効果が高いといわれている反面、全身性の副作用のリスクが高くなります。

副作用は、外用薬では瘙痒(そうよう=かゆみのこと)・落屑(らくせつ=ふけのこと)・紅斑・毛包炎、接触皮膚炎、顔面の多毛などが見られる可能性があります。内服薬では多毛症や血圧低下、動悸、むくみなどが報告されています。

なお、AGA治療薬の中で一般用医薬品(第一類医薬品)として市販が認可されているのはミノキシジル外用薬のみであり、ドラッグストアなどでも購入可能です。一方、ミノキシジル内服薬は2025年10月時点で国内未承認の薬で、国内のガイドラインでは行うべきではないとされていることに注意が必要です。ミノキシジル内服薬による治療を行いたい方は、医師の説明をよく聞き、リスクについて理解しましょう。

費用面では、外用薬が月額3,000〜8,000円程度、内服薬が月額5,000〜15,000円程度が一般的です。

ミノキシジルについて詳しくは、「ミノキシジルとは?主な効果や副作用、併用できるAGA治療薬を解説」の記事でも解説しています。

AGA治療薬を手に入れる方法

AGA治療薬を安全に入手するには、医療機関から処方してもらうことが基本です。ここでは、AGA治療薬を入手する方法を解説します。

クリニックを受診して処方してもらう

AGA治療薬を入手する安全な方法は、AGA専門クリニックや皮膚科を直接受診することです。クリニック選びの際は、AGA治療に特化したクリニックを選ぶと専門的な知識を持った医師に診てもらえる可能性が高まります。

クリニックでは、医師が直接頭皮の状態を確認し、薄毛の進行度や原因を詳しく診断し、一人ひとりの症状にあった治療薬を処方します。さらに、AGA治療中に不安なことや副作用が生じた場合にも、迅速に相談でき、安心して治療を進めていけます。

AGAは悩みの深い病気ではありますが、保険外診療のため、診療費・薬剤費などの費用負担が高くなる傾向があります。くわえて、クリニックを受診する時間もかかるという点がデメリットです。 複数のクリニックを比較検討し、料金体系や通院のしやすさなども考慮して選ぶと良いでしょう。

オンライン診療で医師より処方してもらう

近年増えてきているオンライン診療でも、AGA治療薬を処方してもらえます。クリニックに直接行く必要がなく自宅など好きな場所で受診でき、さらに薬も配送されるので時間がない方や通院が難しい地域にお住まいの方におすすめです。

オンライン診療では、ビデオ通話を通じて医師の診察を受け、薬剤は自宅に配送されます。時間や場所に縛られず診察を受けられ、誰にも会わずに診察から薬の受け取りまで完結します。また、対面の診察に比べて料金が抑えられる場合もあり、コスト面でのメリットもあります。

ただし、オンライン診療にも制限があります。初診からオンライン診療が可能なケースもありますが、クリニックによっては初回のみ来院が必要な場合もあります。

オンライン診療を選ぶ際は、初診からオンラインで受診できるかも確認しましょう。

個人輸入はリスクを伴うため避ける

個人輸入は、インターネットを活用して自分で海外から薬を輸入する方法です。医療機関を受診しなくても薬を購入でき、診療費がかからないので費用は軽減できます。しかし、個人輸入には多くのリスクが伴います。

個人輸入の最大の問題点は、偽薬や品質の悪い薬が送られるリスクです。偽造品を使用すると、期待する効果が得られないだけでなく、健康被害を招く恐れがあります。

また、医師の診断なしに自己判断で使用するため、自分の体質や症状に合っているかの判断ができません。副作用が出た場合も対応が遅れ、症状が悪化するリスクがあります。

厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」によると、輸入された薬の多くは日本の薬機法上の承認を得ていないため、副作用が生じても「医薬品副作用被害救済制度」の対象となりません。安全性と効果を考えるなら、多少費用がかかっても医療機関から処方を受けることをおすすめします。

AGA治療は長期的に続けることが基本です。短期的なコスト削減よりも、安全で効果的な治療を優先しましょう。

AGA治療薬の個人輸入について詳しく知りたい方は、「AGA治療薬の個人輸入とは?予め知っておくべき4つのリスク」も参考にしてみてください。

参考:厚生労働省「医薬品・医療機器」

まとめ

AGA治療薬には、プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルの3種類があり、それぞれ効果が異なります。プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)は抜け毛を抑制し、ミノキシジルは発毛効果が期待できるのが特徴です。

いずれのAGA治療薬も、効果を実感できるまでに半年程度は継続して服用・使用する必要があります。

AGA治療薬を選ぶ際は、継続のしやすさと副作用のリスクも考慮しましょう。内服タイプはフィナステリドが月3,000円程度からと比較的手頃で続けやすく、ミノキシジル外用薬は塗布の手間があるものの頭皮に直接働きかけます。性機能低下の副作用があるプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)、循環器系への影響があるミノキシジル内服薬など種類によって副作用は異なるため、体質や生活スタイルに合った選択が必要です。

AGA治療薬はクリニックの診察を受けて処方してもらうことをおすすめします。個人輸入は偽薬のリスクがあるため避けましょう。

時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。

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