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更新日:2024年06月11日

コンドームEDとは?ゴムで射精できない原因と改善方法を解説

この記事のまとめ
  • コンドームEDとはトラウマ体験やプレッシャーが影響する心因性EDの1つ
  • コンドームを避けるのは根本的な解決策にならない
  • コンドームEDの改善にはコンドームを選び直したり、治療薬を服薬したりする方法がある

コンドームEDとは、コンドームの装着時に硬さを維持できない、萎えてしまうことを指します。心因性EDの1つに分類され、過去の失敗経験や精神的なプレッシャーが関係している場合があります。ただし、コンドームは性感染症や望まない妊娠を防止する役割があるため、大切なパートナーのために欠かせないものです。

ご紹介する5つのコンドームEDの対処法を参考に、自分にあった方法を探してみてください。

コンドームEDとは?

コンドームEDとは、コンドームの装着によって中折れしてしまう状態のことを指します。ただし、コンドームEDは疾患名ではなく、通称である点には注意しましょう。

また通常のEDと違い、コンドームEDの場合は、コンドームを着けなければ問題なく性行為がおこなえます。症状が悪化すると、コンドームを見ただけ・付けようとしただけで萎えてしまうケースもあるようです。

コンドームEDの4つの原因

そもそもEDの種類は、心因性ED・器質性ED・混合性EDに分けられます。なかでもコンドームEDは、ストレスや緊張などが影響する心因性EDの1つです。

コンドームEDの具体的な原因は、次の4つです。

  1. トラウマ体験
  2. 精神的なプレッシャー
  3. 精神疾患
  4. 性的な刺激の不足

それぞれの原因を詳しく解説します。

1.トラウマ体験

コンドームEDの原因として、過去のトラウマ体験が影響するケースがあります。たとえば、スムーズにコンドームの装着ができず、性行為が失敗してしまったような場合は、その記憶がトラウマとして残ってしまう可能性があるでしょう。

「また同じ失敗をしてしまうのではないか」という気持ちから、コンドームを着けた性行為に恐怖心が生まれてしまいます。

2.精神的なプレッシャー

強いプレッシャーを感じている状況も、コンドームEDを引き起こす可能性があります。とくに性行為の経験が少ないと、自信をもてず焦りを感じてしまうケースもあるでしょう。

精神的なプレッシャーがかかっている状態が続くと、コンドームをうまく装着できなかったり、性行為に集中できなかったりする経験が重なり、コンドームEDにつながる恐れがあります。

3.精神疾患

心因性EDは、精神疾患をもっている場合にも多くみられるといわれています。そのため、心因性であるコンドームEDに関しても、うつ病や更年期障害に関連して症状が現れる場合があるでしょう。

精神疾患により心が不安定になりやすいため、コンドームを着けた性行為がスムーズにできなかった場合に、焦りが大きくなり落ち込んでしまうことも考えられます。

4.性的な刺激の不足

コンドームの使用により、性的な刺激が経ることで、萎えてしまうケースもあるようです。陰茎の感度が下がり、性行為に満足できずにコンドームEDが起きてしまいます。

このケースでは「コンドームを使うと気持ちよくない」との思い込みが、コンドームEDの原因となっている可能性があります。

それでもコンドームが重要な理由

コンドームを使わなければ性行為ができるとしても、それはコンドームEDの根本的な解決策とはいえません。

コンドームEDを改善するために、まずはコンドームの重要性をあらためて理解しておきましょう。

性感染症を防止できる

コンドームは、性感染症を予防するために重要な役割を果たしています。コンドームを利用することで粘膜同士の接触を避けられるため、エイズやクラミジアといった感染症を防止できます。

大切なパートナーとの関係を良好に保つためにも、お互いの健康管理は重要なポイントです。そのため、コンドームEDだからという理由で、コンドームの利用をやめるのはおすすめできません。

計画外妊娠を避けられる

コンドームを正しく使用することで、望まない妊娠を防ぐ効果が期待できます。避妊の手段はさまざまありますが、コンドームはなかでも手軽にできる選択肢だといえるでしょう。

お互いに妊娠を望んでいない場合は、性感染症も予防できるコンドームの利用を検討するようにしましょう。

ただし、コンドームを利用したからといって、必ずしも妊娠を避けられるわけではない点は認識しておくことが重要です。スマルナによると、コンドームの避妊率は98%なので計画外妊娠対策に有用ですが、使用中に破れてしまったり外れてしまったりすると、避妊率は85%まで下がるため、注意しましょう。

コンドームEDの対処法5選

コンドームはパートナーと良好な関係を続けるために、欠かせないものです。コンドームを装着した性交が問題なくできるように、まずは自分でできる対処法を試してみましょう。

ここでは、コンドームEDの5つの対処法をご紹介します。

  1. コンドームを選び直す
  2. コンドームに慣れる
  3. パートナーに協力してもらう
  4. コンドーム・マス法を実践する
  5. ED治療をする

コンドームEDの対処法は、今の自分の状況にあわせて選ぶことが重要です。それぞれの対処法を詳しく解説します。

1.コンドームを選び直す

手軽にできるコンドームEDの対処法として、使用するコンドームを選び直す方法があります。自分にあったサイズや厚みのものを選べば、コンドームEDが改善する可能性があるでしょう。

実際にコンドームは多くの種類があるため、いくつかのコンドームを用意し、どれが自分にあうかどうかを試してみるのも大切です。お気に入りのコンドームが見つかれば、性行為に対するプレッシャーが軽減されるかもしれません。

2.コンドームに慣れる

コンドームの装着にもたついて萎えてしまう場合では、コンドームに慣れる練習をしておくのも有効です。

コンドームの取り扱いに迷って装着に時間がかかってしまうと、精神的な興奮が落ち着いてしまいます。

コンドームを使用した性行為を成功させるためには、コンドームをスムーズに装着することが大切です。事前にコンドームの装着を練習しておけば、落ち着いて性行為に臨める可能性が高まります。

3.パートナーに協力してもらう

コンドームの装着によって勃起が継続できない場合は、パートナーに協力してもらうのもよいでしょう。コンドームを着ける際にパートナーに手伝ってもらうことで、精神的な興奮が継続できる可能性があります。

自分でコンドームを着けるよりも、相手に着けてもらうほうが、その過程も性行為の一部として楽しめるかもしれません。また、相手に協力してもらうことで、精神的にも安心できる効果も期待できます。

4.コンドーム・マス法を実践する

コンドームEDで中折れしてしまい、射精ができなくて悩んでいる場合は、コンドーム・マス法を試すのも1つの方法です。コンドーム・マス法とは、コンドームを使い膣内に近い環境を作っておこなうトレーニングを意味します。

具体的には、コンドームの内側にローションを垂らした状態で、コンドームを装着します。手で陰茎を刺激することで、膣内に入っているような感覚を作り出すのがポイントです。

コンドームを使用した状態でマスターベーションをすることで、コンドームに対するマイナスイメージを払拭できるでしょう。

5.ED治療をする

コンドームEDの改善のために、ED治療薬を服用する方法もあります。ED治療薬を使うと、勃起しやすい状態を作り上げられるため、自信をもって性行為ができるようになるかもしれません。

とくに精神的なプレッシャーや緊張感が強い場合は、ED治療薬を服用しているという事実が、心の安心材料になる可能性があります。

ED治療薬に対する拒否感があるケースでも、スムーズに性行為が成功できることで、意外に簡単にコンドームEDが克服できたと感じる場合もあるでしょう。

まとめ

コンドームEDは、精神的なトラウマやプレッシャーが原因となることが多い心因性EDの1つです。コンドームを使わなければ問題なく性行為ができるため、コンドームを避けがちになってしまうかもしれません。

しかし、コンドームは性感染症や計画外妊娠の予防に欠かせません。パートナーとの良好な関係を続けるためにも、コンドームを使った性行為へのマイナスイメージを払拭することが大切です。

ご紹介したコンドームEDの対処法を参考に、自分にあった方法を探してみてください。自分の力ではコンドームEDの改善が難しいと感じる場合は、専門家の力を借りるのも手です。

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