レバクリ

更新日:2024年06月11日

精力がアップする食べ物や食材は?栄養素に注意した食事でEDを防ごう

この記事のまとめ
  • 牡蠣・青魚・うなぎ・レバーなどに豊富に含まれる亜鉛は、男性ホルモンの生成を助けて精力アップにつながる
  • ニラ・卵・アボカド・ナッツ類などには、血行の改善や抗酸化作用などさまざまな精力アップの効果が期待できる
  • しょうがやにんにく、チョコレートなども血流促進や代謝アップなどの作用があり、精力増強に役立つ
  • 高カロリー食品や脂質の多い食べ物、塩分の過剰摂取は避けるべき
  • 食事だけでは改善が難しい場合は、専門的な治療薬の使用も検討する

現代社会のストレスや不規則な生活習慣により、男性の健康問題の一つとしてEDが注目されています。EDは、身体的・精神的要因が複雑に絡み合って起こる症状です。しかし、食生活の改善によって、予防や改善が期待できるでしょう。

本記事では、精力を高める食べ物や避けたい食事について詳しく解説します。この記事を読み終えれば、精力アップが期待できる具体的な食べ物がわかり、日々の食生活に活かせるでしょう。

精力アップに期待できる食べ物14選

精力のアップに期待できる食べ物や食材としては、以下のものがおすすめです。

  • 牡蠣
  • サバ・イワシ・さんま
  • うなぎ
  • 豚レバー
  • ニラ
  • アボカド
  • 山芋
  • しょうが
  • にんにく
  • ミックスナッツ
  • チョコレート
  • 羊肉
  • スイカ

どのような栄養素が含まれていてどのような効果が期待できるのか、効果的な食べ方や取り入れやすい食べ方を解説していきます。一つずつ見ていきましょう。

牡蠣

牡蠣は、亜鉛を豊富に含む食材として知られています。亜鉛は、男性ホルモンであるテストステロンの生成に欠かせない栄養素です。テストステロンには精力や性欲を高める働きがあるため、牡蠣を食べることで、精力アップが期待できるでしょう。

さらに、ビタミンCを亜鉛と共に摂取することがおすすめです。ビタミンCには亜鉛の吸収を促進する効果があり、組み合わせることで亜鉛の摂取効率を向上できます。

生牡蠣には食中毒のリスクがあるため、新鮮なものを選びしっかりと加熱して食べるようにしましょう。

サバ・イワシ・さんま

サバ・イワシ・さんまは、精力アップに効果的な食べ物です。これらの魚には、DHA・EPAが豊富に含まれています。DHAやEPAは必須脂肪酸の一種で、血液をサラサラにし、血流改善により勃起力の向上が期待できます。

鮮魚を調理しても、缶詰でもどちらでも問題ありません。また、ビタミンCやEを一緒に摂ることで、栄養素の吸収が向上します。そのため、緑黄色野菜やゴマを組み合わせた料理がおすすめです。

うなぎ

うなぎは、精力アップに効果的な食材として知られる食材です。うなぎには、アミノ酸の一種であるアルギニンが豊富に含まれており、これが血流を改善し、精力アップにつながると考えられています。

さらに、DHAやEPAなどの栄養素がコレステロール値を下げ動脈硬化を予防するため、滋養強壮に有効です。ビタミンAやビタミンB1、ビタミンEなどの栄養素も豊富で、疲労回復や代謝アップにも役立ちます。

うなぎの良質なタンパク質は筋肉の維持や成長を助け、体力向上にも貢献します。うなぎを食べることで、精力アップだけでなく、全身の健康にもさまざまな効果が期待できるでしょう。

豚レバー

豚レバーは、精力アップに効果的な食べ物の一つです。豚レバーが豊富に含む亜鉛は、男性ホルモンのテストステロンの生成をサポートする役割を持ちます。年齢が上がるにつれてテストステロンの生成量は自然と減少するため、ED(勃起不全)のリスクを高めるといわれています。

豚レバーは、焼肉やレバニラ炒めなど、さまざまな料理で楽しめます。脂肪分が少ないところも、豚レバーのおすすめポイントです。

ニラ

ニラは、硫化アリルを豊富に含む食材です。硫化アリルは血行をよくし、勃起力を高めるとされます。

さらに、硫化アリルはビタミンB1の吸収を促進する効果もあり、疲労回復や精力増強に不可欠です。ビタミンB1を豊富に含む豚肉や大豆と一緒にニラを摂取することで、より効率的に精力を取り戻せるでしょう。紫外線が強い夏や体力が消耗しやすい時期には、おすすめします。

ニラレバ炒めは、おすすめのメニューです。他にも、炒め物や鍋物などの料理に加えることで、ニラを手軽に摂取できます。

卵は精力アップに役立つ食べ物の一つです。日本養鶏協会によると、食事から摂取する必要がある「必須アミノ酸」において、そのバランス(アミノ酸スコア)は100という驚異的な数値を誇ります。

とくに、黄身には脳や神経の構成に不可欠な「リン脂質」が豊富に含まれており、その量は大豆の約3倍にもおよびます。ほかに黄身に含まれる栄養素は、骨を強くするビタミンD、生殖機能をサポートするビタミンE、そして「セックスミネラル」とも称される亜鉛などです。

さらに、卵は良質なタンパク質源でもあるため、筋肉の維持・増強にも役立ちます。精力アップを目指すなら、卵を食事に取り入れることをおすすめします。ゆで卵やオムレツ、目玉焼きなど、さまざまな調理法で楽しんで食べましょう。

参照元:日本養鶏協会「たまごの知識」

アボカド

アボカドは、その栄養価の高さから「森のバター」とも称される食べ物です。不飽和脂肪酸をはじめ、ビタミンE・ビタミンB6・葉酸などの健康に良いとされる栄養素を豊富に含んでいます。とくに、抗酸化作用を持つビタミンEは、男性の更年期障害やEDの予防効果が期待できる成分です。

また、アボカドに含まれる「オレイン酸」や「リノール酸」などの不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにする効果が期待できます。サラダやサンドイッチの具、あるいはディップとしてアボカドを活用することで、これらの栄養素を手軽に摂取することが可能です。ただし、アボカドは脂質が多く高カロリーな食材であるため、食べ過ぎには注意しましょう。

山芋

古くから、山芋には滋養強壮に効果があるといわれています。とくにネバネバ成分であるムコ多糖類は、スタミナアップに効果的です。

さらに、ビタミンB1やCなど、男性機能を向上させる効果が期待できるビタミン類や、カルシウムやカリウムといった豊富なミネラルも含まれています。山芋メニューは、とろろご飯や汁物、炒め物などがおすすめです。山芋を取り入れた食事で、自然な精力アップを目指しましょう。

しょうが

ジンゲロールやショウガオールなどの成分を含むしょうがは、血行を促進し体を温める効果が期待できる食品です。全身の代謝がアップし、精力増強につながると考えられています。

しょうがは、しょうが茶や料理に取り入れるのが手軽で効果的です。ただし、しょうがの摂りすぎは胃腸に負担をかける可能性があるため、適量の摂取を心がけましょう。

にんにく

にんにくには、アリシンという成分が含まれている食品です。このアリシンには、血行を促進する効果があるとされます。

このように、にんにくは精力アップに役立つ食品です。また、にんにくには亜鉛も含まれており、テストステロンのレベルを正常に保ち、精子の質と量を改善することが知られています。にんにくは生で食べるのが効果的ですが、生食は下痢を起こしやすいため、注意はしましょう。

ミックスナッツ

健康的なおやつとして人気のミックスナッツは、アーモンドをはじめさまざまな種類のナッツを組み合わせた食品です。ナッツには、亜鉛やマグネシウム、ビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、精力アップに役立つとされるものばかりです。

亜鉛は、テストステロンの生成に関与し、男性ホルモンの分泌促進に効果的といわれています。マグネシウムは、血流を改善し、性機能を高める働きが期待できる食品です。ビタミンEは、抗酸化作用により精子の健康を維持し、精子の運動性を高めることができるとされています。

また、アーモンドには、アルギニンが多く含まれています。このアルギニンは、海綿体への血液流入に必要な一酸化窒素(NO)を生成するのに必要な栄養素です。

ミックスナッツを適量摂取することで、精力アップに必要な栄養素を効率的に摂取できます。おやつとして、手軽に食べやすいところも魅力的です。

チョコレート

精力アップに効果的な食べ物の一つに、チョコレートが挙げられます。血管の内側の炎症を和らげる効果が期待できる、カカオポリフェノールを多く含む食品です。

この作用により、炎症によって狭まった血管に対して効果的に働きかけ、血流を促進させるといわれます。その結果、勃起機能の向上が期待できるのです。

テオブロミンには、中枢神経を刺激し、血流を改善する働きがあります。さらに、マグネシウムは、テストステロンの分泌を促進するとされます。テストステロンは男性ホルモンの代表的なもので、精力アップにつながる成分です。

ただし、チョコレートは高カロリーな食品であるため、食べ過ぎには注意しましょう。また、チョコレートの中でもポリフェノールの含有量がより高い、ハイカカオチョコがおすすめです。

羊肉

タンパク質やビタミンB群、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれている羊肉は、精力アップに効果的な食材です。とくに、亜鉛は男性ホルモンであるテストステロンの生成に関与しているため、精力増強に役立ちます。

また、羊肉に含まれるカルニチンは、アミノ酸の一種です。細胞の活性化を促し精子の運動率を上げるなどの効果が期待できます。羊肉は低脂肪・高タンパクな赤身肉で、ヘルシーな食べ物でもあります。

ジンギスカンなど、さまざまな調理法で美味しく食べられるため、積極的に取り入れてみましょう。ただし、羊には特有の臭みがあります。苦手な場合は、下処理を十分に行うことが大切です。

スイカ

夏の代表的な食べ物・スイカは、水分とシトルリンを豊富に含みます。シトルリンはウリ科に多く含まれるアミノ酸の一種で、体内で一酸化窒素(NO)に変換されることで血管を拡張し、血流を改善する効果が期待できます。

この作用によって全身の血行がよくなり、精力アップにつながるでしょう。

精力をつけたいなら避けたい食事

精力を減衰させる食べ物もあります。具体的には、次の3つです。

  • カロリーの高い食事
  • 脂質の多い食事
  • 塩分の多い食事

避けたい理由を理解するためにも、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

カロリーの高い食事

精力をつけたいなら、カロリーの高い食事は避けるべきでしょう。肥満につながる恐れがあり、EDのリスクが高まるためです。

代表的な高カロリー食品には、ジャンクフードや脂肪分の多い肉類をはじめ、菓子類・揚げ物・クリーム系の料理などが挙げられます。これらの食品を控えめにし、バランスの取れた食事を心がけることが、精力をつける上で重要です。

高カロリーな食事は消化に時間がかかり、胃腸への負担も大きくなります。その結果、体の疲労感が増し、精力が低下してしまう可能性があるでしょう。

脂質の多い食事

脂質の多い食事は、精力を低下させる要因の一つです。高脂肪食は、体内の脂肪蓄積を増加させ、肥満や動脈硬化のリスクを高めます。肥満や動脈硬化はEDの原因となる場合があるため、注意が必要です。

とくに、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品は要注意です。たとえば、ファストフード・加工肉・洋菓子類・揚げ物などは避けるべきです。脂質の量と質に気をつけて、バランスの取れた食生活を心がけましょう。

塩分の多い食事

過剰な塩分摂取は、高血圧のリスクを引き起こし、EDになりやすくなります。塩分の多い食事には、ラーメンや味噌汁、牛丼などが該当します。

精力をつけるためには、バランスの取れた食事を心がけ、塩分の摂取量を控えめにすることが大切です。厚生労働省の「『日本人の食事摂取基準(2020年版)』策定報告書」によると、高血圧を予防するためには、日々の塩分摂取量を8グラム以下に抑えることが推奨されています。

参考:厚生労働省「『日本人の食事摂取基準(2020年版)』策定検討会報告書」

EDの症状があるなら治療薬も検討しよう

EDの症状があるなら、治療薬の使用を検討することをおすすめします。EDの症状は、主に以下のとおりです。

  • 性的興奮時に勃起できない、または勃起が持続しない
  • 勃起不全や射精障害
  • 性行為中の勃起不十分

EDの原因は一つではなく、心因性ED・器質性ED・薬剤性EDの3つに大きく分けられます。

心因性EDは、ストレスや緊張、プレッシャーなどの精神的・心理的な要因によって引き起こされるEDです。

器質性EDは、身体的な要因(血管や神経の障害、ホルモン分泌の異常など)で引き起こされます。加齢の影響が大きいため、年齢が上がるほど有病率が高まるとされるものです。

薬剤性EDは、服用している薬の副作用が原因とされます。食べ物で症状が改善されない場合は、ED治療薬も効果的であるため、検討してみましょう。

まとめ

本記事では、精力を高める食べ物や避けたい食事について解説しました。食生活を見直すことは、EDの予防や改善に効果的な第一歩です。

しかし、食事だけでは症状の改善が難しい場合もあるでしょう。「食事に気をつけてもあまり効果が感じられない」「EDの症状がある」という場合は、オンライン診療を受けてみてはいかがでしょうか。

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