更新日:2026年03月24日
ED(勃起不全)の原因と治し方は?改善方法も解説
この記事のまとめ
- EDには心因性・器質性・薬剤性・混合性があり、原因に応じた対処が必要である
- ストレス軽減・適度な睡眠・節酒・禁煙など生活習慣の改善がEDの予防・改善に効果的
- 栄養バランスのよい食事と運動で、血流改善やテストステロン分泌促進が期待できる
- EDの治し方には治療薬の服用も挙げられ、勃起力向上を図れる
EDの治し方について知りたい方もいるでしょう。EDは神経障害や血管障害、心理的要因などによって引き起こされ、原因に合わせて適切な対処をとることで改善を図れます。
本記事では、EDの症状や原因、効果的な治療法について解説します。自分に合った治し方を見つけるためのヒントとしてぜひ参考にしてください。
ED(勃起不全)の症状とは?
ED(勃起不全)の症状は人それぞれ異なりますが、主な症状としては以下のとおりです。
- 性欲や興奮はあるが勃起しない
- 最初は勃起するが持続できない
- オナニーでは問題ないが性行為時に萎える
- 経験不足による緊張で勃起しない
- 挿入後に萎えて抜けてしまう
- 勃起はするが、硬さが不十分
これらの症状により性機能に自信を失い、性生活に消極的になる方も少なくありません。
EDの自己診断方法として、セルフチェックテストがあります。「IIEF(国際勃起機能スコア)」や「SHIM」などがあり、Web上では各クリニックのWebサイトに掲載されています。
ただし、これらの結果はあくまで参考程度であり、正確な診断には医療機関での受診が必要です。なお、セルフチェックの結果を診察時に持参すると、医師への相談時に役立つと考えられます。EDの症状に心当たりがある場合、まずはセルフチェックを試してみるのもよいでしょう。
ED(勃起不全)の原因とは?
ED(勃起不全)の原因は、心理的な問題や身体的な問題、薬の影響など多岐にわたります。EDの適切な治療には、その根本的な原因を検討し、個々の状況に応じたアプローチが必要となります。以下で、それぞれについて見ていきましょう。
心の問題が原因のED
心の問題が原因のED(心因性ED)は、主に20〜40代の若い世代に多く見られます。主な原因は、日常生活におけるストレスや不安、過去のトラウマ、うつ病などです。
心因性EDの特徴として、マスターベーションや朝立ちはするものの、性行為の際に勃起が困難になることがあげられます。
心因性EDを改善するには、不安や緊張を取り除き、リラックスした状態を作ることが重要です。また、EDに関する知識不足は不安の一因となるおそれがあるため、EDの正しい知識を身につけましょう。パートナーと悩みを共有し、ともに改善を図ることも効果的な方法の一つです。
幼少期のトラウマや身体的なコンプレックスが原因となっている場合、本人自身が気付いていないこともあります。ED治療薬で改善が見られない場合は、専門家の心理カウンセリングを受けるのも一つの方法です。
体の問題が引き起こすED
体の問題が引き起こすED(器質性ED)の主な原因は、血管の障害や神経の障害、男性機能の低下の3つです。
血管の障害は、加齢による動脈硬化や生活習慣病により引き起こされ、陰茎海綿体への血流を悪化させることで勃起に影響を与えます。
神経の障害は、てんかん・脳卒中などの疾患や、外科手術・事故による神経損傷が勃起を妨げる主な原因です。
男性機能の低下については、加齢や運動不足、睡眠不足によるテストステロンの減少が主な原因です。性欲低下や神経伝達物質の減少を引き起こし、EDのリスクを高めてしまいます。
器質性EDの改善には、原因となる疾患の治療が不可欠です。栄養バランスのとれた食事や適度な運動、睡眠時間の確保といった生活習慣の改善も重要な対策となるでしょう。
根本的な治療には時間を要するため、ED治療薬の併用も効果的です。ED治療薬の服用により勃起を繰り返すことで血流量が増え、EDの症状が改善されることがあります。
薬の影響によるED
薬の影響によるED(薬剤性ED)は、精神安定剤や抗うつ薬、降圧剤といった医薬品の副作用で発症します。神経伝達やホルモンバランスに影響を与える薬剤によりEDの症状を引き起こすことがありますが、薬剤を服用してもすべての人がEDを発症するわけではありません。
薬剤性EDの対処法としては、EDを引き起こしにくい薬への変更や、投薬量の調整が考えられます。薬の変更や投薬量の調整を試みる際は、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。自己判断での薬の変更・調整は、持病の治療そのものに悪影響をおよぼす恐れがあります。
EDにより生活の質が著しく低下していると感じるのであれば、ED治療薬の服用も視野に入れましょう。ED治療を検討する際は、服用中の薬とED治療薬の併用が可能であるか医師に相談してください。
心と体の問題が絡む混合性ED
混合性EDは、器質性・薬剤性・心因性の要因が複合的に作用して発症するEDです。高齢者に多く見られ、身体的な問題がきっかけとなり心理的な問題も重なるパターンが一般的です。
混合性EDの主な原因としては、加齢による動脈硬化や高血圧、仕事の責任増大によるストレス、家庭環境の変化(介護や子どもの自立など)、医薬品の副作用によるEDのトラウマなどがあげられます。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)











