更新日:2025年08月04日
勃起しない・持続しないED(勃起不全)の原因や改善方法を解説
この記事のまとめ
- 性行為の際に勃起しない・持続しない状態はED(勃起不全)とされる
- 勃起の持続時間は一般的に数分~30分程度とされている
- 勃起が持続しない原因にはストレスや動脈硬化などがある
- 勃起が持続しない場合の改善方法には食生活の改善や適度な運動などがある
- 生活習慣を改善しても勃起力が回復しない場合はED治療薬の服用も一つの方法
勃起力が低下した、勃起が持続しないといったEDに悩んでいる男性の方もいるかもしれません。EDの原因にはストレスや加齢、薬剤の副作用などさまざまあり、生活習慣の改善やED治療薬の服用により改善を図れます。
本記事では、ED(勃起不全)の症状や原因、改善方法について紹介します。
勃起しない・持続しない「ED(勃起不全)」とは
性行為の際に勃起しない、勃起が持続しないなど、満足に性交渉が行えない状態になることをED(勃起不全・勃起障害)と呼びます。
勃起は、ペニス(陰茎)を構成する海綿体と筋肉に血液が大量に流入することで起こる生理現象です。細かく分解すると、以下の順序で勃起が起こります。
- 性的興奮を感じる
- 脳の反応が脊髄神経を通じてペニス(陰茎)に伝わる
- 神経で分泌された一酸化炭素がペニス(陰茎)の血管を拡張させ、海綿体に血液が流れ込み勃起する
- 海綿体からの血液の流出を防ぐ作用が働き、勃起が維持される
このようにして起こる勃起が、なんらかの原因で妨げられたり、維持できなくなったりするのがEDです。
勃起の持続時間
勃起の持続時間は、一般的に数分から30分程度といわれています。
ただし、勃起の持続時間は年齢や健康状態などによって変わり、個人差も大きいため、この時間は参考程度と考えてください。
挿入から射精までの平均時間
勃起することで、挿入が可能になります。アメリカ・イギリス・オランダ・スペイン・トルコの5か国、500組のカップルによる調査では、挿入から射精までの時間の中央値は5.4分(5分24秒)でした。こちらの時間もさまざまな条件で変化し得るため、目安と考えるのが妥当です。
参考:National Library of Medicine「膣内射精潜時に関する多国籍人口調査」
勃起力の低下やEDを引き起こす主な原因
ここでは、勃起力の低下やEDを引き起こす主な原因について解説します。EDは加齢の影響が大きいとされますが、その他にもさまざまな原因が考えられます。糖尿病や心疾患などの病気が原因になっていることもあるため、注意が必要です。
EDの原因は、タイプ別に以下のように4つに分類されます。
- 心因性
- 器質性
- 薬剤性
- 混合性
以下で、原因別に説明します。
心因性
心因性のEDとは、仕事や私生活上の悩み・ストレスなどが原因で交感神経が活性化し、勃起しにくくなる類型です。ストレスを抱えていると、性的興奮が神経にうまく伝達されず、EDにつながると考えられています。
性行為の失敗経験がストレスとなり、EDにつながっているケースも少なくありません。「また失敗したらどうしよう」という不安な思いから自律神経のバランスが崩れ、うまく勃起できない・勃起が持続しないパターンを繰り返す人もいるようです。
EDは中高年以上がなるものというイメージがある人もいるかもしれませんが、ストレスによるEDの場合は、20~30代の若年層にも多く見られます。
器質性
器質性のEDは、身体的な原因によるもので、病気や男性ホルモンの分泌低下などにより引き起こされます。加齢の影響も大きく、器質性EDは40代以降に多く見られる傾向があります。
器質性EDのうち、50代以上に多いのが動脈硬化や神経障害などによるものです。動脈硬化が進むと血液の循環が悪くなるため、ペニス(陰茎)の海綿体にも十分に血液が流入しなくなり、EDが起こりやすくなります。
動脈硬化は、高血圧や糖尿病など生活習慣病を抱えている人に多く見られる症状です。高血圧などでは血管にかかる負担が大きくなり、動脈を硬くしてしまいます。
脳卒中や神経障害、パーキンソン病などもEDを招く病気です。これらの病気は神経に障害を起こすため、脳からの指令をペニス(陰茎)までうまく伝達できなくなります。事故や外傷などで海綿体周辺の神経を損傷した場合なども、EDが起こりやすくなる傾向があります。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)











