更新日:2026年04月10日
以前と比べて勃起力の低下を感じ、「EDかもしれない」「EDを治すにはどうすればいいのか知りたい」と考えている方もいるでしょう。EDを治すには、生活習慣の改善やED治療薬の服用などが有効です。
本記事では、EDの症状があるときに自分でできる対処法やEDの主な原因、EDの治療方法について解説します。ED治療薬の種類も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
症状の程度にもよりますが、EDは生活習慣を見直すことで改善に向かう可能性があります。EDを治すために自分でできる対処法として、以下の6つが挙げられます。
それぞれについて見ていきましょう。
EDを治すには、毎日の食事を見直すことが大切です。栄養バランスに偏りのある食事を続けると、ホルモンバランスが乱れたり血流が悪くなったりし、勃起しづらくなってしまいます。高カロリー・高脂肪・高塩分の食事は避け、バランスのよい食事をとるようにしましょう。
そのうえで、男性ホルモン(テストステロン)の分泌促進効果が期待できる亜鉛を積極的に摂取するのがおすすめです。亜鉛は牡蠣や牛肉、豚肉、豆類、ナッツなどに含まれています。亜鉛を手軽に摂取したい場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です。
そのほか、血流促進効果が期待できるビタミンEの摂取もおすすめです。ビタミンEは、かぼちゃやナッツ、いわしなどに多く含まれ、血流を良くするほか、自律神経を整える効果もあります。
EDを治すには、適度な運動を毎日の生活に取り入れることも大切です。運動は男性ホルモンの分泌を促進する効果があるため、EDの改善に役立ちます。ストレッチやウォーキングなど、自身が取り組みやすいものを実践しましょう。
運動には、肥満を予防する効果もあります。肥満の解消や運動不足の解消はEDの改善・予防につながる可能性が高いとされています。適度な運動を続けて肥満が解消されれば、EDの改善につながると考えられるでしょう。
睡眠不足が続いたり、睡眠の質が低下したりすると、ホルモンバランスや自律神経の乱れにつながります。睡眠不足は、勃起と関わりが深いテストステロンの分泌量の低下を引き起こすため、注意が必要です。睡眠の質を高めてEDを治すには、以下を心掛けることをおすすめします。
起床後に太陽の光を浴びたり朝食をとったりすることで体内時計がリセットされ、夜の快眠につながります。
過度な飲酒は、神経や血管、男性ホルモンの分泌などに悪影響を与え、ED発症のリスクを高めます。
ただし、「適量を守る」「休肝日を設ける」などのルールを決めれば、飲酒は必ずしも悪いことではありません。適量であればリラックス効果が期待でき、ストレス解消につながる場合もあります。
厚生労働省「アルコール」によると、適度な飲酒量とは、1日あたり純アルコール20g程度で、アルコール度数5%のビールであれば中瓶1本(500ml)が目安です。
健康のためにも、適量を守ってお酒を楽しむようにしましょう。
参考:厚生労働省「アルコール」
喫煙は、EDの原因の1つであるとされています。タバコには200種類を超える有害物質が含まれており、これらの物質が体内に入ることで陰茎の血管に悪影響が生じ、勃起機能が低下します。
たとえば、ニコチンには血管を収縮させる働きがあるため、陰茎に十分な血液が流れ込まず、勃起しづらくなったり維持できなくなったりします。また、一酸化炭素は血液の中でヘモグロビンと結合すると、ヘモグロビンの酸素の運搬能力が下がります。この状態が継続すると血管に傷みが生じ、動脈硬化を引き起こす恐れがあるでしょう。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
EDを治すには、禁煙することも検討しましょう。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、勃起しづらくなる恐れがあります。勃起は副交感神経が優位のときに起こり、リラックスした状態でないと勃起状態を維持できませんが、ストレスが溜まっていると交感神経が優位になってEDの症状が出やすくなるでしょう。
ストレスを溜めないために、旅行や運動、映画鑑賞など、自分なりのストレス解消法を実践しましょう。
EDは、原因に応じて以下の4つに分類されます。自分自身がどのタイプに該当するか把握し、原因に応じて適切な治療を受けることが大切です。
それぞれについて解説します。
心因性EDとは、性行為における過去のトラウマや不安、ストレス、精神疾患などが原因となるEDのことです。たとえば、過去に勃起できず性行為を諦めた経験がトラウマとなり、それ以降、性行為のときにそのことが頭に浮かび、勃起できないケースを指します。
心因性EDは、特定の状況下におかれた場合にのみ発症することがあるほか、うつ病をはじめとする精神疾患と併発する場合もあることが特徴です。
また、心因性EDは自慰行為では勃起できるケースがあります。心因性EDを治すには、原因となるストレスを取り除いたりED治療薬を服用したりするほか、パートナーとの関係改善を図る方法があります。
器質性EDとは、血管や神経など、体に何らかの問題があって勃起しづらくなるEDのことです。動脈硬化、脊髄損傷、糖尿病や高血圧などが原因となります。
動脈硬化になると血管が十分に拡張されず、血流が妨げられて勃起しづらくなります。加齢によるEDの場合、動脈硬化が原因になっている可能性があるでしょう。
また、外科手術や事故などで神経が損傷されると、脳からの勃起の指令がうまく伝達されず、EDを引き起こします。
器質性EDは50~60代に多いとされていますが、生活習慣が乱れていたり肥満だったりする場合、若い世代でも発症することがあります。器質性EDの発症・悪化を防ぐには、年齢に関係なく健康的な生活を送ることが大切です。
薬剤性EDとは、薬の副作用によって生じるEDのことです。薬剤性EDを引き起こす可能性がある主な薬は、以下のとおりです。
上記の薬を服用すると必ずEDになるわけではありません。薬を服用中でEDの症状がある場合、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
混合性EDとは、心因性EDや器質性ED、薬剤性EDのいずれかの原因が重なって起こるEDのことです。EDは一つの原因で起こることは少なく、複数の原因が重なって起こることが多いとされています。たとえば、動脈硬化や高血圧などの疾患にストレスや過労が加わって起こることが考えられます。
年齢が上がるにつれて、何らかの身体の不調や病気が生じるリスクが高くなります。これに加えて仕事で責任のあるポジションを任せられたり、夫婦間や子どもとの関係に悩みがあったりすると、ストレスを抱えやすいでしょう。
混合性EDは、生活習慣病を発症しやすい40〜60代の男性に多いことが特徴です。
EDの治療は、泌尿器科やED専門のクリニックなどで行えます。治療法としては、ED治療薬を使った薬物療法が一般的です。
ED治療薬は医師の処方が必要な医療用医薬品です。受診した際は悩んでいる症状や既往歴、治療中の疾患などを医師に伝え、「普段服用している薬との飲み合わせに問題がないか」「どの種類のED治療薬が適切か」などを判断してもらいましょう。
なお、ドラッグストアで販売されている精力剤・サプリメントなどによって勃起力向上を図ろうと考える方もいるかもしれませんが、それらはあくまで栄養を補うものであり、ED治療薬のような効果や即効性はありません。EDを治すには、まずはクリニックで受診して適切な治療方法を検討しましょう。
ED治療薬は、勃起を妨げる酵素の働きを阻害し、血流を促進させて勃起をサポートします。ED治療薬の種類は複数あり、それぞれ特徴が異なるため、医師と相談して症状やライフスタイルに合う薬を選びましょう。代表的なED治療薬として、以下の3種類が挙げられます。
それぞれについて見ていきましょう。
バイアグラは、ファイザー社が開発した世界初のED治療薬です。日本国内では、1999年に販売が開始されました。
バイアグラは食事の後に服用すると成分が十分に吸収されず、効果が出にくくなる恐れががあります。そのため、空腹時に服用するのがおすすめです。やむを得ず食後に服用する場合、食事から2時間程経ってから服用しましょう。服用は1日1回までで、次の内服まで24時間以上空けることが必要です。服用してから効果が出るまでに1時間程度かかり、効果の持続時間は約3〜5時間です。
バイアグラの副作用として、血管拡張作用による顔のほてりや目の充血、動悸、頭痛などが挙げられます。
レビトラは、バイアグラに次いで2番目に発売されたED治療薬で、バイエル社とグラクソ・スミスクライン社によって共同開発されました。現在、レビトラは販売が中止されていますが、レビトラのジェネリックであるバルデナフィルは流通しています。
バイアグラに比べると食事の影響を受けにくいですが、脂肪分の高い食事をとった後に服用すると効果が落ちることがあるため、注意しましょう。レビトラジェネリックも、毎日定期的に服用するのではなく、性行為の前に服用します。即効性がある点がレビトラの特徴で、服用後15〜30分程度で効果が出始めます。効果の持続時間は、4〜8時間程度です。
バイアグラと同じように血管拡張作用があるため、副作用として顔のほてりや目の充血、動悸、頭痛などが起こる場合があります。
シアリスは、バイアグラ、レビトラに続くED治療薬として、イーライリリー社によって開発されました。日本国内では2007年に販売が開始され、2020年にはシアリスのジェネリック医薬品であるタダラフィルが販売されています。効果の持続時間が約30〜36時間と長く、金曜日の夜に服用すると日曜日の昼頃まで効果が続くことから、「ウィークエンドピル」と呼ばれることもあります。
シアリスは服用後の翌日も効果が持続するため、バイアグラやレビトラに比べて服用のタイミングに気をつかう必要がなく、複数回の性行為にも対応可能です。
食事の影響をあまり受けない点も、シアリスの強みといえるでしょう。服用前後の食事に気をつかわなくてよいため、デートで食事を楽しんだ後に服用して性行為に臨めます。
シアリスの副作用として起こりうる症状は、頭痛や紅潮、ほてり、消化不良などです。
EDの症状によってパートナーとの性行為がうまくいかず悩んでいる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。しかし、病院に行くことに抵抗があったり、仕事が忙しくて時間を確保できなかったりする人もいるかもしれません。そのようなとき便利なのが、オンラインクリニックです。
オンラインクリニックなら、ほかの患者と顔を合わせずにEDについて医師に相談できます。通院時間や待ち時間を削減できる点も大きなメリットです。医療機関によっては処方薬を自宅で受け取ることができ、薬局まで足を運ぶ必要がないこともメリットとして挙げられます。
EDを治すには、生活習慣を改善することが大切です。バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消などを心掛けましょう。
EDを効果的に治すには、ED治療薬の服用がおすすめです。ED治療薬はドラッグストアでは販売されていないため、医師の診察を受けて処方してもらいましょう。
レバクリでは、ED治療薬のオンライン処方を行っています。場所や時間にとらわれずにビデオチャットで診察が受けられ、処方された薬は自宅など好きな場所に届きます。診察料は無料なので、ぜひご予約ください。
厚生労働省「アルコール」