更新日:2026年04月13日
30代で勃起力の低下を感じ、「30代でEDを発症することはあるのか」「30代でEDを発症している人のの割合は?」と気になっている方もいるかもしれません。30代もED(勃起不全)を発症するケースがあり、原因として精神的ストレスや生活習慣、男性ホルモンの減少などが挙げられます。
本記事では、30代におけるEDの有病率や発症の原因、予防法、治療方法について解説します。EDの改善には早期発見・早期治療が大切です。EDの症状がある方は、早めに医師に相談しましょう。
一般社団法人日本性機能学会が実施した調査によると、勃起硬度スコア(EHS)2以下をEDの有病と定義した20~24歳の男性の有病率は26.6%で、50~54歳(27.8%)とほぼ同等です。30代のED有病率は10%台で20代に比べると低いものの、20代~30代においてもEDを発症する可能性があることがわかります。
20代~30代でEDの症状が出ている場合、悪化するのを防ぐために早めに治療を行うことが大切です。
参考:一般社団法人日本性機能学会のプレスリリース「25年ぶりの全国調査で日本人男性の性機能が明らかに『約1,400万人が勃起障害(ED)』『セックスの回数1年に1回程度以下が45.7%』『早漏で悩んでいる人は約910万人』」
EDの原因は大きく分けて「心因性」「器質性」「薬剤性」「混合性」の4種類で、30代の場合いずれも発症の原因となる可能性があります。
20代に多い心因性EDや、40〜50代に多い器質性EDの両方が影響を及ぼす可能性もあるため、適切な対策をとることが大切です。ここでは、30代のEDの原因として考えられる「精神的なストレス」「生活習慣病」「男性ホルモンの減少」について解説します。
30代で見られるED(勃起不全)の原因の1つが、精神的なストレスです。仕事のプレッシャーや職場の人間関係、夫婦間の問題などが重なると、心因性EDを引き起こすことがあります。
心因性EDは、自慰行為では正常に勃起しても、パートナーとの性行為で勃起しづらくなるケースがあります。
また、過去の性行為の失敗によるトラウマやパートナーとのトラブル、妊活のプレッシャーなどが影響することもあります。心因性EDを改善するには、精神的なストレスの軽減やパートナーとの関係改善などが大切です。
30代のED(勃起不全)の原因として、生活習慣病も挙げられます。
勃起は、性的刺激によって陰茎の海綿体に血液が多く流れ込むことで起こります。糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病が動脈硬化を引き起こすと、血流が滞りEDの症状が出る恐れがあります。
健康管理がおろそかになり、不健康な食生活や運動不足が続くと、肥満や血管障害が進行し、勃起に必要な血流が不足します。
生活習慣病を予防し、健康を維持するためには、バランスの良い食事をとることや定期的な運動が大切です。
30代でEDを発症する原因の1つが、男性ホルモン(テストステロン)の減少です。テストステロンが減少すると、男性更年期障害を引き起こし、勃起機能の低下や性欲の減退のほか、疲労感や情緒不安定といった症状が出ることがあります。
男性更年期障害は、30代後半頃から発症することがあります。男性ホルモンの減少により、EDのほか生活習慣病や心血管疾患などの発症にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
30代でのED(勃起不全)は、生活習慣や職場でのストレス、人間関係など、さまざまな原因が関係していると考えられます。早期発見・早期治療が大切であり、適切な対処法をとることで改善が期待できます。以下で、具体的な予防策と改善方法を見ていきましょう。
30代でED(勃起不全)を予防・改善するためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。
まずは、食生活の改善を図りましょう。器質性EDの原因となる糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、食生活の乱れが発症・進行に関与しています。栄養バランスのとれた食事を心がけ、塩分や脂質を摂りすぎないよう気を付けましょう。
また、適宜ストレス解消することも大切です。過度なストレスは、心因性EDを引き起こす原因となります。趣味を楽しむ時間や適度な運動を日々の生活に取り入れ、ストレス解消を図ることが勃起機能の維持につながります。
さらに、喫煙は血管内皮の組織障害や血流不足を引き起こし、勃起力に悪影響を与えるため、禁煙は有効な対策です。
生活習慣を整えることは、EDの改善だけでなく身体の健康維持にも役立つでしょう。
30代でED(勃起不全)を改善するためには、クリニックでの治療が効果的です。EDを治療する際は、薬物治療が一般的です。
ED治療薬には血流を改善する効果があり、陰茎への血流が増えて勃起しやすくなります。ED治療薬の服用により性行為の成功体験を積むことで、自信がついて心因性EDの改善につながることも期待できるでしょう。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
ED治療薬にはバイアグラやシアリス、レビトラがあり、効果が現れるまでの時間や効果の持続時間がそれぞれ異なります。
| バイアグラ | シアリス | レビトラジェネリック | |
|---|---|---|---|
| 特徴 | ・効果の強さや持続時間の長さは標準的 | ・効果の持続時間が長い | ・即効性があり、効果が強い |
| 効果の特徴 | ・強い | ・マイルド | ・とても強い |
| 食事の影響 | ・食後に服用すると効果が減弱するので、空腹時もしくは食事から2時間程度空けて服用する | ・食事の影響は受けにくい | ・バイアグラほど食事の影響は受けないが、空腹時もしくは食事から2時間程度空けて服用するのが望ましい |
| 副作用 | ・ほてり ・頭痛 ・鼻詰まり | ・出にくい | ・ほてり ・頭痛 ・鼻詰まり |
バイアグラとシアリスは、不妊治療を目的として条件を満たした場合に限り保険適用で処方してもらえす。ED治療薬を服用したい場合は、ED治療クリニックや泌尿器科の病院を受診し、状況に合った治療薬を処方してもらいましょう。
バイアグラなどのED治療薬は、正しく服用すれば効果を期待できますが、いくつか注意点があります。安全に服用して効果を得るために、注意点を確認しておきましょう。
バイアグラなどのED治療薬は医療用医薬品で、副作用のリスクに配慮して服用する必要があります。持病や服用中の薬がある場合、診察時に医師に申告しましょう。
また、ED治療薬の過剰摂取は副作用のリスクを高めるおそれがあるため、医師から指示された用法・用量を守って服用しましょう。決して自己判断で服用量を増やしたり、複数の薬を組み合わせたりせず、医師の指示に従って適切に服用することが大切です。
また、食事の影響を受けやすいED治療薬もあるため、服用のタイミングにも注意しましょう。
海外の通販サイトは、医師の診察なしで安価にED治療薬を購入できることから、利用を検討する人がいるようです。しかし、海外の通販サイトで購入したED治療薬を服用すると、偽造薬による重大な健康被害のリスクがあります。
ED治療薬を安全に服用して効果を得るため、必ず医師の診察を受けて処方してもらいましょう。
近年では、オンライン診療の普及により自宅で医師の診察を受け、ED治療薬を処方してもらうことが可能になりました。
オンライン診療のメリットは、通院の手間や待ち時間がなく、忙しい方も自分の都合に合わせて診察を受けられる点です。遠方のクリニックであってもオンライン診療であれば交通費かからないため、経済的な負担も軽減できます。また、ほかの患者に会わずに診察を受けられ、周囲の目を気にせず治療を続けられる点もメリットです。
オンライン診療を利用する際は、事前にクリニックのWebサイトを確認し、対応している疾患や診療の流れを把握しておきましょう。
ED(勃起不全)は、20~30代においても起こりうる病気です。
30代のED発症の原因は、精神的なストレスや生活習慣病、男性ホルモンの減少などがあります。EDの対策として、バランスの良い食事や適度な運動、ストレス管理が大切です。
EDを改善するには、ED治療薬の服用が効果的です。ただし、医師の処方のもと服用する必要があり、通販サイトでの購入は健康被害などのリスクを伴うためやめましょう。
近年では、オンラインクリニックを利用することで、プライバシーを守りながら治療を受けられます。一人で抱え込まず、早めに医師に相談して適切な治療を受けましょう。オンライン診療であれば通院時間がかからないため、忙しい方にも便利です。
レバクリでは、EDのオンライン診療を行っています。場所や時間にとらわれずにビデオチャットで診察が受けられ、処方された薬は自宅など好きな場所に届きます。診察料は無料なので、ぜひご予約ください。
一般社団法人日本性機能学会のプレスリリース「25年ぶりの全国調査で日本人男性の性機能が明らかに『約1,400万人が勃起障害(ED)』『セックスの回数1年に1回程度以下が45.7%』『早漏で悩んでいる人は約910万人』」