更新日:2026年01月23日
「ひとりでダイエットを続けるのは難しい」と感じたことはありませんか。医療ダイエットは、医師など専門家のサポートを得て、減量の成功を目指す方法です。食事療法、運動療法のほかに治療薬の処方もあります。
この記事では、保険適用の有無や治療薬の種類などの情報をまとめました。レバクリが提供する、オンラインで受診できる女性メディカルダイエットも紹介します。ダイエットで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
医療ダイエットとは、医師の管理下でできるダイエット方法です。メディカルダイエットと呼ばれることもあります。
ひとりではダイエットを挫折してしまうことも多く、一時的に減量できてもリバウンドしてしまうこともあります。医師や管理栄養士などの専門家によるサポートを得て、減量を成功に導こうとするのが医療ダイエットです。
医療ダイエットの目的は、以下の2つに大別されます。
肥満症は、単なる「肥満」とは異なります。肥満は「太っていること」ですが、肥満症は「肥満によってさまざまな病気を引き起こしている状態」を表す病名です。日本肥満学会によると、以下の要件を満たした場合が肥満症です。
BMIは以下の式で計算されます。BMIが35以上の場合は、「高度肥満」と定義されます。
肥満症の診断に必要な11の健康障害は、以下のとおりです。
美容を目的とした医療ダイエットは、医療行為を通じて適切に体重を落とし、健康な体をつくっていくことが主な目的です。
医療ダイエットは医療機関で行われます。では、公的医療保険(健康保険)の適用はあるのでしょうか。
「健康保険法」によると、「業務災害以外の疾病、負傷もしくは死亡または出産」に対して保険給付が行われると定められています。美容はこれらに当てはまらないため、保険適用はありません。
一方、肥満症は病気です。治療を目的としたダイエットは保険適用となる可能性があります。BMIや合併症の状況から、医師の指示の下での減量を保険適用で行うよう勧められることがあります。
医療ダイエットの主な治療方法は、以下の4つです。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
減量の基本は食事療法で、運動療法は食事療法と併用し、エネルギー消費を増やすために行うことが一般的です。薬物療法では、食欲を抑える薬などが処方されます。外科療法は、胃の縮小手術や脂肪吸引など、外科的手法による治療です。
肥満症は「医学的に減量を必要とする疾患」と定義されています。肥満症治療を目的としたダイエットの場合、単純に体重を落とすだけでなく、「生活の質(QOL)が損なわれるのを防ぐ」ことも重要です。
食事療法は、ダイエットの基本です。糖質過多など、栄養の偏った食事は肥満を招きやすくなります。逆に、極端な食事制限をすると体調不良になりかねません。
以下に、食事療法のポイントを挙げています。
食事療法には、自分に必要なエネルギー摂取量を把握しておくことが重要です。やみくもに食事量を減らせばよいわけではありません。
適切なエネルギー量は、年齢や性別、肥満度、身体活動量、合併症の有無などによって変わります。一般的には、標準体重に身体活動量を掛け合わせたものです。
標準体重の計算式は以下のとおりです。
身体活動量は、日々の行動の類型ごとに、以下のような数値を標準体重1kgあたりの係数として使います。
| デスクワーク中心の人 | 25~30kcal |
|---|---|
| 立ち仕事中心の人 | 30~35kcal |
| 力仕事中心の人 | 35kcal~ |
標準体重が60kgでデスクワーク中心の人であれば、1日に必要なエネルギー量は以下のとおり、1500~1800kcalです。
BMIが25以上30未満の「肥満症」の場合、1日の摂取エネルギー量は25kcal × 標準体重(kg)以下に設定します。3~6か月を目安に現体重の3%の減量が目標です。
BMIが35以上の「高度肥満症」では、20~25kcal × 標準体重(kg)以下に抑制します。減量の目標も、現体重の5~10%に上がります。
エネルギー摂取量だけでなく栄養バランスも大事です。「ラーメンだけ」「どんぶりものだけ」といった食事では、糖質や脂質を摂りすぎる一方、ビタミンや食物繊維などが不足しがちです。
ダイエット中は、適切なエネルギー摂取量に合わせて、炭水化物、脂質、たんぱく質を組み合わせた食事を心がけましょう。主食(ごはん)、主菜(肉や魚などたんぱく質)、副菜(野菜やキノコ類など)をそろえると、栄養バランスが整いやすくなります。
減量するからといって、糖質を制限しすぎるのはおすすめできません。糖質は体を動かすエネルギー源となるためです。食事の量を減らしたとしても、ゆっくり食べたり、野菜を組み合わせて咀嚼回数を増やしたりする工夫で満腹感を得やすくなります。
1日3食、規則正しく食べることもダイエットの基本です。1日1食や2食の「まとめ食い」は、体重増加を招きます。食事回数が少ないと、1回あたりの量が増えがちになるためです。
不規則な食事をすることで、体が飢餓状態に陥ってしまうと、痩せにくくなってしまいます。脳が飢餓状態を認識することで、エネルギー消費を抑えて脂肪を蓄えようとするのが原因です。
間食もできるだけ控えましょう。テレビを食べながらお菓子を食べる、といった「ながら食い」も、ついつい食べすぎてしまうことがあります。ものを食べるのは1日3回の食事だけとすることを、目標にしましょう。
ダイエットでは一般的に、食事療法と運動量を組み合わせます。運動療法は、減量した体重の維持に効果的です。
日本肥満学会は、日本動脈硬化学会、日本高血圧学会、日本糖尿病学会、日本老年医学会の推奨する運動療法をまとめています。各学会の推奨で共通するのは、以下のような内容です。
以下で、運動療法のポイントを説明しています。
食事療法と運動療法を併用することにより、相乗効果が見込めます。食事療法でエネルギー摂取を減らし、運動療法でエネルギー消費を増やすためです。
減量には食事療法が有効ですが、食事制限のみで体重を落とそうとすると筋肉量の減少や体調不良などを招くことがあり、危険です。運動療法を組み合わせることで、脂肪燃焼効果が期待できます。
運動療法の中心は、有酸素運動です。有酸素運動とは「軽い負荷で長時間続けられる運動」をいいます。代表的なものはウォーキングやジョギング、サイクリングなどです。
有酸素運動に、「短時間に強い力を発揮する運動」であるレジスタンス運動を組み合わせるのが、ダイエットにはおすすめです。レジスタンス運動には、ウェイトトレーニングやスクワット、腕立て伏せなどがあります。
この2つの運動を組み合わせることで、効率よくエネルギーを消費できるメリットがあります。運動する時間や機会が少ない場合は、日常生活にトレーニングを取り入れられないか、工夫してみることも大事です。
食事療法と運動療法を続けても、効果が思うように現れないこともあるかもしれません。そのような場合に検討されるのが、薬物療法です。薬物療法で処方される代表的な薬には、以下のようなものがあります。
薬物療法のみで減量した場合、薬をやめるとリバウンドする可能性があります。食事療法と運動療法がダイエットの基本であり、薬物療法はあくまで補助的なものと考えてください。
サノレックスは、厚生労働省が承認している唯一の食欲抑制剤です。1992年から発売されています。主成分のマジンドールに食欲を抑える効能があり、減量の効果が期待できます。
医療機関でのみ処方が可能な薬です。飲むだけで痩せる「やせ薬」ではありません。効果と副作用は以下のとおりです。
サノレックスの主成分であるマジンドールは、中枢神経に作用し、食欲や消化吸収を抑制します。エネルギー消費を促進することで代謝を向上させるため、体重の減少をサポートする効果も見込めます。
公的医療保険が適用される医薬品ですが、この薬が保険適用となるには、BMIが35以上の「高度肥満」であることが必要です。
サノレックスは、向精神薬の一種です。富士フィルム富山化学株式会社の「適正使用ガイド(P1)」には、「『依存性』や『肺高血圧症』などの重篤な副作用が発現する可能性」があると明示されています。その他の副作用は、以下のとおりです。
サノレックスは、小児や妊娠している可能性のある女性への投与が禁止されています。その他にも、以下のような症状を持つ人には投与できません。
依存のおそれもあり、連続しての使用は3か月までに制限されています。
GLP-1受容体作動薬は、糖尿病の治療に使われる薬です。GLP-1は小腸から分泌されるホルモンで、血糖値が高くなると膵臓にはたらきかけてインスリンを分泌させます。
GLP-1受容体作動薬は、GLP-1と同様のメカニズムでインスリンを分泌させる作用を持ちます。ダイエットへの効果と副作用については、以下のとおりです。
GLP-1受容体作動薬がダイエットに効果があるのは、インスリンの分泌を促すほかに、食欲を抑えたり、食べたものが胃から送り出されるのを遅らせたりする作用もあるためです。
この薬には、自己注射する注射薬と内服薬の2タイプがあります。自己注射タイプには「ゼップバウンド(マンジャロ)」や「ウゴービ(オゼンピック)」という薬があり、いずれも週1回、同じ曜日に腹部か太ももに注射します。
内服薬としては「リベルサス」が代表的なものです。セマグルチドという成分が血糖値を低下させ、満腹中枢に作用して食欲を抑制する効果が期待できます。リベルサスは毎日1回、1錠を服用します。
GLP-1受容体作動薬は、使い始めの時期に吐き気や便秘、下痢などの消化器系の症状が出ることがあるため、注意が必要です。途中で使用をやめるとリバウンドの可能性があります。一定期間は継続的な投与が必要です。
稀に、胆石や胆嚢炎などといった副作用が現れる可能性もあります。その他には、低血糖やアナフィラキシーなどの副作用に注意してください。アナフィラキシーは強いアレルギー反応により、複数の症状が急速に進行する病状です。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、18種類の生薬が配合された漢方薬です。便秘を伴う肥満症に用いられます。
配合される生薬のうち、主なものは以下のとおりです。
お腹まわりに脂肪の多い方や便秘がちの方、むくみがちな方などにおすすめです。
防風通聖散には体を温める作用があり、エネルギー消費を高め、脂肪の燃焼・分解を促します。胃腸の熱を取り、食欲を抑えることで、食べすぎによる肥満の改善が期待できます。
主な効果として期待されるのは、発汗や利尿の促進、便を柔らかくする、吹き出物やにきびの改善などです。
防風通聖散の服用により、以下のような重篤な副作用が生じることがまれに起こる可能性があります。
息切れや体のだるさ、しびれなどを感じた場合は、医療機関を受診してください。その他の副作用は、以下のとおりです。
レバクリは、女性メディカルダイエットに対応しています。オンライン診療のため、自宅からスマホなどでの受診が可能です。
女性メディカルダイエットは、GLP-1受容体作動薬などの投与により、食欲を抑制し痩せやすい体づくりをサポートするものです。
処方された治療薬は、最短即日発送で自宅に届きます。オンライン診療は無料で、かかる費用は薬代と送料だけです。
医療ダイエットの効果が現れるには、治療薬の投与を一定期間続ける必要があります。便利な定期配送プランや、レバクリで初めてメディカルダイエットを受診する方向けに費用をサポートするサービスも用意されています。
医療ダイエットとは、医療機関で医療行為を通じて減量に取り組むものです。食事療法と運動療法が中心ですが、それだけでは効果が現れない場合には薬物療法を組み合わせます。
薬物療法では、GLP-1受容体作動薬などを処方するのが一般的です。薬物療法のみに頼って減量した場合、薬の投与をやめるとリバウンドしてしまう可能性があります。食事療法と運動療法が基本であり、薬物療法は補助的なものであることは認識しておきましょう。
レバクリでは、女性メディカルダイエット治療薬のオンライン処方を行っています。場所や時間にとらわれずにビデオチャットや電話で診察が受けられ、処方された薬は自宅など好きな場所に届きます。診察は無料なので、ぜひご予約ください。