更新日:2026年02月18日
「ダイエットに使える薬を知りたい」「痩せ薬が気になるけれど、リスクも気になる」といったお悩みはないでしょうか。ダイエットの基本は食事制限と運動ですが、いずれも長期的な努力が必要です。医薬品で痩せられるなら、一度試してみたいと考える方もいるでしょう。
本記事では、ダイエット薬について解説します。また、具体的な種類や注意点、効果を高めるコツも紹介するのでぜひ参考にしてください。
「ダイエット薬」とは、体重減少につながる薬のことです。「痩せ薬」と呼ばれることもあります。近年、糖尿病の治療薬が体重管理にも一定の効果を期待できることが分かり、ダイエットにも活用されるようになりました。
ダイエット薬によって期待できる効果は異なります。主な効果には食欲抑制や糖の排出促進などがありますが、いずれも薬の服薬だけで劇的な効果を得られるというものではなく、健康的な食事や運動も組み合わせて、ある程度の時間をかけて実施していくことが必要です。
ダイエット薬は、次の種類に分類できます。
| ダイエット薬の種類 | 入手できる場所・方法 |
|---|---|
| 医療用ダイエット薬 | 医療機関で受診後、処方してもらう |
| 漢方薬 | 医療機関で受診後に処方されるものと、ドラッグストアや薬局で処方箋なしに購入できるものがある |
| ダイエット市販薬 | ドラッグストアや薬局で処方箋なしに購入できる |
いずれも購入できる場所や入手方法などが異なります。種類ごとに見ていきましょう。
医療用ダイエット薬とは、医師の診断が必要な医薬品です。購入するには処方箋が必要なため、ドラッグストアではなくクリニックに行く必要があります。
医療用ダイエット薬は用法・用量が細かく決まっているだけでなく、副作用もあるため、慎重に使用しなくてはいけません。処方時に医師から説明を受けるだけでなく、服用中も常に心身の変化に注意し、違和感があるときはすぐに医師に相談することが必要です。
漢方薬とは、複数の生薬成分の薬理作用を利用して健康促進や症状・体質の改善などを目指す薬です。化学的に製造された薬品とは異なり、植物や鉱物などの生薬(しょうやく)を組み合わせて作られています。
現在、日本で用いられている漢方薬は、中国から伝わったものに独自の処方が加えられたものもありますが、日本で独自に作られたものも少なくありません。いずれも長い歴史の中で積み重ねられた知恵の結晶といえるでしょう。
漢方薬の中には肥満症の治療やダイエットに用いられるものもあります。医師の診察を受けて医療機関で処方される医薬品もありますが、ドラッグストアや薬局などで処方箋なしに購入できる市販薬もあり、それぞれ名称は同じでも薬効成分の量や用法・用量が異なる点に注意が必要です。
ダイエット市販薬とは、ダイエット時に服用されることがある薬品のうち、ドラッグストアや薬局で販売されているものを指します。有効成分が含まれた医薬品ではありますが、処方箋は不要のため、医療機関を受診しなくても購入できます。
市販されているダイエット薬は、体質改善や便通のサポートなどを通じて、緩やかな減量を助ける効果が期待されます。ただし、医療機関で処方される医療用ダイエット薬に比べると、有効成分の量や作用は穏やかで、効果が現れるまでに時間がかかる場合もあります。
ドラッグストアや薬局には、ダイエット薬とは別にダイエットサプリも販売されています。主な違いは以下をご覧ください。
| ダイエット薬 | ダイエットサプリ | |
|---|---|---|
| 分類 | 医薬品 | 食品 |
| 入手場所 | 医療機関、ドラッグストアや薬局 | ドラッグストアや薬局 |
| 処方箋 | 必要なものもある | 原則として不要 |
| 用法・用量 |

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
| 必ず守る |
| 必ず守る |
ダイエット薬はとして配合されている成分の効果が厚生労働省により認められている「医薬品」ですが、ダイエットサプリは「食品」です。含まれている成分の量や期待できる効果にかかわらず、処方箋なしに購入できます。
しかし、用法・用量を守って服用しなくてはいけない点は、ダイエットサプリもダイエット薬と同じです。健康を維持し、ダイエットサプリによる効果を最大限に得るためにも、記載されている服用方法を読み、正しい量・回数・頻度で服用しましょう。
また、ダイエットサプリに含まれている成分が、ダイエット薬に配合されている成分と重なる可能性や、同時に摂取することが望ましくない可能性がある点に注意が必要です。場合によっては健康を損なう恐れもあります。ダイエット薬服用中は、サプリも併用してよいか医師に相談するようにしてください。
医療用ダイエット薬・市販薬を問わず、ダイエット薬は次のいずれかの効果、あるいは複数の効果が期待できます。
いずれも体重減少につながる効果です。ご自身にとってどの効果が必要なのか絞り込んでおくと、ダイエット薬を選びやすくなるでしょう。各効果について解説します。
食欲が止まらない方や、過食が原因で太ってきた方は、食欲抑制効果を期待できる薬に注目できるかもしれません。
体重を減らすには摂取するエネルギー量を減らす、つまり食事を制限する必要があります。しかし、食べたいものを食べたい量だけ食べられないことは苦痛を伴うため、挫折し、ダイエットに失敗するケースもあるでしょう。
無理のないペースでダイエットを継続するためにも、食欲のコントロールが大切です。食欲を抑える効果を期待できるダイエット薬を服用すれば、食事制限によるストレスも軽減でき、長期的に継続しやすくなるでしょう。
脂質が多い食事を好む方や、主食やお菓子が好きな方は、脂質・糖質の吸収抑制効果を期待できるダイエット薬に注目してみましょう。
食べたものに含まれる脂質・糖質は、すべてが吸収されるわけではありません。吸収されずに排出される脂質・糖質が多ければ、たくさん食べても体重増加にはつながりにくいでしょう。脂質・糖質の吸収を阻害する効果を期待できるダイエット薬を服用することで、太りにくく痩せやすい身体を目指しやすくなります。
また、吸収を抑制するだけでなく、脂質・糖質を排出する効果を期待できるかどうかもチェックしてみてください。
腎臓で再吸収される糖を尿中に排出しやすくする薬を使用すると、体内に取り込まれる糖の量が減ります。これにより、余分な糖がエネルギーや体脂肪として蓄積されにくくなります。
太りやすい体質を改善し、体重を落としやすい身体に変えていくダイエット薬もあります。体質改善に活用されるのは主に漢方薬です。漢方薬は、症状緩和や体力増強などを目的として服用するケースもありますが、体質改善を目的に服用することもあります。
同じものを食べ、同じ量を飲んでも、誰もが同じような太り方・痩せ方をするのではありません。水分が排出されにくくむくみやすい方や、代謝が悪く体重が増えやすい方もいます。漢方薬ではダイエットを妨げる体質の改善を図り、太りにくく痩せやすい身体を目指します。
ダイエットに用いられる医薬品は、次の種類に大別できます。
| ダイエットに用いられる医薬品 | 期待できる効果(一例) |
|---|---|
| GLP-1受容体作動薬 | 食欲を抑制する、満腹感を高める |
| SGLT2阻害薬 | 糖質の再吸収を阻害する |
| 膵リパーゼ阻害薬 | 脂質の吸収を抑制する |
| 漢方薬 | 痩せやすい体質に改善する |
GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬、膵リパーゼ阻害薬はいずれも化学的に製造された医薬品です。種類ごとの期待できる効果や主な商品名を紹介します。
GLP-1受容体作動薬は、血糖値が上昇したときに、ホルモンの一種「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」と同じくGLP-1受容体に作用する医薬品です。
| 商品名 | 服用方法 | 服用頻度 |
|---|---|---|
| リベルサス | 内服 | 1日1回 |
| オゼンピック | 注射 | 週に1回 |
| マンジャロ | 注射 | 週に1回 |
そもそもGLP-1は、血糖値が上昇したときに分泌され、血糖値を下げるインスリンの分泌を促進するホルモンです。GLP-1受容体作動薬を使用すれば、GLP-1受容体にインスリンの分泌を促して血糖値改善効果を期待できるため、一般的な糖尿病の治療薬として用いられています。
また、GLP-1受容体作動薬は満腹感を高め、食欲を抑制する効果も期待できます。食べ過ぎが気になる方や、食事制限が難しいと感じている方は、GLP-1受容体作動薬によりダイエットしやすくなるかもしれません。
GLP-1受容体作動薬には、内服薬と注射薬があります。注射薬は自己注射が可能なため、服用の度に医療機関を受診する必要はありません。使用の継続性や効果の持続性なども考慮して、ご自身に合う医薬品や服薬方法を選びましょう。
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬としては初めての内服薬です。1日に1回、空腹時に水と一緒に服用します。
注射が苦手な方や自己注射をしたことがない方は、リベルサスがおすすめでしょう。ただし、吐き気や頭痛、便秘などの副作用が生じることもあるため、服用中は体調の変化に注目し、異変があればすぐに医師に相談しましょう。
オゼンピックは注射薬です。週に1回、自己注射により服薬します。リベルサスのように毎日服薬する必要がないため、続けやすいと感じる方もいます。
1回あたりの服薬量は0.25mg~1.0mgで、減量効果を見ながら調整されることが一般的です。服薬量によって費用も変わりますが、毎日服薬する医薬品と比べると安価に抑えられる傾向にあります。(保険診療か自由診療なのかでも変わる)
また、副作用が見られることもあるため注意が必要です。個人差はありますが、嘔吐や下痢、便秘、腹部不快感が生じることもあります。
マンジャロも注射薬です。オゼンピックと同じく自己注射で、原則として1週間に1回服薬します。
マンジャロはGLP-1受容体作動薬ですが、GIP(胃抑制ペプチド)というホルモンにも作用する医薬品です。GLP-1とGIPの2つのホルモンに作用することで、より高い食欲抑制効果が期待されます。
ただし、吐き気や嘔吐、便秘、消化不良といった副作用が見られることがあります。異変を感じたときは、すぐに医師に相談しましょう。
SGLT2阻害薬とは、腎臓で糖を再吸収するSGLT2(ナトリウム・グルコース共役輸送体)の働きを阻害し、余剰糖を尿として排出する医薬品です。消費するカロリー量が増え、体重減少と血糖値の安定を期待できます。 主に肥満や糖尿病の治療に用いられます。
| 商品名 | 服用方法 | 服用頻度 |
|---|---|---|
| フォシーガ | 内服 | 1日1回 |
| ジャディアンス | 内服 | 週に1回 |
ただし、利尿作用が促進されて脱水症状になったりすることもあるため、服用中は体調の変化をこまめに観察し、異変が見られたときは医師に相談するようにしましょう。
SGLT2阻害薬のひとつ、フォシーガは内服薬で、原則として1日1回のみ服用します。自己注射に抵抗がある方でも、内服薬なら続けやすいかもしれません。お菓子や主食といった糖質が多く含まれている食事を好む方のダイエット薬としても、検討されることがあります。
副作用としては、頻尿や脱水が挙げられます。十分に水分を摂取するように意識し、不調が見られるときはすぐに医師に相談しましょう。
ルセフィもフォシーガと同じく、SGLT2阻害薬の内服薬です。1日1回のみ服用しますが、朝食前後が推奨されています。
ルセフィを服用することで、頻尿や脱水、血圧低下、膀胱炎といった副作用が生じることもあります。異変が見られたときは、すぐに医師に相談してください。
また、通常は2.5mg錠を1日1回内服しますが、効果が不十分と見られるときは1日5mgに増量することもあります。ただし、医師による経過観察が必要なため、自己判断で増量しないようにしましょう。
膵リパーゼ阻害薬とは、脂肪分解酵素のひとつ「膵リパーゼ」の働きを阻害することで、脂質の吸収を抑える医薬品です。
| 商品名 | 服用方法 | 服用頻度 |
|---|---|---|
| ゼニカル | 内服 | 1日1回~3回 |
| アライ | 内服 | 1日3回 |
内臓脂肪がつきにくくなり、体重管理しやすくなるため、肥満の治療に用いられることがあります。脂っこい食べ物を好む方や食べ過ぎが気になる方のダイエット薬として、利用されることもあります。
ゼニカルは保険適用外ではありますが、肥満症対策に用いられることがある膵リパーゼ阻害薬です。服用回数は1日に1回~3回(食事と一緒に服用)が一般的ですが、医師に相談したうえで回数を決めましょう。
ゼニカルを服用すると脂肪の吸収が抑えられるため、脂っぽい便が出る可能性があります。また、便意が何度も生じたり、ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンの吸収も阻害されたりすることもある点に注意が必要です。
ゼニカルを入手するには、医療機関を受診して、医師に処方してもらうことが必要です。一方、アライもゼニカルと同じく膵リパーゼ阻害薬ですが、薬剤師が在籍しているドラッグストアや薬局で購入できるため、医療機関を受診する必要はありません。
アライの服用には、以下のすべての条件を満たしていることが求められます。
アライの服用3ヶ月前から服用中は生活習慣の改善に取り組み、服用1ヶ月前からは生活習慣と腹囲・体重の記録を取りましょう。アライを購入する際に、薬剤師から記録の提示を求められることがあります。 また、アライは肥満症の方には適応外となります。
アライ服用中は脂っぽい便が見られたり、気づかない間に便が漏れたりすることもあります。脂っこい食べ物を控える、おむつや生理用ナプキンを下着に装着するなどの対策が必要になるかもしれません。
ダイエット向けの漢方薬には、むくみの解消や代謝促進などの効果を期待できるだけでなく、痩せやすい体質へと改善する効果も期待できるものがあります。食事量が多いわけでもないのに太りやすいと感じている方は、漢方薬によるダイエットも検討できるかもしれません。
漢方薬にはドラッグストアや薬局で販売されているものと、医療機関で医師から処方されるものがあります。薬品名が同じでも薬効成分の量や用法・用量が異なることもあるため、服用する前に必ず確認しましょう。
| 薬品名 | 期待できる効果(一例) |
|---|---|
| 防風通聖散 | 便秘やむくみの改善、脂肪燃焼の促進、血行促進 |
| 防已黄耆湯 | むくみの改善、消化促進 |
| 大柴胡湯 | 便秘の改善、自律神経の調整 |
| 当帰芍薬散 | むくみの改善、滋養強壮 |
| 加味逍遙散 | 便秘改善、血行促進、精神的な不調の緩和 |
漢方薬と他の医薬品を同時に服用することで、相乗効果を期待できることもあります。ただし、特定の成分の服用量が多くなったり、飲み合わせの良くないものが混ざったりする可能性があるため、医師に相談してから組み合わせるようにしてください。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、便秘やむくみの改善、脂肪燃焼の促進、血行促進などの効果が期待される漢方薬です。
なお、漢方薬は体質によって合うもの・合わないものがあります。防風通聖散は以下の体質の方に適しているとされているため、該当するかチェックしてみてください。
個人差はありますが、吐き気やめまい、かゆみといった副作用が生じることもあります。不調を感じたときは、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、むくみの改善や消化促進などの効果を期待できる漢方薬です。次の特徴に当てはまる方に処方されることがあります。
かゆみや発疹、食欲不振、肝機能障害などの副作用が見られることがあります。服用中に不調が見られるときは、すぐに医師や薬剤師に問い合わせましょう。
大柴胡湯(だいさいことう)は、便秘の改善や自律神経を整える効果を期待できる漢方薬です。ストレスにより過食が続いているときも、大柴胡湯が処方されることもあります。服用に適した体質は、以下をご覧ください。
かゆみや発疹、下痢、腹痛などの副作用が見られることがあります。また、稀に発熱や呼吸困難が生じることもあるため、服用中はこまめに体調の変化をチェックするようにしてください。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、むくみの解消や滋養強壮を目的として服用することがある漢方薬です。次の特徴に当てはまる方に処方されることが一般的です。
個人差はありますが、かゆみや発疹、胃部不快感、食欲不振が副作用として生じることもあります。また、肝機能障害が生じることもあるため、服用中は体調の変化を観察し、異変を感じたときはすぐに医師や薬剤師に相談してください。
加味逍遙散(かみしょうようさん)は、便秘改善や血行促進の効果を期待できる漢方薬です。また、イライラや不安感といった精神的な不調の軽減効果も期待できます。加味逍遙散は、次の特徴に当てはまる方に処方されることが一般的です。
かゆみや発疹、吐き気などの副作用が見られることもあります。また、腹痛や嘔吐といった症状が見られるときは腸間膜静脈硬化症の疑いもあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
医薬品を用いる場合は、市販薬ではなく医療用ダイエット薬を利用できるため、より効率的にダイエットを進められることもありますが、メディカルダイエットを実施するときは、以下の点に注意が必要です。
各注意点について解説します。
医療用ダイエット薬は、医療機関を受診し、医師の診察を受けてから処方されます。体質や体調、服用している医薬品・サプリメントなどによっても適切な医療用ダイエット薬が異なるため、医師の診察を受けた後に、適切な医薬品を処方してもらうことが必要です。
診療方法には、オンラインと対面の2つの種類があります。各方法の特徴や選び方を紹介します。
オンライン診療とは、予約から診療、処方までのすべてをインターネット上で実施する診療方法です。医療用ダイエット薬は配送により受け取るため、クリニックだけでなく薬局にも行く必要はありません。次のいずれかに該当する方は、オンライン診療を検討してみましょう。
システムメンテナンスなどを除けば基本的には24時間いつでも予約できるため、思い立ったときにメディカルダイエットを始められるのもオンライン診療の特徴のひとつです。
対面診療とは、クリニックに出かけて医師の診察を受けることです。その場で処方箋を作成してもらい、クリニック内か外部の薬局で医薬品を受け取ります。次のいずれかに該当する方は、対面診療を検討してみましょう。
診療後に会計を済ませ、薬を受け取る流れはオンライン診療と同じですが、対面診療は待ち時間が長引く傾向にある点に注意が必要です。少しでも待ち時間を減らしたい方は、診療予約が可能なクリニックを選びましょう。
また、クリニックに行くまでに時間がかかる点にも注意が必要です。医療用ダイエット薬の効果がすぐに出ないケースや体質に合わないケースも想定されるため、通院しやすいロケーションか確認しておきましょう。
待ち時間や通院の負担が気になる方は、オンライン診療のほうが利用しやすいと考えられます。
医薬品は用法・用量を守って服用することで、期待する効果を得やすくなります。「服用し続けているのに効果が出ない」と感じたときでも、自己判断で服用量や回数を増やさずに用法・用量を守り、決まった服用期間が終わってから医師に相談するようにしてください。
なお、用法・用量を守るのは、医療用ダイエット薬だけではありません。ドラッグストアや薬局で販売されている市販薬やダイエットサプリを服用するときも同様です。
服用する医薬品の副作用について、あらかじめ知っておくことも大切です。服用中に副作用が見られたときや、副作用かどうか判断しかねるときは、すぐに医師に相談してください。
また、医療用ダイエット薬を受け取るときは、副作用以外にもさまざまな注意点や禁忌事項などが記載された紙も受け取ります。隅々までしっかりと読み、安全に服用できるようにしておきましょう。
ダイエットや美容目的でメディカルダイエットを実施するときは、原則として自由診療となるため、健康保険の適用は受けられません。全額自己負担となるため、予想よりも高額な費用がかかることもあります。
ただし、高度肥満症と診断されるときや、肥満により一定の症状が表れているときなどは、健康保険が適用されることもあります。気になる方は、まずは医療機関で保険が適用可能か相談してみてください。
海外のダイエット薬を販売する個人輸入代行サイトの利用は避けましょう。ダイエット薬の基準は国によって異なるため、海外で承認されている医薬品の中には日本の基準を満たさないものもあります。身体に有害な物質を含んでいる薬品の可能性もあります。
医薬品には合う・合わないがあるため、気になる症状が出てきたときはすぐに医師に相談しましょう。副作用が生じたときもすぐに医師や薬剤師に相談し、服用を継続できるのか確認してください。
また、漢方薬を服用するときには「好転反応」に注意が必要です。好転反応とは、体質や体調が改善されるときに見られる眠気や頭痛、発熱などの症状のことです。好転反応が生じたときは「漢方薬が効いている」と判断できるため、そのまま服用し続ける必要があります。しかし、好転反応で見られる症状は副作用と間違いやすく、「薬が合わないに違いない」と自己判断し、服用を止めてしまうかもしれません。服用を止めてしまうと体質改善が進まず、期待するような効果を得られない可能性もあります。
ダイエット薬を服用しているときは、普段以上に心身の変化に注意し、気になることがあるときはすぐに医師や薬剤師に相談して、服用を継続するかどうかの判断を仰ぎましょう。
薬を用いたダイエットを進めていくときは、以下のコツを実践することで効果を高めやすくなります。
いずれのコツも、ダイエットのためだけでなく健康的な生活に欠かせないポイントです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
体重を落とすためには、適度に摂取エネルギー量を減らすことが必要です。食生活を見直し、食べ過ぎを避け、栄養バランスの取れた食事を摂るようにしましょう。脂質や糖質に偏っていないか、ビタミンやミネラルをしっかりと摂っているか確認し、体格や運動量に合わせた食事量に調整してください。
体重を減らすには、摂取エネルギー量を減らすだけでなく、消費エネルギー量を増やすことも必要です。普段から運動をしていない方は、運動習慣を身につけ、適度に消費エネルギー量を増やすようにしましょう。
普段から水分をしっかりと補給することも大切です。身体に十分な水分が取り込まれると、代謝を促し、疲労が蓄積しにくくなる効果も期待できます。
むくみやすい方も、水分をしっかりと補給するようにしてください。水分を控えると代謝が阻害され、かえってむくみの程度が深刻化する可能性もあります。水分ではなく食塩やアルコールを控え、水や茶、カリウムが豊富に含まれている海藻類や大豆製品などを意識的に摂取しましょう。
睡眠時間をしっかりと取ることも大切です。睡眠中は子どもだけでなく大人も成長ホルモンが分泌されています。睡眠が不足すると成長ホルモンの分泌も減り、新陳代謝が低下し、太りやすくなることがあります。また、成長ホルモンの減少は肌荒れも招くため、生き生きとした見た目を保つためにも、しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。
睡眠中は、食欲を抑制するホルモン「レプチン」も分泌されます。食べ過ぎを防ぐためにも、適度に睡眠時間を確保することが大切です。反対に、睡眠時間が不足すると食欲を増進させるホルモン「グレリン」が分泌され、過食に走りやすくなります。
睡眠時間さえ確保すれば良いというものではありません。睡眠が浅いと、長時間寝ても頭や身体がすっきりとしないこともあります。睡眠の量だけでなく質にもこだわり、ダイエットにつなげていきましょう。次の方法を実践すると、良質な睡眠を取りやすくなります。
睡眠はダイエットだけでなく健康維持のためにも大切な要素です。睡眠を見直し、時間と質が十分かチェックしてみましょう。
ストレスを感じると、副腎皮質から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールが分泌されると血糖値が上昇し、糖や脂肪として体内に蓄えられ、太りやすくなることがあるため注意が必要です。
また、コルチゾールには、食欲を抑制する神経伝達物質「セロトニン」の分泌を抑制する働きもあります。「食べたい」という気持ちを抑えられず、過食に走ったり、脂っこい食べ物や高カロリー食を好んで食べたりするようになる可能性もあるでしょう。
太りにくく痩せやすい身体を手に入れるためにも、ストレスを適度に解消することが大切です。ダイエット中に実践したいストレス解消法をいくつか紹介します。
「ダイエット=ストレス」と思い込んでしまうと、食事制限や運動が苦痛になってしまいます。ストレスを感じにくくするためにも、ダイエットが楽しいと思える工夫をしましょう。
例えば、食事制限にストレスを感じるなら、1週間か2週間に1回はチートデイを設けるのも良いかもしれません。また、運動が好きではない方なら、ヨガやダンス、あるいは散歩といった楽しいと思えるものを選ぶのもひとつの方法です。
健康的に体重を落とすためにも、無理のないペースで長期的にダイエットに取り組むことが必要です。ストレスを適度に発散し、ダイエットを生活の一部にしてしまいましょう。
「ダイエット薬」や「痩せ薬」と呼ばれる医薬品を服用することで、食欲抑制やむくみ・便秘の解消、代謝促進といった体重減につながる効果を期待できることがあります。ドラッグストアや薬局で販売されている市販薬もありますが、ご自身に合う医薬品を見つけたいときは、クリニックで相談するのもひとつの方法です。
レバクリでは、医療用ダイエット薬や漢方薬を用いたメディカルダイエットのオンライン診療を実施しています。予約から診療、処方まで、すべてオンラインで対応可能です。お気軽にご相談ください。
ダイエットをより効果的に進めるためにも、薬だけでなく食事制限や運動も実施するようにしましょう。また、睡眠の質と時間にこだわること、水分をしっかりと補給すること、ストレスを適度に解消することでも、効率的にダイエットを進めやすくなります。