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更新日:2024/04/26

生え際がスカスカだと薄毛になる?原因や改善させる方法を解説

この記事のまとめ
  • 生え際がスカスカな状態とは、生え際が後退したり、前髪のボリュームが減ったりしている状態を指す
  • 生え際がスカスカになる原因には、AGAや生活習慣の乱れ、誤ったヘアケアなどがある
  • 生え際のスカスカを改善させるには、生活習慣を整えたり、AGA治療を行ったりするのが効果的

生え際のスカスカが気になるようになり、このまま薄毛が進行してしまうのではないかと不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、生え際がスカスカな状態について、生え際の後退を判断する方法や生え際がスカスカになる原因などを解説していきます。生え際のスカスカを改善させる方法もご紹介するので、薄毛が進行してしまうかどうかが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

生え際がスカスカな状態とは

生え際がスカスカな状態とは、生え際が後退したり、前髪のボリュームが減ったりしている状態を指します。

生え際が後退すると、前髪の量が変わっていなくても、量が減ったり前髪が薄くなったりと感じることがあります。また、抜け毛の増加や髪質の変化により前髪のボリュームが減ると、おでこや生え際が透けて見えてしまうことがあるのです。

生え際の後退を判断する方法

生え際の後退を判断する方法は、下記のとおりです。

  • 角額と、頭頂部と耳を結んだラインの間が2cm以下である
  • 過去の写真と見比べ生え際が後退している
  • 抜け毛の量が増えている

それぞれ説明します。

角額と、頭頂部と耳を結んだラインの間が2cm以下である

M字部分の角額から頭頂部と耳の上部を結んだラインの間が2cm以下の場合は、生え際が後退している可能性があります。これは病院でも行われることが多い測定方法です。

下記の図を参考に、角額と、頭頂部と耳を結んだラインの間を測ってみましょう。

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過去の写真と見比べ生え際が後退している

過去の写真がある場合は、過去の写真の生え際と見比べるのも一つの手です。以前と比較して、生え際が後退していたり、前髪のボリュームが減少していたりする場合は注意が必要です。

前髪をかきあげた状態の過去の写真があると、生え際が後退しているかを判断しやすいです。

抜け毛の量が増えている

抜け毛の増加でも、生え際が後退しているかどうかを判断できます。

一般的に髪の毛は1日に100本程度抜けるとされていますが、1日にそれ以上抜ける場合は生え際が後退している可能性があります。

排水溝に溜まる抜け毛が増えたり、枕に抜け毛がたくさんついていたりする場合は注意が必要です。

生え際がスカスカになる原因

生え際のスカスカを改善させるためには、まずは原因を見極めることが大切です。

ここでは、生え際がスカスカになる原因をご紹介します。

AGA(男性型脱毛症)

生え際がスカスカになる原因の1つとして、AGAが挙げられます。AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが5αリダクターゼと結合し、ジヒドロテストステロンが生成されることによって起こります。このジヒドロテストステロンは髪の毛が生え変わるサイクルを乱すため、髪の毛が十分に成長しないまま抜け落ちることで、生え際のスカスカを引き起こすのです。

AGAは成人以降であれば年齢を問わず発症する可能性があり、AGAの診療ガイドラインによると、日本人男性がAGAを発症する頻度は、全年齢平均で約30%とされています。

参考:公益社団法人日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

生活習慣の乱れ

睡眠不足や栄養バランスの偏りなどの生活習慣の乱れは、髪の毛を十分に成長しにくくし、生え際のスカスカを引き起こす可能性があります。

たとえば、睡眠が不足すると、髪の毛の成長を促す成長ホルモンが睡眠中に分泌されにくくなってしまいます。また、髪の毛の成長には、ビタミン類やタンパク質・亜鉛などの栄養素が必要なため、栄養バランスが偏ると、髪の毛に必要な栄養素が行き渡らず、髪の毛が十分に成長しにくくなるおそれがあるのです。

誤ったヘアケア

頭皮に負担をかけるヘアケアは、生え際のスカスカの原因となることがあります。誤ったヘアケアは、頭皮環境を悪化させ、髪の毛の成長に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

1日に何度もシャンプーをしたり、髪の毛を濡れたまま放置したりすると、頭皮の乾燥や雑菌繁殖の原因となるおそれがあるので注意しましょう。

ストレス

ストレスも生え際のスカスカの原因になり得ます。ストレスが溜まると自律神経の乱れにつながり、血管収縮による血行不良を引き起こすおそれがあるためです。血行不良になると、頭皮に栄養や酸素が行き渡りづらくなることで髪の毛が十分に成長しなくなってしまう可能性があります。

生え際のスカスカを改善させる方法

生え際がスカスカの状態を改善させるには下記がおすすめです。

  • 睡眠時間を十分にとる
  • ストレスを解消する
  • 頭皮マッサージを行う
  • AGA専門クリニックを受診する

それぞれの方法をご紹介します。

睡眠時間を十分にとる

生え際のスカスカを改善させるためには、睡眠時間をしっかり確保しましょう。髪の成長に必要なホルモンは、眠りが深いとされる入眠〜3時間の間にもっとも多く分泌され、その後数時間かけて全身をめぐります。

厚生労働省によると、働く世代に必要な睡眠時間は6~9時間とされています。最低でも1日6時間以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。

参考:厚生労働省「知っているようで知らない睡眠のこと

ストレスを解消する

ストレスを解消することは、生え際のスカスカの改善に繋がります。

一人でも気軽に行えるストレス発散法としては、好きな音楽を聴くことや、自分の感情をノートなどに書き出すことなどがあります。「最近ストレスが溜まりがちかも…」と感じている方はぜひ試してみてください。

なかには、タバコやお酒などがストレスの解消になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、過度な喫煙・飲酒は薄毛を進行しやすくするため、できるだけ避けましょう。

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、喫煙によって髪の毛に栄養が行き届きにくくなるおそれがあります。また、お酒に含まれるアルコールは髪の毛に必要な栄養素の吸収を妨げるため、過剰に摂取することで髪の成育に悪影響を及ぼす可能性があります。

頭皮マッサージを行う

頭皮マッサージを行うことは、生え際のスカスカの改善に効果的です。頭皮マッサージを行うと、頭皮の血流がよくなり、髪の毛に栄養が行き届きやすくなるためです。

頭皮マッサージは、気持ちいいと感じるくらいの強さで行いましょう。頭部全体をまんべんなく揉んだり、地肌を持ち上げるように頭皮を引き上げたりするのがおすすめです。

AGA専門クリニックを受診する

AGAを発症している場合、セルフケアのみでは生え際のスカスカを根本から改善することができません。AGAは進行性の脱毛症のため、放っておくとどんどん症状が進行してしまいます。髪の毛が薄くなってきたかもしれないと感じたら、なるべく早めにAGA専門のクリニックを受診するのがおすすめです。

AGA治療は内服薬や外用薬による薬剤治療が一般的で、AGA治療薬の効果は種類によって異なります。AGAの進行具合も人によって異なるので、医師の診察を受けたうえで自分に合ったAGA治療薬を処方してもらいましょう。

まとめ

生え際がスカスカな状態とは、生え際が後退したり、前髪のボリュームが減ったりしている状態を指します。生え際の後退を判断するには、角額と、頭頂部と耳を結んだラインの間が2cm以下であるかを確認したり、過去の写真と比べたりするのがおすすめです。

生え際がスカスカになる原因には、AGAや生活習慣の乱れなどが挙げられます。AGAを発症している場合は、セルフケアでの改善が難しいため、なるべく早めにAGA専門のクリニックを受診するのがおすすめです。

レバクリではAGAのオンライン診療サービスを行っています。オンライン診療は、通院に手間がかからない、周囲に通院していることを知られにくいなどというメリットがあります。診察料は無料なので、薄毛の進行が気になる方やそもそも自分の薄毛がAGAかどうかわからない方も、ぜひお気軽にご相談ください。