更新日:2024年06月11日
頭皮が日焼けしたらどうなる?予防策やアフターケアを紹介
- 頭皮の日焼けは炎症や乾燥、薄毛などのトラブルを起こしやすい
- 頭皮の日焼けが回復するには2週間程度かかる
- 頭皮の日焼けを防止するには、UVカットの帽子や日傘・日焼け止めの使用がおすすめ
- 頭皮が日焼けした際は患部を冷やし、正しいヘアケアや保湿などを行うことが大切
頭皮が日焼けしてしまうと、どのようにケアしたらいいかわからず悩む方もいるでしょう。日焼けをしたら早めに患部を冷やし、しっかり保湿することが必要です。外出時はUVカットの帽子や日傘を利用し、予防に努めるとよいでしょう。
本記事では頭皮の日焼けで起こるトラブルや日焼けの予防法、日焼けした場合のアフターケアを紹介します。
頭皮の日焼けで起こるトラブルとは?
頭皮は髪の毛で覆われ、熱や紫外線から守られています。しかし、分け目やつむじなど頭皮が見えやすい部分が長時間日差しにさらされた場合、日焼けをしてしまうため注意が必要です。
頭皮が日焼けすると、炎症や乾燥、薄毛などのトラブルが起こる恐れがあります。
ここでは、頭皮の日焼けで起こりうるトラブルをそれぞれ解説します。
炎症が起こる
頭皮が強い紫外線を受けると、やけどをしたような状態になります。炎症が起きて、赤みやヒリヒリするような痛みなどの症状が現れます。 かゆみが起こることもあり、我慢できずにかいてしまうと炎症を悪化させてしまうでしょう。
ほとんどの場合は時間の経過とともに治りますが、炎症が落ち着いたあと、日焼けをした箇所の皮膚が剥がれてフケが出ることもあります。
頭皮が乾燥する
頭皮が強い紫外線を浴びると、水分が失われて皮膚が乾燥します。乾燥した皮膚はバリア機能が低下し、肌トラブルが起こりやすくなるため注意しなければなりません。
普段使っているシャンプーやヘアケア用品が合わなくなったり、わずかな刺激で炎症を起こしたりしやすくなります。保湿するなど、頭皮を守るケアが必要です。
白髪・薄毛のリスクが高まる
日焼けは白髪や薄毛の原因になる可能性があります。
髪に色がついているのは、色素を作り出す細胞であるメラノサイトの働きです。メラノサイトで生成されるメラニン色素により、髪が黒く保たれています。メラノサイトが紫外線によりダメージを受けると、メラニン色素の生成が低下して、白髪が増える可能性があるでしょう。
また、日焼けによって頭皮に炎症が起こり、頭皮環境が悪化すると、髪の成長が妨げられます。日焼けによるダメージが蓄積されると、抜け毛・薄毛になるリスクが高まってしまうでしょう。
頭皮の日焼けの回復にかかる期間
頭皮の日焼けが治るまでには、程度にもよりますがおよそ2週間かかります。
日焼けの反応自体は1日程度でピークを迎えるでしょう。日焼けから数日後に色素沈着が起こり、もとの肌の色に戻るまでに2週間ほどかかります。
頭皮の日焼けを防止する方法
日焼けをしてしまうと回復までに時間がかかり、頭皮や髪にダメージを与えます。外出するときは、帽子や日傘を使うなどの対策が必要です。
ここでは、頭皮の日焼けを防止する方法をみていきましょう。
UVカットの帽子をかぶる
頭皮の日焼けを防止するためには、帽子をかぶって紫外線をカットすることが大切です。ただし、帽子であれば何でも良いというわけではありません。帽子の素材によっては紫外線をカットできず、日焼けを起こす可能性があります。頭皮の日焼けを防止するためには、UVカット率が高い帽子を選ぶことが大切です。
また、通気性の悪い帽子をかぶったり長時間身につけたりすることで、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなってしまい、頭皮環境が悪くなる可能性があります。できるだけ通気性の高い帽子を選び、長時間かぶるのは避けるとよいでしょう。
日傘をさす
帽子だけではなく、UVカットの日傘をさすことも紫外線対策に有効です。帽子と組み合わせることで、紫外線防止効果をさらに高められるでしょう。日傘も帽子と同様に、UVカット率が高いものを選ぶことをおすすめします。
日傘は女性が使うアイテムと思う方もいるかもしれませんが、近年は男性が利用していることも多く、男性向けの日傘も販売されています。ヘアムースなどで髪をセットしていて帽子をかぶりたくないという場合にも、日傘は便利です。
頭皮用の日焼け止めを使う
近年は頭皮用の日焼け止めも販売されており、外出時に使用することで日焼けを防止できます。クリームやオイルタイプは髪がベタつきやすいため、スプレータイプの利用がおすすめです。 日焼け止めで頭皮を守り、さらに帽子や日傘を利用すれば、万全の日焼け対策ができるでしょう。
なお、日焼け止めの効果は長く続かないため、長時間外出する際は2〜3時間に1回の頻度でスプレーしてください。
頭皮が日焼けしたときのケア方法
頭皮が日焼けしてしまったときは、早めのケアが必要です。まずは頭皮を冷やし、ヘアケア用品は頭皮に刺激のないものを使いましょう。
ここでは、頭皮が日焼けしたときの正しいケア方法を解説します。
頭皮を冷やす
頭皮が日焼けしてしまったら、まず患部を冷やします。冷やすのは、日焼けの熱による炎症を抑えるためです。
冷やす際は、濡らしたタオルか、ガーゼなどで包んだ保冷剤を使います。保冷剤はそのまま皮膚に当てると凍傷になる恐れがあるため、注意してください。
また、同じ箇所を長時間冷やすと血行が悪くなるため、熱を抑えられたら冷やすのをやめましょう。
頭皮を刺激しないヘアケアをする
日焼けをした頭皮はバリア機能が低下しているため、ヘアケアの方法にも注意しましょう。洗髪の際は、ぬるま湯で髪と頭皮の汚れを落としてから刺激の少ないシャンプーで洗います。シャンプーを十分に泡立て、指の腹で優しく頭皮を洗うことを心掛けましょう。泡で洗い終わったら、すすぎ残しがないよう、頭全体にシャワーのお湯をあてて流しましょう。
洗髪後は髪をタオルで包み、水分を拭き取ります。ドライヤーは頭皮から15cmほど離し、一点に温風が集中しないよう軽く振りながら乾かしてください。
頭皮を保湿する
紫外線を受けた頭皮は乾燥しているため、髪を乾かしたあとは肌への刺激が少ない化粧水で保湿ケアをします。しっかり保湿することにより、バリア機能の低下を抑えられます。
バリア機能が低下すると小さな刺激でも炎症が起き、頭皮環境が悪くなるため、保湿ケアは入念に行いましょう。
症状が重い場合は早めに医療機関を受診する
頭皮の日焼けの症状が重く、ケアをしてもなかなか改善しない場合、早めに医療機関で受診しましょう。日焼けによるトラブルを放置すると頭皮環境が悪化し、薄毛につながるリスクがあります。日焼け以外が原因で頭皮環境が悪化している場合もあるため、症状を改善するには診察を受けて適切な治療を行うのが得策です。
まとめ
頭皮の日焼けは炎症や皮膚の乾燥などのトラブルを起こすため、冷たいタオルで冷やすなど早めのケアが必要です。外出する際は、UVカットの帽子や日傘、日焼け止めの使用といった対策を忘れないようにしましょう。
「日焼けして抜け毛が増えた気がする」「最近薄毛になったと感じる」といった悩みがある方は、クリニックの受診がおすすめです。
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