更新日:2024年06月25日
ブリーチではげることがある?抜け毛や薄毛を防ぐ染め方も紹介
- ブリーチをすると毛髪の成長が阻害され、薄毛や抜け毛の原因になることがある
- ブリーチ以外にも、毛染めや縮毛矯正などは頭皮にダメージを与えることがある
- ブリーチの頻度を減らし、直接薬剤が頭皮につかないようにするとダメージを抑えられる
- ブリーチだけでなく、AGAやストレスによって薄毛・抜け毛が生じることもある
「ブリーチではげることがあるのだろうか」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ブリーチをする機会があるなら、髪や頭皮への影響を知っておくことが大切です。
本記事では、ブリーチではげやすくなるのか、わかりやすく解説します。また、ブリーチ以外の毛染めや縮毛矯正などの施術が頭皮に及ぼす影響についてもまとめました。頭皮や髪へのダメージを抑えておしゃれを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
ブリーチではげやすくなる可能性はある
ブリーチをすることで、はげやすくなる可能性はゼロではありません。ただし、一度や二度のブリーチで大量の抜け毛が生じるといったことは考えにくいため、安心してください。
ブリーチではげやすくなる理由としては、次の4つが挙げられます。
- 頭皮が乾燥しやすくなるから
- 毛髪の成長が阻害されるから
- 髪がやせて薄毛に見えるから
- 髪が切れやすくなりボリュームが減るから
それぞれの理由について見ていきましょう。
頭皮が乾燥しやすくなるから
ブリーチ剤が頭皮に付着すると頭皮が乾燥し、かゆみや肌荒れを引き起こすことがあります。頭皮が荒れて髪が抜けやすくなり、薄毛につながることも少なくありません。
なお、かゆいからといって頭皮を掻くと、さらに皮膚が荒れて髪が抜けやすくなります。かゆみを感じたときには、皮膚科を受診するようにしてください。
毛髪の成長が阻害されるから
ブリーチ剤は刺激が強いため、頭皮に付着すると炎症を起こし、毛髪の成長を阻害することがあります。
頭皮に赤みがあるときやヒリヒリした感じがするときは、ブリーチ剤により炎症が起きているのかもしれません。放置すると雑菌が入って、さらに抜け毛が増えることもあるため、早めに皮膚科を受診してください。
髪がやせて薄毛に見えるから
ブリーチ剤により毛髪がダメージを受け、やせて細くなってしまうことがあります。毛髪が細くなると、本数は変わらなくてもボリュームが減ったような印象になり、薄毛に見えてしまいます。
なお、ブリーチによって影響を受けるのはすでに生えている毛髪のみです。もしブリーチの後にやせた毛髪が生えてきても、一時的なものだと考えられるでしょう。
髪が切れやすくなりボリュームが減るから
ブリーチは、髪の表面を覆うキューティクルを開き、髪内部のメラニン色素を脱色する施術です。色素を破壊するときに、髪内部にあるコルテックス(毛皮質)という成分も破壊することがあります。
コルテックスは髪の85~90%を占める繊維状の束です。コルテックスが破壊されると毛髪はもろくなり、少し引っ張るだけでも千切れてしまうことも。髪が千切れると全体のボリュームが減り、薄毛のように見えてしまうかもしれません。
ブリーチ以外で頭皮にダメージを与える施術
頭皮や毛髪にダメージを与える施術は、ブリーチだけではありません。とくに注意をしたい施術としては、次のものが挙げられます。
- 毛染め(ヘアカラー)
- 縮毛矯正
- パーマ
それぞれの施術が頭皮・毛髪にダメージを与える仕組みについて解説します。
毛染め(ヘアカラー)
毛染め剤(ヘアカラー)もブリーチ剤と同じく、頭皮に付着すると炎症を引き起こす可能性があります。かゆみや肌荒れから、毛髪が抜けやすくなることも少なくありません。
ただし、髪の色素を抜くブリーチ剤と比べると、毛染め剤が頭皮・毛髪に与えるダメージは少ない傾向にあります。毛染めをした後に薬剤が残らないようにしっかりと洗い流し、トリートメントをすることで、薄毛や抜け毛のリスクを軽減してください。
縮毛矯正
縮毛矯正は毛髪に負荷をかける施術のため、一時的に切れ毛が増えたり、髪自体が細くなったりすることがあります。ただし、いずれも一時的な現象のため、後から生えてくる毛髪には影響は生じません。とくにケアをしなくても、健康な状態に戻ります。
縮毛矯正をすると、毛髪のボリュームが抑えられ、毛量が減ったような印象になることもあります。薄毛のように見えてしまうこともあるため、気になる方はドライヤーでふんわりとヘアセットしましょう。
パーマ
パーマ剤もブリーチ剤と同じく、毛髪や頭皮に影響を及ぼす薬剤です。髪が細くなったり切れやすくなったりすることもあるため、あまり頻繁にかけないようにしてください。
また、パーマ剤は毛表面のキューティクルを傷つけることがあります。パーマをかけた後は丁寧にトリートメントをして、毛髪内部までダメージが及ばないようにしましょう。
薄毛や抜け毛を防ぐブリーチの方法
ブリーチ剤は毛髪や頭皮に好ましくない影響を与えることがありますが、少し工夫するだけでもある程度はダメージを軽減できます。薄毛や抜け毛を防ぎたい方は、次の方法を実践してください。
- 頭皮に薬剤がつかないように注意する
- ブリーチの回数を減らす
- 美容院で施術をしてもらう
- ブリーチの前にシャンプーをしない
- 染色要素のあるトリートメント剤を使う
- 頭皮ケアを始める
各方法について見ていきましょう。
頭皮に薬剤がつかないように注意する
ブリーチ剤が頭皮に付着すると、毛根部分の細胞を破壊し、毛髪の正常な成長を阻害することがあります。
ブリーチをするときは、薬剤が頭皮につかないように注意し、頭皮と将来生えてくる毛髪へのダメージを軽減しましょう。
ブリーチの回数を減らす
ブリーチを何度も繰り返すことで毛髪の色素は抜け、毛染めの発色がよくなります。
しかし、ブリーチ剤は毛髪・頭皮にダメージを与えるため、多くとも一度に2回までにしておきましょう。脱色が十分でないと感じるときは、少し期間を空けてからブリーチをしてください。
美容院で施術をしてもらう
自分でブリーチをする場合、薬剤が頭皮につかないように調整するのは困難です。頭皮へのダメージを減らすためにも、美容院で施術をしてもらいましょう。施術を受ける前に、頭皮につけないように担当者に念押ししておくと安心です。
また、ブリーチ前に、髪の状態もチェックしてもらいましょう。髪の状態が好ましくないときは、ブリーチの回数や時間を減らしたり、ブリーチなしで毛染めをしたりなどの方法も検討できます。
ブリーチの前にシャンプーをしない
ブリーチの前にシャンプーをすると、頭皮を守る皮脂膜が失われ、頭皮や毛根がダメージを受けやすい状態になってしまいます。できればシャンプーをせずに、直接ブリーチをするようにしてください。
ただし、髪にワックスやジェルなどの整髪料がついているときは、シャンプーで洗い流す必要が生じます。シャンプーは前日に済ませ、ブリーチをする当日は整髪料を使わないように心がけてください。
染色要素のあるトリートメント剤を使う
ブリーチ剤や毛染め剤は、毛髪や頭皮に少なからぬダメージを与えます。毛髪・頭皮の負担を軽減したいときは、染色要素のあるトリートメント剤を使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、染色要素のあるトリートメント剤は、すぐに髪色が変化するものではありません。何度も繰り返して使うことで徐々に色が変わるため、根気よく継続してください。
また、髪の表面に色を乗せるヘアマスカラやヘアマニキュアも検討してみましょう。いずれもブリーチ剤や毛染め剤と比べると髪色は大きく変わりませんが、キューティクルに影響をあまり与えないため、ダメージを抑えられます。
頭皮ケアを始める
ブリーチや毛染めなどの毛髪・頭皮にダメージを与える施術をしたときは、丁寧に頭皮ケアを行うようにしましょう。また、施術をしないときも頭皮ケアを習慣化することで、毛髪と頭皮を守り、薄毛や抜け毛を防ぎやすくなります。
シャンプーは、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系のものなどを選んでください。爪を立てないで優しく洗い、しっかりとドライヤーで乾かすようにしましょう。
保湿効果のあるトリートメント剤を使うこともおすすめです。シャンプーの後に、洗い流すタイプのトリートメント剤を根元を除いた髪全体に使いましょう。また、ドライヤー後に頭皮用の保湿ローションを塗ると、さらに頭皮の状態を良好に保てます。
ブリーチ以外の薄毛・抜け毛の原因
ブリーチや毛染めなどの施術だけが、薄毛や抜け毛の原因になるのではありません。薄毛・抜け毛のよくある原因としては、次のものも挙げられます。
- AGA
- ストレス
- 食生活の乱れ
それぞれの原因について解説します。
AGA
AGAとは、男性型脱毛症のことです。遺伝やホルモンバランスの乱れにより引き起こされる脱毛症で、生え際や頭頂部が薄くなっていきます。
20代以降の男性は、薄毛・抜け毛の原因がAGAというケースが少なくありません。治療をせずに放置すると薄毛が進行するため、早めに専門クリニックで治療をするようにしましょう。
AGAは、オンライン診療でも対応可能です。「忙しくてクリニックに行く時間がない」「専門クリニックに行くことに抵抗がある」という方は、オンラインによる診療を受けてみてはいかがでしょうか。
レバクリでは、AGAのオンライン処方に対応しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ストレス
過度にストレスを受けると、頭皮の血管が収縮し、血行不良を引き起こすことがあります。毛髪の成長に必要な栄養素や酸素が頭皮に行き渡りにくくなり、抜け毛が増える可能性があるためです。
薄毛・抜け毛を防ぐためにも、ストレスを適度に解消するようにしましょう。趣味の時間をとったり、身体を適度に動かしたりするなど、自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスをためないようにしてください。
食生活の乱れ
脂肪分や塩分、糖分を過剰に摂取すると、頭皮環境が悪化するといわれています。毛髪の成長を促すとされるタンパク質やアミノ酸、亜鉛などを意識的に摂取し、健やかな毛髪が作られる体内環境を維持しましょう。
普段の食生活で、タンパク質やアミノ酸などをバランスよくとることが理想です。しかし、仕事や家事に忙しく、バランスよく食べることが難しいときは、サプリメントも活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ブリーチ剤は刺激が強く、頭皮や毛髪にダメージを与えることがあります。回数を減らしたり、美容院で施術を受けたりすることで、頭皮や毛髪の負担を軽減しましょう。
また、ブリーチや縮毛矯正などの施術だけでなく、AGAが薄毛や抜け毛の原因になることもあります。AGAは早めの処置で薄毛の進行を抑えられることもあるため、専門クリニックで相談してみましょう。
レバクリでは、AGAのオンライン処方を行っています。場所や時間にとらわれずにビデオチャットや電話で診察が受けられ、処方された薬は自宅など好きな場所に届きます。診察は無料なので、ぜひご予約ください。