更新日:2024年06月25日
頭皮の色は何色が正常?ハゲの予防に効果的な頭皮の改善方法を紹介
- 健康な頭皮の色は、透明感がある青白い状態
- 頭皮の色が透明感のない白や赤色、黄色、茶色の場合は不健康な状態といえる
- 頭皮の色を健康にするためには、正しいシャンプーや頭皮マッサージなどが効果的
- セルフケアで改善しない場合は医療機関の受診が必要
髪の分け目からみえる頭皮の色が、気になる方もいるのではないでしょうか。健康な頭皮の色は透明感のある青白い状態で、それ以外の色の場合は注意が必要です。頭皮の色を健康的にするためには、シャンプーを正しい手順で行うほか、頭皮マッサージをしたり、育毛剤を利用したりするのもおすすめです。本記事では、不健康な頭皮の色や、その改善方法について解説します。
健康な頭皮の色とは?
頭皮の状態は髪の成長にとって大切です。普段はあまり頭皮をみることは少ないかもしれませんが、髪の分け目からみえる色の状態をチェックすることで、頭皮の健康状態がわかります。
ここでは、健康的な頭皮の色について解説します。
青白い状態が健康的
健康な頭皮の色は透明がかった青白い状態です。頭皮が青白いのは、血行が良くて毛穴づまりがなく、皮下にある毛根などが透けてみえるためです。さらに、健康な状態にある頭皮はキメが整い、潤いやツヤがあるという特徴もあります。
それ以外の色である場合、頭皮になんらかの問題がある状態といえます。どのような状態かを確認して、対処しなければなりません。
頭皮の色で健康状態がわかる理由
頭皮の色は健康な青白い状態のほかに、大きく分類して「白(ピンク)」「黄」「赤色」「茶色」です。現在のコンディションが色に現れているため、健康な状態かどうかがわかります。
「青白→ピンク→黄色→赤色→茶色」の順に、健康状態が悪いと判断できます。
頭皮の環境悪化は抜け毛や薄毛といったトラブルの原因になるため、健康的ではない色の場合は早めに対処しなければなりません。
不健康な頭皮の色とは?
青白い色以外は、頭皮がなんらかの不健康な状態といえます。色別にそれぞれどのような状態なのかみていきましょう。
不透明な白・ピンクの頭皮は乾燥している状態
白くても不透明な白やビンク色をしている頭皮は、健康な状態ではありません。透明感のない白い頭皮は肌に潤いがなく、乾燥しています。
ピンク色の状態も、紫外線や空気の乾燥、ドライヤーの熱などが原因で炎症が起き、頭皮が乾燥していると考えられます。皮膚トラブルが起こりやすく、フケやかゆみなどの症状も出やすいでしょう。
頭皮が黄色い場合は皮脂が酸化している状態
頭皮が黄色い場合は、皮脂が過剰に分泌して酸化している状態です。過剰な皮脂はホコリや汗などと混ざって毛穴を塞ぎやすく、抜け毛のリスクを高めます。
黄色い頭皮は、体内の老化や血流の悪化が原因の場合もあります。ストレスや睡眠不足、栄養バランスの偏りなどが原因で起こることもあるので、生活習慣を見直しましょう。
赤い頭皮は炎症を起こしている状態
赤い頭皮は炎症が起きている状態です。紫外線を浴びたり、乾燥がひどくなったりすると頭皮が炎症を起こしやすくなります。
症状がひどい場合は慢性的な炎症を起こしている可能性もあり、抜け毛や薄毛などを引き起こすおそれがあります。
頭皮の赤みの原因の一つとして、シャンプーやヘアケア用品が肌に合っていない可能性が考えられます。症状が続く場合は、別の製品に変えてみましょう。
茶色い頭皮は血行不良で老廃物が溜まっている状態
茶色い頭皮は主に血行不良が原因です。血行が悪くなって皮脂や老廃物などが溜まり、茶色く変色した状態といえます。
加齢による血行不良や新陳代謝の低下を起こしている場合に多く、生活習慣の乱れや飲酒・喫煙なども原因のひとつと考えられます。
頭皮の色を健康的にする方法
頭皮の色を改善して健康な色にするためには、正しい方法でのシャンプーや頭皮マッサージなどが効果的です。
ここでは、頭皮の色を健康的にする方法を解説します。
正しい方法で丁寧にシャンプーする
シャンプーを丁寧に行うことで、頭皮の色を改善することが可能です。正しいシャンプーによって過剰な皮脂を取り除き、頭皮環境を整えます。
シャンプーの正しい手順は、次のとおりです。
- ブラッシングして髪のもつれをとる
- お湯で丁寧に予洗いする
- シャンプーを泡立てる
- 指の腹を使って優しく洗う
- 念入りにすすぐ
- すぐに髪を乾かす
洗うとき頭皮に爪を立てたり、強く擦ったりするのはやめましょう。予洗いで髪や頭皮の汚れを浮かせれば、シャンプーのときに頭皮を強く擦らなくても十分に汚れを落とせます。
シャンプーは、アミノ酸系がおすすめです。洗うときは直接頭皮につけず、お湯と混ぜて泡立ててから洗いましょう。とくに暑い季節は毛穴に汚れが溜まりやすいため、しっかりシャンプーしてください。
髪を濡れたまま放置すると湿気によって頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるため、シャンプーのあとはすぐに髪を乾かすことも大切です。しっかりタオルドライすることでドライヤーの時間を減らし、熱によるダメージを減らせます。
頭皮をマッサージする
頭皮の色を健康的にするために、頭皮マッサージもおすすめです。マッサージにより頭皮の血行を促し、頭皮環境を改善します。
マッサージの手順は、次のとおりです。
- 指の腹を使って頭皮全体を揉みほぐす
- 後頭部・.側頭部・額のそれぞれから頭頂部に向けて指圧する
- 頭頂部をまんべんなく指圧する
- 手のひらで包み込むように全体をプレスする
全体を揉みほぐしたあと、指は滑らせずに頭皮を持ち上げるイメージで指圧します。指圧は1か所に3秒ほどが目安です。指の腹や手のひらを使い、気持ちよいと感じる程度に軽く指圧してください。とくに凝っている場所は、念入りに行いましょう。
育毛剤を使う
育毛剤を使って、頭皮環境を整える方法もあります。育毛剤は健康な髪を育むためのヘアケア用品で、頭皮の保湿や血行を促進する成分も含まれています。継続的に使用することで、頭皮環境の改善が期待できるでしょう。
育毛剤は、シャンプー後など頭皮がきれいな状態で使用してください。頭皮マッサージのときに使うと、相乗効果が期待できます。
紫外線を予防する
頭皮の色を改善するためには、紫外線防止も欠かせません。紫外線は頭皮の炎症や乾燥の原因になるため、外出時は帽子や日傘などを使って頭皮を守りましょう。
紫外線は夏だけでなく、1年中降り注いでいます。日頃から、頭皮を守る習慣を身につけるとよいでしょう。
頭皮に長時間紫外線を浴びてしまったときは、冷やしたタオルでクールダウンするなど、しっかりアフターケアを行ってください。
生活習慣を改善する
生活習慣の乱れも、頭皮の色に影響します。睡眠不足や過度なストレス、偏った食生活は、頭皮環境の悪化につながるため、生活習慣の改善に取り組みましょう。
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、頭皮のダメージも回復に向かいます。十分な睡眠をとるようにしてください。
栄養バランスのよい食事も大切です。適度な運動は、ストレス解消につながるでしょう。
セルフケアでも改善しない場合
セルフケアでも改善しない場合、とくに赤みや痛み、かゆみなどを伴うときは、できるだけ早く専門の医療機関を受診してください。脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などが原因の場合もあり、治療が遅れると回復までに時間がかかります。薄毛や、抜け毛につながるリスクもあるでしょう。
自己判断で症状が悪化することのないよう、少しでも不安があれば医療機関を受診し、正しい処置を受けてください。
まとめ
頭皮の色は青白い状態が健康的で、透明感のない白色や赤、黄色、茶色といった状態の場合はなんらかの問題があります。
セルフケアで改善しない場合は何らかの疾患を発症している可能性もあるので、早めに医療機関を受診してください。
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