更新日:2026年03月10日
「貧血は抜け毛の原因になる?」「貧血による抜け毛を改善するには?」と気になっている方もいるかもしれません。貧血になると血液中のヘモグロビンが不足し、毛母細胞へ十分な酸素と栄養が行き届かず、抜け毛の一因となります。貧血による抜け毛を予防・改善するには、栄養バランスのよい食事をとることや適度な運動が大切です。
本記事では、貧血と抜け毛の関係性について解説します。貧血の原因や症状、貧血になりやすい人の特徴のほか、貧血の予防・改善方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
貧血と抜け毛は関係性がないように思う人もいるかもしれませんが、実際は密接に関係しています。髪の毛は、毛根にある毛母細胞の分裂により成長しており、毛母細胞が分裂するためには、十分な酸素と栄養素が必要です。
しかし、貧血になると血液中のヘモグロビンが不足し、全身の細胞への酸素供給が滞ります。酸素は生命維持に欠かせない臓器に優先して運ばれるため、毛母細胞への酸素の供給が減ることで働きが低下し、髪が成長しづらくなったり抜け毛の一因となる可能性があります。
そもそも貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少ない状態を指します。とくに女性に多く見られ、貧血になると疲労感やめまい、息切れなどの症状を引き起こします。
ここでは、貧血の原因や症状、なりやすい人の特徴について解説します。
貧血はさまざまな原因によって生じますが、おもな原因として次の4つが挙げられます。
貧血の原因として多いとされているのが鉄分不足で、「鉄欠乏性貧血」と呼ばれます。鉄分は、酸素を運ぶ役割を果たすヘモグロビンの主な構成要素です。鉄分が不足すると、ヘモグロビンが十分に作られなくなり、酸素の供給が滞ります。
鉄分だけでなく、赤血球の生成に不可欠なビタミンB12や葉酸が不足している場合も、貧血になる恐れがあります。そのため、栄養バランスのよい食事でこのような栄養素をしっかり摂ることが大切です。
ほかにも、ガンや慢性腎不全、関節リウマチなどの疾患にともなって起こる二次性貧血もあります。二次性貧血の場合は、貧血の原因となる疾患を治療することが回復への近道です。
女性の場合は、月経により出血があるため貧血になりやすいでしょう。また、出産にともなう出血によっても鉄分が失われ、貧血になる可能性があります。
貧血になると酸素が身体に十分に行き渡らないため、次のような症状が現れます。
貧血になるとさまざまな症状が現れ、髪も貧血による影響を受けます。
貧血になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
極端な食事制限や特定の栄養に偏った食生活をしていると、鉄分やビタミンB12、葉酸など、赤血球の生成に必要な栄養素が不足する恐れがあります。
また、野菜中心の食生活をしている方も、注意が必要です。植物性食品にも鉄は含まれていますが、動物性食品に比べて体内への吸収率が低い「非ヘム鉄」が中心となっています。肉や魚を食べない方は鉄分不足になりやすい傾向があるため、意識して鉄分を多く摂るようにしましょう。
マラソンや陸上などの持久系スポーツを行う方に多いのが、「スポーツ貧血」です。スポーツ貧血の恐れがある場合は、運動量に応じた栄養補給が不可欠です。
胃潰瘍や胃ガン、慢性胃炎などの消化器系疾患は、鉄分の吸収に影響を与えたり慢性的に出血をともなったりするため、貧血の原因になります。また、胃を切除した方は、鉄分やビタミンB12の吸収が著しく低下するため、医師の指導のもと食事やサプリメントなどで補います。
女性の場合、月経が重い方や妊娠・出産した方は貧血になりやすいため、鉄分補給が大切です。
貧血による抜け毛を予防・改善する方法は、次の4つです。
貧血による抜け毛は、これらの方法により予防・改善を図れます。それぞれの方法を見ていきましょう。
貧血を予防・改善する基本的な対処法は、栄養バランスの整った食事で十分な栄養を摂ることです。とくに鉄分は、意識して摂取する必要があります。食品に含まれる鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があり、前者はレバーや赤身の牛肉、魚などに、後者は野菜や卵、牛乳、大豆製品などに多く含まれています。
ヘム鉄と非ヘム鉄の違いは、体内での吸収率です。ヘム鉄のほうが吸収率は高く効率よく体内に取り込めるため、貧血予防のために積極的に摂取しましょう。一方、非ヘム鉄はヘム鉄よりも吸収率は下がりますが、ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂ると吸収率が上がります。
鉄分に加えて、赤血球やヘモグロビンの材料となるタンパク質や、赤血球の生成に重要な役割を果たす亜鉛も大切です。タンパク質は鶏肉や牛肉、豚肉、卵、乳製品に、亜鉛は牡蠣や牛肉、レバー、卵、チーズなどに多く含まれています。
これらの栄養素を意識しながら、バランスのよい食事をとることを心がけましょう。
適度に身体を動かすことも貧血予防に効果的です。軽いウォーキングやストレッチ、ヨガなどを日々の生活に取り入れて血行をよくすることで、鉄が効率的に利用されます。また、運動により内臓機能が回復することで、鉄の吸収が高まり、赤血球の生産が活発になるでしょう。ただし、過度な運動を避け、体調に合わせた適度な運動を行うことが大切です。
自分では抜け毛の原因が貧血だと思っていても、別の原因により抜け毛が起こっている可能性もあるため、クリニックで相談するのがおすすめです。血液検査によって貧血の有無を確認できるほか、必要に応じて貧血に対しては主に鉄剤などの内服治療が行われます。
抜け毛に関する相談は、オンライン診療でも可能です。オンライン診療は、忙しい方や通院が難しい方も、都合のよいときに治療を受けられるのが魅力です。スマートフォンやパソコンを使って自宅にいながら医師に相談でき、医療機関によっては薬が自宅に届きます。抜け毛の治療で病院に行くことに抵抗がある方も、気軽に受診できるでしょう。
抜け毛と貧血は密接に関係しており、貧血になると、毛母細胞が必要とする酸素や栄養素が不足するため抜け毛が生じやすくなります。貧血は、鉄分不足や栄養バランスの偏った食事、慢性疾患などが原因です。貧血になると、めまいや息切れ、倦怠感、抜け毛などの症状が現れます。
貧血を予防するには、栄養バランスのとれた食事を心掛けつつ、鉄分を意識して摂取することが欠かせません。そのほか、適度な運動を行うことも効果的です。
抜け毛の症状が気になるときは、クリニックで相談するのがおすすめです。クリニックで受診すれば、原因に応じた抜け毛の治療を受けられます。
病院に行く時間がとれない場合、オンライン診療を利用するのも一つの方法です。
レバクリは、AGAのオンライン診療を行っています。スマートフォンやパソコンがあれば、都合のよいときに診療を受けられます。AGA治療薬は自宅に届くため、薬局にいく時間も省けます。抜け毛の治療を検討しているなら、ぜひレバクリをご活用ください。