更新日:2026年03月11日
紫外線が強い季節にると、頭皮の日焼けと髪の毛への影響が心配になる方もいるでしょう。日焼けすると頭皮の乾燥や髪の傷みなどが起こるため、髪の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事では、頭皮の日焼けがはげにつながるといわれる理由を解説します。また、日焼けをしたときに効果的なセルフケアと、頭皮の紫外線対策も紹介します。日差しが強い日も日焼けの不安を減らして外出したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
日光が強い日に屋外で活動すると、紫外線を浴びて頭皮が日焼けすることがあるでしょう。頭皮が日焼けすると、頭皮の乾燥や髪の毛の傷み、頭皮環境の悪化が起こることから、「はげる」といわれることがあります。しかし、日焼け単独で永久的な脱毛が起こるという明確な根拠はありません。ここでは、日焼け時に見られる主な症状について解説します。
日焼けによる頭皮への影響の1つ目は、乾燥です。強い紫外線を浴びると、頭皮が乾燥し肌のバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、頭皮の水分を保持するのが難しくなるため、さらに乾燥が進みます。
乾燥は、フケやかゆみが発生する原因の1つです。フケが毛穴に詰まると、炎症や頭皮環境の悪化を招き、抜け毛の一因となる可能性があります。
また、かゆみが酷く掻いた場合には、頭皮に傷ができたり抜け毛の原因になったりする可能性もあるでしょう。
紫外線を浴びると、髪の毛を守る役割を持つ「キューティクル」がダメージを受け、切れ毛や抜け毛を引き起こす可能性があります。
また、白髪の主な原因は加齢や遺伝ですが、紫外線により一因となる可能性が指摘されています。メラノサイトとは、メラニン色素を生成する細胞のことです。メラニン色素は、髪の毛の色を決める重要な役割を持ちます。メラノサイトが損傷すると、メラニン色素の生成がうまくいかず髪の毛に色を作れなくなるため、白髪が増える可能性があります。
頭皮環境の悪化も、日焼けによる影響の1つです。強い紫外線を浴びると頭皮がやけどしたような状態になり、頭皮に炎症が起こって赤くなる、痒みが出る、ヒリヒリとした痛みが発生するなどの症状が出ます。
炎症は徐々に治まりますが、回復の際にフケとなって頭皮が剥がれ落ちるケースもあるでしょう。フケが毛穴に詰まると、頭皮環境が悪化して髪の毛の成長を妨げるおそれがあります。
ここでは、頭皮が日焼けしたときに効果的な3つのケアを紹介します。
日焼け時に速やかに対処できるよう、知識として覚えておきましょう。
頭皮が日焼けしたら、まずは頭皮を冷やしましょう。日焼けはやけどの一種です。日焼けの影響を小さくするには患部を冷やして熱をとり、炎症を広げないようにすることが大切です。
頭皮を冷やすには、氷水で冷やしたタオルや、タオルにくるんだ保冷剤を使用しましょう。氷や保冷剤を直に当てると、凍傷を引き起こし頭皮にダメージを与えるおそれがあるため注意が必要です。
なお、頭皮を長時間冷やすと血行が悪化します。ほてりが落ち着いたら冷やすのをストップしてください。
日焼けによる炎症は、頭皮の乾燥を引き起こしたり、バリア機能を低下させたりします。乾燥を防いで炎症を抑えるには、化粧水などで頭皮を保湿することが大切です。保湿することで、かゆみやフケの予防にもつながります。
炎症が酷い場合や水ぶくれなどが発生しているときは、化粧水がしみるおそれがあります。セルフケアでの保湿が難しいときは、速やかに医師の診察を受けることが大切です。
医師の診察を受けたいと思っても、日々の生活や仕事が忙しく通院の時間がとれないという方もいるかもしれません。そのようなときは、場所や時間にとらわれず電話やビデオチャットで医師に相談できるオンライン診療をぜひ活用してみましょう。
日焼けで頭皮環境が悪化している場合、間違ったシャンプーをすると炎症の悪化や抜け毛を引き起こすおそれがあります。頭皮の状態を悪化させないためには、負担の少ないシャンプーを心掛けましょう。
正しいシャンプーの手順は、以下のとおりです。
生乾きの状態のままにすると、頭皮に雑菌が繁殖したり痒みが出たりする原因となります。シャンプー後は、しっかりと髪の毛を乾かすことが大切です。
頭皮を紫外線のダメージから守るには、日焼けをしないよう日ごろから心掛けておくことが大切です。ここでは、3つの紫外線対策を見ていきましょう。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
日焼け対策の1つは、帽子を被ることです。帽子は、日光が直接頭皮に当たることを防ぎます。UVカット機能が付いており、布目が細かい生地の帽子を選ぶと、効果的な紫外線対策ができるでしょう。
ただし、帽子を長時間被り続けると、蒸れにより頭皮環境が悪くなる可能性があります。帽子を選ぶ際には、通気性にも気を配ることが大切です。
頭皮に直射日光が当たるのを防ぐには、日傘も効果的です。日傘は、UVカット機能ができるだけ高いものを選びましょう。
日傘といえば以前は女性向けのものがほとんどでしたが、近年では熱中症対策の1つとして男性向けの商品も増えています。帽子と日傘を併用し、帽子だけでは防ぎきれない紫外線対策をしましょう。
頭皮への日焼け止めの使用も、日焼け防止に効果的です。スムーズに塗るには、髪の毛に付着しにくいスプレータイプがおすすめです。
日焼け止めには、紫外線B波を防ぐSPFと紫外線A波を防ぐPAが記されています。日常生活の日焼けを防ぐのであれば、SPF20前後、PA++〜PA+++程度を目安にするとよいでしょう。マリンスポーツなど炎天下でのレジャーを楽しむ場合は、「SPF40〜50以上、PA++〜PA++++」を選ぶと安心です。
日焼け止めは、汗をかくと流れ落ちます。効果を持続させるには、一定時間ごとに塗り直すことが大切です。
日焼けは、頭皮環境を悪化させる要因の1つです。では、日焼けによるダメージは、どれくらい抜け毛を促進させるのでしょうか。ここでは、日焼けと薄毛・はげの関係を見ていきましょう。
一般的に、日焼けから3日程度経過すると色素沈着が起こり、2週間程度で改善するといわれます。そのため、日焼けによるフケや切れ毛、抜け毛といった症状が起こったとしても、一時的なものと考えられます。
日焼けをしても、保湿や正しいシャンプーなどのケアを適切に行えば、日焼けによる頭皮環境の悪化は徐々に改善されるでしょう。
日焼けにより抜け毛や切れ毛が発生したとしても、あくまでも一時的なもので、薄毛・はげとの直接的な関係は薄いとされます。
にもかかわらず、日焼けをすると薄毛・はげが進むといわれるのは、日常生活の中では抜け毛の症状に気づきにくい点が挙げられるでしょう。場合によっては、すでに抜け毛が進んでいるため頭皮が日焼けをしやすくなり、ダメージを受けるケースも考えられます。
頭皮の日焼けから日数が経過しても抜け毛や切れ毛などの症状が落ち着かない、薄毛が気になるという場合は、日焼け以外が原因のケースもあります。抜け毛・薄毛が気になるときはAGAの可能性もあるため、皮膚科やAGA専門クリニックで相談し適切な治療を受けましょう。AGA(男性型脱毛症)は成人男性に起こる進行性の脱毛症です。
AGAの診察を希望するときは、オンライン診療もおすすめです。オンライン診療であれば、場所や時間にとらわれず、電話やビデオチャットで医師の診察を受けられます。通院が難しい方や近くにクリニックがない方は、オンライン診療の利用を検討しましょう。
頭皮を日焼けするとはげるといわれるのは、紫外線を浴びることで頭皮の乾燥や髪の毛の傷みが起きるからです。頭皮を日焼けしたときには、患部を冷やして保湿し、正しいシャンプーを心掛けることが大切です。
また、日焼けによる頭皮のダメージを避けるために、帽子や日傘、日焼け止めを利用しましょう。
頭皮の日焼けのダメージは、一般的に2週間程度で治まるといわれています。日焼けから日数が経過しても抜け毛や切れ毛が改善されないときはAGAの可能性もあるため、医師への相談も検討しましょう。
AGAの診察を希望するときは、オンライン診療のレバクリがおすすめです。オンライン診療であれば、電話やビデオチャットで医師の診察を受けられます。時間や場所に左右されずに医師に相談したいと考えている方は、レバクリを利用してはいかがでしょうか。