更新日:2026年03月11日
髪の毛を伸ばしたいと考えている方の中には、ロン毛とはげの関係性が気になる方もいるでしょう。ロン毛そのものが脱毛症の直接的な原因になるわけではありませんが、頭皮環境が悪化すると一時的な抜け毛が増える可能性があります。
この記事では、ロン毛にすると薄毛・はげが進行するといわれる理由を解説します。また、ロン毛による薄毛・はげを防ぐための対処法と、薄毛が気になりにくい髪型、薄毛改善のための生活習慣も紹介します。
ロン毛に挑戦したいと考えている方や髪型選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
髪の毛を伸ばしたいと考えている方の中には、薄毛への影響を心配する方もいるかもしれません。
ロン毛によってはげるという直接的な関係はないものの、ロン毛という髪型の特徴が頭皮環境の悪化や抜け毛を招き、薄毛につながる可能性はあります。ここでは、ロン毛が薄毛・はげに与える影響を解説します。
髪の毛が長いロン毛は、熱が内側にこもりやすく頭皮が蒸れやすい点が特徴です。
頭皮が蒸れると、頭皮環境の乱れによるフケやかゆみの発生につながります。フケや炎症が増えることで頭皮環境が悪化し、結果として抜け毛が増える可能性があります。
また、頭皮が蒸れると雑菌が繁殖し、場合によっては強いかゆみが出るかもしれません。かゆみにより頭皮をかくと、毛根がダメージを受けることで抜け毛が増加したり、一時的に髪の毛が生えにくくなったりする可能性があるでしょう。
ロン毛は、短髪と比較して頭皮に負担がかかりやすい点も特徴です。
ロン毛は、髪の毛の長さに比例して重くなります。髪の重さそのものよりも、強く引っ張る結び方を継続することで牽引性脱毛症を起こす可能性があります。
また、長い髪の毛はブラッシング時に絡まりやすく、切れ毛や抜け毛につながりやすい点にも注意が必要です。
ロン毛の方の中には、頻繁に髪の毛を束ねる方もいるでしょう。結ぶ際に髪の毛を引っ張るため、毛髪が抜けやすくなる可能性があります。
ロン毛の場合、短髪と比較してシャンプーがしにくい点も注意が必要です。
皮脂・整髪料の洗い残しやシャンプーのすすぎ残しがあると、頭皮環境が悪化します。また、髪の毛が長いと乾燥に時間がかかり、乾き残しがあると雑菌繁殖による頭皮トラブルが生じる可能性もあります。
ロン毛により正しいシャンプーが難しくなることで、洗髪不良による頭皮トラブルが、一時的な抜け毛増加につながる可能性があります。
ロン毛による薄毛・はげを進行させないための対処法は、以下のとおりです。
頭髪への影響を抑えながらロン毛に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。
ロン毛は、髪の重さで頭皮に負担がかかりやすいでしょう。また、髪の毛を束ねる機会が多い方は、結ぶ際に引っ張ることで毛根がダメージを受ける可能性があります。
頭皮への負担を軽減するには、分け目を定期的に変える、結び方を変える、髪の毛を結ばない日を作るなど、定期的に髪型を変えることが大切です。
また、頭の高い位置で髪の毛を結ぶほど、頭皮に負担がかかりやすいといわれています。頭皮へのダメージを抑えて髪の毛を結ぶには、低い位置で引っ張りすぎずに束ねることが大切です。
ロン毛にするのであれば、頭皮の通気性も気を配りたいポイントとして挙げられます。
ロン毛は、そのままの状態でも頭皮に湿気がこもりやすいでしょう。髪の毛を結んだままにしていると、さらに通気性が悪化して頭皮トラブルが生じる可能性があります。
頭皮環境の悪化を防ぐには、長時間髪の毛を結ばない、長時間帽子を被らないなど、意識的に通気性を保ちましょう。加えて、汗をかいたらすぐに拭くといった、蒸れを防ぐ工夫も大切です。
髪の毛を伸ばす場合には、正しいシャンプーのやり方も押さえておきましょう。毎日正しくシャンプーをすることで、頭皮の負担を抑えながら頭皮環境の改善を目指せます。
頭皮への負担が少ないシャンプーの方法は、以下のとおりです。
トリートメントを使用する場合は、頭皮ではなく髪の毛に適量を塗布しましょう。トリートメントの量が多かったり頭皮に付着したりすると、油分が残って頭皮トラブルの原因になります。
また、自然乾燥は髪の毛の傷みや雑菌の繁殖につながるため、ドライヤーで十分に乾かしてください。ただし、熱で頭皮がダメージを受けるおそれがあるため、ドライヤーを頭皮に近づけすぎず、タオルドライのあとに手早く乾かすことがポイントです。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
髪の毛の量に関して悩みがある場合、髪型選びに迷う方もいるかもしれません。ここでは、薄毛が気になる方におすすめの髪型を5つ紹介します。
それぞれの髪型の特徴を確認し、自分に合ったものを選びましょう。
坊主は、髪の毛全体を短くカットした髪型です。髪の毛を全体的に短くする坊主は、薄毛の中でもおでこがM字型に薄毛になっている場合におすすめです。サイドやトップに少し長さを残せば、おしゃれさが加わるだけでなく、アレンジも楽しめます。
坊主は、シャンプーがしやすい点も特徴です。スタイリングがほとんど必要ないため、外出前の準備時間を短縮できます。髪の毛が伸びてきたときには、自分でバリカンで整えられるため、散髪にかかる手間やコストの削減もできるでしょう。
ショートヘアも、髪の毛が全体的に短い髪型です。坊主と比較すると長めではあるものの、全体的に髪の毛が短いため、薄毛が目立ちにくいと考えられます。
レイヤーを入れれば、トップにボリュームも出せます。パーマをかければ、髪の毛全体のボリュームアップも図れるでしょう。
横流しやオールバックなど、ヘアアレンジも楽しめます。清潔感を出したい場合には、前髪を上げておでこを見せるスタイルがおすすめです。
ツーブロックは、こめかみから耳の部分を刈り上げ、トップの髪の毛を残す髪型です。
頭頂部とサイドのボリュームに違いを出すことで錯視効果がうまれ、薄毛を目立たなくできます。頭頂部や全体の薄毛が気になる方は、ツーブロックも選択肢の一つとなるでしょう。
ただし、おでこの広さに悩む方は、ツーブロックにするとかえって薄毛が目立つ可能性があります。トップの髪の毛を長めに残して七三分けにするなど、おでこが目立ちにくいスタイリングを取り入れましょう。
ソフトモヒカンは、トップを長めに残しサイドと襟足を短くカットする髪型です。
ソフトモヒカンもツーブロックと同様に、トップとサイドの毛量に差を付けることで薄毛を目立たなくします。ワックスなどを使い前髪や頭頂部の髪の毛を立てれば、頭頂部の薄毛がさらに見えにくくなるでしょう。
なお、ソフトモヒカンも、M字型の薄毛がかえって目立つ可能性があります。おでこの薄毛が気になる方は、ほかの髪型も検討しましょう。
頭頂部の薄毛が気になる場合は、髪の毛を全体的に後ろに流すオールバックがおすすめです。オールバックは、髪の毛にまとまりが出て清潔感のあるスタイリングができるため、ビジネスシーンにも適応する髪型でしょう。
効果的に薄毛を目立たなくするには、髪の毛を短くカットせず、5cm程度の長さを残すことをおすすめします。
なお、おでこが見えるオールバックも、M字型の薄毛はかえって目立つ可能性がある点に注意が必要です。
ロン毛によりはげることを予防するには、髪型やシャンプーに気を配ることに加え、以下の生活習慣の改善も、薄毛治療の補助的役割として重要と考えられています。
それぞれ見ていきましょう。
薄毛を改善するには、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠時間が不足すると、以下が起こる可能性があります。
自律神経が乱れると、頭皮の血行悪化により髪の毛に栄養が届きづらくなり、成長が阻害されるおそれがあります。
睡眠時間が少なく成長ホルモンが十分に分泌されないと、髪の元となる毛母細胞の分裂が滞り、薄毛・はげのリスクが増えるおそれがあります。
これらの薄毛の要因を軽減するために、6~8時間程度の睡眠時間を確保しましょう。
髪の毛は、日々の食事の影響を大きく受けます。そのため、髪の毛や頭皮を健康に保つには、栄養素や食材に気を配ることも大切です。
髪の毛に必要な栄養素の例として、以下が挙げられます。
髪の毛の主成分は「ケラチン」で、ケラチンはたんぱく質の一種です。髪の成長にはたんぱく質が不可欠なため、たんぱく質が多く含まれる肉や魚、卵、大豆製品などを積極的に食べましょう。ビタミンB群は、新陳代謝の促進や皮脂分泌の抑制などの効果が期待できます。ビタミンB群は、野菜や豚肉、大豆などから摂取することが可能です。
亜鉛は、ケラチンの合成に必要な栄養素です。亜鉛を適切に摂取することで、髪の毛の成長をサポートできます。亜鉛を摂るには、レバーやカキなどがおすすめです。アミノ酸は、髪の毛の材料となる栄養素です。魚や鰹節、ごまなどに多く含まれるため、意識して食事に取り入れましょう。
薄毛を防ぐには、ストレスを溜めないことも大切です。ストレスが溜まると、自律神経が乱れて血管が収縮し、血行が悪くなります。血行が悪化すると髪の毛に必要な栄養が十分に運ばれず、髪が成長しづらくなって薄毛につながるおそれがあります。
身体や心の疲れを感じたときには、ゆっくりと休息をとり、回復に努めることが大切です。あわせて、趣味やスポーツなどを楽しむことで、気分転換を図ることも効果的です。
喫煙習慣があり薄毛が気になっている方は、禁煙にも挑戦しましょう。
煙草に含まれるニコチンやタールは、血管収縮を招いて血行を悪化させます。そのため、煙草を吸うと髪の毛に栄養が届きづらくなり、髪の成長が妨げられて薄毛を招く可能性があります。
とはいえ、喫煙本数を急にゼロにするのは簡単ではないかもしれません。禁煙に向けて徐々に吸う量を減らす、必要に応じて禁煙外来に行くなど取り組みやすい方法で実践しましょう。
髪型やヘアケア、生活習慣に気を配っても薄毛の症状が改善しない場合、AGAの可能性があります。
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンや遺伝などの影響によって起こる進行性の脱毛症です。AGAは生活習慣のみで改善することは難しく、医学的治療が必要な場合があります。主に額の生え際や頭頂部などから薄毛が進行します。治療を行わないと薄毛の症状は悪化するため、薄毛が気になる、症状を改善したいと考えているときは、皮膚科やAGA専門クリニックで受診しましょう。
AGAの治療を行いたい場合、通院が難しい場合には、オンライン診療という選択肢もあります。オンライン診療であれば、場所や時間にとらわれず、電話やビデオチャットで医師の診察を受けられます。病院に行く時間がとれない場合や近くにクリニックがない場合も、オンライン診療であれば受診しやすいでしょう。
AGAでの受診を考えている方は、ぜひオンライン診療を検討しましょう。
ロン毛にするとはげが進行するといわれる理由には、頭皮が蒸れやすい点や髪の毛の重さなどで頭皮に負担がかかりやすい点、シャンプーがしにくい点などが挙げられます。髪の毛への負担を減らすには、通気性を意識し、正しいシャンプーを心掛けることが重要です。
薄毛が気になる場合には食事や睡眠、禁煙など生活習慣の見直しも大切です。頭皮環境を改善するためにも、少しずつ生活スタイルをあらためていきましょう。
髪型や生活習慣に気を配っても薄毛が改善しない、または進行する場合は、AGAの可能性があります。薄毛に関する不安がある方は、医師に相談しましょう。
AGAの診察を希望する場合は、オンライン診療のレバクリがおすすめです。レバクリでは、電話やビデオチャットで医師の診察を受けられます。処方薬は、最短で即日発送します。
時間や場所に左右されず医師に相談したいと考えている方は、レバクリを利用してはいかがでしょうか。