更新日:2024年04月17日
生理痛や妊活など女性のお悩み解消をサポートする法人の特集
本記事では、ヨガを通じた健康増進およびヨガインストラクターの育成に力を注ぐ認定特定非営利活動法人、健康と生殖に関する教育支援に取り組むNPO法人をご紹介します。 近年注目を集めているヨガを日常に無理なく安全に取り入れたい方や、生殖や妊活に関する知識を身につけたい方は、情報収集の一つとしてお役立てください。
認定特定非営利活動法人 日本ヨガ連盟
ヨガとは、インドや中国、日本などの東洋エリアで3千年以上前から行われてきた健康法です。エクササイズ的な要素だけでなく、近年では心身のバランスを整えるためにも行われるようになっています。 そんなヨガを地域社会に広め、多くの方の健康維持・増進・支援を図ることを目的に設立されたのが認定特定非営利活動法人 日本ヨガ連盟です。
同法人の活動概要は、「講師派遣・官公庁等からのヨガの受託事業」「人材育成事業」「ヨガなどによる健康増進のための調査及び研究事業」など多岐にわたります。 人材育成においては、ヨガを用いた健康支援活動の一環として養成講座を開催しており、資格取得後も会員向けの勉強会などを活用してスキルアップを図ることが可能です。
同法人は、ヨガ界で初めて認定NPO法人となった法人です。5万団体を超えるNPO法人のなかで、一般から広く支持されている・活動や組織運営が適正に行われているといったさまざまな基準を満たし、所轄庁が認めた法人のことを認定NPO法人と呼びます。
血行を良くし生理痛を緩和させる効果も「骨盤を左右にねじるポーズ」
生理痛が強くなる原因に、骨盤内の血行不良や骨盤の歪みなどが挙げられます。そこで試したいのが、「骨盤を左右にねじるポーズ」。こちらのポーズは骨盤内の血行不良の改善やリラックス効果も期待できます。
実践方法は、以下のとおりです。 まず、上向きに寝て膝を立て両膝をつけ、手のひらを上向きにして手を横に伸ばします。腿が垂直になるように足を少し浮かせて、アキレス腱を伸ばします。息を吸って吐きながら、膝は左に、顔は右に向けましょう。浮かせている膝ができるだけ床に近づくようにして、お腹をへこませ、息を吐ききります。その後、息を吸いながら膝を戻し、吐きながら反対側も行うという流れです。もし膝が左右にいきにくい場合は、いた気持ちいい程度にして回数を多く行いましょう。繰り返していくと徐々に歪みが修正されます。
ヨガには、自律神経を活性化させるポーズや深い眠りを可能にするポーズ、腰痛を解消できるポーズなどさまざまなポーズがあります。女性が悩みがちな冷え性や生理痛の緩和につながるポーズもあるため、ぜひ参考にしてみてください。
激しい動きを取り入れる教室では、近年のブームとともに、ケガの報告も増えつつあるといいます。同法人では、よくあるケガのパターンや正しい体の動かし方、ヨガインストラクターが注意すべきことも併せて発信しているため、その情報を参考にしながらより安全にヨガを行えます。
また、日常生活のなかに取り入れやすいポーズもあるため、ヨガが初めての方も気負わずにチャレンジしやすいのが魅力です。
▲動画提供:認定特定非営利活動法人 日本ヨガ連盟認定特定非営利活動法人 日本ヨガ連盟の詳細情報
株式会社TGP/NPO法人TGP
NPO法人TGPは、学校・学生を対象に包括的教育支援を行っています。 教育対象を小学生から大学生までとし、教育関係者には教材の提供と勉強会・授業の企画、保護者には家庭内で教育できるようなツールを提供。また、地域の産婦人科領域の医療従事者と連携し、子どもたちが安心して診療を受けられる支援にも取り組んでいます。 子どもたちが健康と生殖の正しい情報を身につけ、自分も他者も尊重できるような社会の実現を目指しているのです。
株式会社TGPでは、個人・法人を対象に、妊活に関わる当事者たちがつながることのできる「妊活研究会」を運営。オンラインやお茶会を通じた「各種交流会」や「専門家によるオンライン講座」などを定期的に開催しています。
株式会社とNPO法人の両軸で、あらゆる健康と生殖に関する教育支援および社会課題の解決に取り組んでいます。
妊活についての情報をお届け「妊活の歩み方」
妊活を始めるにあたって、進め方がわからなかったり、不安を感じたりする方も少なくありません。また、妊活の最中に新たな疑問が湧いてくることもあるでしょう。 このような一人ひとりが抱える問題を解消し、前向きな気持ちで妊活できるようにサポートするべく、同法人が立ち上げたのが「妊活の歩み方」というサイトです。
同サイトでは、さまざまな情報を発信しており、同法人の代表である東尾理子氏と不妊治療に携わるクリニックの専門医が、妊活について対談形式で深掘りしていく「専門家との対談動画」もその一つです。 専門医ごとに異なる妊活の判断基準や思いなどを垣間見ることができるため、妊活に対する視野が広がり、自信を持てるようになるかもしれません。
「妊活お役立ち情報」では、不妊症看護認定看護師や漢方薬剤師、心理カウンセラーといったスペシャリストたちによる情報を、ブログ形式で掲載しています。 治療や妊活ボディメイク、商品紹介、レシピ紹介など多彩なテーマが設けられており、欲しい情報を見つけやすいのがポイントです。たとえば、妊活ボディメイクでは、生理痛や冷え、むくみなどの不快な症状を改善し妊娠しやすくするための体づくりを紹介しています。
健やかな社会への革新に光を当てる「リプロダクティブヘルスアワード2024」
リプロダクティブ・ヘルスとは、「性と生殖に関する健康」と訳される言葉です。一人ひとりの意思が心身ひいては社会的に尊重され、自分らしく生活できることを指します。
このリプロダクティブ・ヘルスの課題解決に取り組む、個人から企業までを表彰するのが、東尾氏が実行委員長を務める「リプロダクティブヘルスアワード2024」です。 同アワードを通して、その背後にある想いや挑戦を知った人々が、リプロダクティブ・ヘルスについてそれぞれ考えて、行動を起こせるようなきっかけづくりを目的としています。
女性にとっては自分の身体に起きることだからこそ、妊娠の希望の有無にかかわらず、常日頃から性や生殖に関する正しい情報や意識は持っておきたいものです。そこで同アワードの内容にも触れてみることで、当事者としての関心がより高まるのではないでしょうか。