災害時にもデリケートゾーンをケアできるアイテムを手掛ける法人

株式会社オカモトヤ

株式会社オカモトヤの歴史は、1912年から始まりました。設立当初の商号である鈴木紙文具店から現在の社名に改称したのは創業35周年目の1947年のことです。創立時から虎ノ門に拠点を置き、「誠実・和・開拓精神」をモットーに掲げ、モノ・空間・仕組みのトータルサポートを行っています。 なかでもオフィスづくりに関しては、同社自らが、働き方改革とともに実践。そこで培った経験を事業に役立て、「働くひと」のミカタとして、オフィスの物件調査や移転計画、ペン一本の調達などワンストップでサービスを提供しています。 今回ご紹介する「女性活躍推進ソリューション」もその一つです。昨今、女性の就業率が高まっているにもかかわらず、女性特有の健康問題へのサポートは依然として不足しているという現状があります。そこで同社では、女性のQOL向上につながる取り組みであるフェムアクションを通じて、性差による働きにくさを解消するべく、新規事業の「Fellne（フェルネ）」の立ち上げに至りました。

▲画像提供：株式会社オカモトヤ

「Fellne（フェルネ）」では、フェムアクションの選択肢となる複数の製品やサービスを展開。次の項目では、取扱製品の一つである災害用のレディースキットにスポットを当ててご紹介します。

災害用レディースキット

株式会社オカモトヤの新規事業「Fellne（フェルネ）」では、災害時に手に入りづらい女性向けの衛生用品を取り扱っています。災害時をはじめ身体が不安な状況に置かれると、ホルモンバランスが崩れて生理の周期が不安定になることがあります。また、災害は急に訪れるため、被災すると「洗えない、着替えられない、干せない」状態に陥ることも珍しくありません。 災害用レディースキットは、このような課題を解決するために誕生しました。

▲画像提供：株式会社オカモトヤ

災害用レディースキットには、3日間のオフィス待機を想定した「3daysBOX」、デスク内や書類の間など2cmのスペースさえあれば備蓄できる「1day SlimBOX」、災害時だけでなく急な出張などにも携帯できる「ミニマムキット」の3種類があります。 このうち「3daysBOX」は、生理用品や生理用夜ショーツ、デリケートゾーンリフレッシュシート、非常用ズボンなど計12種類の衛生用品がセットになっています。 「1day SlimBOX」の内容物は、ナプキンやメイク落とし、洗顔フォームなどが入ったスライドポーチ、吸水ショーツ、消臭袋などです。 「ミニマムキット」には、リフレッシュシートやマスク、絆創膏など計8種類の衛生用品が入っています。

災害時には物流がストップし、避難所で支給される衛生用品も数が限られることから、生理用品などが思うように手に入らない場合もあります。企業としてはもちろん、個人としても万が一のときのお守り代わりに活用できる災害用レディースキットです。