更新日:2026年07月27日

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「EDの症状があるけれど、何科の病院を受診すれば良いのか分からない」と悩んでいる方もいるかもしれません。ED治療は一般的に泌尿器科を受診しましょう。EDの原因によっては、内科や心療内科でも対応してもらえるケースもあります。
本記事では、EDの症状で受診すべき診療科の選び方や、各診療科での治療内容、オンライン診療という選択肢についても詳しく解説します。
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ED(勃起不全)を疑うものの、何科に行けば良いか分からないと悩む方は少なくありません。ED治療は一般的に「泌尿器科」を受診しましょう。
まずは、泌尿器科を受診すべき理由や、実際の診察内容を解説します。
EDの症状に心当たりはあるものの、何が原因か分からない場合は「泌尿器科」の受診を検討しましょう。
泌尿器科は、尿の生成や排泄に関わる臓器に加え、男性生殖器(前立腺、陰茎、精巣)の病気を専門的に扱う診療科です。また、日本性機能学会(性機能障害の研究や普及などを目的とする学会)に所属している医師の多くは、泌尿器科の医師です。
EDの原因は体質や生活習慣、心理的な要因など複数の要因で起こります。泌尿器科の医師はED治療の経験を持つケースもあるため、原因に応じた治療方針やED治療薬について相談できます。
泌尿器科に限らず、EDの診断は問診を中心に診察を行うケースが一般的となっています。EDの状況や背景にある原因を判断するためには、患者の自覚症状や生活習慣などを詳しく聞き取ることが重要だからです。
問診時には、以下のような内容を聞かれます。
プライベートな内容も含まれるため、診察をためらう方もいるかもしれませんが、医師は守秘義務を遵守しているので、安心して相談できるでしょう。
参考:厚生労働省「医療関係資格に係る守秘義務の概要」
ED(勃起不全)の治療は泌尿器科が一般的ですが、原因によっては内科や心療内科で対応してもらえるケースもあります。ここでは、どのような症状や原因の場合に内科・心療内科を検討すべきなのかを詳しく解説します。ただし、すべての医療機関で対応しているわけではないため、事前確認のポイントもあわせて押さえておきましょう。
器質性EDは、内科で相談できるケースもあります。器質性とは、加齢・糖尿病・高血圧などの生活習慣病や体調の変化などが原因となるEDのことです。自分の体質や服薬中の薬の影響でEDの症状が出る場合もあります。
内科に限るわけではありませんが、ED治療薬の処方だけでなく生活習慣の改善方法も指導してくれるでしょう。ED診療ガイドラインでも、肥満に対する食事療法や運動療法、喫煙に対する禁煙指導を推奨しています。
ただし、生活習慣の見直しによって症状の改善が期待できる場合もありますが、必ずしも治療できるわけではない点に注意が必要です。
また、すべての内科でED治療を専門に行っているわけではありません。EDと体調の関係が気になっている場合は内科に相談し、必要に応じてED治療を実施している医療機関に紹介してもらう流れとなることもあります。
心因性EDとは、心理的なストレスやプレッシャーなど精神面・気持ちが原因となるEDのことです。心因性の原因が関係している場合は、心療内科で対応してもらえるケースもあります。
持病などがなく、過去の失敗経験や緊張がある方、仕事や人間関係でストレスを抱えている方に対して、心理的な負担を軽減するためのサポートを中心に行います。
ED診療ガイドラインでは、心因性EDに対してED治療薬(PDE5阻害薬)を単独で使用するよりも、心理療法を併用することが推奨されています。ただし、多くの場合はまずPDE5阻害薬による治療が検討されます。心療内科を受診する場合も、ED治療薬による治療が検討されることがあります。
なお、すべての心療内科でED治療に対応しているわけではないため、受診前に確認してください。

EDの原因は複数の要因が重なっていることもあります。身体的な変化やストレスだけでなく、現在服用しているお薬が影響する「薬剤性ED」というケースも存在します。実際の治療では、さまざまな要因が絡み合うため、どの原因が主となっているのか医師に診断してもらうことが重要です。
ED(勃起不全)の症状でどの診療科を選べば良いか迷っている場合は、インターネットで情報を調べたり、かかりつけ医に相談したりしましょう。
多くの医療機関では、診療科目や対応してもらえる疾患についてWebサイトに記載されています。「ED治療」「勃起不全」「男性機能外来」などのキーワードが記載されているかをチェックしてみてください。「自分が住んでいる地域 ED治療」などのキーワードを組み合わせて検索すると、近隣にあるED治療の医療機関を効率的に見つけられます。
また、かかりつけの内科医がいる場合は、そこで相談する方法も選択肢の一つです。かかりつけ医であれば、あなたの健康状態や服用中の薬について詳しく把握しています。EDの原因について相談できるでしょう。
かかりつけ医でED治療を行っていない場合でも、適切な専門機関を紹介してもらえます。紹介状があることで、初めて受診する医療機関でもスムーズに診察を受けられるでしょう。
対面で相談することに恥ずかしさや抵抗がある場合は、オンライン診療も検討してみましょう。
オンライン診療は、主に以下のメリットがあります。
病院の待合室で知人に会う心配もなく、受付での会話を聞かれる不安もありません。プライバシーに配慮された環境で、安心して相談できるでしょう。また、通院の負担や通院時の待ち時間がないこともメリットの一つです。手持ちのスマートフォンやパソコンのビデオ通話機能を使用し、予約した時間に診察を受けられます。
さらに、病院に行くまででもないけれど悩んでいる段階でも相談しやすいメリットもあります。病院に通う心理的なハードルが低いため、「まだ症状が軽いから」「もう少し様子をみてから」と先延ばしにしがちな方でも、気軽に相談できるでしょう。
仕事で通院時間を確保しにくい方や、プライバシーに配慮して受診を検討したい場合は、オンライン診療という選択肢もあります。
オンライン診療の費用は、基本的に初診料(約3千円〜5千円/回)と薬の費用(約500円~2千円/錠)の合計金額です。
薬の費用は種類だけでなく、先発品(新薬)か後発品(ジェネリック)かによって変わります。先発品は、最初に開発・製造された薬のことです。ジェネリックとは、先発品の特許切れ後に製造される薬のことを指します。先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり同等の効果があると認められています。ジェネリックが安く処方される理由は、先発品と違って、開発費や研究費を抑えられているからです。医師に相談して自分に合う適切なED治療薬を処方してもらいましょう。
また、オンライン診療を中心としたクリニックの中には、初診料や再診料が設定されていない場合もあります。このような医療機関を選ぶことで、費用に関する懸念を軽減しやすくなるでしょう。
なお、初診料・再診料が有料の場合の費用は、クリニックによって料金設定が異なります。受診する前にWebサイトなどで確認してみましょう。
参考:厚生労働省「ジェネリック医薬品への疑問に答えます」
参考:政府広報オンライン「安心してご利用ください ジェネリック医薬品」
ここでは、ED治療に関するよくある質問について解説します。クリニックに受診する前に、疑問を解消しておくことで、安心して受診できるでしょう。
ED治療は保険診療になるの?
ED治療が保険適用となるのは、勃起不全による男性不妊の治療を目的とした場合のみです。
厚生労働省では、以下のような条件を定めています。
・泌尿器科で5年以上の経験を持つ医師が処方を行うこと
・ED診療ガイドラインに基づき、医師が「勃起不全」と診断していること
・本人またはパートナーが6ヶ月以内に不妊治療を行っていること
また、処方については1周期につき4錠以下、継続は原則1年以内という制限があります。不妊治療における1周期とは、女性の月経が始まった日から、次の月経が始まる前日までの約1ヶ月間の単位のことです。
不妊治療以外の目的で使用する場合は、保険適用の対象外になることを理解しておきましょう。
参考:厚生労働省「不妊治療で使用される医薬品の保険給付上の取扱いについて」
ED治療に視診や触診はあるの?
ED治療において、一般的なED診療では問診が中心であり、陰茎の視診や触診が必須ではありません。ED診療はあくまでも問診が中心となり、患者の症状や生活習慣、既往歴、服用中の薬などを総合的に判断して治療を行います。
ただし、ED診断ガイドラインによると、50歳以上の方の場合は前立腺の触診を行うことが望ましいとされるケースがあります。これは前立腺肥大症や前立腺癌のチェックが目的です。触診が必要かどうかは、年齢や症状、既往歴などを総合的に判断されます。必要性について不安がある場合は、診察時に医師に確認してみましょう。
なお、オンライン診療では視診や触診は行えないため、問診のみでの診断となります。
EDは何科を受診すれば良いか迷った場合は、一般的に「泌尿器科」を受診します。泌尿器科は男性生殖器の専門診療科です。ED診療に対応している医療機関が多いため、原因に応じた適切な治療方法やED治療薬を提案してもらえます。
EDの原因によっては他の診療科でも対応可能です。持病や体調の変化などが原因となる器質性EDの場合は内科で治療を受けられることがあります。精神的なストレスやプレッシャーが原因である心因性EDは、心療内科で対応してもらえるケースもあります。ただし、すべての内科や心療内科はED治療に対応しているわけではないことを理解しておきましょう。
何科を受診すべきか迷った際は、インターネットでED治療の対応医療機関を検索したり、かかりつけ医に相談したりすることをおすすめします。また、症状や悩みについて誰にも知られたくない方は、オンライン診療を検討してみましょう。
厚生労働省「医療関係資格に係る守秘義務の概要」
厚生労働省「ジェネリック医薬品への疑問に答えます」
政府広報オンライン「安心してご利用ください ジェネリック医薬品」
厚生労働省「不妊治療で使用される医薬品の保険給付上の取扱いについて 」
記事を読んでEDの治療に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
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ED治療は、「シルデナフィル」・「パルデナフィル」・「タダラフィル」などの成分を含む内服薬で行うのが一般的です。
治療の必要性について
EDは生活習慣病が原因の場合もあるため、放置せず早期に専門医へ相談することが推奨されます。
費用について
ED治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1錠500~2,000円ほど)の他に初診料や診察料がかかる場合があります。
ED治療は専門医への相談が不可欠ですが、デリケートな悩みであるため、通院の待ち時間や人目が心理的ハードルとなる場合も少なくありません。
オンライン診療とは、スマホやPCを使い、ご自宅など好きな場所から医師の診察を受け、お薬を配送してもらえるサービスです。従来のED治療における「通院の負担」「待ち時間」「人目」といった課題を解決します。
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