更新日:2026年04月03日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「20代なのに薄毛が気になり始めた…」「自分の年齢ではげるのは早すぎるのでは?」と不安に感じる方は少なくありません。男性がはげ始める平均年齢は39歳ですが、個人差があり、若くても起こり得ます。本記事では、男性の薄毛の平均的な発症年齢や、薄毛に気づくきっかけ、主な原因、薄毛の前兆などを解説します。また、はげやすい人の特徴と対策、専門医に相談するタイミングについても触れているので、ぜひご一読ください。
ホットペッパービューティーアカデミーの「薄毛に関する意識調査2025」によると、薄毛が気になりだした平均年齢は39.4歳で、多くの男性が30代前半から40代前半にかけて薄毛を自覚し始めます。
以下に、薄毛を自覚している人の割合を年代別にまとめました。
| 年齢 | 薄毛を自覚している割合 |
|---|---|
| 20代 | 11.60% |
| 30代 | 18.10% |
| 40代 | 25.20% |
| 50代 | 31.00% |
| 60代以上 | 35.60% |
参考:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「薄毛に関する意識調査2025」
上記から、年齢が上がるにつれて薄毛を自覚していると回答した人の割合は増加していることが分かるでしょう。特に40代以降は増加しており、50代では3割以上の男性が何らかの薄毛症状を自覚しているという結果が出ています。
しかし、はげ始める年齢には個人差があり、20代で薄毛に悩む人も一定数います。
参考:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「薄毛に関する意識調査2025」
ホットペッパービューティーアカデミーの「薄毛に関する意識調査2025」によると、男性が自分の薄毛に気づき始めるきっかけは多岐にわたります。以下に、薄毛が気になりだしたきっかけとその割合をまとめました。
| 薄毛に気づいたきっかけ | 割合 |
|---|---|
| 鏡を見ていたとき | 38.0% |
| 家族から指摘された | 14.7% |
| 抜け毛の量を見たとき | 11.9% |
| 自分の写っている写真を見たとき | 11.1% |
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AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。
| 友人・知人から指摘された |
| 7.9% |
| 洗髪していたとき | 6.1% |
参考:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「薄毛に関する意識調査2025」
最も多いのは「鏡で自分の頭頂部や前頭部を見て気づいた」というケースで、全体の38%を占めています。次いで「家族から指摘された」が14.7%、「抜け毛の量を見たとき」が11.9%、という結果となりました。また、「自分の写っている写真を見たとき」や「友人・知人から指摘された」などが続き、視覚的な変化への自己認識と他者からの客観的な指摘が相まって、薄毛の自覚に至ると言えそうです。
参考:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「薄毛に関する意識調査2025」
男性の薄毛の原因の一つは、AGA(男性型脱毛症)だと考えられており、AGAは遺伝的要因と男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響で発症します。DHTは髪の毛の成長サイクルを短縮させ、徐々に髪が細く短くなっていく現象を引き起こし、結果的に髪の毛が十分に成長しないうちに抜け落ちます。
日本人男性の場合、約3割がAGAによる薄毛に悩んでいるとされ、年齢が上がるにつれて割合は高くなる傾向があります。薄毛は早期発見と早期治療が対策の鍵となるため、気になり始めたら専門医に相談することをおすすめします。
AGAとは異なる脱毛症には、円形脱毛症や休止期脱毛症、瘢痕(はんこん)性脱毛症などがあります。
円形脱毛症は免疫系の異常によって、髪が円形状に急に抜け落ちる自己免疫疾患で、自己免疫反応が関与すると考えられており、遺伝的素因やストレスなどが発症に関与する可能性があります。休止期脱毛症は、高熱やストレス、出産などがきっかけで髪の成長サイクルが乱れ、多くの髪が休止期に入ることで起こります。また、瘢痕性脱毛症は火傷や外傷、皮膚疾患などによる頭皮の傷跡によって毛包が破壊され、脱毛が起こります。
脱毛症の種類によって原因や治療法が異なるため、医師の診断に基づく適切な治療が必要です。自分で原因を判断して対策を立てるのは難しく、間違った対処法で症状を悪化させる可能性もあります。薄毛に気づいたら、まずは皮膚科や専門クリニックで診断を受けることをおすすめします。

薄毛の原因を特定するためにも、早めに専門医師にご相談ください。「AGAではない」と自己判断してしまい、治療が遅れる可能性があります。また、AGA以外の薄毛であっても、適切な治療を受けることが大切です。
AGAについてさらに詳しく知りたい方は、「AGAとは?抜け毛・薄毛が進行する男性型脱毛症について分かりやすく解説」の記事も参考にしてみてください。
AGAによる薄毛は、いくつかの前兆が現れる場合があります。これらの変化に早く気づくことで、適切な対策を取るきっかけになります。
生え際の後退は、AGAによる薄毛の典型的な初期症状です。おもに、M字型に生え際が後退していき、進行すると頭頂部の薄毛とつながる場合があります。
ただし、生え際の後退は徐々に進行するため、微妙な変化に気づきづらい場合もあるかもしれません。定期的に自分の前髪を上げて生え際をチェックするか、数ヶ月ごとに同じアングルで写真を撮って比較すると変化がわかりやすいでしょう。
頭頂部、特につむじ周辺の髪の毛が薄くなってきたと感じたら、AGAの可能性を疑うサインです。初期段階では気づきにくいですが、髪を分けたときに頭皮が見えやすくなったり、髪全体のボリュームが減ったように感じたりすることがあります。
鏡を使って頭頂部を確認しづらい場合は、スマートフォンのカメラで撮影してみると良いでしょう。つむじ周辺の髪の毛が薄くなる症状は頭頂部型(vertex型)脱毛と呼ばれ、AGAの典型的な進行パターンの一つです。頭頂部の薄毛は進行すると目立ちやすくなるため、早めの対策がおすすめです。
フケや痒みなどの頭皮トラブルは、必ずしも薄毛に直結するわけではありません。しかし、頭皮の過剰な皮脂分泌や炎症、乾燥によって頭皮疾患(脂漏性皮膚炎など)がある場合、脱毛を悪化させることがあります。
頭皮の状態にあわせた適切なシャンプー選びや手順の見直し、生活習慣の改善などに取り組んでも頭皮トラブルが続く場合は、皮膚科の受診を選択肢に入れましょう。健康な頭皮を維持することで、健康な髪が育つ環境が整います。
髪が細くなる、コシがなくなる、パサつきやすくなるなどの髪質の変化も、薄毛の前兆として気をつけておきたいポイントです。特にAGAの場合、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で毛包が小さくなります。その結果、髪の毛が細く弱々しくなり、長くならずに抜け落ちてしまうことが多くなります。
髪が細くなると、以前のようなヘアスタイルが決まりにくくなったり、ヘアセットするときに髪のボリューム感が出にくくなったりするでしょう。このような変化を感じたら、専門医に相談することをおすすめします。
抜け毛の量だけでは判断できませんが、細く短い毛が増えている場合は注意が必要です。健康な状態だと抜け毛は1日に50〜100本程度ですが、明らかに量が多かったり、抜け毛の太さや長さに変化が見られたりする場合は注意が必要です。
特に「シャンプー時やブラッシング時に手に残る髪の毛の量が増えた」「枕に残る抜け毛が増えた」と感じる場合は、何らかのトラブルが生じている可能性があります。季節によって抜け毛の量が変わることもありますが、長期間にわたって増加している場合は、皮膚科の受診をおすすめします。
シャンプー時の抜け毛については、「シャンプー時の抜け毛が前より増えた?気になる原因や正しい洗髪方法を解説」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
薄毛にはさまざまな原因がありますが、共通する特徴や傾向があります。ここでは、将来はげやすい人の特徴と、その改善策について見ていきましょう。
AGAには遺伝的要素があり、父親や祖父、叔父などの男性親族に薄毛の人がいる場合、薄毛になるリスクが高まります。また、母方から受け継ぐ遺伝子が関与すると考えられていますが、父方の遺伝も影響するため注意が必要です。
遺伝的要因は変えられませんが、早めに予防対策を取って進行を遅らせることは可能です。家族に薄毛の人がいる場合は、若いうちから頭皮ケアや生活習慣の改善に取り組み、早めに専門医に相談することが望ましいでしょう。
栄養バランスが極端に偏ると、髪の成長に必要な栄養が不足する可能性があります。特に、偏った食事や不規則な食事時間、外食やコンビニ食に頼りがちな生活は、髪の成長に必要な栄養素が不足しがちです。
髪の毛の主成分は、ケラチンというタンパク質です。鶏肉や魚、卵、大豆製品などはタンパク質を多く含むので、積極的に摂取しましょう。
また、牡蠣やレバーに多く含まれる亜鉛も大切な栄養素で、タンパク質から髪を作るのを補助する作用があります。バランスの良い食事を心掛けることで、健康な髪を育む土台を作ることができます。
睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になり、細胞の修復や再生が行われるため、髪の毛の成長にも良い影響を与えます。反対に睡眠不足が長期間続くと体調やホルモンバランスに影響し、間接的に髪の成長に影響する可能性があります。
特に夜遅くまで仕事をすることが多かったり、日によって仕事の時間帯が不規則だったりする方は、睡眠時間や睡眠の質に影響が出がちです。
厚生労働省の「成人のためのGood Sleepガイド」によると、良い睡眠のためには6~8時間程度を目安に十分な睡眠時間を確保することが推奨されています。就寝前はスマートフォンの使用やカフェイン、飲酒などを避け、質の良い睡眠のための環境を作りましょう。可能な範囲で、決まった時間に就寝・起床するリズムを作るのも効果的です。
参考:厚生労働省「成人のためのGood Sleepガイド」
不適切なヘアケアにも注意が必要です。たとえば、過剰な頭皮マッサージは頭皮の炎症を引き起こし、抜け毛の原因となることがあります。
また、頻繁なパーマやカラーリングによる薬剤の使用も頭皮にも刺激を与え、頻繁に行うと頭皮や毛髪に負担がかかることがあります。
シャンプーの仕方も見直してみましょう。熱すぎるお湯での洗髪や、爪を立てた強いこすり洗いは頭皮が傷ついてしまいます。
ストレスがAGAの発症に直接的に関与するわけではありませんが、長期間にわたるストレスは、間接的にAGAの進行を助長する可能性があります。ストレスを感じると体内でコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、体のさまざまな機能に悪影響を及ぼします。
ほかにも頭皮の血行不良や免疫機能の低下も招くため、結果として健康な髪の成長を妨げることがあるのです。定期的なリラクゼーションや趣味の時間確保、適度な運動などでストレスを発散しましょう。マインドフルネスや瞑想などを取り入れるのも一案です。
AGAによる薄毛は、放置すると徐々に進行していく特性があります。失われた髪を元通りにすることは困難なため、早期治療が何よりも重要です。薄毛が気になり始めた初期段階から治療を開始することで、現状維持や改善の可能性が高まります。
現在は医療技術の進歩により、内服薬や外用薬の使用など、さまざまな治療選択肢が存在します。AGA治療に特化したクリニックも増えており、個人の症状や進行度に合わせた治療計画を立てられます。自分一人で悩まず、専門医の診断を受けることが症状を改善する第一歩となるでしょう。

AGAは早期に治療を始めることで改善する可能性が高くなります。症状が軽いうちに対策を始めることで、より少ない負担で効果的に進行を抑えることができます。薄毛が気になり始めたら、まずは専門医に相談してみましょう。
男性がはげる平均年齢は39歳ですが、20代から薄毛に悩む方も少なくありません。薄毛の主な原因の一つにはAGAが挙げられ、生え際の後退や頭頂部の薄毛、髪質の変化などがその前兆として現れます。家族に薄毛の方がいる、食生活が乱れている、睡眠不足が続いている、間違ったヘアケアをしているなどの特徴に当てはまる方は、将来的に薄毛になるリスクがあります。
バランスの良い食事や適切な睡眠、ストレス管理などの生活習慣を改善することは、健康な髪を維持するために重要です。
また、AGAによる薄毛は早期治療が効果的であるため、薄毛の兆候を感じたら専門医に相談することをおすすめします。薄毛は治療可能な症状であり、早めの対策と適切なケアで改善が期待できるでしょう。治療は継続することで効果が表れるため、長期的な視点で取り組むことが大切です。
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