更新日:2026年10月16日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「ミノキシジルは個人輸入で購入できる?」と疑問を持っている方もいるかもしれません。AGAの治療に使われるミノキシジルは個人輸入でも購入できます。ただし、品質管理の状況が確認できない場合があることや、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点に注意が必要です。自身の薄毛の原因や進行度に合わせた対策がとれるよう、医師への相談をご検討ください。
ミノキシジルの入手方法には、主に以下の3つがあります。
入手方法によって剤形(外用薬・内服薬)や成分濃度が異なります。治療を検討する際は、事前にそれぞれの特徴を確認しておきましょう。
| 入手方法 | 剤形 | 医師・薬剤師の関与 |
|---|---|---|
| 医療機関での処方(オンライン診療を含む) | ・内服薬 ・5%以下の外用薬 ・5%を超える外用薬 | 医師の診察が必要 |
| 市販での購入(ドラッグストア・国内通販サイト) | 5%以下の外用薬のみ | 薬剤師による確認が必要(第1類医薬品) |
| 個人輸入(海外サイト・輸入代行サイト) | ・内服薬 ・5%以下の外用薬 ・5%を超える外用薬 | なし(すべて自己判断) |
海外の通販サイトや輸入代行サイトを利用すれば、国内未承認で市販では購入できない内服薬や、濃度が5%を超える外用薬を購入できます。 「安く購入できる」「利便性が高い」と感じる方もいるかもしれませんが、個人輸入した製品は品質管理の状況が確認できない場合があることを把握しておきましょう。
個人輸入が認められているのは、あくまで購入者本人が使用する場合に限られます。個人輸入して余った薬を家族や友人に渡したり、フリマアプリやオークションサイトに出品したりする行為は禁止されています。 また、他人に渡した医薬品でその人に健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
参考:厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」 e-Gov法令検索「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」
ミノキシジル外用薬は「第1類医薬品」に指定されているため、通販で購入する際も、薬剤師による適正使用の確認が必要です。 国内通販サイトで入手する場合は、濃度5%を超える外用薬や内服薬を購入することはできません。しかし、国内で承認された製品が入手でき、購入時に薬剤師による確認を受けられます。
参考:厚生労働省「医薬品を安全に使うために」

個人輸入では、医師や薬剤師による確認を受けずに医薬品を入手することになります。自己判断で服用・使用することになるため、リスクも伴います。ミノキシジルの使用にあたっては、医師や薬剤師に相談したうえで入手してください。
ミノキシジルを個人輸入サイトで購入するリスクは以下のとおりです。
それぞれ解説します。
ミノキシジルを個人輸入した場合、医療機関を通じた処方と異なり、成分や品質が表示どおりであるかを確認できない場合があります。成分の含有量が表示よりも少ない、または多いなどのケースも考えられるでしょう。
この場合、AGA治療を適切に行えないおそれがあるほか、成分や不純物の状況を確認できないまま使用することになります。特に内服薬は体内に直接取り入れるため、成分量が表示と異なる場合には全身性の副作用が生じる可能性があります。
個人輸入したミノキシジルによって健康被害が生じたとしても、輸入代行業者が責任を取ることはなく、医薬品副作用被害救済制度の対象からも外れます。 医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を適切に使用して入院治療を必要とする被害が出た際に、医療費・年金などの給付を行う制度です。 特にミノキシジル内服薬の場合、動悸やめまい、むくみなど、全身性の副作用のリスクがあると考えられています。なお、ミノキシジル内服薬は2026年9月現在で国内未承認のため、医療機関で処方されたものであっても医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
参考:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度に関するQ&A」
個人輸入した場合は医師の診察や指導を受けずに服用することになるため、自分の症状に合わない濃度を選んだり、誤った使い方を続けたりするおそれがあります。
不適切な使用は本来の効果が得られないだけでなく、副作用を引き起こすおそれがあります。例えば、高濃度の外用薬では頭皮の炎症や抜け毛の増加、内服薬の過量使用では動悸やむくみが生じる場合があるため、注意が必要です。

医療機関を受診することで、医師の診察・指導のもと安全かつスムーズに治療を継続しやすくなります。
なお、通院時間を確保できない方や対面での相談に抵抗がある方には、オンライン診療の活用も検討してみるとよいでしょう。
ここでは、ミノキシジルの購入に関するよくある質問をまとめました。以下で質問にお答えします。
ミノキシジルは薬局やドラッグストアなど市販でも購入できる?
通販サイトと同様に、成分濃度5%以下の外用薬であれば、薬局やドラッグストアなどの実店舗でも購入可能です。
ただし、ミノキシジル外用薬は第1類医薬品に分類されているため、薬剤師が常駐している店舗のみで販売されています。購入時には薬剤師による対応が必要となるため、あらかじめ対応可能時間を確認しておくと良いでしょう。
個人輸入したミノキシジルで健康トラブルが起きたらどうすればいい?
個人輸入したミノキシジルの使用により健康トラブルが生じた場合は、速やかに医療機関を受診してください。その際、医師の診断や処置を受けるため、薬の入手経路や使用量・頻度、症状が現れたタイミングを正確に伝えることが重要です。
ミノキシジル以外のAGA治療薬であるフィナステリドも通販で買える?
AGA治療薬のフィナステリドは、医師の処方が必要な医療用医薬品のため通販サイトでは購入できません。皮膚科やAGA専門クリニックなどを受診し、医師の診察を経たうえで処方を受けましょう。
なお、ミノキシジルと同様に、フィナステリドも海外からの個人輸入を利用して購入する手段はありますが、品質管理の状況が確認できない場合があり、安全面においてリスクがあります。
ミノキシジルは個人輸入で入手できますが、剤形や濃度の違い、品質管理の不透明さといったリスクを理解しておくことが重要です。国内の市販品は濃度5%以下の外用薬に限られ、高濃度製品や内服薬の処方を受けるには医師の診察が必要です。
特に内服薬は動悸やむくみといった全身性の副作用が生じるおそれがあるため、使用を希望する際は医療機関を受診し、医師の指導のもと処方を受けてください。AGA治療を始めたい場合は、医師と相談しながらご自身に合った治療法を検討しましょう。
厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度に関するQ&A」 e-Gov法令検索「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」 厚生労働省「医薬品を安全に使うために」
記事を読んでAGAの治療に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
オンライン診療サービス「レバクリ」なら、医師の診察からお薬の処方まで、すべてスマホひとつで完結できます。
AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
オンライン診療とは、スマホやPCを使い、ご自宅など好きな場所から医師の診察を受け、お薬を配送してもらえるサービスです。従来のAGA治療における「通院の負担」「待ち時間」「人目」といった課題を解決します。
「レバクリ」は、AGA治療の「始めやすさ」と「続けやすさ」を重視し、オンライン診療のメリットを最大限に活かしたサービスを提供しています。