更新日:2026年04月08日
AGA治療薬「ミノキシジル」の副作用は?効果や注意点を解説
- ミノキシジルは発毛を促す効果が期待できるAGA治療薬
- ミノキシジル内服薬で起こる可能性のある副作用は、血圧の異常や多毛症など
- ミノキシジル外用薬で起こりやすい副作用は、頭皮の赤み・かゆみなど
- 副作用の1つとされている初期脱毛は、ミノキシジルの効果が出ているサイン
- ミノキシジル内服薬は2~3ヶ月、外用薬は3~6ヶ月程度の継続使用により効果を実感できる
「ミノキシジルの副作用は?」と気になっている方もいるかもしれません。ミノキシジル内服薬の副作用は多毛症や血圧低下、ミノキシジル外用薬の副作用は頭皮のかゆみ・赤みなどが挙げられます。副作用のリスクを軽減するために、用法・用量を守って使用・服用することが大切です。
この記事では、ミノキシジルの効果や副作用、安全に使用するための注意点などについて解説します。
ミノキシジルとは
ミノキシジルは、AGA(男性型脱毛症)治療に用いられる薬です。血管拡張作用があり、もともとは血圧を下げる薬(降圧剤)として開発されました。その過程でミノキシジルを内服した方に体毛が濃くなる副作用が見られたため、AGA治療薬として再開発されました。
ミノキシジルに期待できる効果は、頭皮の血流を増やすことによる発毛の促進です。内服薬と外用薬があり、それぞれ効果や副作用が異なります。ここでは、ミノキシジルの効果や副作用、使用上の注意点について解説します。
ミノキシジルの効果
血管拡張作用のあるミノキシジルに期待できる効果は、発毛の促進です。頭皮の血管を拡張させることで血流を改善し、毛包(毛髪をつくり出す器官)への栄養供給をサポートします。その結果、新しい毛髪を生成する毛母細胞の働きが活性化し、発毛が促されます。
さらに、毛乳頭細胞に働きかけて発毛促進因子を産生したり、ヘアサイクル(毛周期)を正常に維持したりする作用もあり、抜け毛の予防効果が見込めるでしょう。
ミノキシジル内服薬(タブレット)と外用薬(塗り薬)の違い
ミノキシジルには、内服薬(タブレット)と外用薬(塗り薬)の2種類があります。
AGA治療薬としてのミノキシジルの内服薬は、日本をはじめ世界的に未承認です。服用する場合は、医師による適切な処方が欠かせません。内服することでミノキシジルが直接体内に取り込まれるため、高い効果が期待できる反面、血圧の異常や多毛症などの副作用のリスクもあります。
外用薬は頭皮に塗布するため、内服薬ほど多くのミノキシジルが体内に取り込まれることはないでしょう。そのため、副作用のリスクは低いと考えられますが、効果が表れるまでに時間がかかる場合があります。また、ミノキシジル外用薬は医療機関で処方してもらうほか、薬剤師のいるドラッグストアで購入可能です。
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルには、具体的にどのような副作用があるのでしょうか。内服薬と外用薬では副作用が異なり、身体に異変が起きた際に適切に対処できるよう、起こりうる副作用についてあらかじめ理解しておくことが大切です。ここでは、内服薬と外用薬それぞれのミノキシジルの副作用について解説します。
ミノキシジル内服薬(タブレット)の副作用
ミノキシジル内服薬には、以下のような副作用が報告されています。
- 血圧の低下
- めまい
- 頭痛
- 動機・息切れ
- むくみ
- 赤ら顔
- 肝機能障害
- 多毛症
内服薬の副作用は、主に血管拡張作用によるものです。肝機能障害は、薬剤の代謝で肝臓に負担がかかることで起こります。ミノキシジルに限った症状ではなく、起こる頻度はまれですが、このような症状が起こる可能性があることを把握しておきしょう。
また、服用したミノキシジルは全身に行き渡るため、全身の体毛が濃くなる多毛症を引き起こす可能性もあります。これらの副作用は、ミノキシジルの内服を中止することで改善されます。
ミノキシジル外用薬(塗り薬)の副作用
ミノキシジル外用薬の使用で起こりうる副作用は、以下のとおりです。
- 頭皮や皮膚のかぶれやかゆみ、赤み
- ふけ
- 頭皮の発疹
- 使用部位の熱感
主な副作用は、皮膚のアレルギー反応です。重篤な症状に発展することはまれですが、放置すると脱毛につながる可能性があるため注意しなければなりません。副作用の症状が表れた場合、医師に相談しましょう。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)














