更新日:2026年02月25日
AGA治療の副作用にはどんなものがある?症状や起こる確率、対処法を解説
- AGA治療薬の副作用として、性機能障害や肝機能障害が挙げられる
- AGA治療薬を服用して副作用が現れた場合は速やかに医師に相談することが大切
- 副作用が出た場合はAGA治療薬の種類変更や用量調整などが行われる
- デリケートな副作用の相談にはプライバシーが守られるオンライン診療がおすすめ
「AGA治療を始めたいけど、副作用が怖い」とお悩みの方もいるかもしれません。AGA治療で起こりうる副作用として、勃起障害(ED)や性欲減退、肝機能障害、うつ症状が挙げられます。この記事では、AGA治療で起こりうる副作用について詳しく解説します。プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルといった薬ごとの副作用の特徴も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
AGA治療で起こりうる5つの副作用
AGA治療で使用される薬には、さまざまな副作用の可能性があります。ここでは代表的な5つの副作用について詳しく解説します。
1.勃起障害(ED)や性欲減退
AGA治療薬の中でも、プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)といった5αリダクターゼ阻害薬では、ED(勃起障害)や性欲減退といった性機能への影響が報告されています。これらの症状が起こるのは、AGA治療薬によってAGAの原因となる男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成が抑制されるためです。
具体的な症状として、勃起障害(ED)では勃起が不十分であったり持続しなかったりといった副作用が考えられます。また、性的欲求の低下や射精量の減少などといった症状が見られることもあるようです。
これらの副作用は、薬の服用をやめると多くの場合は改善するといわれています。気になる症状があるときは、医師に相談しましょう。
ジヒドロテストステロンについては「ジヒドロテストステロンとは?抑制する3つの方法も紹介」の記事で解説しています。
2.倦怠感や食欲不振などの肝機能障害
AGA治療薬は肝臓で代謝されるため、肝機能に影響を与える可能性があります。主な症状は、倦怠感や食欲不振、吐き気、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などです。
肝機能障害は比較的まれな副作用ですが、肝炎や肝硬変など肝臓の持病がある方はリスクが高い傾向があるため、肝疾患がある方はあらかじめその旨を医師に伝えておきましょう。必要に応じて、血液検査が行われることがあります。
3.治療初期にみられる一時的な脱毛
AGA治療を開始してから約10日〜2ヶ月の間に、かえって抜け毛が増えたように感じることがあります。これは、AGA治療薬によってヘアサイクルが正常に戻るために起こる初期脱毛と呼ばれる現象です。

ヘアサイクルが整う過程で、休止期の毛髪が成長期の毛髪に押し出されることで、初期脱毛が起こります。抜け毛が増えると心配になってしまうかもしれませんが、通常3ヶ月程度で収まり、その後は新しい健康な髪が生えきます。ただし、脱毛が3ヶ月以上続く場合は、別の原因が考えられるため、医師に相談しましょう。
初期脱毛については「デュタステリドによる初期脱毛とは?抜け毛が起きる理由や効果が出る時期」の記事でも解説しています。
4.気分の落ち込みなどのうつ症状
AGA治療薬であるプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)の副作用として、うつ症状や気分の落ち込みといった精神面への影響が報告されています。AGA治療薬はホルモンバランスに影響を与える可能性があるためです。
発生頻度は比較的低いものの、以下のような症状に注意する必要があります。
- 持続的な気分の落ち込み
- 何事にも興味や喜びを感じなくなる
- 睡眠障害(不眠や過眠)
- 集中力の低下
- 希死念慮
うつ病の既往歴がある方は、治療開始前に医師に申告し、開始後も精神状態の変化に注意を払うことが大切です。これらの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談しましょう。
5.頭皮のかゆみやかぶれ
特にミノキシジルなどの外用薬を使用する場合、塗布した箇所にかゆみやかぶれなどの接触性皮膚炎を起こすことがあります。これは薬剤自体や含まれる添加物に対する皮膚の反応によるものです。
主な症状としては頭皮のかゆみや赤み、湿疹などが挙げられます。これらの症状を放置したり掻いたりすると悪化する恐れがあるため注意が必要です。症状が現れた場合、使用を中止し、医師に相談しましょう。
【薬の種類別】AGA治療薬の副作用と注意点
AGA治療薬として一般的に処方されるのは、プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルです。ここでは、AGA治療で用いられる代表的な3種類の薬について、それぞれの特徴と副作用を解説します。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)














