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更新日:2024年03月13日

プロテインで髪の毛が増える?髪の毛への効果やおすすめの摂取方法を紹介

この記事のまとめ
  • プロテインには、健康的な髪の毛を育てるための頭皮環境を整える効果がある
  • AGAによる薄毛が気になる方におすすめのプロテインは、ソイプロテインである
  • プロテインと一緒に摂取したい栄養素は、亜鉛やビタミンAなど
  • プロテインは運動後や起床時、就寝前に摂取するのがおすすめ

「プロテインを飲むと髪の毛が増える」という噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。結論から言うと、プロテインに髪の毛を増やしたり、太くしたりする効果はありません。しかし、プロテインには、健康的な髪の毛を育てるための頭皮環境を整える効果が期待できます。

この記事では、プロテインが髪の毛に与える効果について詳しく解説します。ほかにも、髪の毛に良いプロテインの種類やおすすめの摂取方法などを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

プロテインとは

プロテインとは日本語でタンパク質のことを指します。日本では、タンパク質を補給するための栄養補助食品をプロテインと呼びます。

プロテインには、粉末タイプやバータイプ、ゼリータイプ、飲料タイプなどさまざまな種類があります。

プロテインが髪の毛に与える効果

結論から言うと、プロテインに髪の毛を増やしたり、伸ばしたりするような薄毛改善の効果は期待できません。

しかし、プロテインを摂取することでタンパク質を補い、健康的な髪の毛が育つ環境を整えることはできます。髪の毛の主成分はタンパク質であるため、タンパク質が不足すると髪の毛が十分に育たず、細くなったり弱くなったりするおそれがあるのです。そのため、健康的な髪の毛を育てるためにプロテインを摂取することは有効といえるでしょう。

髪の毛に良いプロテインの種類

AGAによる薄毛が気になる方におすすめのプロテインは、「ソイプロテイン」です。

プロテインには主にソイプロテイン、ホエイプロテイン、カゼインプロテインの3種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。

種類原料特徴
ソイプロテイン大豆由来水に溶けにくく、消化吸収が緩やかである
大豆イソフラボンが含まれている
ホエイプロテイン牛乳由来水に溶けやすく、消化吸収が速やかである
カゼインプロテイン牛乳由来水に溶けにくく、消化吸収が緩やかである

タンパク質はどのプロテインにも含まれているため、どれを飲んでも頭皮環境を整える効果はあります。なかでもソイプロテインに含まれている大豆イソフラボンには、AGAによる薄毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑制する作用があります。そのため、AGAによる薄毛に悩んでいる方には、ソイプロテインの摂取が効果的です。

また、大豆イソフラボンには血流を改善させる作用もあります。そのため、ソイプロテインを摂取することで体内の血流が良くなり、髪の毛に栄養素を届けやすくする効果も期待できます。

プロテインと一緒に摂取したい栄養素

髪の毛の成長には、タンパク質だけでなく、亜鉛やビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6などの栄養素をバランス良く摂取することが重要です。

それぞれの栄養素の効果や、摂取できる食べ物は以下のとおりです。

栄養素効果摂取できる食べ物
亜鉛AGAによる薄毛の原因である5aリダクターゼの働きを抑制する牡蠣、レバー、大豆など
ビタミンA頭皮の血流を促進する鶏肉、豚肉、牛肉など
ビタミンB2皮脂の分泌を抑制する乳製品、卵、納豆など
ビタミンB6髪の主成分であるタンパク質を合成する鶏肉、ナッツ、バナナなど

これらの栄養素を効率よく摂取するために、粉末タイプのプロテインの場合は、水やお湯に溶かして飲むのがおすすめです。プロテインを牛乳で割って飲む方もいますが、牛乳に含まれるカルシウムが亜鉛の吸収を妨いでしまうことがあります。

プロテインを摂取する量

1日に摂取すべきプロテインの量には個人差があり、個人の1日の活動量によって異なります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年)」によると、15~64歳以上の日本人男性の1日のタンパク質摂取推奨量は、65gとされています。

運動をする習慣がある方や、仕事中の活動量が多い方はエネルギーの消費量が多いため、1日に必要となるタンパク質の量は増加します。

また、タンパク質を摂取しすぎると臓器に負担がかかることがあるため、過剰摂取はしないようにしましょう。一度に吸収できるタンパク質の量には限界があり、吸収されなかった分は体脂肪として蓄積されたり、そのまま体外に排出されたりしてしまいます。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年)

プロテインを摂取するタイミング

プロテインは運動後や起床時、就寝前に摂取するのがおすすめです。

タンパク質は、摂取するタイミングによって吸収率が変化します。吸収率が特に高くなるのは、運動後や起床時です。運動後は、運動で消費したエネルギーを必要とするため、タンパク質の吸収率が高まります。起床時は、睡眠中に消費したエネルギーを補給するために吸収率が高まるのです。

髪の毛にいい影響をもたらすのは、就寝前とされています。髪の毛の成長に必要な成長ホルモンは、わたしたちが寝ている間に多く分泌されます。この成長ホルモンはタンパク質からつくられるため、就寝前にプロテインを摂取することで成長ホルモンの分泌を促すことができるのです。

筋トレと薄毛の関係については、「筋トレをするとはげるって本当?筋トレと薄毛の関係について解説」を参照してください。

薄毛が気になる方は医師へ相談しよう

薄毛が気になる場合は、プロテインを飲んで対処するのではなく、専門のクリニックで医師に相談するのがおすすめです。

プロテインは、あくまでも髪の毛を成長環境の維持をサポートをするものです。AGAによる薄毛の原因である男性ホルモンの作用を抑えたり、髪の毛の成長を促したりする効果はありません。

また、AGA治療によりAGAの進行を遅らせたり薄毛を改善したりすることはできますが、AGAは進行性の脱毛症であるため、放っておくとどんどん症状が進行してしまいます。AGAによる薄毛が気になる方は、なるべく早めにAGA専門のクリニックやオンライン診療で医師の診察を受けることをおすすめします。

AGA治療薬の効果について詳しく知りたい方は、「AGA治療薬の種類と効果、副作用とは?」も参考にしてみてください。

まとめ

プロテインを摂取することで、髪の毛が育つための頭皮環境を整える効果が期待できます。ただし、プロテインに育毛や発毛を促進する作用はないため、あくまでも髪の毛に必要な栄養素を補助することを目的に摂取しましょう。

髪の毛の成長にはタンパク質だけでなく、亜鉛やビタミン類などの栄養素も必要なので、バランス良く栄養を摂るよう心がけましょう。

薄毛を根本的に改善したい方は、AGA専門クリニックで医師へ相談することがおすすめです。レバクリではAGAのオンライン診療サービスを行っております。オンラインでの診察だと、好きな場所で隙間時間に診察が受けられる、周囲の人にバレずに通える、などのメリットがあります。薄毛が気になっている方はぜひ一度お気軽にご相談ください。