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  • AGAは医療費控除の対象?適用される薄毛治療や費用を抑えるコツを解説

更新日:2026年01月16日

AGAは医療費控除の対象?適用される薄毛治療や費用を抑えるコツを解説

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この記事のまとめ
  • AGA治療は整容面における治療適用とみなされ、医療費控除の対象外となる

  • 円形脱毛症や自己免疫疾患による薄毛は、医療費控除の対象になると考えられる

  • AGAの治療費用を抑えたいなら早期治療開始やジェネリック医薬品の活用がおすすめ

「AGA治療にかかる費用は、医療費控除の対象かな」と気になっていませんか?AGAの治療は整容面における治療適用となるので、残念ながら医療費控除の対象外です。本記事では、医療費控除の基本的な仕組みや対象となる薄毛治療を解説します。AGA治療の費用相場や、治療費を抑えるコツも紹介するので、ぜひご確認ください。

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監修医師

牧野 潤

JUN MAKINO

慶應義塾大学医学部卒 日本形成外科学会認定専門医 「レバクリ」監修

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目次
  • AGA治療は医療費控除の対象外
  • 医療費控除とは
    • 医療費控除の対象
    • 医療費控除される費用の計算方法
  • 医療費控除の対象となる薄毛治療
    • 円形脱毛症
    • その他の自己免疫疾患による薄毛
  • AGA治療は公的保険も適用されない
  • AGA治療の費用相場
    • AGAの診察料・検査料
    • 内服薬を服用する場合
    • 内服薬と外用薬を併用する場合
    • 注入薬で治療する場合
    • 自毛植毛をする場合
  • AGAの治療費用を抑えるコツ
    • 薄毛治療を早期に始める
    • 初期費用が抑えられる病院を受診する
    • ジェネリック医薬品を活用する
    • オンライン診療を選ぶ
  • おすすめ記事
  • まとめ

AGA治療は医療費控除の対象外

医療費控除の対象となるのは、病気の治療や怪我の回復など、身体の異常を治すための医療行為です。AGA(男性型脱毛症)の治療にかかる費用は、原則として医療費控除の対象外とされています。

AGA治療は、厚生労働省および国税庁の見解において「美容・整容に関する費用」に分類されるため、医療費控除の対象には含まれません。診察代や検査費用、AGA治療薬の費用は、医療費控除の対象には含まれません。

医療費控除とは

医療費控除とは、1月1日~12月31日の1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告を行うことで所得税の軽減(還付または減額)が受けられる制度です。ここでは、医療費控除の対象と費用の計算方法を解説します。

医療費控除の対象

国税庁の「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」によると、医療費控除の対象となる費用は、病気や怪我の「治療」や「療養」のために支払われたものに限られます。具体的には、医師や歯科医師による診療費・治療費や、治療目的の医薬品の購入費などが該当します。あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師による施術も、治療を目的とした場合は医療費控除の対象になります。

また、通院に必要な交通費や、治療に必要と認められるコルセットなどの医療用器具の購入費も医療費控除の対象となります。一方で、健康診断やビタミン剤など予防や健康増進を目的とした費用は、原則として対象外になります。

参考:国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」

医療費控除される費用の計算方法

医療費控除を受けるためには、年間の医療費が一定の金額を超えることが必要です。国税庁の「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」によると、医療費控除される費用の計算方法は以下のとおりです。

  • 実際に支払った医療費-保険金などで補填される金額-10万円(または総所得金額等の5%のいずれか少ない方)=医療費控除額

医療費控除は、同一生計の家族全員分の医療費を合算できます。「実際に支払った医療費-保険金などで補填される金額」は、保険で賄われずに自己が最終的に負担した医療費の合計額を意味します。医療費控除で計算に用いる「実際に負担した医療費」には、200万円の上限が設けられています。したがって、自己負担額が200万円を超えても、控除計算に用いる医療費は最大200万円となります。

参考:国税庁「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」

医療費控除の対象となる薄毛治療

AGAは医療費控除の対象外ですが、特定の条件を満たす薄毛治療の場合は医療費控除の対象となります。ここでは、医療費控除の対象となる可能性がある薄毛治療をまとめました。

円形脱毛症

円形脱毛症は、自己免疫機序が関与していると考えられており、頭部や体の一部が円形や楕円形に脱毛する病気です。円形脱毛症の治療には、ステロイド外用薬や内服薬、免疫抑制剤などが用いられ、治療にかかった費用は、医師の診断に基づく治療行為として医療費控除の対象となる可能性があります。治療を受ける際は、医師から円形脱毛症の診断を受けていることが確認できる診断書や領収書を保管しておくと安心です。

その他の自己免疫疾患による薄毛

円形脱毛症以外にも、全身性エリテマトーデスや甲状腺疾患など、自己免疫疾患に起因する薄毛の治療費は医療費控除の対象になる可能性があります。自己免疫疾患は免疫系が自分の細胞や組織を攻撃して発症し、脱毛はその症状の一つとして現れる可能性があるのです。自己免疫疾患による薄毛の治療は基礎疾患の治療の一環と見なされ、医療費控除に含まれると考えられます。

自己免疫疾患による薄毛の治療を受ける際も、基礎疾患の診断名が記載された診断書や領収書を保管しておくことが大切です。

この記事の監修:

牧野 潤医師

慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。

<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)

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AGA治療は公的保険も適用されない

AGAの治療は医療費控除の対象外であるだけでなく、公的保険も適用されません。健康保険の適用を判断する際、費用が病気や怪我の「治療」に直接関わるものであるかが重要な基準となります。

AGA治療は、整容・美容に関する医療行為と位置付けられるため、公的医療保険の適用外となり自由診療になります。自由診療とは、公的医療保険が適用されない医療行為のことで、費用はすべて患者の自己負担となるのが特徴です。そのため、AGA治療における診察料や投薬代、各種施術にかかる費用は全額自己負担しなければなりません。

AGA治療の費用相場

AGA治療の費用は、治療方法や医療機関によって異なります。ここでは、一般的なAGA治療の診察料や薬の費用を見ていきましょう。

AGAの診察料・検査料

AGA治療を始める際にかかる可能性のある費用として、診察料や検査料などが挙げられます。AGA治療は自由診療なので、医療機関によって診察料や検査費用に幅があるのが特徴です。AGA治療の一般的な費用相場は以下のとおりになります。

項目費用相場
初診料・再診料無料~5,000円
血液検査5,000~1万円
遺伝子検査15,000~3万円
マイクロスコープ無料~3,000円

医療機関によっては、オンライン診療で初診料・再診料などを無料としているところもあります。AGA治療は、総合的な費用で比較することが大切です。

内服薬を服用する場合

AGAの治療では、内服薬を継続して服用するのが一般的なので、長期的な費用を考慮する必要があります。AGA治療でよく使用される内服薬の費用相場は以下の通りです。

薬名月額相場
プロペシア8,000円程度
ザガーロ1万円程度

上記の先発薬と同じ成分のジェネリック医薬品は、比較的安価に設定されています。プロペシアと同成分のジェネリック医薬品(フィナステリド)の相場は4,000円前後、ザガーロと同成分のジェネリック医薬品(デュタステリド)の相場は7,000円前後です。

内服薬と外用薬を併用する場合

内服薬と外用薬を併用した場合、月々の治療費は1~3万円程度になります。AGA治療において、内服薬と外用薬を併用することは、薄毛の進行を抑えつつ発毛を促進する効果的なアプローチです。

一般的に、AGA治療では内服薬に加えて外用薬であるミノキシジルを併用します。内服薬と外用薬を併用すると費用が増加するので、予算を考慮しながら治療法を選ぶことが重要です。

注入薬で治療する場合

AGA治療における注入薬の費用相場は高額になります。治療は1回あたり2〜10万円程度で、効果を得るためには複数回の施術が必要です。2〜4週間に1度の頻度で注入し、半年程度で変化を感じる場合があります。

注入療法を検討する際は、高い費用に見合う治療効果が得られるのか、総額での費用対効果を慎重に見極めるのがポイントです。

自毛植毛をする場合

自毛植毛の費用は、主に「基本治療費」と「移植するグラフト数」の二つの要素で決まります。自毛植毛の総額は、移植するグラフト(毛根を含む皮膚組織)の単価(約300~1,000円程度)に加え、手術全体にかかる基本治療費が加算された金額です。

たとえば、生え際の自毛植毛の場合、大体300〜800グラフトが必要です。広範囲にわたる植毛を行う場合は、2,000グラフト以上が目安となり、総額が150万円以上となることも珍しくありません。自毛植毛のアフターケアに、追加で費用が発生する場合もあるので、さらに費用がかさむ可能性もあるでしょう。

AGAの治療にかかる費用が気になる方は、「AGA治療の費用相場はどれくらい?保険が適用されるかについても解説 」をご覧ください。

AGAの治療費用を抑えるコツ

AGA治療の費用面での負担が心配な方もいるかもしれません。ここでは、AGA治療の費用を抑えるためのコツを紹介します。

薄毛治療を早期に始める

薄毛の進行度合いによって必要な治療内容が異なるので、症状が軽いうちに治療を始めれば費用を抑えられる可能性が高まります。初期段階では、内服薬のみの治療で効果が見られる場合もあります。しかし、薄毛が進行すると、外用薬の追加や注入療法、自毛植毛などより高額な治療が必要になるかもしれません。

たとえば、AGAの初期段階で月7,000円の内服薬治療のみの場合、年間費用は8万4,000円です。一方、症状が進行したあとに治療を始めた場合、月2万円で内服薬と外用薬を併用し、四半期ごとに1回6万円の注入療法をしたとすると年間費用は48万円に達します。

初期費用が抑えられる病院を受診する

AGA治療は病院によって初診料や検査料などの初期費用が異なり、初診料や検査費用が安い病院を選べば初期費用が抑えられます。ただし、病院を決める際は、継続してかかる薬代も含めた総合的な費用を比較することが重要です。無料カウンセリングを実施しているクリニックの場合は積極的に利用し、複数の医療機関を比較検討してから決めることをおすすめします。

ジェネリック医薬品を活用する

AGA治療の費用を抑えるには、ジェネリック医薬品を積極的に活用するのが有効です。ジェネリック医薬品は先発薬と主成分、効能が同等であり、開発コストが低いため価格が安く設定されています。

前述のとおり、プロペシアやザガーロのジェネリック薬は、先発薬より毎月数千円安価になるのが一般的です。AGA治療において、治療が長期化するほど総額に大きな差が出ます。

オンライン診療を選ぶ

AGA治療の費用を抑えるには、オンライン診療を選ぶのがおすすめです。オンライン診療では自宅で診察を受けられ、来院のための交通費や移動にかかる時間がゼロなので、コスト削減につながります。

AGA治療は長期的な継続が不可欠なので、オンライン診療を受診して交通費を抑えるのが効果的です。薬の定期配送サービスを提供しているオンライン診療を選べばより費用を抑えられる可能性があり、毎回の注文や支払いの手間も省けます。費用を抑えてAGA治療をしたい方は、オンライン診療を提供している複数のクリニックのサービス内容や総額を比較してみましょう。

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まとめ

AGA治療は医療費控除の対象外です。また、AGA治療は整容・美容に関する医療行為と位置付けられているため、健康保険は適用されません。円形脱毛症や、自己免疫機序が関与する疾患に伴う脱毛の治療費は、医療費控除の対象となる可能性があります。AGA治療費を抑えるには、早期治療開始やジェネリック医薬品の活用、オンライン診療の利用が効果的です。