更新日:2026年03月03日
「薄毛はパーマでカバーできる?」と気になっている方もいるかもしれません。薬剤によって頭皮や髪にダメージがかかる可能性はあるものの、パーマをかけることで薄毛を自然にカバーできる可能性があります。
本記事では、薄毛に悩んでいる方がパーマをかけるメリット・デメリットを解説します。薄毛をカバーするのに適しているパーマの種類やパーマ以外で薄毛をカバーできる髪型も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
薄毛に悩む方にとって、パーマは薄毛をカバーするのに役立つ対策です。ここでは、パーマをかけるメリットを紹介します。
パーマをかけると髪全体にボリューム感が生まれ、薄毛が目立ちにくくなります。髪が直毛の場合、地肌が見えやすく薄毛が目立ちやすいでしょう。しかし、パーマをかけて髪に立体感が生まれると、地肌が見える面積が減ると考えられます。薄毛に悩んでいる方にとって、パーマによる視覚的なボリュームアップはカバー方法として役立つでしょう。
パーマをかけると、毎朝のヘアセットが楽になると考えられます。直毛の場合、薄毛をカバーするにはスタイリング剤やドライヤーを使ってボリュームを出すことになりますが、パーマをした髪は少ない労力でヘアセットできるでしょう。
また、パーマをかけた髪はスタイリングの持ちが良くなる傾向があります。汗や湿気で髪型が崩れやすいと感じている方は、パーマによって髪型を維持しやすくなるのもメリットの一つです。
「薄毛対策に効果的な方法は?自分で始められる方法や役立つグッズを解説」の記事では、薄毛の原因や対策を解説しています。
パーマは薬剤による頭皮へのダメージや、ヘアスタイルの変更が難しい点がデメリットです。ここでは、パーマをかける際に知っておきたい注意点を紹介します。
パーマをかける場合、髪や頭皮へのダメージは避けられません。パーマは、パーマ液に含まれるアルカリ剤や酸化剤で髪の内部構造を意図的に変化させ、ウェーブやカールを作り出す仕組みです。この過程で髪のキューティクルが傷つき、内部の水分や栄養分が流出しやすい状態になります。パーマによって髪は乾燥しやすくなり、パサつきや切れ毛、枝毛を引き起こす可能性があるでしょう。
また、パーマ液が頭皮に触れると、刺激となって炎症やかゆみを引き起こす場合もあります。肌が敏感な人や頭皮が乾燥している人は、パーマ液の刺激が頭皮環境を悪化させ、抜け毛を招くリスクも考えられるでしょう。
パーマをかけたい場合は、自身の肌のタイプを美容師に伝えるとともに、できるだけ刺激の少ないパーマ液で施術してもらうのがおすすめです。
パーマをかけたあとは、一定期間そのスタイルを続けることになります。パーマをかけた直後に別のスタイルに変更しようとすると、髪へのダメージが増加する可能性があるでしょう。
たとえば、パーマをかけたあとにストレートアイロンで髪を伸ばそうとすると、熱によるダメージが加わり、髪の毛が傷む恐れがあります。また、パーマをかけてすぐに縮毛矯正をかけることも、髪の健康にとって良くありません。
パーマの持ちは種類によって異なりますが、通常1.5〜3ヶ月程度は効果が持続します。パーマの持続期間は基本的に同じスタイルを維持することになるので、ヘアチェンジを楽しみたい方にとってはデメリットになる可能性があるでしょう。
パーマは髪の長さや頭皮の状態によって向き不向きがあります。ここでは、薄毛対策としてパーマが向いている人・向いていない人について紹介します。
希望するヘアスタイルによって異なりますが、一般的に5cm程度の長さがあればパーマの施術が可能とされています。カールをつけるためにロッドという器具を使用し、髪に巻きつけるのに必要な最低限の長さが3〜4cm程度となるためです。
薄毛のタイプによって、パーマをかける際のポイントも異なります。頭頂部の薄毛が気になる場合は周囲の髪を長めに残し、パーマで立ち上がりとボリュームを出すことで薄毛の部分を自然に隠せるでしょう。
M字型の薄毛の場合は、生え際が目立たないようパーマで前髪に動きをつけて視線をM字部分からそらす工夫が有効です。U字型の薄毛は比較的広範囲にわたるため、全体にパーマをかけて均一にボリュームを出すことで、薄毛の境界をわかりにくくするヘアスタイルが効果的でしょう。
薄毛が進行している方や頭皮トラブルがある方の場合、パーマは向いていない可能性があります。薄毛が進行し地肌が露出している面積が広い場合、パーマをかけても十分なボリューム感を出すことは難しいためです。
また、かゆみ・フケ・炎症などの頭皮トラブルがある方も注意が必要です。パーマ液による刺激によって、頭皮トラブルの症状が悪化する可能性があります。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
薄毛をカバーするためのパーマには、ニュアンスパーマやツイストパーマ、スパイラルパーマなどの種類があります。ここでは、それぞれのパーマについて解説します。
ニュアンスパーマは、自然な動きと軽いウェーブが特徴のパーマスタイルです。強いカールではなく、緩やかなパーマで薄毛をカバーできます。
ニュアンスパーマは、セットのしやすさが魅力です。朝のスタイリングも、髪を乾かしたあとに少量のワックスやムースを馴染ませることで完成します。髪の根元に自然な立ち上がりが生まれるので、頭頂部やM字型の薄毛が気になる場合はカバーするのに役立つでしょう。
日数が経ってパーマが落ちてきても、極端な見た目の変化が少ないこともニュアンスパーマのメリットです。
ツイストパーマは髪を細かくねじりながらパーマをかけるスタイルで、毛束感と立体感を同時に演出できるのが特徴です。短髪であっても、アップバングスタイルにして自然なボリューム感を出せます。毛先にツイスト感を出すことで、全体的に髪が多い印象を与えられるでしょう。
ツイストパーマは、持続性が高い傾向があります。髪の毛が重なり合うように見えるため、M字型や頭頂部の薄毛をカバーするのに役立つでしょう。
スパイラルパーマは、くるくるとした螺旋状のカールが特徴のスタイルです。立体的な強めのカールを作ることで髪にボリューム感が生まれ、薄毛をカバーできます。スパイラルパーマは、髪の長さが6~10cm程度ある方におすすめです。頭頂部の薄毛が気になる方は、トップを重点的に巻くことで薄毛を自然にカバーできるでしょう。
スパイラルパーマはロッドの太さや髪を巻く強さを変えることで、仕上がりが変化します。職場環境や自分のライフスタイルに合わせて、スパイラルパーマのスタイルを調整するのがおすすめです。
パーマを活用して薄毛をうまくカバーするには、適切な準備と施術後のケアが重要です。ここでは、薄毛カバーのためのパーマを成功させるコツを解説します。
パーマの施術を受ける際は、事前に薄毛の悩みや希望するスタイルについて美容師に相談しましょう。美容師に相談することで、髪質や薄毛の状態を踏まえてパーマの種類を提案してもらえます。
美容師に伝える内容は、「どの部分の薄毛が気になるのか」「日々のスタイリングにどれくらい時間をかけられるのか」「どのくらいのボリューム感が欲しいのか」といった情報です。自分の髪の悩みやヘアスタイルのイメージを細かく美容師に伝えれば、希望に沿った仕上がりが期待できるでしょう。「パーマで薄毛が進行しないのか」「頭皮トラブルにならないか」など、不安な点も美容師に相談しておくと安心して施術が受けられます。
パーマは、適切なヘアケアを行うことで持ちを良くでき、髪へのダメージを最小限に抑えられます。ここでは、パーマ後のヘアケア方法を見ていきましょう。
パーマをかけた当日はシャンプーを避けましょう。パーマ液の定着には時間がかかるので、最低でも施術後24時間は洗髪を控えるのがおすすめです。
翌日以降は、38度前後のぬるま湯を使って洗髪します。爪を立てないように指の腹を使い、頭皮をマッサージするように洗いましょう。シャンプーのすすぎ残しは頭皮トラブルにつながる恐れがあるため、丁寧に洗い流すのがポイントです。洗髪後はタオルで優しく髪の水気を拭き取り、ドライヤーで乾かしましょう。
パーマ後の髪は薬剤によるダメージを受けており、デリケートで乾燥しやすい状態になっています。そのため、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーを選ぶのがおすすめです。アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が穏やかで、パーマ後の敏感な頭皮を優しく洗えます。
また、ダメージを受けた髪の乾燥を防ぐために、保湿力の高いトリートメントを使用しましょう。毛先を中心にトリートメントを馴染ませることで、パーマによって失われやすい水分や油分を補給でき、髪のパサつきを抑えられます。
パーマが肌に合わない場合や別のヘアスタイルを検討したい方は、パーマ以外で薄毛をカバーするのも一つの方法です。ここでは、薄毛カバーに役立つパーマ以外の髪型を紹介します。
ショートヘアは、毛髪全体を短くカットすることで、薄毛箇所とそうでない箇所の差を減らせる髪型です。清潔感や爽やかな印象を与えやすい髪型で、年齢を問わず取り入れやすいでしょう。
ショートヘアは、薄毛が気になるものの毎日のヘアセットに時間をかけたくない方や、清潔感を重視したい方におすすめです。スタイリングの際は、前髪の根元を持ち上げながらドライヤーの風を当て、髪の毛を立ち上がらせるように乾かすことでトップにボリュームを出せます。毛先を指でつまんでスタイリング剤をつけると、束感のある仕上がりにできるでしょう。
ソフトモヒカンは、襟足とサイドを短くし、トップに長さを残すことで頭頂部にボリュームをもたせる髪型です。サイドとトップの長さのメリハリによって、髪全体に立体感が生まれ、薄毛部分を目立ちにくくする効果が期待できます。
ソフトモヒカンがおすすめの人は、主に頭頂部の薄毛が気になる方です。スタイリングの際、まずは前髪を立ち上がらせるようにワックスをつけます。サイドのボリュームを抑えながらトップの髪を中央に集め、立たせるようにふんわりと仕上げるのがポイントです。
ツーブロックは、襟足とサイドを刈り上げる髪型です。襟足とサイドをすっきり刈り上げるため、頭頂部のボリューム感を強調できます。ツーブロックはトップの長さを自由に調整できるので、毛髪の長さに関係なく挑戦しやすいでしょう。
ツーブロックは生え際の薄毛をカバーしたい方におすすめです。トップを立ち上がらせるようにセットすると、薄毛を自然に隠せます。スタイリング剤を使ってトップを流し、ヘアスプレーを吹きかけて髪型を維持しましょう。
坊主は髪を数mm程度に短くカットするヘアスタイルです。髪を短くすれば、毛髪の薄い部分と毛髪がある部分の境目が分からなくなり、薄毛が目立ちにくくなります。
薄毛がかなり進行していてほかの髪型でカバーするのが難しい方や、ヘアセットに時間をかけたくない方には、坊主がおすすめです。スタイリング剤を使う機会もなくなることから、洗い残しによる頭皮トラブルが起きにくくなり、頭皮環境の改善にもつながるでしょう。
「これまで坊主にチャレンジしたことがなく似合うかどうか不安…」という方は、美容師に相談するのがおすすめです。
「薄毛はスキンヘッドで隠せる?メリット・デメリットや似合う人の特徴を解説 」では、坊主で薄毛を隠す方法や手入れの仕方を紹介しています。

パーマで解決しない薄毛の悩みは医師に相談しましょう。成人男性の場合、薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)の可能性があります。AGAの一般的な治療法は内服薬や外用薬による治療です。治療薬はクリニックに行くほかオンライン診療で処方してもらうこともできるため、薄毛が気になる方は受診を検討してみてください。
パーマは髪にカールやウェーブを加えてボリューム感を出すヘアスタイルで、薄毛を自然にカバーするのに有効な方法です。パーマをかけることで毎朝のセットが楽になり、ボリューム感を長時間キープできると考えられます。薄毛をカバーするパーマにはニュアンスパーマやツイストパーマ、スパイラルパーマなどの種類があり、髪の長さが5cm程度あれば施術することが可能です。
ただし、パーマは薬剤による頭皮や髪へのダメージを避けられない点に留意しましょう。また、施術後は適切なヘアケアを行うことが大切です。
パーマ以外にもショートヘアやソフトモヒカン、ツーブロック、坊主といった薄毛カバーに役立つ髪型があります。髪型で薄毛をカバーするのが難しく薄毛の進行が気になっている場合は、根本的な解決のために医師に相談しましょう。