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  • ミノキシジルで動悸が出たら?原因・対処法・受診の目安を解説

更新日:2026年03月24日

ミノキシジルで動悸が出たら?原因・対処法・受診の目安を解説

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この記事のまとめ
  • ミノキシジル使用中の動悸は副作用の可能性があるため、自己判断で継続せず医師に相談する
  • 激しい胸痛や息切れが伴う場合は危険なサインであり、救急受診が必要である
  • ミノキシジルは外用薬よりも内服薬のほうが全身性の副作用のリスクが高い
  • 高血圧や心疾患などがある人は使用前に必ず医師に申告する
  • 動悸の症状が出た場合、医師の判断のもとで外用への切替や用量を調整してAGA治療を継続できる場合もある

「ミノキシジルを使用したら動悸が起きた」と不安な方もいるかもしれません。AGA治療に使われるミノキシジルは血管拡張作用により動悸などの副作用が現れることがあります。自己判断で続けることは避け、医師に相談しましょう。

本記事では、ミノキシジルによる動悸が起こる理由や起きた際の対処フロー、外用薬と内服薬の違いを解説します。AGA治療を続けるための選択肢についても触れていますので、ぜひご一読ください。

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監修医師

牧野 潤

JUN MAKINO

慶應義塾大学医学部卒 日本形成外科学会認定専門医 「レバクリ」監修

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目次
  • 動悸の症状が出たら自己判断せず医療機関を受診しよう
    • 今すぐ受診(救急)を考える症状
    • 軽くても続くなら受診を
  • ミノキシジルで動悸が起こるのはなぜ?
    • ミノキシジル外用薬でも全身症状が出ることはある
    • 内服薬(ミノキシジルタブレット)のリスクは?
  • 外用と内服の違い:副作用の種類を比較
  • ミノキシジルで動悸の症状が出たときの対処フロー
    • 受診時に医師へ伝える情報
    • 自宅でできる記録
  • 外用薬を使う前に注意したいケース:高血圧・心疾患・腎臓障害など
    • メーカーの添付文書で注意喚起されている内容
  • AGA治療を続けたいときの選択肢
    • 外用へ切替・用量調整など
    • 生活習慣の見直し
  • オンライン診療で処方を受けるメリット
  • まとめ
  • おすすめ記事
  • 参考文献

動悸の症状が出たら自己判断せず医療機関を受診しよう

ミノキシジルをAGA治療薬として服用・使用し動悸の症状が現れた場合、副作用の可能性があります。自己判断で服用・使用し続けることは避け、医療機関を受診しましょう。服用・使用を開始した時期や量、薬の剤形(外用・内服)を整理した上で、医師に相談することをおすすめします。

今すぐ受診(救急)を考える症状

ミノキシジルの副作用ですぐに受診するべき症状は、以下のとおりです。

  • 締め付けられるような胸の痛みがある
  • 呼吸が苦しく、激しい息切れを伴う
  • めまいがしたり、失神しそうになったりする
  • 安静にしていても強い動悸が長時間続く

これらの症状が見られる場合、血圧や心臓に影響が出ている可能性があります。早急に受診するか救急車を呼ぶなどして、適切な処置を受けましょう。

軽くても続くなら受診を

ミノキシジルの服用・使用中に動悸が現れた場合、一時的な症状であっても、何度も繰り返したり数日間続いたりする場合は医師に相談しましょう。特に高血圧や心疾患などの基礎疾患がある方は、わずかな体調の変化が病状に影響を与えることもあるため、早めに受診することが大切です。専門医に現在の状況を詳しく伝えて今後の判断を仰ぐことで、不安を軽減してAGA治療を続けられる可能性があります。

動悸の症状があるときは、まずは医師に相談しましょう。「この程度の症状なら大丈夫」と我慢せず、医師の診察を受けて状況を判断することが大切です。判断に迷うような症状がある場合にも、医師に相談しましょう。

ミノキシジルで動悸が起こるのはなぜ?

ミノキシジルで動悸が起こるのは、血管拡張作用による影響で心拍数や血圧に変化が生じたからだと考えられます。ただし、症状の有無や程度には個人差があり、ミノキシジルを服用・使用しても必ず動悸の症状が出るわけではありません。また、ミノキシジル以外の要因も重なって動悸の症状が出ている可能性もあります。

ミノキシジル外用薬でも全身症状が出ることはある

ミノキシジル外用薬は、国内で承認されており、頭皮に直接塗るタイプのAGA治療薬です。副作用は局所の皮膚症状が中心ですが、循環器症状が現れることもあります。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ミノキシジル配合外用液5%「FCI」」によると、起こりうる副作用として、皮膚症状のほかに胸の痛み、心拍が速くなる、手足のむくみなどが挙げられています。このような副作用を感じた際はただちに使用を中止し、医療機関を受診しましょう。

参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ミノキシジル配合外用液5%「FCI」」

内服薬(ミノキシジルタブレット)のリスクは?

内服薬であるミノキシジルタブレットは、2026年2月時点でAGA治療薬として国内未承認の薬であり、あくまで専門医の管理下のもと行われる適応外使用です。成分を内服して体内に取り込むため、外用薬よりも全身性の副作用のリスクが高いとされる点に注意が必要です。特に個人輸入で入手した製品を自己判断で使用すると、実際の成分の種類や量を把握できず、思わぬ健康被害を招く可能性があります。必ず医療機関で診察を受け、処方を受けるようにしましょう。

この記事の監修:

牧野 潤医師

慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。

<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)

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動悸の原因を一つに決めつけないことが大切です。ミノキシジルの血管拡張作用による副作用だけでなく、体調や思わぬ疾患が重なっている可能性もあります。特に内服薬は全身性の副作用のリスクが高いため、医師に相談して原因を検討しましょう。

外用と内服の違い:副作用の種類を比較

ミノキシジルの外用薬と内服薬では、国内での承認状況や副作用の種類に違いがあります。それぞれの特徴を確認し、自身に合わせた選択をすることが大切です。

比較項目外用薬(塗り薬)内服薬(ミノタブ)
国内の承認状況承認
AGA治療に使用される
未承認
副作用の傾向局所の皮膚炎が中心全身性の副作用のリスクが大きい
副作用の例頭皮のかゆみ、赤み多毛症、動悸、血圧低下、むくみ
中止の判断副作用を感じたら医師に相談し判断してもらう副作用を感じたら医師に相談し判断してもらう

外用薬と内服薬、どちらの剤形にも副作用のリスクはあります。どちらを使用するかは自身の体調や健康状況に合わせ、医師と相談して決めることが重要です。

同じ成分でも、外用薬と内服薬といった薬の剤形で副作用の種類が異なります。使用するときは自身の体調を細かく確認しておき、副作用が現れた場合には医療機関を受診することが重要です。医師に相談しながら、適切な治療法を検討していきましょう。

ミノキシジルで動悸の症状が出たときの対処フロー

ミノキシジルを服用・使用して動悸が起きたときの対処フローは以下のとおりです。

  1. ミノキシジルの服用・使用を一旦中止する
  2. どのような状況で症状が現れたのかを記録する
  3. 記録を持って医療機関で相談する
  4. 薬の再開は医師に判断してもらう

動悸の症状が現れたら、このような流れで受診すると医師に症状を把握してもらいやすいでしょう。

以下では、対処フロー内で医師に伝える情報や記録方法について解説します。

受診時に医師へ伝える情報

受診時に医師に伝えるべき情報は、以下のとおりです。

  • 使用している薬の種類(外用か内服か)と濃度
  • 薬の使用を開始した日と、症状が出始めた時期
  • 1回あたりの使用量や服用量
  • 併用している薬やサプリメント
  • 高血圧や心疾患などの持病の有無
  • カフェインの摂取量や飲酒習慣の有無

可能な範囲で症状を記録したメモを持参して受診することで、医師が診察しやすくなるでしょう。

自宅でできる記録

受診するまでの間、自宅で可能な範囲で体調の変化を記録しておくと、より正確な診断のための判断材料になります。血圧計がある場合は、動悸が起きたときの脈拍と血圧を測定し、発生時刻や持続時間、起こったタイミングとともに記録するのがおすすめです。

測定機器がない場合には、動悸がどのくらいの時間続いたのか、どのようなタイミングで起きたのかを書き留めておくと受診の際に役立つ情報になります。また、動悸のほかにむくみ・立ちくらみなどの他の症状が出ていないかを確認しておくと良いでしょう。

ミノキシジルの中止・再開は医師に相談して決めるのが安全です。一時的に動悸がおさまったとしても、薬の使用再開によって再び症状が出るおそれがあります。記録した情報を持って医師に相談し、今後の治療継続を判断しましょう。

外用薬を使う前に注意したいケース:高血圧・心疾患・腎臓障害など

高血圧や心疾患、腎臓障害、甲状腺機能障害など、特定の条件に当てはまる方はミノキシジルを使用する前に医師や薬剤師への相談が必要です。自身の持病について申告し、判断を仰いでから使用するようにしましょう。

メーカーの添付文書で注意喚起されている内容

独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ミノキシジル配合外用液5%「FCI」」によると、以下のような条件に当てはまる人に対して使用前に医師や薬剤師に相談することを推奨しています。

  • 薬や化粧品でアレルギー症状を起こしたことがある
  • 高血圧、または低血圧である
  • 心臓、または腎臓に障害がある
  • むくみがある
  • 家族・兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない
  • 65歳以上の高齢者である
  • 甲状腺機能障害の診断を受けている

リストに該当する項目がある場合は、治療を開始する前に医師や薬剤師に申告しましょう。甲状腺機能障害と診断されている方の場合、甲状腺疾患による脱毛の可能性があるため、前もって医師への確認が必要です。

参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ミノキシジル配合外用液5%「FCI」」

持病がある人は、ミノキシジル使用開始前の相談が重要です。チェックリストに挙げられている条件に当てはまる場合、ミノキシジルの血管拡張作用が血圧や心臓、腎臓などに負担をかける可能性があります。個人輸入をするなど自己判断で使用を始めることはせず、事前に医師や薬剤師へ相談しましょう。

AGA治療を続けたいときの選択肢

ミノキシジルの副作用で動悸の症状が現れた場合、医師の管理下で治療の方向性を変えてAGA治療を続けられるケースもあります。自身の体調を考慮しながら専門医と話し合い、安全な選択肢を検討しましょう。

ここでは、動悸の副作用が出た方がAGA治療を続けたいときの選択肢を紹介します。

外用へ切替・用量調整など

ミノキシジル内服薬で動悸の副作用が現れた場合、外用薬へ切り替える方法が考えられます。外用薬の副作用は局所の皮膚症状が中心となることから、血圧や心臓、腎臓への負担を考慮しながら、治療を続けられる可能性があるでしょう。

また、医師の判断のもとで薬の濃度を下げたり、1日の使用量を調整したりすることで、症状を抑えながら治療を継続できる場合もあります。ただし、自己判断で用量を変更することは避けましょう。

生活習慣の見直し

動悸を悪化させ得る一般的な要因として、生活習慣の乱れが挙げられます。生活習慣の見直しによって動悸の副作用が治るわけではありませんが、動悸の症状を悪化させないために、心臓や腎臓に負担をかけている要因を取り除くことも一つの方法です。

たとえば、カフェインの摂取量が多い方はなるべく摂取を控えて体への負担を減らしたり、十分な睡眠時間を確保して心身の疲労を溜めないように心がけたりすることが考えられるでしょう。また、過度な飲酒を避けて規則正しい生活を送ることも、動悸を悪化させないための間接的なサポートの一つです。治療を継続するための土台作りとして、可能な範囲で見直してみると良いでしょう。

安全性を優先し、治療の継続方法は医師と一緒に考えましょう。動悸が出たからとAGA治療を諦めてしまう前に、リスクを抑えながら継続できないか医師に相談してみてください。生活習慣の見直しとあわせて、ご自身の無理のない範囲で治療と向き合っていきましょう。

オンライン診療で処方を受けるメリット

これからミノキシジルを服用・使用したいと考えている場合、オンライン診療を活用するのも一つの方法です。オンライン診療では、スマートフォンやパソコンのビデオ通話を利用して医師に副作用や薬の相談ができます。病院へ足を運ぶ移動の手間や待ち時間が省けるため、忙しい方でも都合の良いタイミングで受診しやすいメリットがあります。

なお、ミノキシジルの服用・使用を開始して激しい胸の痛みやめまいといった緊急を要する症状がある場合は、オンラインではなく対面での受診を優先しましょう。

副作用に関して不安がある時点ですぐに医師に相談しましょう。オンライン診療では、クリニックに足を運ぶ負担がない分、体調の変化に関する相談も気軽にしやすいのがメリットです。オンライン診療の手軽さを活用して、医師に相談してみましょう。

まとめ

ミノキシジルの使用中に起こる動悸は副作用の可能性があるため、自己判断で継続することは避け、医師に相談すると安心です。強い胸の痛みや激しい息切れなどの症状がある場合は救急車を呼ぶなどしてすぐに受診しましょう。医師に相談する際には、どのような状況で症状が現れたのかを記録しておくと良いでしょう。

ミノキシジル外用薬はドラッグストアで購入できますが、高血圧や心疾患、腎臓障害、甲状腺機能障害などに当てはまる方は医師や薬剤師に申告し、判断を仰ぐことが大切です。

また、ミノキシジル内服薬はあくまで専門医の管理下のもと服用する薬です。個人輸入したミノキシジル内服薬は実際に含まれる成分の種類や量が分からず、重篤な健康被害のリスクがあるためやめましょう。ミノキシジルを服用・使用したい場合には、クリニックに足を運ぶほか、オンライン診療で処方を受けるのも一つの方法です。

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独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ミノキシジル配合外用液5%「FCI」」