更新日:2026年01月30日
「AGA治療を続けているのに効果がない」と感じている方もいるかもしれません。AGA治療の効果を得られない原因には治療開始からの期間が短い、正しい用法・用量で治療薬を服用できていない、薄毛の原因がAGA以外にあるなどが考えられます。本記事では、AGA治療の効果がない場合に考えられる主な原因や、それらへの対処法などについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
AGA治療で効果を感じられない場合の主な原因は、以下の5つです。
ここでは、AGA治療の効果がない場合に考えられる上記5つの原因について詳しく見ていきます。
「AGA治療の効果がない」と感じている場合、治療開始からの期間が短い可能性があります。AGA治療で目に見える効果を実感するためには、約3〜6ヶ月は必要です。人間の髪の毛は「成長期」「退行期」「休止期」のサイクルを繰り返しており、ヘアサイクル全体は約3〜5年かけて進行します。そのため、AGA治療を始めて1〜2ヶ月で「効果がない」と判断するのは早いといえるでしょう。
また、AGA治療の開始後に初期脱毛が起こる可能性があります。初期脱毛は治療の効果で毛周期が整い始め、弱った髪の毛が一時的に抜け落ちる現象です。初期脱毛は1〜3ヶ月ほど続き、その後は新しい髪の毛が生えてくることが一般的です。初期脱毛の時期に不安になってAGA治療を中断すると、効果を得る前に諦めることになるでしょう。
AGA治療による初期脱毛については、「AGA治療の初期脱毛とは?ミノキシジルやフィナステリドとの関係などを解説」の記事で紹介しているので、ぜひご一読ください。
AGA治療薬は正しい用法・用量で使用しなければ十分な効果を発揮できません。たとえば、以下のような使用方法では十分な効果を得られない可能性があります。
特に内服薬は血中濃度を一定に保つことが重要です。不規則な服用は効果を半減させる原因となり得るでしょう。
また、処方された治療薬が身体に合っていない可能性も考えられます。国民生活センターの「AGA治療、植毛」によると、AGA治療薬にはフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルなどのさまざまな種類があり、効果の現れ方には個人差があります。フィナステリドに効果を感じなくても、デュタステリドやミノキシジルに切り替えることで改善する場合もあるのです。
AGA治療薬の効果を感じられない場合は自己判断で中止するのではなく、医師に相談しましょう。医師は薬の種類や用量の変更、併用療法の検討などを提案してくれるはずです。
参考:国民生活センター「AGA治療、植毛」
AGAの進行度によっては、治療薬を使用するだけでは十分な効果が得られない可能性があります。たとえば、以下のような場合は注意が必要です。
毛根が完全に消失してしまった部位では、内服薬や外用薬による発毛は難しくなります。そのため、AGAの初期段階での治療開始が推奨されています。
進行したAGAの場合、AGA治療薬の使用に加えて植毛や増毛など選択肢を検討する必要があるかもしれません。
薄毛の原因がAGAではなく、別の要因である可能性もあります。薄毛の原因がAGAではない場合、AGA治療薬を使用しても効果が現れにくいでしょう。
AGA以外の薄毛の原因には以下のようなものがあります。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
AGA治療薬は男性型脱毛症に有効とされているため、特定の部位が円形・楕円形に脱毛する円形脱毛症や、甲状腺異常による脱毛などのAGA以外の原因がある場合は、それぞれに適した治療が必要です。
「休止期脱毛症とは?治療方法やコロナとの関係性を詳しく解説」の記事では、休止期脱毛について解説しているので、あわせてご一読ください。
費用を抑えるために個人輸入でAGA治療薬を購入する場合、偽造品が届く可能性に注意が必要です。AGA治療薬を個人輸入すると通院の手間が省ける、知人や家族などにAGA治療を行っていることがバレないといったメリットがあるでしょう。
しかし、AGA治療薬の個人輸入には以下のリスクが潜んでいます。
実際、あやしいヤクブツ連絡ネットの「個人輸入やインターネット購入による健康被害」によると、海外から個人輸入された医薬品の中に偽造品が見つかったケースが報告されています。
厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」によると、医師の処方を伴わない医薬品については、医師や薬剤師が成分や作用に関する十分な情報をもたない場合があるのです。そのため、個人輸入したAGA治療薬を使用して副作用が生じた場合、医療機関で速やかな処置を受けにくくなるリスクがあるとされています。
参考:あやしいヤクブツ連絡ネット「個人輸入やインターネット購入による健康被害」
AGA治療の効果がない場合、薬の使用を中止したくなる方もいるかもしれません。しかし、急にAGA治療薬の使用を中止するのではなく、まずは以下の対処法を検討してみましょう。
先に述べたように、AGA治療薬の効果を引き出すには正しい用法・用量で使用しなければなりません。医師の指示を確認したうえで、以下のポイントをチェックしましょう。
内服薬は毎日同じ時間に服用することで血中濃度を一定に保てます。また、外用薬は頭皮をきれいにしたあとに使用するとより効果的です。
AGA治療の効果が見られないと感じても自己判断で中断するのは避けましょう。AGA治療薬は効果が現れるまでに数ヶ月掛かる場合が多く、途中で中断するとこれまでの積み重ねが無駄になるだけでなく、薄毛の進行が再び早まる恐れがあります。AGA治療を継続するか治療方針を変えるかは、医師と相談したうえで判断しましょう。
AGA治療の効果を引き出すには、薬だけに頼らず生活習慣を整えることも欠かせません。髪は睡眠中に分泌される成長ホルモンや食事から摂る栄養素によって育ちます。そのため、睡眠不足や栄養バランスの乱れは発毛を妨げる可能性があるでしょう。
また、喫煙や過度の飲酒は血流を悪化させ、毛根への栄養供給を妨げる要因になり得ます。規則正しい生活やバランスの良い食事、適度な運動を心掛けることで毛母細胞が働きやすい環境を整え、AGA治療の効果を高められるでしょう。
「薄毛は生活習慣で改善できる?薄毛を予防・改善するための生活習慣とは?」の記事では、薄毛を改善するための生活習慣について紹介しているので、ぜひご一読ください。
「AGA治療の効果が出ない」と悩んでいる場合は、一度オンライン診療で専門医に相談してみるのがおすすめです。治療薬の調整や新たな治療法の提案を受けられる可能性があります。
また、「治療院の対応に不満がある」「専門的な意見を聞きたい」という場合も、オンライン診療でセカンドオピニオンを求めることで、自分に合った治療法を見つけられるかもしれません。AGA治療の効果を感じられない場合は医師に相談してみましょう。
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AGA治療を続けているのに効果を実感できない場合は、いくつかの原因が考えられます。まず、治療開始からの期間が短い場合です。AGA治療は効果が現れるまでに少なくとも3〜6ヶ月ほどかかり、初期脱毛が起こる可能性もあるため、焦らず治療を継続することが大切です。また、AGA治療薬の用法・用量が正しくない場合や、服用が不規則である場合も効果が出ない要因となり得ます。
さらに、AGAの進行度が深刻で毛根が死滅している場合や薄毛の原因がAGAではなく別の病気である場合、個人輸入した偽造薬を使用している場合なども治療薬の効果は期待できません。AGA治療薬の用法・用量を再確認し、生活習慣が乱れている場合は改善することを意識しましょう。
AGA治療の効果に不安を感じたら、オンライン診療などで専門医に相談することも大切です。AGA治療薬の種類変更や併用療法など、ほかの選択肢が見つかるかもしれません。