更新日：2024年02月07日
薄毛で悩んでいる人の中には、薄毛を目立たなくするために、スキンヘッドにしてみようと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。スキンヘッドにするのは見た目の変化が大きいため、慎重に選択するのが大切です。
そこで本記事では、スキンヘッドは薄毛隠しに有効なのか詳しく解説します。また、メリットとデメリットやスキンヘッドにする方法、お手入れ方法について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
結論からいうと、スキンヘッドは薄毛隠しに有効です。残っている髪や薄くなっている髪をまるごと剃り落とすことで、薄毛になっている部分を目立たなくすることができます。
人間の脳は視覚的に情報を得られない箇所については、脳内の想像によって情報を補完する性質があります。そのため、髪が後退している箇所を残っている髪で隠す場合、何かの拍子で薄毛の箇所を見られてしまったときに、脳内の想像とのギャップで薄毛であるという印象を強く植え付けてしまう可能性があります。
その点、スキンヘッドであれば髪自体がないので他者からは薄毛かどうかは分かりません。人によっては、お洒落でスキンヘッドにしているというふうに思われることもあるでしょう。
スキンヘッドは、剃り上げて丸坊主にした頭のことを指します。
同じような髪型として「坊主」がありますが、一般的にはスキンヘッドは坊主より短い髪の毛にした状態を指すとされています。具体的には、5mm以下の長さをスキンヘッドということが多いようです。
ここでは、スキンヘッドにするメリットについて紹介していきます。
スキンヘッドにすると、男性としての魅力が増すことがあります。スキンヘッドの人物に対して「怖い」「近寄りがたい」というイメージを持つ方もいるかも知れません。しかし、屈強な強い男性というイメージもあり、スキンヘッドにする男性の顔や体格によっては男性としての魅力が増す可能性もあります。
また、スキンヘッドの男性は薄毛の人や通常通り髪の毛がある人に比べて、社会的地位が高く知的であるという印象を持たれる傾向があるという研究結果もあります。相手に与えるインパクトも強いため、人に顔と名前を覚えてもらいやすくなるなどさまざまなメリットがあります。
参考：Japanese Journal of Applied Psychology「薄毛は他者にどのような印象を与えるのか―男性型脱毛症に対する印象形成―」
スキンヘッドにすると髪自体が非常に短くなるので、入浴時に髪を洗うのが楽になります。使用するシャンプーやコンディショナー、トリートメントの量も少なくて済み、洗う時間も短くなります。また、入浴が終わった後に髪をドライヤーで乾かす必要もなくなるため、入浴に関わる時間は全体的に短くなるでしょう。
ただ、髪がある程度伸びてくるとタオルなどに引っ掛かることがあるので、入浴後に頭をタオルで拭く際は注意が必要です。
スキンヘッドにするとスタイリングの必要もなくなります。外出前にワックスを使って髪をセットしたり、髪をセットしやすいように一旦髪を濡らしてドライヤーで乾かしたりする手間がなくなります。
また、寝ぐせも起きなくなるので、外出前の準備にかかる時間が非常に短縮できるのもメリットの1つです。
スキンヘッドにすることで頭皮が蒸れづらくなります。
髪が長いと梅雨の時期など湿気の多い季節に頭皮の水分の蒸発が妨げられ、頭皮の蒸れやかぶれが起きやすくなります。
その点、スキンヘッドなら湿気の多い時期であっても頭皮からの水分の蒸発は妨げられないため、頭皮の蒸れやかぶれが起こる可能性は低くなります。もともと皮膚が弱く、蒸れなどが原因となって頭皮がかぶれやすい人は、スキンヘッドにすることで頭皮のかぶれを予防できるかもしれません。
ここからは、スキンヘッドのデメリットについて紹介していきます。
スキンヘッドにするデメリットとして、髪を定期的に剃る必要があります。スキンヘッドとは一般的に髪の長さが5mm以下の髪形を指すと紹介しましたが、人間の髪は平均して1日に0.3〜0.4mm伸び、1ヶ月で1cm程度伸びます。そのため、最低でも1ヶ月に2-3回の頻度で定期的に髪を剃る必要があります。
また、定期的に剃ることを怠った場合は、徐々に髪が伸びてきて髪がある部分は青白く見える状態になってしまいます。見た目的にあまり良くは見えないため、定期的な手入れが必要といえるでしょう。
スキンヘッドのデメリットとして、顔つきや体格などと相まって、人によっては怖がられることがあります。最近では少なくなってきましたが、未だにスキンヘッドで屈強な男性＝怖いというイメージを持つ人もいるでしょう。
スキンヘッドのデメリットとして、頭皮が日焼けしやすくなることが挙げられます。髪が長い人なら、髪が日光や紫外線から頭皮を守ってくれますが、スキンヘッドの人の場合は直接頭皮へとダメージが及びます。
頭皮へ日光や紫外線によるダメージが及ぶと、赤く日焼けすることはもちろん、ひどい場合はやけどのような状態になり皮がむけてしまいます。そのため、スキンヘッドの人が長期間日光にさらされる時は、帽子を被るなどして頭皮を守る必要があります。
スキンヘッドのデメリットとして、頭皮が乾燥しやすくなってしまうことも挙げられます。
前述したように、通常であれば頭皮は毛髪によって頭皮の湿度を維持して乾燥を防いでいます。しかし、スキンヘッドのように非常に髪の毛が短い状態であると頭皮から水分が蒸発しやすくなるため、人によっては頭皮の過度な乾燥を起こす場合があります。
特に入浴後は体温が比較的高い状態、かつ頭皮の皮脂が洗い流され乾燥しやすい状態になります。そのため、化粧水や乳液などで保湿を行い定期的なお手入れを行う必要があります。
頭皮の乾燥については、「頭皮が乾燥するとどうなる？原因とおすすめのケア方法を解説」でも詳しく解説しています。
ここでは、スキンヘッドにする方法について、美容院や床屋で行うパターンと自宅で行うパターンの2つに分けて紹介していきます。
スキンヘッドにしてもらう方法として、美容院や床屋で髪を剃ってもらう方法があります。
スキンヘッドは定期的に髪を剃る必要があり、場合によっては化粧水や乳液などでの手入れも必要です。初めてスキンヘッドにする人は、具体的にどのように行えば良いのか知るためにも、初回は美容院や床屋でスキンヘッドにしてもらい、日々の手入れの方法など気になることを聞いておくのがおすすめです。
ただ、一つ注意しなければいけないことがあります。それは行こうと思っているお店に理容師が在籍しているかどうかということです。
スキンヘッドは、剃刀を使用して剃り上げていきます。この剃刀を使用するには、理容師免許という国家資格が必要です。美容院に理容師の方が絶対にいないということはないですが、理容師の方は床屋に在籍していることが多く、美容院によってはスキンヘッドにすることができない可能性があるので注意してください。
スキンヘッドは自宅で自分で行うことも可能です。手順としては、まず電気シェーバーなどで5mm程度に髪を刈り上げ、その後剃刀で剃っていきます。
剃刀で剃る際は、剃刀との摩擦による頭皮の負担軽減や傷の防止のためにシェービングクリームを使用しましょう。剃り残しがあると残念な印象になってしまうため、鏡で頭皮の状態を確認したり、実際に触って剃り残しがないか入念に確認しながら剃ると良いでしょう。
ここではスキンヘッドの普段のお手入れ方法のポイントを紹介していきます。
入浴後や剃ったあとなど、1日に1回化粧水や乳液などを使用して保湿ケアを行いましょう。
手順としては、まず、頭皮が濡れている場合は水分を拭き取ります。そして、塗り残しがないよう、もみあげや襟足の部分から塗っていき、頭頂部に広げていきます。塗る際は、素早く塗るのではなく、指の腹でゆっくりと塗っていきましょう。指の腹でマッサージをすると、化粧水や乳液が馴染みやすくなり、頭皮の血行も良くなります。
定期的に剃る際はT字カミソリとシェービングクリームを使用します。
まず、シェービングクリームを泡立てて頭皮にまんべんなく塗り込みます。その後、頭頂部側から下に沿って剃っていきます。 下から上に向かって逆剃りをしてしまうと、肌を傷つけてしまうリスクがあるので、注意してください。また、逆剃りは、特に後頭部など目視しづらい箇所でケガに繋がることが多いので、必ず上から下側へ剃刀を向けるのが重要です。
剃った後は忘れず保湿も行ってください。
薄毛を目立たなくさせるためにスキンヘッドを考えているのであれば、薄毛そのものを治療するという選択肢もあるかもしれません。薄毛は、AGAという男性型脱毛症であることが多いため、AGAを治療できる医療機関に相談してみるのも1つの方法です。
最近は、AGAの発症機序の解明や治療薬の研究が進み、発毛や育毛などの治療効果のある医薬品が開発されています。また、AGAは早期発見と早期治療が非常に重要であり、少しでもAGAの可能性のある方は早めに受診すると、より薄毛の改善効果が見込めるでしょう。
AGAについて詳しく知りたい方は、「AGAとは？抜け毛・薄毛が進行する男性型脱毛症について分かりやすく解説」も参考にしてみてください。
スキンヘッドは薄毛隠しに有効です。最近ではスキンヘッドはお洒落な髪型という認識の人も増えてきており、スキンヘッドにする心理的ハードルも下がってきています。しかし、スキンヘッドには薄毛が目立たなくなるメリットがあるだけでなく、毎日お手入れをする必要があるなどのデメリットも存在するので、よく考えて選択するようにしましょう。
また、薄毛隠しのためにスキンヘッドを選ぶ以外にも、薄毛そのものを改善する方法として、AGA治療があります。根本的に薄毛を改善させたい場合は、AGAクリニックによる治療を受けるのもおすすめです。
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