更新日:2026年07月15日

フィナステリド(後発医薬品)の価格相場は月額3千円~5千円
プロペシア(先発医薬品)は月額6千円~1万円程度
フィナステリドの価格を抑えるには後発医薬品の選択やクリニックの比較が大切
治療費総額を見据えたオンライン診療の活用も効果的な選択肢
フィナステリドの個人輸入には偽造品や健康被害のリスクがあるため避けるべき

この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
AGA治療を検討するうえで、フィナステリドの価格が気になるという方もいるかもしれません。ひと月にかかる薬の価格は、後発医薬品だと3千円~5千円、先発医薬品のプロペシアは6千円~1万円が相場です。AGA治療には、薬代だけでなく診察料や交通費なども加わるため、総額費用を把握することがポイントです。この記事では、フィナステリドの価格相場や安く入手するための比較ポイント、個人輸入のリスクについて解説します。

有効成分であるフィナステリドを含む薬剤は、先発医薬品のプロペシアと、ジェネリック医薬品(後発医薬品)のフィナステリドが代表的です。
AGA治療は自由診療のため、クリニックによって価格設定が異なります。それぞれの費用相場を解説します。
フィナステリド錠の費用相場は、1ヶ月あたり3千円~5千円です。
AGA治療薬は厚生労働省が定めた薬価(医療用医薬品の公定価格)に収載されていません。薬価が収載されている薬は公的医療保険適用を意味します。つまり、フィナステリドは保険が適用されない自由診療であり、各医療機関が独自に価格を設定できる仕組みになっています。
同じフィナステリドであっても、処方してもらうクリニックによって価格がさまざまに異なるのはこのためです。継続が必要な治療だからこそ、各クリニックが提示している薬の代金や初診料などの総額を事前に確認し、無理なく続けられる医療機関を選ぶことが大切です。
先発医薬品であるプロペシアの費用相場は、1ヶ月あたり6千円~1万円です。ジェネリック医薬品のフィナステリド錠と比べると、価格は高めです。
その理由は、先発医薬品は新しい薬をゼロから生み出すために莫大な研究開発費が投じられているため、その分のコストが価格に反映されているためです。
なお、後発医薬品は先発医薬品の特許をもとに製造されるため価格が抑えられていますが、どちらも有効成分や配合量、効能・効果に違いはありません。
効果が同等の薬ですが、開発コストの有無が月々の費用相場の差につながっています。

AGA治療は自由診療になるため、費用が気になる場合はあらかじめ医療機関に問い合わせをしましょう。
フィナステリドの価格は医療機関によってバラつきがあるため、費用を抑えるには事前の比較検討が役に立ちます。薬の単価を見るだけでなく、各クリニックが提供するサービスや診察費を含めたトータルコストに目を向けることで治療の総額を把握できます。費用を抑えて納得のいく治療を始めるために、比較ポイントを4つ解説します。
費用を抑えてフィナステリドを購入するために、基本となるのが薬代そのものの比較です。
フィナステリドには、先発医薬品であるプロペシアと、安価なジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。成分や効果は同等のため、費用を抑えたい場合はジェネリック医薬品を扱っているクリニックを選ぶとよいでしょう。
フィナステリドの治療費を抑えてスタートしたい場合、各クリニックが実施している初回限定などのキャンペーン内容を比較することもひとつのポイントになります。
オンライン診療をメインとするクリニックなどでは、新規の患者向けに初回の薬代の負担が抑えられたキャンペーンプランを用意しているケースがあります。
ただし、こうしたキャンペーンを適用するにあたって、一定期間以上の継続プランへの加入といった条件が設定されている場合も少なくありません。AGA治療は長期的な継続が基本となるため、2ヶ月目以降の通常料金や、診察料・配送料がいくらになるかも併せて確認し、長期間にわたって無理なく支払い続けられる料金体系かどうかを見極めることが大切です。
フィナステリドの治療費を長期にわたって抑えたい場合、各クリニックが用意しているプラン体系の比較もポイントになります。特にオンライン診療を提供している医療機関では、その都度薬を購入する通常プランのほかに、毎月自動で薬が届く定期配送プランや、数ヶ月分をまとめて処方するプランが用意されているケースがあります。こうしたプランを利用することで、都度購入するよりも1ヶ月あたりの薬代が抑えられる場合があります。
また、薬代だけでなく、毎回の配送料や診察料がどのように設定されているかも併せて確認しておきましょう。
AGA治療の効果を実感し、維持するためには年単位での継続が基本です。長期間にわたって無理なく支払い続けられる料金体系かどうかを、総合的な費用で比較して選ぶことが大切です。
AGA治療の総額を抑えるためには、初診料や再診料がどのように設定されているかも押さえておきたい比較ポイントです。
クリニックによっては、診察のたびに数千円の診察料が発生するケースがありますが、オンライン診療に特化したクリニックなどを中心に、初診料や再診料が別途かからない料金体系を採用している医療機関もあります。
AGA治療は経過観察が必要なため、定期的に医療機関を受診することになります。一見すると薬代が安く見えても、毎回診察料がかかると総額が高くなってしまうため、診察料を含めたトータルの費用で比較しましょう。

フィナステリドの価格は、入手経路によって変動します。
主な入手方法としては対面診療、個人輸入、オンライン診療の3つがあり、それぞれ費用感やリスクが異なります。
自分に合った方法を選ぶために、メリット・デメリットと価格の傾向を押さえておきましょう。
対面診療は、医師に直接頭皮の状態を診てもらいながら治療を進められる安心感が強みですが、費用は高くなる傾向があります。
自由診療であるためフィナステリドの価格設定はクリニックごとに異なり、一般的にはオンライン診療のクリニックよりも高めです。さらに、薬代とは別に初診料や再診料といった診察料がかかるのが基本となります。通院のための交通費や時間も考慮しなければなりません。
医師に直接相談できる安心感や、対面でのマイクロスコープ検査などを受けられるメリットがある一方で、毎月のトータルコストは3つの入手経路の中で最も高くなりやすい傾向があります。
個人輸入は、海外の通販サイトや輸入代行サイトなどを通じてフィナステリドを直接購入する方法です。診察料がかからず、薬代そのものも低価格で販売されているケースが多いため、3つの経路の中で最も価格が安いという特徴があります。
一方で、安全面におけるリスクに懸念点がある方法です。注文してから手元に届くまでに時間がかかり、その間の管理方法や輸送状況によっては品質の劣化が危惧されます。また、偽造品の混入による健康被害などの危険性と隣り合わせです。価格の安さだけで安易に判断せず、慎重に検討する必要があります。
オンライン診療は、スマホやパソコンのビデオ通話を通じて医師の診察を受け、自宅や指定の場所にフィナステリドを郵送してもらう方法です。
メリットは、医師による診療を受けられる安心感とリーズナブルさを両立できる点にあります。クリニックの運営コストが抑えられているため、フィナステリドの価格自体が安く設定されていることが多いです。さらに、初診料・再診料が無料のクリニックを選べば、トータルコストをさらに抑えられます。
個人輸入のような偽造品のリスクを避けて安全に治療を進めつつ、通院の手間も省けるため、長期間にわたるAGA治療を無理なく継続するための選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。
フィナステリドの個人輸入や通販は価格の安さが魅力に見えますが、安全性に対するリスクがあります。有効成分が含まれない偽造品や不純物の混入、ずさんな品質管理による品質の低下だけでなく、重篤な副作用が起きた際も国の救済制度を受けられません。下記で確認しましょう。
厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」でも注意喚起されているとおり、個人輸入される医薬品には偽造品や粗悪品が混入しているリスクがあります。
海外の非正規ルートで流通するフィナステリドの中には、有効成分が全く含まれていないものや、体に有害な不純物が含まれているケースが報告されています。
パッケージや薬剤の見た目などから個人が偽造品や粗悪品を見分けることは極めて困難です。
安く買えたと思っても、実際には効果のない偽物であったり、予期せぬ健康被害を引き起こしたりする危険性があることを認識しておく必要があります。
参考:厚生労働省「医薬品・医療機器」
日本国内で流通する医薬品は、医薬品医療機器総合機構の「GMP適合性調査業務」に記載されている通り、厳格な製造・品質管理基準に則って、高い安全性と衛生管理のもとで製造されています。
一方、個人輸入される海外製のフィナステリドはどのような環境で製造され、どのように輸送されてきたかという管理実態が不明です。
たとえ成分自体が本物であっても、輸送中や保管時の不適切な温度や湿度管理によって成分が劣化し、継続して服用しても期待する効果が得られない可能性があります。
日本の厳格な基準をクリアしている医薬品とは異なり、品質の均一性や安全性が担保されていない点は大きなリスクです。
参考:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「GMP/QMS/GCTP適合性調査業務」
医療機関で処方された薬であれば、医師が成分や用量を把握しているため、万が一副作用などが発生した際も迅速かつ適切な処置や休薬の判断が下せます。
しかし、個人輸入の薬は実際に何が混入しているのか、成分が劣化していないか、1錠あたりの用量が不均一ではないかなどが不明です。
原因が特定できないため、体調不良に陥っても医師による原因究明や治療が難航し、対応が遅れる恐れがあります。予期せぬ症状が出たときのリスクを考えると、個人輸入はおすすめできません。
日本国内で正規に流通している医薬品を適正に使用したにもかかわらず、重篤な副作用による健康被害が生じた場合、医薬品医療機器総合機構の「医薬品副作用被害救済制度」によって、医療費や年金などの公的な給付が受けられます。
しかし、個人輸入や海外の通販サイトで購入したフィナステリドは、この救済制度の適用外となります。
万が一、重篤な副作用や健康被害が発生し、入院や長期の治療が必要になったとしても、医薬品副作用被害救済制度の対象外であり、治療費や入院費用は全額または一部自己負担になります。安さを求めて個人輸入を選んだ結果、最終的に多額の金銭的・身体的負担を背負うリスクがあることを認識しておく必要があります。
参考:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度に関する業務」

個人輸入は健康被害のリスクがあるため、医療機関で処方してもらい、より安全にAGA治療を行いましょう。
フィナステリドを安い価格で入手するにあたって、よくある質問をまとめました。効果や入手方法について、解説を交えて回答します。
安い値段のジェネリック(後発医薬品)は効果がない?
値段が安くても、効果は同等です。
先発医薬品と同じ有効成分で作られており、同等の脱毛抑制の効果や安全性が期待できます。価格が安い理由は、先発医薬品のように研究開発費がかかっていないためです。
また、国の厳しい審査基準をクリアして製造・販売されているので、先発医薬品と同等の安全性が確認されています。費用を抑えてAGA治療を続けたい方にとって有力な選択肢です。
フィナステリドはドラッグストアでも買える?
ドラッグストアや薬局で市販はされていません。
フィナステリドは医療用医薬品に分類されており、入手するにはクリニックや病院を受診し、医師の処方が必要です。安全に治療を進めるためにも、まずは医療機関へ相談しましょう。
AGA治療は継続が基本のため、薬代や診察料、交通費を含めた総額で比較し、無理なく続けられるクリニックを選ぶことが大切です。
フィナステリド(後発医薬品)の価格相場は月3千円~5千円程度です。先発医薬品のプロペシア(価格相場は月6千円~1万円)より安価なので、ジェネリックを選ぶと費用を抑えられます。さらに、初診・再診料が無料のオンライン診療を利用するのもおすすめです。
個人輸入は安価ですが、偽造品や品質管理のリスク、万が一重篤な副作用が発生したときに公的救済制度の対象外となる可能性があるため避けてください。
フィナステリドは市販されていないため、適切に入手するには医療機関での受診が必要です。AGA治療を考えている方は、安全で総額を抑えやすいオンライン診療の利用を検討してみてください。
厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
厚生労働省「医薬品・医療機器」
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「GMP適合性調査業務」
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度」
記事を読んでAGAの治療に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
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AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
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