更新日:2026年07月29日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
AGA治療が妊活へどのように影響するのか気になる方は少なくありません。AGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドは、妊婦をとおして胎児の発育に影響を及ぼすため、妊活の時期はAGA治療薬の服用を控えるのが基本です。本記事では、妊活にどのように影響するか、薬の取り扱いの注意点、治療を始めるタイミングを解説します。
AGA治療薬は、妊活の時期には服用を控えるのが基本です。AGA治療の中心となるフィナステリドやデュタステリドは、妊活やお腹の赤ちゃんへの影響があるためです。妊活時の扱いに注意したいAGA治療薬と、レバクリの考え方を解説します。
妊活の時期に注意が必要なAGA治療薬は、フィナステリドとデュタステリドです。どちらも、AGAの原因とされるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの生成を抑えて、抜け毛の進行を防ぎます。
DHTは、お腹の中の男の子の生殖器が育つときにも関わるホルモンでもあります。そのため、薬の成分が妊娠中の女性の体に入ると、胎児の発育に影響するおそれがあると考えられています。妊活中は、パートナーに自覚がなくてもすでに妊娠している可能性もあることから、注意が必要です。
レバクリでは、妊活中の方へのフィナステリド・デュタステリドの処方を原則行っていません。男性が服用する場合でも、性機能への副作用などが妊活に関わる可能性を考えているためです。
薄毛の進行は気になるところですが、妊活の時期は治療薬の使用は控え、妊活とAGA治療の優先順位をパートナーと相談したうえで選択を進めることが大切です。AGA治療は妊活が一段落したタイミングで、あらためて治療を検討するとよいでしょう。
AGA治療薬の妊活への影響は、男性と女性・胎児でそれぞれ異なります。
男性側では、性機能に関する副作用が妊活に関わる可能性があります。医薬品医療機器総合機構の「プロペシア錠 添付文書」によると、性欲減退が1〜5%未満、勃起機能不全が1%未満、精液量の減少が1%未満の頻度で報告されています。
妊活はタイミングが大切なため、こうした副作用が妨げになることも考えられます。気になる症状があるときは、自己判断せず医師に相談しましょう。
参考:医薬品医療機器総合機構「プロペシア錠 添付文書」
女性側では、薬の成分が胎児の発育に影響する可能性が懸念されています。DHTは男の子の生殖器が育つときに必要なホルモンのため、妊娠中の女性が成分を取り込むと、生殖器の発育に異常が起こるおそれがあるとされています。
フィナステリドやデュタステリドの成分は、経口だけでなく皮膚からも吸収されます。そのため、妊娠中や妊娠の可能性がある女性は、服用や誤飲だけでなく、錠剤への接触も避ける必要があります。
薬の成分が母乳に移行する可能性があるため、妊娠中だけでなく、授乳中の女性や成長期の子どもへの影響も懸念されます。
女性や未成年は服用だけでなく、薬に触れることも避けてください。割れたり欠けたりした錠剤は成分が露出するため、家庭での薬の保管にも気を配りましょう。
妊活の時期にAGA治療薬を扱うときは、女性の誤接触を防ぐこと、不妊治療も含めて妊活の計画をかかりつけ医に相談すること、個人輸入の未承認薬を使用しないことが大切です。その理由を解説します。
フィナステリドやデュタステリドの成分は皮膚から吸収され、妊娠中の場合は胎児の発育に影響するおそれがあるため、女性が誤ってAGA治療薬を服用したり、錠剤に触れたりすることも避けてください。男性が服用しているときは、女性や子どもの手の届かない場所に薬を保管しましょう。錠剤を割ったり砕いたりすると成分が露出するため、避けてください。
不妊治療を受けている場合は、AGA治療について不妊治療の担当医にも必ず相談してください。フィナステリドやデュタステリドは精液の状態や性機能に関わる可能性があり、不妊治療の方針に影響することもあるためです。
自己判断で服用を続けたり、急にやめたりするのは避け、担当医の指示に従いましょう。
AGA治療薬を、個人輸入や海外の通販サイトで入手するのはやめましょう。厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」でも、偽造品や有害物質が含まれる危険性が注意喚起されています。また、個人輸入した医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点に注意が必要です。
参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

妊活と薄毛の悩みは、年代的にも重なりやすいものです。AGA治療薬の妊活中の方への処方はデメリットがメリットを上回るためレバクリでは原則行っていませんが、妊活が落ち着けば治療は再開できます。パートナーと優先順位を話し合い、迷ったときは医師に相談してください。
妊活とAGA治療は、時期をずらして進めるのが現実的です。同じ時期に重ねるのではなく、妊活の前後で治療を行えば、どちらも無理なく取り組めます。ここでは、進め方のポイントを紹介します。
AGA治療は、妊活を始める前か、妊活が一段落したあとに行うとよいでしょう。妊活の時期に治療薬を控えれば、影響を心配せずに妊活へ集中できます。AGAは進行性のため治療を休止すると薄毛が進むこともありますが、妊活後に再開すれば治療を続けられます。妊活の予定に合わせて、治療のスケジュールを立てておくとよいでしょう。
治療薬を控える場合、成分が体から抜けるまでには一定の期間がかかります。献血を参考にすると、服用を中止してからフィナステリドは1ヶ月、デュタステリドは6ヶ月は献血ができないとされています。特にデュタステリドは体内にとどまる期間が長いため、妊活を計画するときは早めに医師へ相談しておくと安心です。再開の時期も含めて、医師と相談しながら進めましょう。
治療の再開やタイミングに迷ったら、オンライン診療で医師に相談する方法があります。レバクリではカメラ付きのビデオ通話による診療で、薄毛の状態や妊活の状況をふまえて治療を提案します。通院の必要がなく、スマホがあれば自宅から相談できるのもメリットです。妊活が落ち着いたら、まずは気軽に医師へ相談してみましょう。
妊活とAGA治療について、よく挙がる疑問に回答します。
ミノキシジルは妊活中でも使用できますか?
自己判断で使わず、医師に相談してください。ミノキシジルは男性ホルモンに直接働きかける薬ではありませんが、妊活の時期の使用可否は体の状態によって変わります。なお内服のミノキシジルは国内で承認されていないため、使う場合は医師の管理のもとで判断します。
AGA治療薬をやめれば精子の状態は戻りますか?
服用を中止すると、時間の経過とともに成分が体から抜けていきます。精子の状態への影響には個人差があるため、不妊治療中の方は担当医に相談しながら判断してください。
妊活が終わったらすぐにAGA治療を再開できますか?
妊活が落ち着けば、授乳期間のパートナーや子どもに気を付けつつ、あらためてAGA治療を始められます。再開のタイミングは医師に相談すると安心です。レバクリのオンライン診療なら、自宅から状態を相談して治療を検討できます。
AGA治療と妊活は、時期をずらすことで両立できます。 妊活中にAGA治療をすることで懸念されるのは、男性の性機能への副作用や、妊婦・授乳婦をとおした胎児や子どもへの影響です。そのため、妊活の時期はフィナステリドやデュタステリドの服用を控えるのが基本であり、女性は薬の服用だけでなく錠剤への接触も避ける必要があります。レバクリでも妊活中の方への処方は原則行っていません。 また、安全のため個人輸入の未承認薬は使わず、医師の処方を受けた薬を使用してください。妊活が落ち着いたタイミングで、オンライン診療などを活用して医師に相談しながら治療を再開するのがおすすめです。
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「プロペシア錠 添付文書」
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「ザガーロカプセル 添付文書」
厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「Q3 救済の対象となる健康被害とはどのようなものですか。」
記事を読んでAGAの治療に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
オンライン診療サービス「レバクリ」なら、医師の診察からお薬の処方まで、すべてスマホひとつで完結できます。
AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
オンライン診療とは、スマホやPCを使い、ご自宅など好きな場所から医師の診察を受け、お薬を配送してもらえるサービスです。従来のAGA治療における「通院の負担」「待ち時間」「人目」といった課題を解決します。
「レバクリ」は、AGA治療の「始めやすさ」と「続けやすさ」を重視し、オンライン診療のメリットを最大限に活かしたサービスを提供しています。