更新日:2026年01月21日
ザガーロがやばいといわれる理由は、副作用や費用面への不安など
ザガーロの主な副作用は性機能障害や精神面への影響で、発症率は1〜5%程度
ザガーロの効果を実感するには、最低6ヶ月の継続服用が必要
ザガーロは妊婦が触れただけで男児に影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要
ザガーロを使用したいものの、インターネットで「やばい」という評判を見て不安になっている方もいるかもしれません。ザガーロは発毛効果が高い反面、性機能障害や精神面への影響といった副作用のリスクがあります。また、効果を実感するまでに時間が掛かることや、継続的な金銭負担も気になるポイントです。この記事では、ザガーロがやばいといわれる理由や服用にあたって知っておきたい注意点を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ザガーロがやばい・やめとけといわれる主な理由は、副作用の心配や効果が実感できない場合があること、金銭的な負担などです。ここでは、それぞれ詳しく解説していきます。
ザガーロ(デュタステリド)は、AGAの原因となるジヒドロテストステロンを生成する5αリダクターゼのI型とII型の両方を阻害します。そのため、II型のみを阻害するプロペシア(フィナステリド)よりも副作用が出やすい傾向があります。
ここでは、ザガーロの主な副作用について説明します。
発現率は1%ほどではありますが、ザガーロの服用によって、抑うつ気分といった精神面への影響が報告されています。
ザガーロによって抑制されるジヒドロテストステロンは、頭の毛髪だけでなくやる気などにも関係するホルモンとされています。ザガーロの服用によってジヒドロテストステロンの量が減ってしまうと、やる気が低下するため、精神面に影響があることが伺えるでしょう。
AGAの治療をしていたはずなのに、抑うつ状態になり、日常生活への影響が出る可能性もあることから、「ザガーロはやばい」といわれているのかもしれません。気分の落ち込みなど精神面への影響を感じた際は、ザガーロを継続して服用をするべきかどうかを主治医に相談しましょう。
性機能障害も、ザガーロの副作用の一つです。サガーロの添付文書によると、具体的な症状と発症率は以下のとおりです。
勃起不全:4.3%
リビドー減退(性欲減退):3.9%
精液量減少:1.3%
これらの症状は、服用開始後すぐに現れるケースもあれば、数ヶ月後に現れるケースもあります。また、服用を中止すると改善することが多いとされていますが、ごく稀に服用中止後も症状が継続する例もあることが報告されています。
頻度は不明とされていますが、ザガーロの副作用の1つに肝機能障害があります。肝機能障害の症状は、倦怠感や食欲不振、黄疸などです。
ただし、基本的に口から服用した薬剤は肝臓で代謝されるため、内服薬のほとんどには副作用として肝機能障害が挙げられます。ザガーロに限ったものではないため、過度な心配は必要ありません。
すでに肝機能障害があるという方においては、ザガーロを服用することで肝機能障害が悪化したり、ザガーロの血中濃度が高まり、予想していない効能が出る可能性があるため、服用前に必ず医師へ申告しましょう。
参考:グラクソ・スミスクライン株式会社「ザガーロ 添付文書」
ザガーロは男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制するため、女性化乳房(男性の乳房が女性のように大きくなる症状)や乳房痛を引き起こすことがあります。
ザガーロの添付文書によると、女性化乳房や乳頭痛、乳房痛といった乳房障害の発生率は1%未満と報告されています。こうした症状が現れた場合は、医師に相談しましょう。症状の程度によっては服用を中止するか、薬の種類を変更する必要があるかもしれません。
ザガーロ(デュタステリド)の副作用については、「デュタステリドの副作用は?作用機序や副作用、内服時の注意点について解説」の記事でも詳しく解説しています。
ザガーロは先述のとおり、5αリダクターゼI型とII型の両方を阻害するため高い効果が期待できますが、服用すれば確実にAGAが治るということではありません。ザガーロは効果を確認できるまでに通常6ヶ月間の服用が必要とされており、その期間を守れていない場合や、用法用量を間違えて服用している場合には発毛効果を発揮することは難しいでしょう。
また、脱毛の原因がAGA以外であった場合も、ザガーロの服用で脱毛を改善することはできません。
ザガーロの治療には継続的な金銭負担がつきものです。AGAは進行性の疾患であるため、治療を中止すると症状が再発します。つまり、効果を維持するためには継続的なザガーロの服用が必要になります。
ザガーロの費用はクリニックによって異なりますが、一般的に1ヶ月あたり8,000~20,000円程度掛かります。これを12ヶ月続けると96,000~240,000円となり、負担に感じる人も少なくありません。
費用を少しでも抑えたい場合は、ジェネリック医薬品であるデュタステリドを検討すると良いでしょう。デュタステリドの月額費用目安は5,000~8,000円ほど、年間だと60,000~96,000円となります。

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
※この記事は産婦人科専門医と共同で監修を行いました
ザガーロは、有効成分であるデュタステリドを含むAGA治療薬です。グラクソ・スミスクライン株式会社が製造しており、日本では2016年より販売が開始されました。ザガーロは、カプセル型の製剤で、服用回数は1日1カプセルです。
ザガーロはジェネリック薬も販売されており、有効成分と同じデュタステリドという名前で販売されています。ここでは、ザガーロの効果や副作用、発毛を実感するまでの期間の目安について解説します。
ザガーロは、薄毛や抜け毛の原因となる5αリダクターゼという酵素の活性を抑えることで、薄毛を改善します。5αリダクターゼにはI型とII型の2種類があり、ザガーロは両方の型の5αリダクターゼに作用する薬剤です。
AGAとなる理由は男性ホルモンが関係しており、男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼの働きによってジヒドロテストステロンに変換されます。生成されたジヒドロテストステロンが、頭頂部や前頭部の毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に結合することで、髪の毛の増殖因子が抑制され、毛髪の成長期が極端に短縮されてしまうのです。
5αリダクターゼI型は側頭部や後頭部を含む広い範囲の毛乳頭細胞に分布している一方、5αリダクターゼII型は生え際や頭頂部の毛乳頭細胞に多いことから、生え際や頭頂部の薄毛の原因になると考えられています。
ザガーロの添付文書によると、ザガーロの副作用の例は以下のとおりです。
性機能不全(勃起不全、リビドー減退、射精)
抑うつ気分
肝機能障害
倦怠感
ザガーロによる副作用の発症頻度は、約1~5%程度です。これらの副作用はほかのAGA治療薬においても同様のものが見られ、ザガーロ特有のものではありません。
また、重篤な副作用として肝機能障害もありますが、発症率は極めて低いとされています。
ザガーロを服用してから効果が現れるまでの期間には個人差がありますが、効果は徐々に現れるため、最低でも6ヶ月程度の継続的な服用が推奨されています。なお、服用開始後2~3ヶ月ごろに「初期脱毛」と呼ばれる現象で一時的に抜け毛が増えることがありますが、これは毛周期が正常化する過程であり、過度に心配する必要はありません。
ザガーロ(デュタステリド)について詳しくは、「デュタステリドとは?効果や副作用を解説」の記事で解説しています。
AGA治療薬として知られるプロペシアやミノキシジル、ザガーロの違いを理解しておくことも大切です。以下に違いをまとめました。
| AGA治療薬 | 作用機序 | 特徴 |
|---|---|---|
| ザガーロ(デュタステリド) | 5α-リダクターゼI型・II型両方を阻害 | 効果が強いが副作用のリスクも高い |
| プロペシア(フィナステリド) | 5α-リダクターゼII型のみを阻害 | ザガーロより効果はやや弱いが副作用も少ない |
| ミノキシジル | 血管拡張作用による毛根への栄養供給 | ザガーロやプロペシアと作用機序が異なるため、併用も可能 |
ザガーロとプロペシアの主な違いは、阻害する5α-リダクターゼの型です。ザガーロはI型とII型の両方を阻害するのに対し、プロペシアはII型のみを阻害します。そのため、ザガーロの方が症状の抑制効果が高いとされています。
ミノキシジルはザガーロやプロペシアと作用機序が異なり、血管を拡張させて毛根に栄養や酸素を届けやすくすることで発毛を促進させる効果があります。そのため、ザガーロとミノキシジルは併用することで、相乗効果が期待できます。
ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違いは、「フィナステリドとデュタステリドの違いとは?効果と副作用について解説」の記事で詳しく解説しています。
ザガーロを服用する前に知っておくべき重要な注意点がいくつかあります。服用を検討されている方は、事前にザガーロの注意点を確認しておきましょう。
ザガーロを服用している方は献血ができません。これは、ザガーロを含む血液が妊婦に輸血された場合、男子胎児の発育に影響を与える可能性があるためです。
服用を中止しても、成分が体内から完全に排出されるまでに時間が掛かるため、服用中止後6ヶ月間は献血ができないことになっています。定期的に献血をされている方は、この点を考慮する必要があります。
ザガーロの主成分であるデュタステリドには、前立腺の検査値へ影響を及ぼす可能性が示唆されています。
前立腺がんの腫瘍マーカーへ影響が出ることで、本来発見できた病気を発見できなくなるというリスクがあります。そのため、ザガーロを服用している場合は事前に検査医に伝えておきましょう。血清PSA濃度を本来の検査値からザガーロの服用による影響を考慮した値で評価してもらえます。
また、これはザガーロ特有の事象ではなく、AGA治療薬の1つであるフィナステリドを主成分とした薬剤でも、検査値への影響は出ます。
先述のようにザガーロには勃起不全や性欲減退、精液量減少といった性機能障害を及ぼす副作用があります。そのため、将来的に妊活を考えている男性は、パートナーや医師と相談した上で服用を検討する必要があるでしょう。
服用を中止すれば元の状態に戻ることがほとんどではありますが、服用を中止してから男性機能が回復するまでには、数ヶ月から半年程度掛かるとされています。妊活計画がある場合、これらの影響を考慮した上で、服用のタイミングを検討することをおすすめします。
ザガーロのカプセルに妊婦が触れると、薬剤が皮膚を通して吸収され、男子胎児の発育に影響を与える可能性があります。特にカプセルが破損している場合は、内容物が漏れ出る恐れがあり、注意が必要です。
妊婦や妊娠の可能性のある女性がいる家庭では、カプセルの取り扱いに特に注意し、直接触れることがないよう注意しましょう。
費用を抑えるために個人輸入でザガーロを入手することには、以下のようなリスクが伴います。
薬が偽物の可能性がある(有効成分が含まれていない、または含有量が不正確)
重篤な副作用が出る恐れがある
品質管理の不備による健康被害が出る恐れがある
医者の管理なしで服用することで体質に合うか判断できない
公的制度の対象外となる
品質に問題がある恐れがあるほか、自分の体質や症状に合っているのか判断できないまま服用することで副作用のリスクが伴います。また、副作用や健康被害が出ても、医者には薬の成分や製造元が分からず、適切な処置を受けられない可能性があるため注意が必要です。
ザガーロの費用負担を軽減したい場合は、ジェネリック医薬品(デュタステリド)の使用を検討すると良いでしょう。ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を含みながら、特許期間満了後にほかのメーカーが製造・販売するため、価格が安くなっています。
先発品(ザガーロ)とジェネリック医薬品(デュタステリド)の効果は基本的に同じですが、添加物などが異なる場合があります。敏感な方は体質に合うかどうか確認するために、医師に相談すると良いでしょう。
個人輸入のリスクは、「AGA治療薬の個人輸入は危険?AGA治療薬の安心できる入手方法を解説」でも解説しています。
ザガーロは医療用医薬品であり、自己判断での服用開始や中止には危険が伴います。服用前には必ず医師の診察を受け、自分の薄毛の原因がAGAであるか、ザガーロが適しているかを確認しましょう。
また、副作用が現れた場合も、自己判断で急に服用を中止するのではなく、医師に相談することが大切です。急な服用中止によってホルモンバランスが乱れ、かえって症状が悪化する可能性もあります。
ザガーロの添付文書によると、正しい服用方法は以下のとおりです。
用量:1日1回1カプセル(0.1mg、必要に応じて0.5mg)服用
服用時間:毎日ほぼ同じ時間の服用推奨
服用を忘れた場合は、気が付いたタイミングで1回分を服用しましょう。2回分を一度に服用することはしてはいけません。次の服用のタイミングと時間の間隔があいていない場合には、いつものタイミングに1カプセルを飲めば問題ありません。
効果は徐々に現れるため、最低でも半年程度は継続することが推奨されています。短期間で効果がないからといって自己判断で服用をやめないようにしましょう。
ザガーロの副作用や効果に不安がある場合は、医師に相談することが大切です。特に近年はオンライン診療も普及し、自宅にいながら専門医に相談できるようになりました。
オンライン診療には、以下のようなメリットがあります。
通院の手間や交通費が省ける
夜間や土日祝日も診察してくれるクリニックがある
近くにAGAクリニックがなくてもオンラインで受診できる
自宅や好きな場所からプライバシーを保ちながら相談できる
処方薬は自宅に配送されるため、薬局に行く手間も省けるAGA治療は継続することが大切です。オンライン診療を活用することで、忙しい方や通うのが難しい地域にお住まいの方も継続しやすくなるかもしれません。
デュタステリドによる初期脱毛とは?抜け毛の量や期間、注意事項を解説 デュタステリド(ザガーロ)が効かないと感じる原因は?対処法も解説 AGA治療薬の種類・効果・副作用について、ガイドラインに基づいて解説
ザガーロがやばいといわれる理由は、主に副作用のリスクや効果を実感するまでにかかる期間、継続していくにあたっての金銭負担です。副作用については、勃起不全や性欲減退といった性機能障害が1~5%ほど、精神面への影響が約1%の発生率と報告されています。また、効果を実感するには最低6ヶ月の継続服用が必要です。
ザガーロは5αリダクターゼI型とII型の両方を阻害するため、同じAGA治療薬であるプロペシアよりも高い効果が期待できますが、その分副作用が出やすいことも「やばい」とされる理由の一つかもしれません。
ザガーロを安全に使用するためには、医療機関で処方を受けることが大切です。個人輸入品は偽造品のリスクや健康被害の危険性があります。費用面で負担を感じる場合は、同じ有効成分を含むジェネリック医薬品(デュタステリド)を検討するのがおすすめです。
ザガーロは副作用のリスクはありますが、正しい知識を持ち医師の管理のもとで使用すれば、AGA治療に有効な薬です。副作用に不安がある方やザガーロが自分に合うか判断できない方は、まずはクリニックを受診し、医者に確認してみると良いでしょう。