更新日:2026年01月14日
AGA治療費用は月額15,000~30,000円程度で、選ぶ治療法により変わる
ジェネリック医薬品の選択や、オンライン診療の活用でAGA治療費用を抑えられる
治療効果を維持するには継続が必須のため、長期的な費用計画が大切である
「AGA治療にはどれくらいの費用がかかるのだろう」と悩んでいる方もいるかもしれません。AGAの治療は保険診療でなく自由診療にあたるため、初診料や検査費用などの初期費用、毎月の治療にかかる費用はクリニックによってさまざまです。月額15,000~30,000円程度が一般的ですが、治療法や症状の進行度によって変わります。この記事では、AGA治療にかかる費用の内訳や治療法別の相場、費用を抑える方法、注意点を詳しく解説します。自分に合った治療法と予算のバランスを見つけ、効果的な薄毛対策を始めるためにぜひお役立てください。
AGA治療は自由診療です。治療にかかる費用はクリニックが自由に決めることができ、薄毛の症状の程度や治療方法により変わりますが、一般的には月額15,000~30,000円程度とされています。年間にすると、180,000〜360,000円程度です。
AGA治療を始める前に、治療にかかるおおよその費用を把握しておくことで計画的に治療を進められます。ここでは、AGA治費の主な内訳や月々にかかる費用の目安を解説します。
AGA治療にかかる費用は、主に「診察料」「検査料」「薬代」の3つに分けられます。これらの費用はクリニックによって異なりますが、基本的な内訳を理解しておくことで、治療全体にどれくらいの予算が必要かを計画しやすくなるでしょう。
| AGA治療費用項目 | 価格帯 | 内容 |
|---|---|---|
| 診察料 | 初診料:0~5,000円 再診料:1,000〜3,000円 | 無料のクリニックもあり |
| 検査料 | 5,000〜15,000円 | 初診時のみ、あるいは半年〜1年に1回程度、血液検査や頭皮の状態確認などを行う 無料のクリニックもあり |
| 薬代(月額) | 内服薬のみ:5,000〜10,000円 内服薬と外用薬の併用:10,000〜20,000円 | 処方される薬の種類や量によって変動 |
AGAの治療においては、薄毛の進行状況や、AGAを発症しやすい体質かどうかを確認するために、検査を行う場合があります。具体的には、血液検査や遺伝子検査、頭皮マイクロスコープなどを通して遺伝的な要素や頭皮の状態を確認します。
AGA治療の月額費用は、選択する治療法や医療機関によって5,000〜40,000円程度と幅があります。クリニックでの基本的な治療であれば、月額10,000〜20,000円程度が相場です。
なお、内服薬・外用薬を使用した治療に、メソセラピーなどの注入治療を追加したり自毛植毛をしたりすると、その分費用は高くなります。薄毛の進行度合いや治療への期待度に応じて、自分に合った治療法と予算のバランスを考えることが大切です。
継続的な通院が必要な場合は、交通費も月々の支出として計算に入れておくと良いでしょう。交通費を削減したい場合、オンライン診療がおすすめです。
AGAの治療方法は内服薬や外用薬、注入治療、自毛植毛などさまざまあります。治療法によって費用や効果が異なるため、自分の症状や予算に合った方法を選択することが大切です。ここでは主な治療法と、その費用相場を解説します。
AGA治療の内服薬を使用した場合の薬の価格相場は、使用する薬によって異なりますが月々4,000〜20,000円ほどです。
| 薬剤名 | 月額費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| プロペシア錠 | 7,000~15,000円 | AGAの原因となるDHT産生を抑制 |
| フィナステリド錠(プロペシアのジェネリック医薬品) | 4,000~8,000円 | 先発薬と同等の効果で価格を抑えられる |

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
| ザガーロ錠 | 8,000~20,000円 | プロペシア・フィナステリドより強力な効果が期待できる ※効果には個人差があります |
| デュタステリド錠(ザガーロのジェネリック医薬品) | 5,000~8,000円 | 先発薬と同等の効果で価格を抑えられる |
内服薬は毎日1回の服用で済むため、使用方法が簡単で継続しやすいメリットがあります。効果が現れるまでには通常3~6ヶ月程度の期間が必要です。また、効果を維持するためには継続的な服用が必要となります。服用を中止すると、徐々に薄毛が進行する可能性があるため、長期的な費用計画を立てましょう。
頭皮に直接塗布するタイプの外用薬も、AGA治療の選択肢の一つです。代表的な外用薬にはミノキシジル製剤があります。以下にミノキシジル製剤の月額費用の目安をまとめました。
| 種類 | 月額費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミノキシジル液(クリニック処方) | 6,000~12,000円 | 血流改善で発毛を促進 |
| ミノキシジル液(市販薬) | 3,000~10,000円 | 濃度は最大5%まで |
※市販薬のミノキシジル外用薬(第1類医薬品)は、日本では最大5%までと定められています。
一方、クリニックでは医師の裁量により5%を超える高濃度の製剤が処方される場合があります。外用薬は1日2回の使用が基本となり、効果が表れるまでに3~6ヶ月程度かかります。
内服薬との併用で相乗効果が期待できるため、AGAの進行具合によっては併用治療が提案されることがあるでしょう。その場合、月額費用は内服薬と外用薬の合計となります。
注入治療は、頭皮に直接有効成分を注入するメソセラピーやHARG療法などがあります。注入薬を使用した場合の費用相場は、以下のとおりです。
| 治療法 | 1回あたりの費用の目安 | 推奨頻度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| メソセラピー | 20,000〜50,000円 | 月に1〜2回の頻度(1クールにかかる期間は6ヶ月〜1年) | 発毛に必要な成長因子やビタミン、ミネラルなどを直接注入 |
| 薬剤注入 | 20,000~50,000円 | 月1~2回の頻度で4~6回 | ミノキシジルなどを頭皮に直接注入 |
| HARG療法 | 80,000〜200,000円 | 3~4週間に1回の頻度で6回 | 幹細胞から抽出した成長因子を直接注入 |
注入治療の効果を持続させるには定期的な治療が必要となるため、年間の総額は大きくなる可能性があります。
注入治療は、即効性を求める場合やほかの治療法で十分な効果が得られない場合の選択肢となる一方で、費用面でのハードルが高くなる点に注意が必要です。
AGAの治療では、薬の服用だけでなく、植毛手術を行うケースもあります。自毛植毛とは、自分の後頭部などから毛包を採取し、薄毛部分に移植する手術です。
植毛手術を実施すれば発毛効果が期待できますが、AGAによる影響を完全に防ぐものではありません。また、加齢による自然な脱毛があることには注意が必要です。費用は総額で300,000~1,200,000円と高額になります。移植する毛包の数によって費用が変わることが多く、薄毛の範囲が広いほど高額になる傾向があります。
手術後も移植していない部分の脱毛は進行する可能性があるため、内服薬による治療を平行して行うことが推奨されることが多いです。そのため、手術費用に加えて内服薬の継続的な費用も考慮する必要があるでしょう。
AGA治療は長期的に継続することで効果を維持できますが、その分費用も積み重なります。ここでは、治療費用を抑える5つの方法を紹介します。
AGA治療薬には、先発医薬品とジェネリック医薬品があります。ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を含みながら、特許が切れたあとにほかのメーカーが製造するため、価格を抑えられているのが特徴です。
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同等の効果が期待できるとされていますが、添加物などが異なる場合があります。まずは医師に相談し、自分の体質や症状に合うかどうか確認してから選択することをおすすめします。月々数千円の差額が、年間では数万円の節約につながる可能性があるでしょう。
AGAの治療は保険診療でなく自由診療にあたるため、初診料や検査費用などの初期費用、毎月の治療にかかる費用はクリニックによってさまざまです。なかには初診料無料や検査料割引などのキャンペーンを実施しているクリニックもあります。
初期費用をなるべく抑えたいと考えている方は、クリニックの料金体系を調べておくと良いでしょう。
ただし、初期費用が安いからといって、長期的な治療費も安いとは限りません。初期費用と月々の治療費の両方を比較した上で選ぶことが大切です。また、キャンペーンには期間限定のものや条件があることもあるため、事前に確認しておきましょう。複数のクリニックを比較検討することで、自分に合ったクリニックを見つけやすくなります。
オンライン診療には、「交通費がかからない」「待ち時間を減らせる」などのメリットがあります。オンライン診療では、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受け、処方された薬は自宅や自分が指定した場所に配送されます。交通費を抑えたい方や通院の手間を省きたい方、近隣にAGA治療を行っているクリニックがない方にとっては良い手段といえるでしょう。
なお、治療薬は配送されるため、送料が別途必要になったり、診察を受けてから薬が届くまでに数日かかったりする場合があります。気になる場合は診察の際に医師に相談すると良いでしょう。
定期購入プランは定期的に治療薬が配送されるため、薬の切れ目がなくなり治療の継続性を保ちやすいメリットがあります。
内服薬のみのプランであれば相場は月々約5,000〜10,000円、内服薬と外用薬を併用するプランの相場は月々10,000~30,000円です。定期購入は期間が長ければ長いほど1ヶ月分の費用が抑えられ、6ヶ月~1年契約で月の費用が半額ほどになるものもあります。
同じ内服薬でもクリニックによってプランごとの料金が異なるため、診察料などの初期費用も考慮して、どのクリニックに通院するか決めると良いでしょう。
なお、途中解約の条件やキャンセル料が発生する場合もあるため、契約前に詳細を確認しておくことが大切です。
医療費控除制度とは、年間で10万円以上(その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%以上)の医療費を支払った場合、確定申告によって税金の一部が還付される制度です。
AGA治療は原則として医療費控除の対象外です。ただし、円形脱毛症や脂漏性皮膚炎など、明確な疾患の治療を目的として診察・投薬が行われた場合は、その治療費のみが医療費控除の対象となる可能性があります。最終的な適用可否は税務署の判断によるため、詳細は税理士または税務署に確認してください。
詳しくは「AGAの治療費は医療費控除の対象?費用を抑える方法や相場を解説」の記事で解説しています。
AGA治療を始める前に、費用面での注意点を押さえておくことが重要です。効果的な治療を継続するためにも、以下の点に注意しましょう。
先述のとおり、AGA治療は一般的に美容医療とみなされるため健康保険の適用外となります。つまり、治療費の全額を自己負担しなければなりません。
AGA治療を始める前には、費用についてクリニックで詳しく説明を受け、長期的な負担を考慮した上で決断することが大切です。予想外の出費を避けるためにも、初診時に総額費用について質問し、明確にした上で判断すると良いでしょう。
詳しくは「AGA治療は保険適用になる?月々の費用相場を解説」の記事でも解説しています。
AGA治療は、一時的に行って完治するものではなく、効果を維持するためには継続的な治療が必要です。治療を中断すると、多くの場合6ヶ月~1年程度で元の状態に戻るとされています。
以下に一般的なAGA治療の経過を表にまとめました。
| 治療期間 | 一般的な経過 |
|---|---|
| 開始~3ヶ月 | 抜け毛の減少が感じられる |
| 3~6ヶ月 | 新しい毛が生え始める |
| 6~12ヶ月 | AGAの進行具合により効果の出現には個人差がある |
| 治療中断後 | 徐々に元の状態に戻る |
上記の特性から、AGA治療は「一度始めたら長期間続けることになる」という認識を持っておくことが重要です。月々の費用だけでなく、年間や複数年にわたる総額費用、病院への通いやすさなどを考慮して計画を立てておきましょう。
自分のライフプランや経済状況に合わせて、どこまで継続できるか現実的に考えておくことをおすすめします。
AGAによる薄毛タイプによって処方される薬が異なり、治療薬によって起こりうる副作用も異なります。治療を開始する前に、自身が服用する薬の副作用について医師に詳しく説明してもらいましょう。
AGA治療でよく使用されるフィナステリドやデュタステリドには、性機能関連の副作用が報告されています。
AGA治療薬の副作用については、「AGA治療薬の種類・効果・副作用について、ガイドラインに基づいて解説」を参照してください。
生活習慣の改善など、自身で実践できるセルフケアを行うのも良いかもしれません。具体的なセルフケアは以下のとおりです。
栄養バランスの良い食事をとる
十分な睡眠をとる
適度な運動をする
飲酒や喫煙を控える
ストレスケアをする
頭皮に優しいシャンプーやヘアケアを使う
食事は鉄や亜鉛などのミネラル、タンパク質、ビタミン類などをバランス良く摂りましょう。高カロリーな食事や脂質・糖分の多い食事は血行不良の原因になり、頭皮環境を悪くする恐れがあります。
医療機関での治療とセルフケアを組み合わせることで、より効率的に髪の健康を取り戻せるでしょう。
セルフケアについては「はげたくない人は知っておくべき!薄毛の原因と自分できる対策について解説」の記事でも紹介しています。
コスト削減のために、個人輸入でAGA治療薬を購入することを検討する方もいるかもしれません。しかし、個人輸入では必ずしも本物の薬が手に入るわけではなく、偽造品や品質の低い薬が含まれる可能性があります。さらに、医師の診察なしに自己判断で服用するため、副作用が発生した場合の対応が遅れる可能性もあるでしょう。
医師が処方した薬で重篤な副作用が生じ、入院治療が必要となった場合、治療費や年金が支給される「医薬品副作用被害救済制度」という公的制度があります。しかし、個人輸入薬の場合、この制度が適用されません。
AGA治療薬の危険性については「AGA治療薬の個人輸入は危険?AGA治療薬の安心できる入手方法を解説」の記事で解説しています。
AGA治療の費用は一般的に月額10,000~30,000円程度で、治療方法や症状の進行度によって変動します。内服薬のみの治療で月額5,000~10,000円程度、外用薬を併用すると月額10,000~20,000円程度です。注入治療を選ぶ場合は月に20,000~50,000円、自毛植毛なら一度に300,000~1,200,000円の費用がかかります。
費用を抑えるにはジェネリック医薬品の利用、初期費用の安いクリニック選び、定期購入プランなどを検討すると良いでしょう。AGA治療の効果を維持するためには継続的な治療が必要なため、通いやすさなども考えてクリニックを決めると良いでしょう。
なお、安全性を考慮して個人輸入薬は避け、医師の診察を受けて適切な治療を選択することをおすすめします。