更新日:2026年04月24日


この記事の監修
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
「サウナに入るとはげる?」と気になっている方もいるかもしれません。サウナが直接的なはげる原因になることはありませんが、高温で乾燥した環境は頭皮への負担となりえます。本記事では、サウナが髪に与える影響や、正しく入ることで得られるメリット解説します。サウナハットの活用や適切なケアなど、髪を守りながらサウナを楽しむための実践的な対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「サウナに入るとはげる」と聞いて、不安になったことがある方もいるかもしれません。結論からお伝えすると、サウナに入ったとしても直接的に薄毛を引き起こすことはありません。ただし、サウナの環境や入り方によっては、髪や頭皮に負担がかかる可能性もあります。特に高温や乾燥、汗・皮脂の影響などが重なると、髪や頭皮のトラブルにつながることも考えられます。ここでは「サウナに入るとはげる」と言われる理由や考えられる要因を解説します。
サウナ室の温度は一般的に70〜100℃前後に設定されています。この高温の環境下では、髪の表面を覆うキューティクルがダメージを受けやすくなります。一般的に、髪が熱による影響を受け始める温度は、濡れた状態で約60℃、乾いた状態で約130℃以上とされています。サウナの熱によってキューティクルが開くと、髪内部の水分が奪われ、切れ毛や枝毛が増える原因となりえます。こうした髪質の悪化が、結果として「髪が細くなり、薄くなった」と感じる一因となる可能性があります。
サウナによる発汗と皮脂の過剰分泌は、その後のケアを怠ると頭皮環境を悪化させ、抜け毛を招くリスクとなりえます。
サウナに入ると体温が上がり、熱によって毛穴が開くため、奥に詰まっていた皮脂汚れが表面に浮き上がりやすくなります。この浮き出た汚れの洗い残しがあると、酸化した皮脂が毛穴を塞いだり、雑菌が繁殖したりする原因となりえます。
こうした頭皮環境の乱れは、かゆみや炎症を引き起こし、髪の成長を妨げる可能性があるでしょう。そのため、サウナ後の頭皮ケアは頭皮の健康を守るための大切なポイントとなります。

頭皮環境の悪化は様々な脱毛症を招く一因になりかねないため、注意しましょう。
サウナに入ることによるAGA(男性型脱毛症)への影響を心配する人もいるかもしれませんが、サウナとAGA(男性型脱毛症)の直接的な関係性は低いと考えられます。
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、体内の5αリダクターゼという酵素と結びつくことで生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンです。このDHTが髪の毛周期(ヘアサイクル)を乱し、髪が成長する前に抜けてしまうことで、薄毛が進行します。一方で、サウナに入ったからといって、DHTが増加するという医学的根拠はありません。
また、AGAは遺伝的要因の影響が大きいことも特徴です。サウナそのものがAGAを引き起こしたり、直接進行させる可能性は低いため、心配しすぎる必要はないでしょう。
AGAの基礎知識や対策方法については、「AGAと男性ホルモンの関係は?AGAの原因と対策5選」の記事で詳しく解説しています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。
サウナを楽しみたいものの、髪や頭皮への影響が気になって不安という方もいるかもしれません。
ここでは、サウナによる髪・頭皮への影響を避けるために意識したい3つの対策法を紹介します。
サウナハットをかぶることで、熱や乾燥による頭皮・髪への影響を軽減できる可能性があります。サウナを楽しむ際は、サウナハットを使用して熱によるダメージを軽減しましょう。
サウナハットがない場合は、濡れたタオルを頭に巻くことで頭皮への熱ダメージを抑えることが期待できます。
また、入浴前に髪にヘアオイルをなじませておくことも、髪を守る対策のひとつです。ヘアオイルは髪の表面をコーティングし、高温のサウナによる水分蒸発を防ぐ役割が期待できます。
サウナ後のシャンプーは、頭皮を守るための大切な工程です。サウナで浮き出た皮脂や汚れは、放置すると頭皮トラブルの原因となりかねません。また、皮脂汚れはシャワーで流すだけでは落ちにくいため、シャンプーを使って、指の腹で優しく揉みこむように洗いましょう。
サウナでは大量の汗をかくため、水分補給を意識的におこないましょう。また、髪の水分不足にも注意が必要です。サウナ室のような高温で乾燥した環境は、髪の水分を奪い、ダメージを受けやすい状態を招きます。ヘアパックやトリートメントを使ったヘアケアを取り入れ、髪の内部にも潤いを与えることで、サウナ後の髪の乾燥やダメージを防ぎやすくなります。
サウナは「はげる原因になるのでは」と心配されることがありますが、必ずしもデメリットだけとは限りません。直接的な発毛・育毛効果があるわけではないものの、適切に利用すれば、身体に良い影響を与えることも考えられます。ここでは、どのようなメリットが期待できるのかを見ていきましょう。
サウナに入ると体温が上昇し、血管が拡張することで全身の血行が促進されると考えられます。血行がスムーズになることで、頭皮の血流が良くなることも期待できるでしょう。
サウナは自律神経を整える効果が期待されており、ストレス解消にも役立つと考えられています。特にサウナ→水風呂→クールダウン(外気浴)といった温度差のある環境を繰り返すことで、交感神経と副交感神経が交互に刺激され、緊張状態からリラックス状態へ切り替わりやすくなります。サウナによって心身の緊張がほぐれることで、ストレス軽減につながる可能性があるでしょう。
サウナには大きく分けて「ドライサウナ」と「ミストサウナ」の2種類があります。どちらも発汗やリラックス効果が期待できますが、温度や湿度の設定によって、頭皮や髪への影響は異なります。頭皮と髪を守りながらサウナを楽しむために、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
ドライサウナは、湿度が10〜20%程度で、70~100℃程度に設定されていることが一般的です。
高温環境では発汗が促される一方、髪へのダメージには注意が必要です。
先述したとおり、髪は濡れた状態では60℃前後、乾いた状態でも130℃前後からダメージを受けやすくなります。そのため、ドライサウナに入る場合、上述したようなサウナハットの着用やヘアオイルによる保護などのヘアケアが大切です。
ミストサウナは湿度が大体90%以上で、温度は40~50℃程度のサウナです。ドライサウナに比べて髪や頭皮への熱ダメージが少なく、湿度が高いため乾燥しにくい点が特徴です。そのため、髪や頭皮への負担を抑えつつサウナに入りたい方は選択肢の一つとなります。ただし、温度が低いため、個人差はあるものの「ととのった」感覚を得にくい場合もあるかもしれません。
サウナを心地よく、安全に楽しむためには、正しい手順を知ることが大切です。以下でサウナを安全に楽しむ6ステップを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Step1:まずは水分補給する
サウナの前には水分補給を行いましょう。水分を摂ることで発汗による脱水や立ちくらみを防ぎやすくなります。
Step2:体と頭を洗う
ほかの利用者がいることも考慮し、まずは体や頭を洗って汗や汚れを落としましょう。
Step3:サウナに入る
サウナは高温環境です。頭皮と髪を守るためのサウナハットやタオルを用意しておくとよいでしょう。
Step4:水風呂に入る
無理のない範囲で水風呂に入りましょう。
Step5:Step3とStep4を2回程度繰り返す
「体を温める」「体を冷やす」を繰り返すことで、自律神経が整いやすくなります。
Step6:クールダウンする
外気の風に当たりながら休憩しましょう。温度差で変動した体温や自律神経、血流を正常な状態に戻し、リラックスしやすくなることが期待できます。
体調が優れない日や疲労感が強いときは、サウナの利用を控えましょう。無理に体温を上げて大量の汗をかくと、立ちくらみや脱水症状などのリスクが高まる可能性があります。とくに睡眠不足や体調不良時は注意が必要です。また、アルコールを摂取した後のサウナ利用も避けましょう。自身の健康を第一に考え、万全のコンディションで楽しむことが、サウナのメリットを得やすくなることにもつながります。
サウナ室では、ベンチに直接座ることは衛生面の観点から推奨されません。タオルまたは一人用のサウナマットを敷く、もしくは腰にタオルを巻いた状態で座るようにしましょう。また、タオルでの場所取りや、サウナ室内でタオルを搾る行為はマナー違反です。周囲への配慮を心がけながらサウナを楽しみましょう。
サウナでは多くの汗をかくほか、心臓への負担がかかっているため、サウナ後に高強度の筋トレや短距離走などの激しい運動は控えるのが無難です。サウナ後に無理に体を動かすと、発汗によって脱水症を招いたり心臓にさらに負担がかかったりする可能性があります。運動を行いたい場合は、ヨガやストレッチなど軽いものにとどめましょう。
サウナは薄毛の直接的な原因となる可能性は低いものの、高温や乾燥、汗、皮脂などの影響が重なると、髪や頭皮のトラブルにつながる可能性があります。しかし、サウナハットの着用や丁寧なシャンプーなどの対策を行えば、これらの影響を避けやすくなると考えられるでしょう。サウナの正しい入り方とサウナ後のヘアケアを意識することで、頭皮や髪への負担を抑えながら、サウナが持つメリットを得ましょう。
記事を読んでAGAの治療に関心を持ったものの、こんな不安やお悩みはありませんか?
オンライン診療サービス「レバクリ」なら、医師の診察からお薬の処方まで、すべてスマホひとつで完結できます。
AGA治療は、主に内服薬・外用薬で行われます。
| 代表的な成分 | 分類 | 主な効果 |
|---|---|---|
| フィナステリド・デュタステリド | 内服薬 | 抜け毛の進行を食い止める |
| ミノキシジル | 内服薬・外用薬 | 毛包を活性化させ発毛を促す |
治療期間について
効果実感には個人差がありますが、ヘアサイクル改善のため3ヶ月〜半年ほどの継続が推奨されます。
費用について
AGA治療は、保険適用外の「自由診療」です。対面診療では、薬代(1ヶ月数千円ほど)の他に、初診料や診察料がかかる場合もあります。
治療の継続には期間と費用に加え、定期的な通院が必要です。時間や費用、人目などの通院の負担が、忙しい方にとって課題となる場合があります。
オンライン診療とは、スマホやPCを使い、ご自宅など好きな場所から医師の診察を受け、お薬を配送してもらえるサービスです。従来のAGA治療における「通院の負担」「待ち時間」「人目」といった課題を解決します。
「レバクリ」は、AGA治療の「始めやすさ」と「続けやすさ」を重視し、オンライン診療のメリットを最大限に活かしたサービスを提供しています。