更新日:2026年04月03日
「フィナロはAGAに効果があるの?」と気になっている方もいるかもしれません。フィナロは、AGA治療薬であるプロペシアのジェネリック医薬品です。有効成分のフィナステリドが男性ホルモンの働きを抑制し、薄毛の進行を食い止めます。
本記事では、フィナロの効果や特徴、正しい服用方法を解説します。フィナロの服用によって起こりうる副作用や注意すべき点、個人輸入の危険性もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
フィナロはAGA(男性型脱毛症)治療薬であるプロペシアのジェネリック医薬品で、インドに拠点を置くインタス社が製造・販売しています。先発薬であるプロペシアと同じ有効成分のフィナステリドを配合しているのが特徴です。
フィナステリドは抜け毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑制し、乱れた毛髪の成長サイクルを正常な状態へ整えることで、薄毛の進行を食い止める効果が期待できます。ただし、フィナロは、日本国内で承認を受けていない未承認薬です。
フィナステリドの効果を詳しく知りたい方は、「フィナステリドの効果とは?副作用や服用時の注意点についても説明」をご一読ください。
フィナロとフィナロイドは、名称が似ているため混同されやすいですが、異なる製薬会社によって製造されている別の医薬品です。どちらもAGA治療の先発薬であるプロペシアのジェネリック医薬品であり、主成分としてフィナステリドを配合している点は共通しています。
フィナロイドもフィナロと同様に、日本国内では承認を受けていない未承認薬です。フィナロがインドのインタス社によって製造されているのに対し、フィナロイドはフィリピンに拠点を置くロイドラボラトリーズ社が製造を手がけています。
フィナロは抜け毛を抑制し、ヘアサイクルを正常化することで発毛を促進する効果があります。ここでは、フィナロの効果と特徴をまとめました。
フィナロの役割は、体内で生成される男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制し、乱れたヘアサイクルを正常化することにあります。AGAは、DHTが髪の成長期を短くしてしまうことが主な原因です。フィナロに含まれる有効成分のフィナステリドは、DHTが生成される過程で必要になる5αリダクターゼという酵素の働きを阻害することで、脱毛の進行を食い止めます。
5αリダクターゼの影響でDHTが増加すると、髪が十分に育つ前に抜けてしまうようになります。その結果、細く短い髪が目立つようになり、薄毛へとつながるのです。フィナロを服用することで5αリダクターゼが阻害され、乱れたヘアサイクルが正常な状態へと整えられます。
フィナロの服用を開始してから1ヶ月程度経過したころ、一時的に抜け毛が増える初期脱毛という現象が起きる場合があります。初期脱毛は薬が効き始めているサインであり、薄毛の症状が悪化しているわけではありません。フィナロの成分が5αリダクターゼの働きを抑えることで、休止期にあった古い毛髪が押し出され、そのあとに新しい毛髪が成長期へ移行して伸び始めます。
初期脱毛によって一時的に薄毛が進行したように感じ、不安からフィナロの服用を中断してしまう方もいるかもしれません。しかし、服用を止めてしまうと、せっかく始まったヘアサイクルの正常化が妨げられてしまいます。初期脱毛で抜ける毛は、もともと寿命が近く、いずれ抜ける予定だった弱い毛です。その下には太くて丈夫な髪が生えてくる準備が整っているのです。
主成分であるフィナステリドの初期脱毛について詳しく知りたい場合は、「フィナステリドによる初期脱毛とは?期間の目安や対処法、注意点を解説」をご覧ください。
フィナロは、1日1回1錠服用することが一般的です。飲むタイミングは、食前でも食後でも問題ないでしょう。自身のライフスタイルに合わせて、無理なく習慣化できる時間帯を選ぶことが治療を継続するポイントです。
フィナロを飲み忘れてしまった場合は、気がついた時点で1錠服用しましょう。ただし、次に服用する時間が迫っている状況であれば、飲み忘れた1回分は飛ばして予定どおりに1錠のみ服用します。一度に2錠まとめて飲むことは、体への過剰な負担や副作用のリスクを高める原因となるため、避けましょう。
フィナロの副作用としては、性欲の減退やED(勃起不全)といった性機能に関する症状が挙げられます。有効成分のフィナステリドが男性ホルモンに働き掛ける過程で生じるものです。
また、フィナロの副作用として、肝機能障害も報告されています。肝臓は薬の成分を分解する役割を担っているので、体質によっては、肝臓に過度な負担がかかってしまうことが想定されるでしょう。
副作用はすべての人に起こるわけではありませんが、自身の体調の変化に対して客観的かつ冷静に向き合うことが、安全にAGA治療を継続するために重要です

この記事の監修:
慶應義塾大学医学部卒業。日本形成外科学会認定専門医。 医師免許取得後、外資系経営コンサルティング企業のヘルスケア・IT領域にて従事。 慶應義塾大学医学部助教を経て、美容医療を主としたJSKINクリニック、及びオンライン診療サービス「レバクリ」監修。
<所属学会> 日本形成外科学会 日本美容外科学会(JSAPS)
フィナロの服用中、体調や精神面で何らかの異変を感じた場合は自己判断で放置せず、早めに医師の診察を受けることが大切です。小さな変化であったとしても、専門的な知見から適切なアドバイスを受けることで、副作用の進行を防げるでしょう。
医師に相談する際は、フィナロを服用していることや具体的な服用期間を正確に伝えるのがポイントです。治療を継続するべきか、あるいは服用を中止して別の対策を検討するべきかの判断は、医師に任せるのが安全でしょう。
フィナロは、女性や子どもに対する禁忌事項や、ほかの医薬品との飲み合わせによる健康リスクがあります。ここでは、フィナロを安全に服用するための注意点をまとめました。
フィナロは、女性や子どもが服用したり、成分に触れたりすることが禁じられています。特に妊娠中や妊娠の可能性がある女性が成分を取り込むと、男児の生殖器の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。有効成分のフィナステリドは皮膚からも吸収される性質があるので、錠剤に直接触れることも避けるべきです。
子どもにとっても、フィナロの成分は正常な発育に影響する可能性があります。そのため、触れさせてはいけません。家庭内でフィナロを保管する際は、女性や子どもの手が届かない場所に保管し、徹底した管理を行いましょう。
フィナロをほかの医薬品と併用する際は、肝機能への影響に注意を払う必要があります。薬剤は肝臓で代謝・分解される性質を持っているので、複数の薬を同時に服用すると、肝臓が薬剤を処理するために過度な負担を強いられる場合があるのです。
また、成分が相互作用を起こすと、効果が変化したり、副作用が強く出る可能性があります。副作用がより強く現れる可能性も否定できないでしょう。
安全にフィナロの服用を開始するためには、現在使用しているすべての薬を事前に医師へ伝えることが大切です。
厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」によると、個人輸入で入手した製品の中には、偽造医薬品や粗悪品が混入している可能性があるのです。有害物質の混入や成分不足のリスクがあるため、個人輸入での購入は健康被害につながる可能性があります。
安全にAGA治療を行うためには、通販や個人輸入ではなく、クリニックを受診して処方を受けましょう。
AGA治療薬の個人輸入について詳しく知りたい方は、「AGA治療薬の個人輸入とは?予め知っておくべき4つのリスク」をチェックしてみてください。
参考:厚生労働省「医薬品・医療機器 |厚生労働省」
AGA治療を検討している場合、オンライン診療サービスを活用するのがおすすめです。オンライン診療では、抜け毛を抑制する守りの薬であるフィナステリドやデュタステリド、発毛を促進する攻めの薬であるミノキシジルを組み合わせた治療を提案してもらえます。フィナステリドやデュタステリドで薄毛の進行を食い止めつつ、ミノキシジルで頭皮の血流改善と毛包刺激を行うことで、治療の効率を高められるでしょう。
オンライン診療なら、医師が症状や体質を確認したうえで、最適な薬剤バランスを処方してくれるため、安全性を確保しながら治療を続けられます。オンライン診療の特性を活かし、通院の負担なく自分の好きな場所で診察から処方まで完結できる点も魅力です。
フィナロはインドのインタス社が製造するAGA治療薬で、プロペシアのジェネリック医薬品ですが、日本国内では医薬品として承認されておらず、AGA治療への使用は適応外です。有効成分であるフィナステリドが抜け毛の原因となるDHTの生成を抑え、乱れたヘアサイクルを正常化することで薄毛の進行を食い止めます。
フィナロを服用する際は、性欲減退やED、肝機能障害などの副作用に注意が必要です。また、女性や子どもが服用したり、錠剤に触れたりすることは禁じられています。
安全に治療を進めるためには、個人輸入ではなく医師の処方を受けるのがおすすめです。オンライン診療のレバクリなら、守りの薬と攻めの薬を組み合わせ、医師のサポートのもとで安心して効率的な対策を進められます。